悲鳴嶼行冥

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#image(kimetsu-result12.jpg,height=400,title=岩の訓練も達成した、それに加えて里での正しき行動、私は君を認める…) &font(22,b,i,black){「我ら鬼殺隊は百世不磨 鬼をこの世から屠り去るまで…」} 漫画『鬼滅の刃』の登場人物。苗字が若干難読だが「ひめじま ぎょうめい」と読む。 アニメの担当声優は[[杉田智和>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:杉田智和|]]氏。&link_anchor(*1){*1} 鬼殺隊の最高戦力である「柱」の一角にして最年長27歳の「岩柱」。 身長220cm、体重130kgという日本人離れした体格の大柄な青年で、盲目のため常に瞳孔が見えない白目、 ならびに隊服の上に羽織った「南無阿弥陀仏」と書かれた羽織が特徴。 彼の父親は流行り病で亡くなり、母親は出産の時に亡くなったため、 身寄りがなく寺育ちだった境遇の持ち主で、数珠を手に念仏を唱えることが多い。 また、やたら涙脆く、些細な事ですぐに涙を流す。 初登場回の柱合会議では連行された[[竈門炭治郎]]の言い分を聞こうともせず、 彼を人を喰わせながら鬼の妹を匿っていたと一方的に決め付け、 &b(){「なんとみすぼらしい子供だ可哀想に。生まれて来たこと自体が可哀想だ」&br()「鬼に取り憑かれているのだ。早くこの哀れな子供を殺して解き放ってあげよう」} と酷く傲慢で独善的な発言を見せ、さらに鬼殺隊当主の産屋敷耀哉が炭治郎を庇う姿勢を見せた際も、 「承知しかねる」と真っ先に反対するなど、読者からの印象は非常に悪いものであった (それだけ身内が鬼になった時に親族が外道に堕ちてしまった案件が数限りなくあり、  竈門兄妹がレアケース極まる事の裏返しではあるのだが)。 ただし潔白が証明された後、炭治郎のせいで場が笑いに包まれそうになった際は、 他の柱達数名と同じように身震いしながら吹き出さないよう耐えるユーモラスな様子を見せたり、 [[猗窩座]]との戦いの末に死んだ[[煉獄杏寿郎]]の訃報を聞いた際は、涙ながらに念仏を唱えるなど、 決して無情な人物ではないことも描写されていた。 炭治郎が彼と本格的に交流を持ったのは、登場からかなり経過した柱稽古編である。 [[刀鍛冶の里の戦い>半天狗]]で炭治郎が[[竈門禰󠄀豆子]]より里の人間の命を優先したことを鬼殺隊の剣士として「正しき行為」と認める発言をするが、 炭治郎は一瞬妹と里の人間の命を天秤にかけて決断できなかった、禰󠄀豆子が後押ししたからこその結果と正直に告白し、 自分が正しい道を選べるのはいつも誰かが助けてくれたからで簡単に認められては困ると反論する。 しかし、取り繕うことなく正直に話す炭治郎をもはや疑っていないと改めて悲鳴嶼は語る。 「判断が遅い」というような叱責が来ると思っていた炭治郎は悲鳴嶼が自分を責めない理由が分からず困惑するが……。 #region(過去) 悲鳴嶼は元々は上記の通り両親と早くに死別した天涯孤独の身で、盲目でありながら[[身寄りのない子供達を育てていた寺で働いていた>悠久山安慈]]。 だがある日、悲鳴嶼の言いつけを守らず日が暮れても戻らなかった[[一人の子供>獪岳]]が鬼に遭遇し、 彼は自分が助かるために寺にいた悲鳴嶼と八人の子供たちを食わせると提案。 悲鳴嶼が住んでいた地域は鬼の脅威の伝承が根強く残っており、夜は必ず藤の花の香炉を焚いていたが、 その子供が香炉の火を消し鬼を寺に招き入れた。 結果、子供達は悲鳴嶼の言いつけを聞かず外に出ようとして、そんな彼の言葉を聞いた一番幼い沙代という少女以外は全員殺されてしまった。 何としても沙代だけは守らねばと奮起した悲鳴嶼は鬼に戦いを挑み、夜が明けるまで鬼の頭を殴り潰し続け、 呼吸も何も使わない素手の力だけで鬼を日の出まで食い止め続けたのであった。 かくして朝になり鬼は塵となって消え失せ、寺には悲鳴嶼と沙代、そして子供達の亡骸だけが残っていた。 だが、そのせいで鬼が存在した事を証明できず、さらに唯一子供の中で生き残った沙代が、 &b(){「あの人は化け物」「みんなあの人がみんな殺した」と話したことで悲鳴嶼が犯人として扱われ投獄されてしまった。} 幸いにも事件を知った産屋敷耀哉が動き、産屋敷の力によって死刑囚の身の上から解放されて鬼殺隊に入隊したが、 この過去の経緯から警戒心や猜疑心が強い性格となり、 鬼だけでなく子供に対しても「無邪気で無垢だからこそ、無情で無慈悲である」と厳しい見方をするようになったのである。 ただし、炭治郎にこの一件を話した時も言いつけを聞かずに死んだ子供達を守れなかったことに対する後悔が滲み出ていた他、 自身に冤罪を着せる発端を作った沙代に対しても、四つの子供であの緊迫した状況の中で気が動転してしまったが故だろうと理解は示しており、 本質的には情に厚い人物だった事が窺える。 一方で、同時に「せめて沙代にだけは、ありがとうと言って欲しかった」「その一言さえあれば救われた」とも述懐しており、 人格者である彼であってもそれだけ尾を引く程のトラウマ、鬼への憤り、人間不信を根付かせた出来事であった。 竈門兄弟への態度も上記の通り彼らが前代未聞の存在だったので当然ではあるが、 事前知識がない&これらの過去を経た悲鳴嶼視点から見れば、子供が独善で鬼の妹を人を喰わせながら匿っていたように見えても仕方なかったのである。 ……&b(){ただし、悲鳴嶼はその過去の悲劇にて大きな思い違いをしていた。} まず、沙代が言った「あの人」というのは寺に侵入した鬼を指しており、決して悲鳴嶼が子供達を殺したなどとは思っていなかった。 しかし真犯人である鬼の死体は消滅し、沙代はPTSDでまともに話せなくなってしまったため、 周囲は沙代は悲鳴嶼が殺したと言っているかのように解釈してしまったのである。&b(){当事者の悲鳴嶼も含めて。} 沙代は十四歳になった本編時点でも不本意にも悲鳴嶼に濡れ衣を着せてしまう形になってしまった事を悔いており、謝りたいと思っているのだという。 さらに、当時沙代以外の子供が悲鳴嶼の指示を聞かなかった件を彼は盲目の大人など頼りにならないと考えたためと解釈していたがそれも大きな間違い。 彼らがこのような行動を取ったのは目が見えない悲鳴嶼を心配し守ろうと、武器代わりの農具を取りに、助けを呼びに行こうとしていたためである。 子供達は決して我が身可愛さから逃亡したのではなく、盲目故に最もこの状況で危険な立場であった敬愛する悲鳴嶼を危険を顧みず助けようとしたのだ。 しかし、残酷ながら死人に口なし。子供達は全員鬼に殺され、沙代の一件や身代わりに差し出した子供の事を知り大きな猜疑心を抱いた悲鳴嶼には、 その事実を思い当たることはおろか、知れる機会にさえ恵まれなかったのである。 そんな悲鳴嶼であったが、柱稽古を通じて炭治郎の正直(過ぎる)人柄に触れ、 壮絶な過去話を聞き涙を流す炭治郎の頭を撫でながら、かつて子供達を撫でていた昔を思い出しつつ、 穏やかな様子で課題を達成した彼に合格を言い渡した。 猜疑心から出会った当初は炭治郎に独善的な慈悲としか言えない態度を取ってしまった悲鳴嶼であったが、 この時に見せた顔こそ猜疑心に捕らわれる前の、悲鳴嶼の本質だったと思われる。 #endregion 彼の武器は刀ではなく&b(){鉄球と片手斧を鎖鎌のように鉄鎖で連結}した異形の武具であり、 それを鬼殺隊最高のフィジカルを更に物理特化した「岩の呼吸」でブーストして振り回すという、 &b(){パワー×パワーの超脳筋特化仕様}である。 また、全集中の呼吸とは系統の異なる、スポーツ選手のルーティーンのように、 特定の動作により高い集中状態を生み出す「反復動作」という技術も体得している。 加えて[[鎖の擦れ合う音をエコーロケーションのように利用する事で盲目の不利をカバーする>デアデビル]]テクニカルさも持ち合わせる。 負けず嫌いな性格の[[嘴平伊之助]]をして「鬼殺隊最強」と言わしめ、それを聞いた炭治郎も悲鳴嶼だけ匂いが全然違う(=規格外)とも発言している。 &b(){[[「設定上最強」>ゾフィー]][[「巨漢」>牡牛座のアルデバラン]][[「怪力」>ガッツマン]]「武器が[[鉄球>チャン・コーハン]]と斧」「地属性」「悪い第一印象」と、&br()少年漫画のお約束におけるかませ犬・やられ役要素の見本市}のようなキャラクターにも拘らず、 //「盲目」は「盲目と油断したら強かった」じゃね? 本当に鬼殺隊最強戦力で頼りになる人物として最終決戦まで生き残り続けた事で読者の意表を突いた。 &s(){「絶対最初に脱落するぞこいつ(=こいつが生きてる間は誰も死なんやろ)」と皆思っていた中、&br()とても死にそうには思えなかった煉獄さんが頓死する不意打ち展開で余計衝撃を与えたとも言える} &s(){……まあ、それでもキャラ人気のほうはやっぱり他の真っ当に美形美少女な柱の面々とかに食われがちなのだが。&br()中の人の杉田氏も自虐気味にキャラグッズの売り上げ格差をネタにしているほどである。かなしみ} ---- **MUGENにおける悲鳴嶼行冥 『[[JUS>ジャンプスーパースターズ]]』風[[ドット>ドット絵]]を用いた[[MUGEN1.0以降>新バージョンmugenについて]]専用の[[ちびキャラ]]が2体公開中。 #region(sanji_66氏製作) -sanji_66氏製作 #image(Gyomei.gif,title=私の訓練は完了した…よくやり遂げたな……) 最初に作られた悲鳴嶼。 当身カウンター技やハイパーアーマーになる技など重量感のある性能が特徴だが、 見た目とは裏腹に突進技のスピードは遅くはなく、棘鉄球を振り回す技も持つなど攻撃範囲も優秀。 超必殺技では片手斧で相手を連続で斬った末に鉄球で打ちのめす。 [[AI]]もデフォルトで搭載済み。 |DLは下記の動画のコメント欄から&br()&youtube(https://youtu.be/haTthXS5Oos){320,240}| #endregion #region(VegettoMods Z氏製作) -VegettoMods Z氏製作 上記のsanji_66氏のキャラの改変版。 スプライトにいくつか手が加えられている他、エフェクト差し替えや不死川実弥との連携技の追加、 超必殺技が[[カットイン]]付きで鎖を振り回し、両端の武器で攻撃する技に変更されているなどの差異がある。 AIもデフォルトで搭載済み。 |DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/JWTl7Hxhma0){320,240}| #endregion ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[悲鳴嶼行冥],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[悲鳴嶼行冥],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[悲鳴嶼行冥],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 余談だが、『無限列車編』が上映された際に『銀魂』の作者である空知英秋氏が&b(){「柱の中にスパイを送り込んだ」}とコメントしており、 杉田氏が『銀魂』の主人公である[[坂田銀時]]を演じているためか、ファンの間でスパイ扱いされていたりする。 後に公開された『銀魂ザ・ファイナル』では入場者特典として空知氏の描いた『鬼滅の刃』のイラストカードが配布されたが、 その絵柄は主人公の炭治郎+鬼殺隊の「柱」達で全10種……という中、悲鳴嶼の枠&b(){のみ}、彼のコスプレをした坂田銀時が描かれていた。 &s(){まあ『銀魂』関連では神楽の兄、神威の中の人は煉獄さん役の[[日野聡>アインズ・ウール・ゴウン]]氏でもあるし、伊黒小芭内も沖田総悟役の[[鈴村健一>デスティニーガンダム]]氏だけどね} ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:杉田智和|,ジャンプヒーロー,斧使い,鎖付き鉄球,盲目,スカーフェイス,黒髪
#image(kimetsu-result12.jpg,height=400,title=岩の訓練も達成した、それに加えて里での正しき行動、私は君を認める…) &font(22,b,i,black){「我ら鬼殺隊は百世不磨 鬼をこの世から屠り去るまで…」} 漫画『鬼滅の刃』の登場人物。苗字が若干難読だが「ひめじま ぎょうめい」と読む。 アニメの担当声優は[[杉田智和>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:杉田智和|]]氏。&link_anchor(*1){*1} 鬼殺隊の最高戦力である「柱」の一角にして最年長27歳の「岩柱」。 身長220cm、体重130kgという日本人離れした体格の大柄な青年で、盲目のため常に瞳孔が見えない白目、 ならびに隊服の上に羽織った「南無阿弥陀仏」と書かれた羽織が特徴。 彼の父親は流行り病で亡くなり、母親は出産の時に亡くなったため、 身寄りがなく寺育ちだった境遇の持ち主で、数珠を手に念仏を唱えることが多い。 また、やたら涙脆く、些細な事ですぐに涙を流す。 初登場回の柱合会議では連行された[[竈門炭治郎]]の言い分を聞こうともせず、 彼を人を喰わせながら鬼の妹を匿っていたと一方的に決め付け、 &b(){「なんとみすぼらしい子供だ可哀想に。生まれて来たこと自体が可哀想だ」&br()「鬼に取り憑かれているのだ。早くこの哀れな子供を殺して解き放ってあげよう」} と酷く傲慢で独善的な発言を見せ、さらに鬼殺隊当主の産屋敷耀哉が炭治郎を庇う姿勢を見せた際も、 「承知しかねる」と真っ先に反対するなど、読者からの印象は非常に悪いものであった (それだけ身内が鬼になった時に親族が外道に堕ちてしまった案件が数限りなくあり、  竈門兄妹がレアケース極まる事の裏返しではあるのだが)。 ただし潔白が証明された後、炭治郎のせいで場が笑いに包まれそうになった際は、 他の柱達数名と同じように身震いしながら吹き出さないよう耐えるユーモラスな様子を見せたり、 [[猗窩座]]との戦いの末に死んだ[[煉獄杏寿郎]]の訃報を聞いた際は、涙ながらに念仏を唱えるなど、 決して無情な人物ではないことも描写されていた。 炭治郎が彼と本格的に交流を持ったのは、登場からかなり経過した柱稽古編である。 [[刀鍛冶の里の戦い>半天狗]]で炭治郎が[[竈門禰󠄀豆子]]より里の人間の命を優先したことを鬼殺隊の剣士として「正しき行為」と認める発言をするが、 炭治郎は一瞬妹と里の人間の命を天秤にかけて決断できなかった、禰󠄀豆子が後押ししたからこその結果と正直に告白し、 自分が正しい道を選べるのはいつも誰かが助けてくれたからで簡単に認められては困ると反論する。 しかし、取り繕うことなく正直に話す炭治郎をもはや疑っていないと改めて悲鳴嶼は語る。 「判断が遅い」というような叱責が来ると思っていた炭治郎は悲鳴嶼が自分を責めない理由が分からず困惑するが……。 #region(過去) 悲鳴嶼は元々は上記の通り両親と早くに死別した天涯孤独の身で、盲目でありながら[[身寄りのない子供達を育てていた寺で働いていた>悠久山安慈]]。 だがある日、悲鳴嶼の言いつけを守らず日が暮れても戻らなかった[[一人の子供>獪岳]]が鬼に遭遇し、 彼は自分が助かるために寺にいた悲鳴嶼と八人の子供たちを食わせると提案。 悲鳴嶼が住んでいた地域は鬼の脅威の伝承が根強く残っており、夜は必ず藤の花の香炉を焚いていたが、 その子供が香炉の火を消し鬼を寺に招き入れた。 結果、子供達は悲鳴嶼の言いつけを聞かず外に出ようとして、そんな彼の言葉を聞いた一番幼い沙代という少女以外は全員殺されてしまった。 何としても沙代だけは守らねばと奮起した悲鳴嶼は鬼に戦いを挑み、夜が明けるまで再生する鬼の頭を殴り潰し続け、 呼吸も何も使わない素手の力だけで鬼を日の出まで食い止め続けたのであった。 かくして朝になり鬼は塵となって消え失せ、寺には悲鳴嶼と沙代、そして子供達の亡骸だけが残っていた。 だが、そのせいで鬼が存在した事を証明できず、さらに唯一子供の中で生き残った沙代が、 &b(){「あの人は化け物」「みんなあの人がみんな殺した」と話したことで悲鳴嶼が犯人として扱われ投獄されてしまった。} 幸いにも事件を知った産屋敷耀哉が動き、産屋敷の力によって死刑囚の身の上から解放されて鬼殺隊に入隊したが、 この過去の経緯から警戒心や猜疑心が強い性格となり、 鬼だけでなく子供に対しても「無邪気で無垢だからこそ、無情で無慈悲である」と厳しい見方をするようになったのである。 ただし、炭治郎にこの一件を話した時も言いつけを聞かずに死んだ子供達を守れなかったことに対する後悔が滲み出ていた他、 自身に冤罪を着せる発端を作った沙代に対しても、四つの子供であの緊迫した状況の中で気が動転してしまったが故だろうと理解は示しており、 本質的には情に厚い人物だった事が窺える。 一方で、同時に「せめて沙代にだけは、ありがとうと言って欲しかった」「その一言さえあれば救われた」とも述懐しており、 人格者である彼であってもそれだけ尾を引く程のトラウマ、鬼への憤り、人間不信を根付かせた出来事であった。 竈門兄弟への態度も上記の通り彼らが前代未聞の存在だったので当然ではあるが、 事前知識がない&これらの過去を経た悲鳴嶼視点から見れば、子供が独善で鬼の妹を人を喰わせながら匿っていたように見えても仕方なかったのである。 ……&b(){ただし、悲鳴嶼はその過去の悲劇にて大きな思い違いをしていた。} まず、沙代が言った「あの人」というのは寺に侵入した鬼を指しており、決して悲鳴嶼が子供達を殺したなどとは思っていなかった。 しかし真犯人である鬼の死体は消滅し、沙代はPTSDでまともに話せなくなってしまったため、 周囲は沙代は悲鳴嶼が殺したと言っているかのように解釈してしまったのである。&b(){当事者の悲鳴嶼も含めて。} 沙代は十四歳になった本編時点でも不本意にも悲鳴嶼に濡れ衣を着せてしまう形になってしまった事を悔いており、謝りたいと思っているのだという。 さらに、当時沙代以外の子供が悲鳴嶼の指示を聞かなかった件を彼は盲目の大人など頼りにならないと考えたためと解釈していたがそれも大きな間違い。 彼らがこのような行動を取ったのは目が見えない悲鳴嶼を心配し守ろうと、武器代わりの農具を取りに、助けを呼びに行こうとしていたためである。 子供達は決して我が身可愛さから逃亡したのではなく、盲目故に最もこの状況で危険な立場であった敬愛する悲鳴嶼を危険を顧みず助けようとしたのだ。 しかし、残酷ながら死人に口なし。子供達は全員鬼に殺され、沙代の一件や身代わりに差し出した子供の事を知り大きな猜疑心を抱いた悲鳴嶼には、 その事実を思い当たることはおろか、知れる機会にさえ恵まれなかったのである。 そんな悲鳴嶼であったが、柱稽古を通じて炭治郎の正直(過ぎる)人柄に触れ、 壮絶な過去話を聞き涙を流す炭治郎の頭を撫でながら、かつて子供達を撫でていた昔を思い出しつつ、 穏やかな様子で課題を達成した彼に合格を言い渡した。 猜疑心から出会った当初は炭治郎に独善的な慈悲としか言えない態度を取ってしまった悲鳴嶼であったが、 この時に見せた顔こそ猜疑心に捕らわれる前の、悲鳴嶼の本質だったと思われる。 #endregion 彼の武器は刀ではなく&b(){鉄球と片手斧を鎖鎌のように鉄鎖で連結}した異形の武具であり、 それを鬼殺隊最高のフィジカルを更に物理特化した「岩の呼吸」でブーストして振り回すという、 &b(){パワー×パワーの超脳筋特化仕様}である。 また、全集中の呼吸とは系統の異なる、スポーツ選手のルーティーンのように、 特定の動作により高い集中状態を生み出す「反復動作」という技術も体得している。 加えて[[鎖の擦れ合う音をエコーロケーションのように利用する事で盲目の不利をカバーする>デアデビル]]テクニカルさも持ち合わせる。 負けず嫌いな性格の[[嘴平伊之助]]をして「鬼殺隊最強」と言わしめ、それを聞いた炭治郎も悲鳴嶼だけ匂いが全然違う(=規格外)とも発言している。 &b(){[[「設定上最強」>ゾフィー]][[「巨漢」>牡牛座のアルデバラン]][[「怪力」>ガッツマン]]「武器が[[鉄球>チャン・コーハン]]と斧」「地属性」「悪い第一印象」と、&br()少年漫画のお約束におけるかませ犬・やられ役要素の見本市}のようなキャラクターにも拘らず、 //「盲目」は「盲目と油断したら強かった」じゃね? 本当に鬼殺隊最強戦力で頼りになる人物として最終決戦まで生き残り続けた事で読者の意表を突いた。 &s(){「絶対最初に脱落するぞこいつ(=こいつが生きてる間は誰も死なんやろ)」と皆思っていた中、&br()とても死にそうには思えなかった煉獄さんが頓死する不意打ち展開で余計衝撃を与えたとも言える} &s(){……まあ、それでもキャラ人気のほうはやっぱり他の真っ当に美形美少女な柱の面々とかに食われがちなのだが。&br()中の人の杉田氏も自虐気味にキャラグッズの売り上げ格差をネタにしているほどである。かなしみ} ---- **MUGENにおける悲鳴嶼行冥 『[[JUS>ジャンプスーパースターズ]]』風[[ドット>ドット絵]]を用いた[[MUGEN1.0以降>新バージョンmugenについて]]専用の[[ちびキャラ]]が2体公開中。 #region(sanji_66氏製作) -sanji_66氏製作 #image(Gyomei.gif,title=私の訓練は完了した…よくやり遂げたな……) 最初に作られた悲鳴嶼。 当身カウンター技やハイパーアーマーになる技など重量感のある性能が特徴だが、 見た目とは裏腹に突進技のスピードは遅くはなく、棘鉄球を振り回す技も持つなど攻撃範囲も優秀。 超必殺技では片手斧で相手を連続で斬った末に鉄球で打ちのめす。 [[AI]]もデフォルトで搭載済み。 |DLは下記の動画のコメント欄から&br()&youtube(https://youtu.be/haTthXS5Oos){320,240}| #endregion #region(VegettoMods Z氏製作) -VegettoMods Z氏製作 上記のsanji_66氏のキャラの改変版。 スプライトにいくつか手が加えられている他、エフェクト差し替えや不死川実弥との連携技の追加、 超必殺技が[[カットイン]]付きで鎖を振り回し、両端の武器で攻撃する技に変更されているなどの差異がある。 AIもデフォルトで搭載済み。 |DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/JWTl7Hxhma0){320,240}| #endregion ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[悲鳴嶼行冥],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[悲鳴嶼行冥],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[悲鳴嶼行冥],sort=hiduke,100) } //***出演ストーリー ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 余談だが、『無限列車編』が上映された際に『銀魂』の作者である空知英秋氏が&b(){「柱の中にスパイを送り込んだ」}とコメントしており、 杉田氏が『銀魂』の主人公である[[坂田銀時]]を演じているためか、ファンの間でスパイ扱いされていたりする。 後に公開された『銀魂ザ・ファイナル』では入場者特典として空知氏の描いた『鬼滅の刃』のイラストカードが配布されたが、 その絵柄は主人公の炭治郎+鬼殺隊の「柱」達で全10種……という中、悲鳴嶼の枠&b(){のみ}、彼のコスプレをした坂田銀時が描かれていた。 &s(){まあ『銀魂』関連では神楽の兄、神威の中の人は煉獄さん役の[[日野聡>アインズ・ウール・ゴウン]]氏でもあるし、伊黒小芭内も沖田総悟役の[[鈴村健一>デスティニーガンダム]]氏だけどね} ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:杉田智和|,ジャンプヒーロー,斧使い,鎖付き鉄球,盲目,スカーフェイス,黒髪

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