「百鬼夜行連合学院、百花繚乱紛争調停委員会───御稜ナグサ。
この力は、みんなを守るためにある」
祭り・イベントなどの観光業活動を主体とする百鬼夜行連合学院に所属する3年生で、
他学園の風紀委員や自治組織に相当する、選りすぐりのエリートのみが在籍を許される「百花繚乱紛争調停委員会」の副委員長。
委員長の七稜アヤメとは幼馴染の関係で、現在は行方知れずの彼女に代わり代行を務める。
とある事情から右腕があまり自由が利かず、普段は包帯を巻いて羽織で隠している。
しかし、片腕が使えずともその実力はアヤメを除けば同学園で最強クラスの一角で、
実際大雪原に現れた色彩の尖兵を一人で処理している。
さながら雪女のように色白な美少女で、寡黙な性格なのも相まってクールビューティーな印象を受けるが、
自尊心が低く優柔不断な性格で、自らも痛感する程の依存体質があり、
リーダーシップを発揮するよりも誰かに付き従う方が安心するタイプ。
幼馴染に陽キャでナグサ以上のスペックを持つアヤメがいたことも、劣等感を刺激して自身を過小評価する要因であった。
加えて口下手、無表情な所も陰気さに拍車をかける原因となっている。
普段他人に与える超然とした印象も「アヤメという超人に釣り合うため」の理想的な外面と本人は語っており、
内心ではそんな自分への嫌悪と周囲の期待によるプレッシャーに苛まれ続けていた。
ある意味、現在の連邦生徒会が連邦生徒会長という傑物中の傑物を失った後、先代の影響を引きずっている会長代理が、
何も決められず現状維持に汲々としているせいで連邦生徒会全体が機能不全に陥っている構図と全く同じとも言える。
また、先代委員長を失った事件のトラウマに縛られ、自分を偽り続ける副委員長というので、
ホシノとも印象がだぶる。
ていうか、キヴォトスには能力は優秀だが口下手で感情や本音を出すのが苦手な不器用なトップ陣が多すぎるんだって!
一方で自身を「美人なところしか取り柄がない」「無表情系美少女」と臆面もなく評したり、
好物の焼き鳥、特にねぎまに目が無かったりと妙な所で天然な部分も備えている。
+
|
ネタバレ注意 |
実はアヤメが百花繚乱編の主要敵である花鳥風月部によって「黄昏」とよばれる領域の向こう側に送られた現場に居合わせており、
その際助けようとしたナグサも右手を黄昏に“持っていかれた″ため、
肘から先が黒ずんでミイラのように細ってしまい、形こそ残っているが十全に機能しなくなった。
また、時折痛みをもたらすようにもなった。
後輩であるユカリの実家・勘解由小路家と関わりのあるリクを名乗る医者曰く、
失くした腕は「黄昏」に放置されているとのことで、腕を取り戻さない限りずっとナグサを苛み続け、
しかも時間経過で癒えることはないどころか、時間が経てば経つほどに侵食し、
やがて腕からナグサの身体全体蝕み続けてしまい、いかなる処置も対症療法にしかならないとされていた。
百花繚乱編2章は実質ナグサが主人公となっており、北部自治区でのクズノハとの接触を経て右腕を取り戻し、
これまで目を逸らし続けてきた過去の自分自身と「アヤメ」に向き合うこととなる。
|
固有武器は、百花繚乱シナリオの中で印象的に扱われた百花繚乱の正統継承者の証「百蓮」。
ベースとなっている銃は、日露戦争の頃に日本軍で主力小銃として使用された三十年式歩兵銃と見られる。
歴代委員長に代々大切に受け継がれてきた百蓮には無数の傷と補修痕があり、紡がれてきた歴史と想いを物語っている。
また、ユカリやキキョウといった同委員会所属生徒の制式ライフルは、その改良型の三八式歩兵銃がベースとなっているあたりにも、
委員会としての歴史の繋がりを感じさせる。
原作中の性能
「私は……演じ続ける。御稜ナグサという役を……!」
振動/弾力型(紫単色)の後衛アタッカー。武器種はSR(スナイパーライフル)。
単発高火力型で、パッシブなどに会心率上昇や振動特効付与効果が並んでいる上、
固有武器を解放するとそこに更にダメージ上昇が上乗せされる。
更に、EXスキル「桜花爛漫」は相手のHPが多い程威力に補正がかかり、最大でダメージが3倍に増加するという、
大物喰い向きの特性まで持つ。
単発型は一発一発の攻撃の会心率が露骨に火力に響くので、強キャラの条件は備えている……のだが、
振動属性は後発で追加された属性という事もあって変に尖った性能の生徒が多いのに加え、
属性問わず活躍出来る痴女水着ハナコという現環境における大正義枠まで存在するため、
強いは強いのだが相対的に見ると余り強くないという、ある意味ナグサらしいポジションに定着しそうな空気がある。
MUGENにおける御稜ナグサ
藍灯篭氏の製作した
MUGEN1.1専用キャラが公開されている。
ダウンロードにはパスワードが必要だが、ブルアカをプレイしていれば特定は難しくはない。
銃身を振り回す近接攻撃や銃撃の飛び道具で戦う。
固有システムとして画面下に銃弾ゲージがあり、これが0になると一部技が使えなくなる。
なお銃弾は特殊技「リロード」で補充可能。
超必殺技「桜花爛漫」は原作を再現して敵の体力が多いほどダメージが大きくなる。
AIも簡易的なものがデフォルトで搭載済み。
「…この銃は、資格がなければ持つことができないもの。」
「そう──これを御稜ナグサが持つ、意味。先生なら、分かっていると思う。」
「それでも…任せてくれるのなら…信じてくれるのなら。」
「私も、全力で足搔いてみるよ。」
出場大会
最終更新:2025年08月01日 11:20