ソードライバーのライトシェルフにブレイブドラゴンワンダーライドブックを装填し、火炎剣烈火を引き抜く事で変身するセイバーの基本形態。
ワンダーブックには炎・水・雷・土・音など 様々な色で属性分けがされており、異なる色であればワンダーライダー形態
(前述のドラゴンヘッジホッグピーターもワンダーライダー)。
同系統の色を読み込ませればそれだけ剣の属性が強まり(剣の属性+○冊とカウント)、強化される。
3冊まで読み込めるのは火炎剣烈火・水勢剣流水・雷鳴剣黄雷のライトシェルフのみ。
ブレイブドラゴンワンダーライドブックとキングオブアーサーワンダーライドブックで変身する派生形態。
キングオブアーサーはワンダーライドブックの中でも特に強力な力を秘めており、
火炎剣烈火に加えて召喚した巨大剣「キングエクスカリバー」を用いて戦える他、
巨像キングオブアーサーを降臨させる事ができる。
キングオブアーサーが光臨すると、キングエクスカリバーだけではなく ワンダーブックを読み込んだ変身者も武器として扱う。
カリバー相手に初抜刀した時に飛羽真は「アーサー王は仲間である円卓の騎士達を信じた」と言ってるけど、 原典からしてドロッドロの人間関係なのは触れてあげない方がいいか
アヴァロンで入手したワンダーライドブック状のアイテムがセイバーの意思に同調し変化した
「ドラゴニックナイトワンダーライドブック」で変身した形態。
全身が光り輝く白銀の甲冑を纏った騎士のような外見へと変化しており、
龍の顔を模したガントレット型の武装速読器「ドラゴニックブースター」を備え、
右側の赤いボタンを押して口部分を展開し、ワンダーライドブックをリードする事で様々な能力を発揮できる。
この形態の覚醒には、上記のルナの干渉があった事が示唆されている。
サウザンベースで秘匿されていた禁書「プリミティブドラゴンワンダーライドブック」と既存のワンダーライドブックを使用し変身する暴走フォーム。
禁書事態がファンタジー作品でよくある「呪いのアイテム」であり、アイテムそのものに自我が宿っている類で、
変身者は表紙の「スペルバインディング」の効果により、ライドブックに宿るプリミティブドラゴンの意思で意のままに操られてしまう。
プリミティブドラゴンワンダーライドブック自体が一部判読不能に陥っているため、ワンダーライドブックの力の解放が不完全な状態にあるが、
失われた伝承の空白域を補うように既存のワンダーライドブックの力を強制的に引き出す「プリミティブハンド」を利用し、
強引な変身を可能にしている。
不完全体とはいえ既存の形態を遥かに上回るスペックを持つが、火炎剣烈火を持ち手ではなく刀身を鷲掴みにして振るうなど、
その戦い方は剣士のそれとはかけ離れたケダモノ的なものである。
本来は敵幹部であるストリウスがサウザンベースに潜入した際に禁書を入手し、諸事情で鉢合わせた飛羽真を相手にその力を実験しようとしたが、
ストリウスには制御できず、禁書はその場にいた飛羽真を一方的に所有者に選び、
戦いの度にその身体を乗っ取っては敵味方の区別なく襲い掛かるようになる。
上位互換のエレメンタルプリミティブドラゴン入手以降は出番が無かったが、
最終回で孤立無援の状態で奈落に叩き落された飛羽真を自発的に救出。
それまで暴走扱いだった変身者の意思にかかわらず身体を操作する特性がまさかの形で飛羽真を救うことになり、
世界の崩壊に伴うワンダーライドブックの消失現象からは逃れる事は出来なかったが、
この際に飛羽真を生き永らえさせた事が後の逆転劇に繋がる一手となった。
本作の中間形態。
「プリミティブドラゴンワンダーライドブック」に加えて、飛羽真が即興で創作したプリミティブドラゴンの伝承の続編から誕生した、
「エレメンタルドラゴンワンダーライドブック」を併用する事で変身する。
プリミティブドラゴンのもたらす圧倒的な物理的スペックはそのままに、エレメンタルドラゴンの四元素の力が追加され制御を可能にしただけでなく、
「エレメンタル」の名の通り聖剣が元々持つ炎を操る力が大幅に強化された他、水、風、土属性の攻撃を放つ事が可能になり、
さらに自身の身体をエレメント化して自動で攻撃を回避する事も可能となっている。
映画『不死鳥の剣士と破滅の本』に登場。
バハト/仮面ライダーファルシオンが所持する「破滅の本」から出現した2匹の白と黒のドラゴンと、
ブレイブドラゴンがクロスしたことで融合変化して形成された「エモーショナルドラゴンワンダーライドブック」で変身する形態。
劇中の描写から2匹のドラゴンは破滅の本を悪用する者へのセーフティ的な存在であることが示唆されており、
破滅の本を利用しようとした仮面ライダーファルシオンに対して絶大な特攻効果のある形態となっている。
劇場版限定形態かと思われたが、本編でバハトが登場したことに伴い、この形態も作中で使用された。
特徴的な黒い盾は『 仮面ライダーフォーゼ』に登場したシールドモジュールの流用で、
塗装のリペイント以外は当時のプロップがほぼそのまま使われている模様。
最強形態。
火炎剣烈火を中心に11の聖剣全ての力を集約することで誕生した新たな聖剣「刃王剣十聖刃」を用いて変身した形態で、
カラーリングが夜空のような色模様になっている以外は、ブレイブドラゴンとそっくりな容姿をしており、
前作の最強形態である仮面ライダーゼロツー同様シンプル方向のデザインとなっている。
刃王剣十聖刃は聖剣の力を引き出す事に特化している為、ワンダーライドブックを読み込む「シンガンリーダー」は備わっていないが、
代わりに聖剣や属性の力を無効化してしまう無銘剣虚無を除く、10本の聖剣の力を全て行使可能であり、
さらに創造力豊かな変身者であれば全知全能の書を制御する力を発揮することができ、
これにより因果律に干渉して、万物に宿る無限の可能性や、新たな物語の創造へと繋がる因果を自在に手繰り寄せることも可能。
劇中では敵の攻撃で破壊された街を、世界規模で破壊が起きなかった事象へ書き換える所業をいとも簡単に実行している。
また、ドライバー自体は聖剣ソードライバーを使用しているため、
ブレイブドラゴンに他のワンダーライドブックを組み合わせて更なる派生形態となることも可能。
劇中ではストームイーグル、西遊ジャーニーのブックを用いた「クリムゾンセイバー(コンボは特装版)」や、
ブレイズのライオン戦記、エスパーダのランプドアランジーナと組み合わせた「フィーチャリングセイバー(コンボは豪華三冊)」を披露した。
ただしブレイズとエスパーダは変身に必要なワンダーブックを貸している為、変身しているのが飛羽真だけという やや残念な状態に。
カラーリングを除けばゼロツー以上に初期形態のコンパチに見える容姿だが、
その特徴的な模様は機械的な塗装ができず、全身の模様を職人が手描きで描いたとのことで、
美術班はこのスーツを作るのに相当な労力を強いられたらしい。
『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』で登場したフォーム。
『ゼンカイジャー』のゼンカイザーと合体した奇跡のフォームであり、容姿もゼンカイザーを彷彿とさせるものになっている。
過去に スーパー戦隊の力を使った事例はあれど、スーパー戦隊に関連するフォームは史上初。
こちらは経緯的に正真正銘の劇場版限定フォームである。
ちなみに、最終決戦で出現した多くのヒーロー達は謎の少年の描いた絵と、
ゼンカイザーと融合してワンダーライドブックになる前の飛羽真が書き上げた本により出現している。
乱戦時に 似てない声で決め台詞としては微妙なセリフを一部のヒーロー(特にスーパー戦隊側)は言っていたが、
その原因の半分は飛羽真由来ということになる…。
最終回に登場した形態。
名前の由来は主題歌『ALMIGHTY〜仮面の約束』から。
ゼロワンのリアライジングホッパーと同じく基本形態のブレイブドラゴンと同じ姿をしており、
ルナを媒介に炎・水・雷・風・土・音の聖剣の力を集結させて飛羽真が紡ぎ出した新たなる全知全能の書、
「ワンダーオールマイティワンダーライドブック」で変身する。
その力はクロスセイバーをも上回り、
全ての物語系のライドブックの力を宿し、必要に応じてそれらのブックの力を自在に引き出す事が可能なだけでなく、
ソードライバーを介して仲間に全知全能の力を伝播させて強大なバフを与えることができる。
ワンダーオールマイティワンダーライドブックは世界の終わりまで記された既存の全知全能の書と異なり、
作り手である飛羽真の手により新たな物語が綴られた場合を想定した余白が存在しており、
これにより「無限の可能性」を人間の想いから生み出す特性を備えている。
既存の全知全能の書に書かれた内容を追記・改変することは絶対にできず、
そこに書かれた「世界の滅亡」という不可避の結末を止める事も不可能なはずであったが、
世界を書き換える力で滅亡を水際で阻止して繋ぎ止めた刃王剣十聖刃と、新たな全知全能の書であるワンダーオールマイティライドブックの力を合わせて、
未完の続編を執筆して新しいワンダーワールドを構築することでまず世界の安定を実現。
さらに旧ワンダーワールドの消滅やアルターライドブック生成によって消された人々の物語も一つ残らず書き直すことで、
戦いの末に犠牲になったユーリなども含めて、一度滅亡した世界を文字通り全て「元に戻した」のである。
結末の決まった物語を「自分が続きを書く」という文豪ならではの形で覆した存在である。
なお、この紹介だけ見るとさらっと作ったように見えるが、
- 聖剣が全てでなくてもある程度揃えば全知全能の書の目次録にアクセスできると二代目仮面ライダーカリバーが証明していた
- プリミティブドラゴンの一件で飛羽真が新たなワンダーライドブックを作る術を得ていた
- 既存の全知全能の書と直結する刃王剣十聖刃を使用したことで飛羽真がその力に触れていた
- ワンダーワールドの力を制御できるルナが自らの意思で飛羽真に力を貸した
という、序盤から終盤までの過程で積み重ねた出来事で得た知識と経験のどれが欠けても誕生しなかった奇跡の形態で、
セイバーの物語の集大成に相応しい存在である。
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