ウィル・オ・ザ・ウィスプ

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kusari13

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ウィル・オ・ザ・ウィスプ

注意事項

この界異の情報はノベル/泥中散華、未だ遠くの核心的なネタバレを含みます。ご注意ください。



基本情報

仮想全高 10m
仮想質量 0g
存在規模 五号級
穢装等級

ステータス

ステータスを任意に記述していただくことができます。
存在強度 A/ただし、強引な手法を取る場合
疑似知覚 A/蒼炎の広がる範囲全般
穢装出力 A
空間機動力 D/浮遊するが機敏には動けない
知能 不明

概要

 宙に浮かぶ巨大な蒼炎の姿をしている界異。近年のハロウィンにて一度だけ存在が確認された。
 その穢装は甚大な熱量を誇る熱波として波及し、近くの物体を溶かしながら蒼炎へと包み込み、可能な限りどこまでも延焼を広げていく。
 この蒼炎は『物理法則に従う炎』と『穢れによって成り立つ超常の炎』の二つの側面を兼ね備えており、これによって物理的・霊的問わずに燃やすことが可能となる。また、その二つの側面は相補的に存在を成立させており、『物理的な燃焼条件の阻害』と『穢れの浄化』を同時に行わなければ消火することが叶わない。
 上記の性質をウィル・オ・ザ・ウィスプ本体も兼ね備えている上に、本体から蒼炎を分離させて攻撃に用いて来たり、延焼している蒼炎を一気に爆発させて周囲を焼き尽くしたり、燃え広がる蒼炎から熱や穢れを吸い取って自身を回復させる行動を取る。ウィル・オ・ザ・ウィスプは顕現と同時に周囲を一気に燃焼させ環境を整えるため、単純な火力による祓滅はあまり現実的ではない。
 また、蒼炎によって焼け死んだ人間はその身を狂暴な焔口に変貌させるため戦闘時の横やりにも注意。総じて、蒼炎が広がれば広がる程に脅威を増す界異であると言える。

 数多の見立てを重ねて成立した界異であるからか、祓滅直前にさらに見立てを用いて異なる界異へと変化を遂げようとしていたという報告がある。現場の祓魔師達の奮闘によってその場での祓滅に成功したため詳細は分かっていないが、恐らくは『炎をかざす幽霊の界異』としてハロウィンの怪物達に纏わる能力を多数兼ね備えたモノになっていた可能性が高い。

その起源

 ウィル・オ・ザ・ウィスプはある呪詛犯罪者が『ハロウィン』に纏わる伝承を用いて製造した界異であり、基本的に自然発生することはない。また、ハロウィンの夜という限定的なタイミングでしか成立せず、その製造にはいくつもの過程を踏む必要がある。
 人間の子供、十二人。ただそれだけの素材で五号級に至る界異を生み出せたのはそれらが一種の儀式として長大迂遠であったこと、またハロウィンというイベントが日本において広く認知されるようになったことが原因だと考えられる。

 そのため、現世に初めてウィル・オ・ザ・ウィスプが顕現したタイミングはごくごく最近であり、境界対策課でさえその詳細を把握できていない。

推奨対処法

 まともに戦っていてはその身に纏う炎熱でまともに近づけず、延焼する炎によって加速度的に状況が悪化することが目に見えている。よって、早期の段階で対炎熱攻性結界『アメノオハバリ』を始めとした対鬼火系界異に特化した手段を用意し、延焼した炎ごと一息に始末することが求められる。


関連ページ

権利者と合意が取れている場合は、関連する組織、キャラクターや界異、祭具・用語のページリンクを張ることができます。(任意)

権利情報

権利情報は全ての項目を必ず記入するようにしてください。
権利者 クサリ
コンタクト先 https://x.com/kusari13
他作品での使用範囲 自由にご使用ください
登場作品 ノベル/泥中散華、未だ遠く
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