お市

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#region(史実のお市) >お市の方(おいちのかた 1547年生月日不明 - 1583年6月14日) >戦国時代の女性。市姫とも小谷の方とも称される。 >父は尾張国の武将織田信秀、母は側室、または正室(継室)の土田御前で、[[織田信長]]の妹にあたる。 >兄・信長の命により近江の浅井長政と結婚し、織田家と浅井家は同盟を結ぶ。 >信長が浅井氏と関係の深い越前の朝倉義景を攻めたため、浅井家と織田家の友好関係は断絶。 >しかし、長政と市の夫婦関係は周りが羨むほど仲睦まじかったという。 > >長政の自害後は茶々(淀殿)、初、江の三人の娘とともに織田家に引き取られるが、長男は殺害され、次男も出家させられる。 >信長没後の1582年に柴田勝家と再婚するが、勝家が秀吉と対立した末に賤ヶ岳の戦いで敗れ、勝家と共に越前北ノ庄城内で自害した。 > >戦国一の美女と賞され、信長が最も可愛がった妹であったと伝わる。さらに聡明な人物であったとも伝えられている。 >両端を縛った袋を届けて浅井家による攻撃(挟み撃ち)を信長に伝えた逸話や、 >豊臣秀吉没後の関ヶ原の戦い、そして大坂の陣による織田家と豊臣家の没落は、お市の命による茶々の策謀とする説もあり、 >信長も「市が男だったなら、良き武将となったであろう」と評価している。 > >[[秀吉>豊臣秀吉]]を毛嫌いしており、賤ヶ岳落城の最に柴田勝家は脱出するよう勧めるも、お市はこれを拒否して命運を共にしたと言われている >これは、猿顔の醜男である秀吉を嫌ったとも、彼が成り上がりの農民であったからとも、長男万福丸を信長の命令を受けた秀吉に磔にされたから(万福丸を秀吉が殺害したと言う資料は無い)とも言われている >逆に秀吉自身は彼女に熱烈な好意を抱いており、後に茶々(淀殿)を側室に迎えたのは三姉妹の中で彼女が一番市に似ていた為と言われている >ただ、庇護を受ける秀吉に娘たちを頼むよう書状を書いたり、信長没後、実質的な最高権力者へと上り詰めた秀吉が、市を自らの側室にする事無く柴田勝家との再婚を仲介したと言う事実もあり、本当に不仲であったかは不明(不仲であった信憑性も低いし、仲が良かったと言う信憑性も低い) > >お市は自害する直前、その三人の娘に浅井の血を絶やしてはならぬと諭しており、のちに崇源院として徳川秀忠の正室となった江によって、 >徳川幕府264年の礎となり、現在に至るまで受け継がれている。 > >睦まじい仲であった夫が2度も天下人に対抗して滅亡し、最後は自害した事とその美貌から「薄幸の美女」として作品に登場する際に幸薄いキャラにされることがある。 > >なお、格闘ゲームつながりで言えば、『鬼武者2』に「小谷のお邑」の名前で登場。幻魔王と化した兄・信長の野望を食い止めるべく、[[柳生十兵衛]](隻眼で有名な史実の十兵衛三巌ではなく、その祖父・石舟斎宗厳の青年時代)に力を貸す。 #endregion &image(oichi.jpg,title=にいさまの罪は、市の罪…) *&size(20){&i(){&color(hotpink){「みんな死んでゆく…… これも市のせい……」}}} &image(oichi2.gif,title=そう…みんな死んでくれるのね…) 戦国BASARAシリーズに登場するキャラクター。 キャッチコピーは「&b(){幻妖言惑}」 『戦国BASARA2』から登場するが、プレイヤーキャラとなるのは続編の『戦国BASARA2英雄外伝』から。 『英雄外伝』では[[片倉小十郎]]、夫の浅井長政と共に主役級の扱いを受けている。 CVは『[[マリア様がみてる>マリばと!]]』の[[藤堂志摩子]]や『灼眼の[[シャナ]]』のヘカテー、『[[CLANNAD>伊吹風子]]』の一ノ瀬ことみ等を演じる能登麻美子女史。 OVA版『殿といっしょ』でもお市(と[[この人>長曾我部元親]])役を演じているが 性格は『戦国BASARA』の市とは異なり、極端に臆病な長政に振り回されている。でも夫婦仲は悪くないよ! 「第六天[[魔王]]」と人々から恐れられている[[織田信長]]の妹。 絶世の美女だが、魔王の妹であるということに罪深さを感じ怯えており、内向的かつ自虐的な性格。 常に自分を卑下し、泣いて謝ってばかりいる。口癖は「これも市のせい…」。 その儚くも妖艶な美しさに魅了される者も多く、知らず知らずのうちに己が美貌を利用して、 部下を裏からコントロールする魔性の女としての側面も持つ。長政の正義の為よりも彼女のために戦う兵士も多い。 イメージとして能登女史の代表作の一つである『地獄少女』を意識した演出がなされており、台詞や彼女の第七武器([[藁人形>アリス・マーガトロイド]]の形をした双薙刀「呪恨」)等にもそれが見られる。 しかし、[[信長>織田信長]]に対面したり森蘭丸に挑発されたり大技を撃つ時などには、 人が変わったように高笑いしたり、「是非も無しッ!」「片腹痛いわ!」等と言ったりと、信長と似通った本性が表に出る。 濃姫曰く、「この世でただ一人、真に[[上様>織田信長]]を理解できる者」らしい。 人の幸せを見るのを好まず、[[前田夫婦>前田慶次]]を「どうでもいい」と評している。 また、[[宮本武蔵>暁武蔵]]に面と向かって「市…あなたのこと、嫌い…」と言ったり、 [[伊達政宗]]のことを「市、あの人嫌い…」と言ったりと、内気ながらも意外とはっきりと物を言う。 『英雄外伝』のお市編では蘭丸に慕われており(お市編以外の蘭丸はお市の事を馬鹿にしている)、濃姫からは気にかけてもらっているのだが、 お市としては信長の天下布武を手助けしている二人は気に入らないらしく、濃姫に対し「あなた、どっか行っちゃえばいいのに…」と言っている。 夫の長政のことを深く愛しているのだが、それ故にまた極度に長政に依存している。 しかしそのネガティブな性格が災いし、一緒にいると長政を不幸にしてしまうという思い込みから深く立ち入れず、自らを精神的に追い詰めている。 それでも不器用ながらも長政を一途に慕っており、何かと気を引こうとしたり、 長政の活躍を見て喜んだりと、彼の前では年相応の少女らしい一面を見せることも。 英雄外伝の長政のストーリーでは[[前田夫婦>前田慶次]]に負けず劣らずのラブラブ夫婦っぷりを見ることができる。 その反面、自身のストーリーモードは&b(){とにかく暗い}。 徐々に彼女の心が崩壊していくストーリー展開はシリーズ史上最も陰鬱とも言えるレベルで、深すぎる愛と依存心の強さからくる恐ろしさが垣間見える。 あまりの暗さに『英雄外伝』発売前にプロデューサー自ら「英雄外伝のストーリーは[[小十郎>片倉小十郎]]→お市→長政の順でプレイして下さい」とコメントしている。 |市はただ…咽び泣くだけ…&br()&nicovideo(sm4123449){280,180}||そう…めそめそと泣くな。&br()&nicovideo(sm1659112){280,180}| お市の『英雄外伝』ストーリーのスタッフロールは専用のものが用意されており、エンディングテーマも能登女史が歌う挿入歌『眠れ緋の華』が専用曲として流れる。 彼女の固有技名やストーリーのタイトルはこの曲の歌詞とリンクしているものが多く、第四章の後半で歌詞の一部を口走っている。 &nicovideo(sm4161927) その正反対な二人のストーリーのお陰か英雄外伝でのストーリー人気投票ではお市が4位で長政が5位、 武将人気投票は&b(){二人仲良く12位にランクイン}と、それなりに高い人気を獲得した。(ちなみに戦国BASARA2の時はお市12位、長政21位だった。) このような人気を見てか、浅井夫婦をメインにした&b(){少女マンガ}まで出ている。 ネガティブな部分はやや抑えたほのぼのとした恋愛物になっているため、幸せな二人が見たい方は是非どうぞ。 ちなみに準レギュラーは慶次でさり気に重要な役回りである。素直じゃない長政様にとって有難い友人として登場。 『2』では敵専用武将で、通常攻撃モーションは[[まつ>前田慶次]]の流用だった。 更に明智光秀や[[毛利元就]]と同様に[[味方に攻撃を当てる>味方殺し技]]事が可能だったが、 『英雄外伝』でプレイヤー武将に格上げされると同時に不可能になり、攻撃モーションも固有の物になった。 二つに分離することの出来る&b(){双頭薙刀}を武器として使用する。 能力として[[戦場で死亡した武士たちの怨念を黒い手として具現化し、攻撃に使う>死々若丸]]という特徴的な固有技を持つ。 信長同様に相手の生命力を吸い取ることができるが、発動中は気絶してしまい無防備になってしまう。 ちなみにこの魔の手は無意識で出しているとの事。 #region(3でのお市(ネタバレ注意)) 『3』にもプレイヤー武将として引き続き登場。 ストーリーの前提として浅井家が信長の手により滅ぼされており、その後織田家に連れ戻され、 軍の劣兵として戦へ駆り出される日々を送るなど、ある程度『英雄外伝』のお市ストーリーがベースとなっている模様。 後に光秀が本能寺の変を起こし、これにより信長、濃姫、蘭丸が死亡。 自身は一人戦火から逃れられたものの過酷な現実から逃れるために現世に心のない状態となってしまい、 自身のことも含め様々な記憶を喪失。柴田勝家とは再婚していない。 そして今なお魔王信長を崇める織田軍残党から&b(){第五天魔王}として祭り上げられ、周囲に言われるがまま各地を彷徨っている。 織田軍残党を率いている関係上、家紋は浅井家ではなく織田家のものになっている。&s(){所属武将はほとんど浅井・朝倉だけどな。(一応、史実では浅井・朝倉の一部が織田に寝返ってるので、ある意味正しい。)} 以前は無意識に出していた魔の手を常時操れるようになり、その関係からか薙刀は使えなくなっている。 &nicovideo(sm10936191) 赤ルートでは[[徳川家康>本多忠勝]]の保護を受け、東軍に身を置くことになる。 家康から居場所を与えられ、もう戦わなくても良いと言ってもらえたものの、 また一人になってしまうという不安から、家康を追いかけて再び戦場に出ることになる。 家康のことを「光色さん」と呼んでおり、家康と敵対する石田三成に対して 「あんな人、死んでしまえばいいわ」と呟くなど、居場所を与えてくれた家康のことを一心に慕っている。 最後まで無くした記憶を取り戻すことができなかったお市だが、家康から「そうめそめそと泣いてはいけない」と、 以前長政からよく言われていた言葉を掛けられたお市は、「昔誰かにそう言われた気がする…」と呟く…という、 お市のストーリーにしては救いのあるEDと言えるかもしれない。 一方青ルートでは、周囲の人々を不幸にするお市のことを気に入った大谷吉継によって捕らえられ、 不幸をその身に溜め込む西軍の操り人形として戦場に駆り出されることになる。 三成を「闇色さん」と呼び、赤ルートとは逆に三成の敵である家康のことを嫌っている。 最後には家康を巨大な魔の手で叩き潰し、「不幸が来た」と高笑いして喜ぶ大谷をも手に掛けるという、 赤ルートとは全く正反対の暗いEDになっている。 そして2周目以降にプレイできる新ルートでは、かつて誰よりも恐れていた兄と再会することになる…。 &nicovideo(sm11594404) お市以外の武将で「金ヶ崎の退き口」をプレイすると、お市との戦いの後、 彼女は正気に戻り、信長や濃姫、蘭丸、そして長政のことを思い出す……が、 その直後に天海の手によって斬り捨てられ、第六天魔王復活の為の血肉とされることになってしまう。 どこまでも不幸な人物である。 設定的には西軍所属の武将ではあるものの、慶次と同様にルート次第では東軍にも西軍にもなり得る上、 関ヶ原にも登場しない為、「西軍の武将」という印象はあまり無いかもしれない。 #endregion 余談だが、織田軍随一の精鋭にして筆答家老、お市の第二の夫で前田利家とも親友、そして[[豊臣秀吉]]が明智光秀の次に嫌っていた等の重要な立ち位置から『3』での固有キャラ化も期待された柴田勝家だが、 残念ながら今回も名前だけの雑魚武将のままで、お市とは結婚していない。(仲間にして連れて歩くことは可能) しかも『英雄外伝』のお市や長政のストーリーでは「倒さないと先へ進めない敵」として度々現れるという酷い扱いである。(柴田に限ったことではないが…) それでも、関ヶ原が主軸なのに影も形も名前も出てこない娘達よりはまだましか。 #region(アニメ版では…) 長政と死に別れてしまい、信長の下で泣き暮らす日々を送ることになるが、 長政の亡霊に叱咤を受け、勇気を振り絞って信長に立ち向かう。 しかし説得も虚しく信長の銃撃を受け、最期に長政と戦った[[政宗>伊達政宗]]に感謝しながら息を引き取った。 まさに悲劇の少女と言える存在だったが、安定して美人に描かれているかすがや濃姫と違い、 何故かお市だけ[[作画が>妹尾あいこ]][[安定>タクアン和尚]][[せず>ふたりはプリキュア]]、視聴者からは「これは可愛くない能登」等と言われてしまい、 5話の最後のアップが[[某邪神フィギュア>KOS-MOS]]に似ていた為に邪神の改変AAも作られてしまった。 二重の意味で悲劇である…が、終盤にはアニメスタッフも描き慣れたのか、初期と比べて美人に描かれるようになった。 能登女史の演技も原作とは多少異なり、ゲーム版よりもやや低い声となっている。 ちなみに、銃で撃たれたにしては外傷が見当たらず血も出ておらず、 [[佐助>真田幸村(戦国BASARA)]]がお市の遺体を安土城から運び出したらしい描写もあり、「市は死んでいないのでは?」と推測する人も居るが、 傷がないのはTVの規制または市が女性である故に自主規制した為(濃姫も死亡シーンは描写されず、死体の下半身が映るだけだった)で、 遺体を運び出したのはあのまま放置しておけば崩れた城に埋もれてきちんと埋葬できないからでは、という意見もある。 #region(そしてアニメ二期では…) アニメ二期では廃墟と化した安土城にて夜な夜なすすり泣き、ごめんなさいと繰り返す[[亡霊>西行寺幽々子]]と化していた。 幸村を魔の手で襲って絞め殺そうとする等、まさに怨霊と言える存在だったが、 実はその身を挺して兄・信長の怨念を封じ込めていただけであり、お市自身はなんと普通に生きている生身の人間だった。 信長に撃たれて死んだんじゃなかったのかって? BASARA故是非も無し。 ファンの間では「3同様、小林氏(戦国BASARAシリーズのプロデューサーで能登女史の大ファンで「お市は俺の嫁」)の&s(){職権乱用}圧力」ではないかと噂されている。 能登カワイイよ能登 その後幸村によって信長の怨念が祓われた後、お市は織田軍残党の手によって保護されており、 3の市のストーリーのように『第五天魔王』として祀り上げられるのかもしれない。 //&b(){でも、家康死んでるけどな!!}&s(){松永久秀やお市のように[[死んだと見せかけて、ダメージが完全に回復するまで身を潜めていた>ゼロ(ロックマン)]]というオチがあるかもしれないし。} //同じく信長に撃たれて(しかも&b(){頭を至近距離で})死んだはずの島津義弘も7話で&b(){まさかの再登場}こうなると信長のショットガンが豆鉄砲なのか、それともBASARAキャラは射撃耐性でもあるのか //家康生きてたのでコメントアウト 尚この時、前述の「是非も無し」を口にしている。 ちなみに、TVの規制で死亡シーンや死体の描写ができなかったのか、第一期では生存していた森蘭丸だが、第二期には全く出てきておらず、 今後の出番があるかどうかは不明。 #endregion #endregion *&size(20){&i(){&color(hotpink){「あなたも一度… 死んでみたらいいのに……」}}} ---- **ゲームでの性能 格闘ゲーム『[[戦国BASARA X]]』では「開け根の国(通称:開国)」によるモードチェンジを備えたテクニカルなキャラ。 見た目的に火力の低い非力キャラに見えるが、実際はワンチャンスからの&b(){[[永久]]・即死コン}or連携&b(){10割コン}で勝ちを狙う&b(){戦国一の一発キャラ。} [[BASARA>戦国BASARA X]]界の[[マミヤ]]的存在。でも通常投げはある。しかし[[脱衣KO]]はない。 「拒め緋の渦・陽」での接近拒否の守り、「根の国モード」での画面端連続技などに援軍アタックが絡むと一発が大きい。 基本は中距離~遠距離戦を得意としているが近距離戦を強いられているので今一ダメージを与えられない。 しかし「開け根の国」を発動することにより相手を引き寄せることが可能になってくるのでそこから一気に攻めていきたい。 魔の手モード時間が1R毎に増えれば増えただけ圧倒的に有利になってくる。 #region(開国モードの恐るべき実態) 開国モードを発動すると画面下に表示されているゲージが無くなるまでモード状態が続く。 原作同様に発動中は無防備状態となり、攻撃を受けると元に戻ってしまう。 この開国中の攻撃は当たると状態異常(援軍要請禁止や防御力低下など)が順番に付き、更に[[回復可能体力>ヴァイタルソース]]を超えて回復するHP吸収の効果を持つ。 また、[[BASARA技>超必殺技]]「集え根の夢」を当てても状態異常が付加され、9ヒットほど当てれば以下の全てが付加される鬼畜性能。 表にすると、次のような感じ。 |CENTER:魔|「開け根の国」中の魔の手ゲージ微量回復| |CENTER:攻撃・防禦1/2|文字通り、攻撃力と防御力を半分にする| |CENTER:[[気絶]]1/2|既に溜まっている気絶値をそのまま引継ぎ、上限だけ半分にさせる| |CENTER:ガード削り|通常技にも削りダメージが発生する| |CENTER:&b(){体力吸収}|ダメージを与えるたび&b(){[[ヴァイタルソース]]を超えて体力回復}| |CENTER:要請禁止|&b(){援軍を呼び出せなくする}| 中でも体力吸収は開国中のHP吸収に加算されるため、どんなに体力差があっても一瞬にして状況を逆転させてしまう。 闘劇'10では豊臣秀吉との荒らしキャラ対決がモニター中継され、魔の手ラッシュで体力差を一気にひっくり返す様が会場を沸かせた。 開国中は「戦国胴上げ」や「戦国フリスビー」などと呼ばれる充実した永久・即死コンボを備えており、 &b(){ほぼどこからでも即死のチャンスが訪れる}状況にある。 また上記の援軍要請禁止や防御力低下などの効果により、 お市の永久コンボは&b(){&color(red){本当に[[脱出不能>ロードローラーだッ]]かつ即死であることが多い}}。 更にキャラ限定の永久ガード連携を備えており、ジャストパーフェクトガードへの対応や距離調整、 ミスった時のフォローなど難易度は高いものの、入力が完璧なら何も出来なくなってしまう。 当然そのままガードし続ければガークラして追撃を入れられ、 削りを含めて体力をたっぷり吸収され、全ての状態異常が付与された状態で放り出されるのである。 &nicovideo(sm6387957) これはひどい・・・ #region(ただし……) この開け根の国には、AC版だと非常に致命的なバグがある。(家庭用版では修正済み) &nicovideo(sm3045398) #endregion #endregion 欠点は[[防御力に乏しい>紙]]こと。 ゲーム中最弱の装甲な上に、援軍のLv上昇が遅くゲージ回収も苦手なので切り返しも難しい。 切り札の開国中も、その間ガードができないので常に即死チャンスと共にフルコンを食らい死亡する危険性が存在する。 攻撃も全体的に出が遅いものが多く、ランクとしては中くらいだが、安定して勝つためには相当なやり込みが必要になる。 //使い手としては、 //&b(){「銀河系最強」}の異名を持ち、数々の即死コンボを手足のように使いこなす全一お市使いY.K氏、 //Y.K氏に続くお市使いであり、各種大会で実績を残しているあら市氏、 //闘劇'10では当日切符を獲得し、会場を沸かせたスライディング土下座氏が有名。 //MUGENとは関係ないし、実在の人物をこういった場所で紹介するのはどういった問題を引き起こすかも分からないので一旦コメントアウトします。 &nicovideo(sm7166119) &image(nagamasa.jpg,width=230,title=皆の者、刮目すべし!) **&color(red){「無言・即殺! 悪と無駄口、削除なり!」} 援軍はお市の夫である「 &b(){信義不倒} 」浅井長政(CV.辻谷耕史)。 実直な性格と[[非常に強い正義感>キム・カッファン]]の持ち主で、戦国の世に蔓延る悪を「[[削除>夜神月]]」しようとしている。 しかし一方的に悪と決め付けたり、礼儀正しいというだけで正義扱いしたりと矛盾が多い。 [[どこぞのヒーロー>ウルトラマン]]のようなカラーリングの鎧、[[3分間だけ有効な専用アイテム>ウルトラマン]]、 [[ライダーキック>仮面ライダー1号]]、必殺技や台詞を言う時にいちいち決めポーズを取るなど、特撮ヒーローのようなキャラクター。 妻のお市のことは大切に想っているのだが、その自虐的な態度に苛立ち、 つい「めそめそと泣くな!」「無駄口を叩くな!」と厳しい態度で当たってしまう。[[ツンデレ>白レン]]。 「削除する!」が口癖の為、プレイヤーから必殺削除人と呼ばれることもある。 #region(詳しい設定等) とにかく融通が利かず独善的でもあるため、登場人物の8割近くが様々な理由で悪扱いされている。 長政に悪扱いされない人物は[[幸村と信玄>真田幸村(戦国BASARA)]]、[[忠勝と家康>本多忠勝]]、[[謙信>上杉謙信(戦国BASARA)]]、松永久秀くらいのもので、 例え無駄口を叩かず黙っていても&b(){「何を考えているか分からない。よって悪!(意訳)」}と決め付けられてしまう。 そのような理由もあり、松永久秀と対峙した時には「卿からは矛盾を貰おう」と言われる。何とも的確なコメントである。 (松永は自他共に認める極悪人であり、上記の「礼儀正しい~」に該当するのが彼である。) 『BATTLE HEROES』では暴走っぷりに拍車が掛かっており、お市がツッコミに回るという事態になっている。 [[特撮ヒーロー>仮面ライダー2号]]がモデルだからか、それとも単なる長政の趣味なのか、戦隊物のような傭兵5人組「五本槍」を雇っている。 そのあまりの頑固さと短気さから味方の兵からは「長政様も小魚食べりゃいいのに」などと言われている。 危機に陥った部下達が「長政様、こっちに悪が!!」と正義に固執するその性格を利用して長政を誘導しようとしたりと、 長政に対する態度とお市に対する壊れ物を扱うかのような言動との間に温度差があったりもするが、 しかし、その一方で『英雄外伝』の長政ストーリー序盤における浅井軍は「&b(){長政の良い所をお市に見せる}」 という一点で一致団結し、奮闘するという微笑ましい事になっていた。 お市に厳しく当たってしまうことを本人も気にしているらしく、 [[ザビー]]に「もっと優しくしてあげなさいよ」と言われた時は動揺しつつも「私なりに気を付ける」と答えている。 その後、信長の命令と長政への愛情の間で思い悩み、「自分と一緒にいると不幸になる。だから嫌っても良い」というお市を一喝、 白百合の花を贈って感激されており、何だかんだで相思相愛の夫婦である。 **&color(red){「黙れ、市!貴様がそのような事を気にする必要は……} **&color(red){ 微塵もない!!」} ちなみに長政が敵総大将を勤める唯一のマップ「姉川蹂躙戦」でお市を先に倒すと…。 『英雄外伝』のお市ストーリーを始め、ドラマCDや漫画等のメディア作品でも多くの場合お市と死に別れてしまう。 その為「[[存在自体が死亡フラグ>富竹ジロウ]]」等と言われることも…。 アニメ版でもやはりお市と死に別れてしまうが、最期まで自らの正義と信念を貫いたその生き様に対する評価は高い。 六爪流の[[筆頭>伊達政宗]]と互角以上に戦うなど、誰もが思いもしないほどカッコよく、そして強かった。この戦闘はファン必見ものである。 長政を失った悲しみと絶望から無気力状態となったお市に対し、「思考の停止こそ悪である」という言葉も残している。 しかし原作での彼の[[暴走]]っぷりを知っている原作ファンからは「[[きれいな長政様>ジャイアン]]」と言われたりもしたが、[[何、気にすることは(ry>ウッドロウ・ケルヴィン]] 一応彼の名誉のために付け加えれば、『英雄外伝』で追加された自身のストーリーでは序盤こそやや暴走気味のコメディだが、 中盤以降は自らのこれまでのあり様を見つめなおし真の正義を知る展開が用意されている。このストーリーでの長政の格好よさはファン必見。 ただ、『2』や『BATTLE HEROES』の長政こそ本来の長政である、という意見も少数ながら存在する。 『3』にモブとしてまさかの登場と噂されたが、&b(){黒田長政(黒田官兵衛の息子)}だった。[[チクショウメー!>アドルフ・ヒトラー]] …と思っていたらお市のお楽しみ武器に長政人形として登場。説明文も&b(){思い出せないが、なぜか涙がこぼれる}とやはりお市にとって大切な存在だったようだ。 &s(){&b(){でも、史実では同じ年に死んだはずの同盟相手の朝倉義景が仲間武将として出てるのは内緒}} 原作では序盤で消えてしまう展開が多いため描かれなかっただけで、彼もまだまだ発展途上の武将なのだろう。 #endregion 援軍要請時は地上では[[盾を飛ばして攻撃>キャプテンアメリカ]]。盾の軌道を変えたり、飛ばした盾を停滞させることも可能。 援軍レベルが上がるとヒット数が上昇する。 対空時には上昇しながら刀で斬りつける。発生が早く優秀だがいちいち決めポーズを取るのが玉に瑕。 ホンダムや毛利といった特殊な援軍持ち以外では一番援軍レベルの上昇速度が速い。 しかしお市自身の移動速度が遅かったり、切り返しが貧弱なため、それらの弱点を強化するためにも早めのLv51で呼ぶことが多い。 ---- **MUGENでのお市 MUGENにはおやすみ鯛氏によって製作されたものが一時期ニコろだで公開されていたが、現在は公開されていない模様。 公開されていたものも援軍システムや状態異常付加が再現されておらずβ版となっているが、[[一撃BASARA技>オーモーイーガー]]を含む全ての技が搭載されているので十分に戦える。 [[AI]]は無く、AIパッチの制作をはじめとする一切の改変を禁じられている。 &nicovideo(sm4609198) 他にも海外でお市が公開されている方がいるようだ。作者名不明(「Elecbyte」名義) こちらもβ版で、援軍やAIは搭載していない。[[完成に期待しよう。>wip]] また、[[ナコ月ルル娘]]のレイプレイ発動時などで流れるおどろおどろしい能登[[ボイス]]は、お市のものであったりする。 このため、[[キャラは>アスラ]][[見たことが>エックス]]なくとも[[声だけなら>志々雄真実]][[聞き覚えのある>ウザク]]という人も多いのではないだろうか。 **出場大会 #list_by_tagsearch([大会],[お市],sort=hiduke,100) //''削除済み'' //#list_by_tagsearch([削除済み大会],[お市],sort=hiduke,100) **プレイヤー操作 [[ブリジットと遊撃の旅>ブリジットで世紀末に挑戦]](211より) *&size(20){&color(hotpink){「市、長政様とずっと一緒にいたい…それでもいい?」}} *&size(20){&color(red){「う、うるさい!無駄口を叩くな!あ…当たり前の事を聞くんじゃない!」}}
#region(史実のお市) >お市の方(おいちのかた 1547年生月日不明 - 1583年6月14日) >戦国時代の女性。市姫とも小谷の方とも称される。 >父は尾張国の武将織田信秀、母は側室、または正室(継室)の土田御前で、[[織田信長]]の妹にあたる。 >兄・信長の命により近江の浅井長政と結婚し、織田家と浅井家は同盟を結ぶ。 >信長が浅井氏と関係の深い越前の朝倉義景を攻めたため、浅井家と織田家の友好関係は断絶。 >しかし、長政と市の夫婦関係は周りが羨むほど仲睦まじかったという。 > >長政の自害後は茶々(淀殿)、初、江の三人の娘とともに織田家に引き取られるが、長男は殺害され、次男も出家させられる。 >信長没後の1582年に柴田勝家と再婚するが、勝家が秀吉と対立した末に賤ヶ岳の戦いで敗れ、勝家と共に越前北ノ庄城内で自害した。 > >戦国一の美女と賞され、信長が最も可愛がった妹であったと伝わる。さらに聡明な人物であったとも伝えられている。 >両端を縛った袋を届けて浅井家による攻撃(挟み撃ち)を信長に伝えた逸話や、 >豊臣秀吉没後の関ヶ原の戦い、そして大坂の陣による織田家と豊臣家の没落は、お市の命による茶々の策謀とする説もあり、 >信長も「市が男だったなら、良き武将となったであろう」と評価している。 > >[[秀吉>豊臣秀吉]]を毛嫌いしており、賤ヶ岳落城の最に柴田勝家は脱出するよう勧めるも、お市はこれを拒否して命運を共にしたと言われている >これは、猿顔の醜男である秀吉を嫌ったとも、彼が成り上がりの農民であったからとも、長男万福丸を信長の命令を受けた秀吉に磔にされたから(万福丸を秀吉が殺害したと言う資料は無い)とも言われている >逆に秀吉自身は彼女に熱烈な好意を抱いており、後に茶々(淀殿)を側室に迎えたのは三姉妹の中で彼女が一番市に似ていた為と言われている >ただ、庇護を受ける秀吉に娘たちを頼むよう書状を書いたり、信長没後、実質的な最高権力者へと上り詰めた秀吉が、市を自らの側室にする事無く柴田勝家との再婚を仲介したと言う事実もあり、本当に不仲であったかは不明(不仲であった信憑性も低いし、仲が良かったと言う信憑性も低い) > >お市は自害する直前、その三人の娘に浅井の血を絶やしてはならぬと諭しており、のちに崇源院として徳川秀忠の正室となった江によって、 >徳川幕府264年の礎となり、現在に至るまで受け継がれている。 > >睦まじい仲であった夫が2度も天下人に対抗して滅亡し、最後は自害した事とその美貌から「薄幸の美女」として作品に登場する際に幸薄いキャラにされることがある。 > >なお、格闘ゲームつながりで言えば、『鬼武者2』に「小谷のお邑」の名前で登場。幻魔王と化した兄・信長の野望を食い止めるべく、[[柳生十兵衛]](隻眼で有名な史実の十兵衛三巌ではなく、その祖父・石舟斎宗厳の青年時代)に力を貸す。 #endregion &image(oichi.jpg,title=にいさまの罪は、市の罪…) *&size(20){&i(){&color(hotpink){「みんな死んでゆく…… これも市のせい……」}}} &image(oichi2.gif,title=そう…みんな死んでくれるのね…) 戦国BASARAシリーズに登場するキャラクター。 キャッチコピーは「&b(){幻妖言惑}」 『戦国BASARA2』から登場するが、プレイヤーキャラとなるのは続編の『戦国BASARA2英雄外伝』から。 『英雄外伝』では[[片倉小十郎]]、夫の浅井長政と共に主役級の扱いを受けている。 CVは『[[マリア様がみてる>マリばと!]]』の[[藤堂志摩子]]や『灼眼の[[シャナ]]』のヘカテー、『[[CLANNAD>伊吹風子]]』の一ノ瀬ことみ等を演じる能登麻美子女史。 OVA版『殿といっしょ』でもお市(と[[この人>長曾我部元親]])役を演じているが 性格は『戦国BASARA』の市とは異なり、極端に臆病な長政に振り回されている。でも夫婦仲は悪くないよ! 「第六天[[魔王]]」と人々から恐れられている[[織田信長]]の妹。 絶世の美女だが、魔王の妹であるということに罪深さを感じ怯えており、内向的かつ自虐的な性格。 常に自分を卑下し、泣いて謝ってばかりいる。口癖は「これも市のせい…」。 その儚くも妖艶な美しさに魅了される者も多く、知らず知らずのうちに己が美貌を利用して、 部下を裏からコントロールする魔性の女としての側面も持つ。長政の正義の為よりも彼女のために戦う兵士も多い。 イメージとして能登女史の代表作の一つである『地獄少女』を意識した演出がなされており、台詞や彼女の第七武器([[藁人形>アリス・マーガトロイド]]の形をした双薙刀「呪恨」)等にもそれが見られる。 しかし、[[信長>織田信長]]に対面したり森蘭丸に挑発されたり大技を撃つ時などには、 人が変わったように高笑いしたり、「是非も無しッ!」「片腹痛いわ!」等と言ったりと、信長と似通った本性が表に出る。 濃姫曰く、「この世でただ一人、真に[[上様>織田信長]]を理解できる者」らしい。 人の幸せを見るのを好まず、[[前田夫婦>前田慶次]]を「どうでもいい」と評している。 また、[[宮本武蔵>暁武蔵]]に面と向かって「市…あなたのこと、嫌い…」と言ったり、 [[伊達政宗]]のことを「市、あの人嫌い…」と言ったりと、内気ながらも意外とはっきりと物を言う。 『英雄外伝』のお市編では蘭丸に慕われており(お市編以外の蘭丸はお市の事を馬鹿にしている)、濃姫からは気にかけてもらっているのだが、 お市としては信長の天下布武を手助けしている二人は気に入らないらしく、濃姫に対し「あなた、どっか行っちゃえばいいのに…」と言っている。 夫の長政のことを深く愛しているのだが、それ故にまた極度に長政に依存している。 しかしそのネガティブな性格が災いし、一緒にいると長政を不幸にしてしまうという思い込みから深く立ち入れず、自らを精神的に追い詰めている。 それでも不器用ながらも長政を一途に慕っており、何かと気を引こうとしたり、 長政の活躍を見て喜んだりと、彼の前では年相応の少女らしい一面を見せることも。 英雄外伝の長政のストーリーでは[[前田夫婦>前田慶次]]に負けず劣らずのラブラブ夫婦っぷりを見ることができる。 その反面、自身のストーリーモードは&b(){とにかく暗い}。 徐々に彼女の心が崩壊していくストーリー展開はシリーズ史上最も陰鬱とも言えるレベルで、深すぎる愛と依存心の強さからくる恐ろしさが垣間見える。 あまりの暗さに『英雄外伝』発売前にプロデューサー自ら「英雄外伝のストーリーは[[小十郎>片倉小十郎]]→お市→長政の順でプレイして下さい」とコメントしている。 |市はただ…咽び泣くだけ…&br()&nicovideo(sm4123449){280,180}||そう…めそめそと泣くな。&br()&nicovideo(sm1659112){280,180}| お市の『英雄外伝』ストーリーのスタッフロールは専用のものが用意されており、エンディングテーマも能登女史が歌う挿入歌『眠れ緋の華』が専用曲として流れる。 彼女の固有技名やストーリーのタイトルはこの曲の歌詞とリンクしているものが多く、第四章の後半で歌詞の一部を口走っている。 &nicovideo(sm4161927) その正反対な二人のストーリーのお陰か英雄外伝でのストーリー人気投票ではお市が4位で長政が5位、 武将人気投票は&b(){二人仲良く12位にランクイン}と、それなりに高い人気を獲得した。(ちなみに戦国BASARA2の時はお市12位、長政21位だった。) このような人気を見てか、浅井夫婦をメインにした&b(){少女マンガ}まで出ている。 ネガティブな部分はやや抑えたほのぼのとした恋愛物になっているため、幸せな二人が見たい方は是非どうぞ。 ちなみに準レギュラーは慶次でさり気に重要な役回りである。素直じゃない長政様にとって有難い友人として登場。 『2』では敵専用武将で、通常攻撃モーションは[[まつ>前田慶次]]の流用だった。 更に明智光秀や[[毛利元就]]と同様に[[味方に攻撃を当てる>味方殺し技]]事が可能だったが、 『英雄外伝』でプレイヤー武将に格上げされると同時に不可能になり、攻撃モーションも固有の物になった。 二つに分離することの出来る&b(){双頭薙刀}を武器として使用する。 能力として[[戦場で死亡した武士たちの怨念を黒い手として具現化し、攻撃に使う>死々若丸]]という特徴的な固有技を持つ。 信長同様に相手の生命力を吸い取ることができるが、発動中は気絶してしまい無防備になってしまう。 ちなみにこの魔の手は無意識で出しているとの事。 #region(3でのお市(ネタバレ注意)) 『3』にもプレイヤー武将として引き続き登場。 ストーリーの前提として浅井家が信長の手により滅ぼされており、その後織田家に連れ戻され、 軍の劣兵として戦へ駆り出される日々を送るなど、ある程度『英雄外伝』のお市ストーリーがベースとなっている模様。 後に光秀が本能寺の変を起こし、これにより信長、濃姫、蘭丸が死亡。 自身は一人戦火から逃れられたものの過酷な現実から逃れるために現世に心のない状態となってしまい、 自身のことも含め様々な記憶を喪失。柴田勝家とは再婚していない。 そして今なお魔王信長を崇める織田軍残党から&b(){第五天魔王}として祭り上げられ、周囲に言われるがまま各地を彷徨っている。 織田軍残党を率いている関係上、家紋は浅井家ではなく織田家のものになっている。&s(){所属武将はほとんど浅井・朝倉だけどな。(一応、史実では浅井・朝倉の一部が織田に寝返ってるので、ある意味正しい。)} 以前は無意識に出していた魔の手を常時操れるようになり、その関係からか薙刀は使えなくなっている。 &nicovideo(sm10936191) 赤ルートでは[[徳川家康>本多忠勝]]の保護を受け、東軍に身を置くことになる。 家康から居場所を与えられ、もう戦わなくても良いと言ってもらえたものの、 また一人になってしまうという不安から、家康を追いかけて再び戦場に出ることになる。 家康のことを「光色さん」と呼んでおり、家康と敵対する石田三成に対して 「あんな人、死んでしまえばいいわ」と呟くなど、居場所を与えてくれた家康のことを一心に慕っている。 最後まで無くした記憶を取り戻すことができなかったお市だが、家康から「そうめそめそと泣いてはいけない」と、 以前長政からよく言われていた言葉を掛けられたお市は、「昔誰かにそう言われた気がする…」と呟く…という、 お市のストーリーにしては救いのあるEDと言えるかもしれない。 一方青ルートでは、周囲の人々を不幸にするお市のことを気に入った大谷吉継によって捕らえられ、 不幸をその身に溜め込む西軍の操り人形として戦場に駆り出されることになる。 三成を「闇色さん」と呼び、赤ルートとは逆に三成の敵である家康のことを嫌っている。 最後には家康を巨大な魔の手で叩き潰し、「不幸が来た」と高笑いして喜ぶ大谷をも手に掛けるという、 赤ルートとは全く正反対の暗いEDになっている。 そして2周目以降にプレイできる新ルートでは、かつて誰よりも恐れていた兄と再会することになる…。 &nicovideo(sm11594404) お市以外の武将で「金ヶ崎の退き口」をプレイすると、お市との戦いの後、 彼女は正気に戻り、信長や濃姫、蘭丸、そして長政のことを思い出す……が、 その直後に天海の手によって斬り捨てられ、第六天魔王復活の為の血肉とされることになってしまう。 どこまでも不幸な人物である。 設定的には西軍所属の武将ではあるものの、慶次と同様にルート次第では東軍にも西軍にもなり得る上、 関ヶ原にも登場しない為、「西軍の武将」という印象はあまり無いかもしれない。 #endregion 余談だが、織田軍随一の精鋭にして筆答家老、お市の第二の夫で前田利家とも親友、そして[[豊臣秀吉]]が明智光秀の次に嫌っていた等の重要な立ち位置から『3』での固有キャラ化も期待された柴田勝家だが、 残念ながら今回も名前だけの雑魚武将のままで、お市とは結婚していない。(仲間にして連れて歩くことは可能) しかも『英雄外伝』のお市や長政のストーリーでは「倒さないと先へ進めない敵」として度々現れるという酷い扱いである。(柴田に限ったことではないが…) それでも、関ヶ原が主軸なのに影も形も名前も出てこない娘達よりはまだましか。 #region(アニメ版では…) 長政と死に別れてしまい、信長の下で泣き暮らす日々を送ることになるが、 長政の亡霊に叱咤を受け、勇気を振り絞って信長に立ち向かう。 しかし説得も虚しく信長の銃撃を受け、最期に長政と戦った[[政宗>伊達政宗]]に感謝しながら息を引き取った。 まさに悲劇の少女と言える存在だったが、安定して美人に描かれているかすがや濃姫と違い、 何故かお市だけ[[作画が>妹尾あいこ]][[安定>タクアン和尚]][[せず>ふたりはプリキュア]]、視聴者からは「これは可愛くない能登」等と言われてしまい、 5話の最後のアップが[[某邪神フィギュア>KOS-MOS]]に似ていた為に邪神の改変AAも作られてしまった。 二重の意味で悲劇である…が、終盤にはアニメスタッフも描き慣れたのか、初期と比べて美人に描かれるようになった。 能登女史の演技も原作とは多少異なり、ゲーム版よりもやや低い声となっている。 ちなみに、銃で撃たれたにしては外傷が見当たらず血も出ておらず、 [[佐助>真田幸村(戦国BASARA)]]がお市の遺体を安土城から運び出したらしい描写もあり、「市は死んでいないのでは?」と推測する人も居るが、 傷がないのはTVの規制または市が女性である故に自主規制した為(濃姫も死亡シーンは描写されず、死体の下半身が映るだけだった)で、 遺体を運び出したのはあのまま放置しておけば崩れた城に埋もれてきちんと埋葬できないからでは、という意見もある。 #region(そしてアニメ二期では…) アニメ二期では廃墟と化した安土城にて夜な夜なすすり泣き、ごめんなさいと繰り返す[[亡霊>西行寺幽々子]]と化していた。 幸村を魔の手で襲って絞め殺そうとする等、まさに怨霊と言える存在だったが、 実はその身を挺して兄・信長の怨念を封じ込めていただけであり、お市自身はなんと普通に生きている生身の人間だった。 信長に撃たれて死んだんじゃなかったのかって? BASARA故是非も無し。 ファンの間では「3同様、小林氏(戦国BASARAシリーズのプロデューサーで能登女史の大ファンで「お市は俺の嫁」)の&s(){職権乱用}圧力」ではないかと噂されている。 能登カワイイよ能登 その後幸村によって信長の怨念が祓われた後、お市は織田軍残党の手によって保護されており、 3の市のストーリーのように『第五天魔王』として祀り上げられるのかもしれない。 //&b(){でも、家康死んでるけどな!!}&s(){松永久秀やお市のように[[死んだと見せかけて、ダメージが完全に回復するまで身を潜めていた>ゼロ(ロックマン)]]というオチがあるかもしれないし。} //同じく信長に撃たれて(しかも&b(){頭を至近距離で})死んだはずの島津義弘も7話で&b(){まさかの再登場}こうなると信長のショットガンが豆鉄砲なのか、それともBASARAキャラは射撃耐性でもあるのか //家康生きてたのでコメントアウト 尚この時、前述の「是非も無し」を口にしている。 ちなみに、TVの規制で死亡シーンや死体の描写ができなかったのか、第一期では生存していた森蘭丸だが、第二期には全く出てきておらず、 今後の出番があるかどうかは不明。 #endregion #endregion *&size(20){&i(){&color(hotpink){「あなたも一度… 死んでみたらいいのに……」}}} ---- **ゲームでの性能 格闘ゲーム『[[戦国BASARA X]]』では「開け根の国(通称:開国)」によるモードチェンジを備えたテクニカルなキャラ。 見た目的に火力の低い非力キャラに見えるが、実際はワンチャンスからの&b(){[[永久]]・即死コン}or連携&b(){10割コン}で勝ちを狙う&b(){戦国一の一発キャラ。} [[BASARA>戦国BASARA X]]界の[[マミヤ]]的存在。でも通常投げはある。しかし[[脱衣KO]]はない。 「拒め緋の渦・陽」での接近拒否の守り、「根の国モード」での画面端連続技などに援軍アタックが絡むと一発が大きい。 基本は中距離~遠距離戦を得意としているが近距離戦を強いられているので今一ダメージを与えられない。 しかし「開け根の国」を発動することにより相手を引き寄せることが可能になってくるのでそこから一気に攻めていきたい。 魔の手モード時間が1R毎に増えれば増えただけ圧倒的に有利になってくる。 #region(開国モードの恐るべき実態) 開国モードを発動すると画面下に表示されているゲージが無くなるまでモード状態が続く。 原作同様に発動中は無防備状態となり、攻撃を受けると元に戻ってしまう。 この開国中の攻撃は当たると状態異常(援軍要請禁止や防御力低下など)が順番に付き、更に[[回復可能体力>ヴァイタルソース]]を超えて回復するHP吸収の効果を持つ。 また、[[BASARA技>超必殺技]]「集え根の夢」を当てても状態異常が付加され、9ヒットほど当てれば以下の全てが付加される鬼畜性能。 表にすると、次のような感じ。 |CENTER:魔|「開け根の国」中の魔の手ゲージ微量回復| |CENTER:攻撃・防禦1/2|文字通り、攻撃力と防御力を半分にする| |CENTER:[[気絶]]1/2|既に溜まっている気絶値をそのまま引継ぎ、上限だけ半分にさせる| |CENTER:ガード削り|通常技にも削りダメージが発生する| |CENTER:&b(){体力吸収}|ダメージを与えるたび&b(){[[ヴァイタルソース]]を超えて体力回復}| |CENTER:要請禁止|&b(){援軍を呼び出せなくする}| 中でも体力吸収は開国中のHP吸収に加算されるため、どんなに体力差があっても一瞬にして状況を逆転させてしまう。 闘劇'10では豊臣秀吉との荒らしキャラ対決がモニター中継され、魔の手ラッシュで体力差を一気にひっくり返す様が会場を沸かせた。 開国中は「戦国胴上げ」や「戦国フリスビー」などと呼ばれる充実した永久・即死コンボを備えており、 &b(){ほぼどこからでも即死のチャンスが訪れる}状況にある。 また上記の援軍要請禁止や防御力低下などの効果により、 お市の永久コンボは&b(){&color(red){本当に[[脱出不能>ロードローラーだッ]]かつ即死であることが多い}}。 更にキャラ限定の永久ガード連携を備えており、ジャストパーフェクトガードへの対応や距離調整、 ミスった時のフォローなど難易度は高いものの、入力が完璧なら何も出来なくなってしまう。 当然そのままガードし続ければガークラして追撃を入れられ、 削りを含めて体力をたっぷり吸収され、全ての状態異常が付与された状態で放り出されるのである。 &nicovideo(sm6387957) これはひどい・・・ #region(ただし……) この開け根の国には、AC版だと非常に致命的なバグがある。(家庭用版では修正済み) &nicovideo(sm3045398) #endregion #endregion 欠点は[[防御力に乏しい>紙]]こと。 ゲーム中最弱の装甲な上に、援軍のLv上昇が遅くゲージ回収も苦手なので切り返しも難しい。 切り札の開国中も、その間ガードができないので常に即死チャンスと共にフルコンを食らい死亡する危険性が存在する。 攻撃も全体的に出が遅いものが多く、ランクとしては中くらいだが、安定して勝つためには相当なやり込みが必要になる。 //使い手としては、 //&b(){「銀河系最強」}の異名を持ち、数々の即死コンボを手足のように使いこなす全一お市使いY.K氏、 //Y.K氏に続くお市使いであり、各種大会で実績を残しているあら市氏、 //闘劇'10では当日切符を獲得し、会場を沸かせたスライディング土下座氏が有名。 //MUGENとは関係ないし、実在の人物をこういった場所で紹介するのはどういった問題を引き起こすかも分からないので一旦コメントアウトします。 &nicovideo(sm7166119) &image(nagamasa.jpg,width=230,title=皆の者、刮目すべし!) **&color(red){「無言・即殺! 悪と無駄口、削除なり!」} 援軍はお市の夫である「 &b(){信義不倒} 」浅井長政(CV.辻谷耕史)。 実直な性格と[[非常に強い正義感>キム・カッファン]]の持ち主で、戦国の世に蔓延る悪を「[[削除>夜神月]]」しようとしている。 しかし一方的に悪と決め付けたり、礼儀正しいというだけで正義扱いしたりと矛盾が多い。 [[どこぞのヒーロー>ウルトラマン]]のようなカラーリングの鎧、[[3分間だけ有効な専用アイテム>ウルトラマン]]、 [[ライダーキック>仮面ライダー1号]]、必殺技や台詞を言う時にいちいち決めポーズを取るなど、特撮ヒーローのようなキャラクター。 妻のお市のことは大切に想っているのだが、その自虐的な態度に苛立ち、 つい「めそめそと泣くな!」「無駄口を叩くな!」と厳しい態度で当たってしまう。[[ツンデレ>白レン]]。 「削除する!」が口癖の為、プレイヤーから必殺削除人と呼ばれることもある。 #region(詳しい設定等) とにかく融通が利かず独善的でもあるため、登場人物の8割近くが様々な理由で悪扱いされている。 長政に悪扱いされない人物は[[幸村と信玄>真田幸村(戦国BASARA)]]、[[忠勝と家康>本多忠勝]]、[[謙信>上杉謙信(戦国BASARA)]]、松永久秀くらいのもので、 例え無駄口を叩かず黙っていても&b(){「何を考えているか分からない。よって悪!(意訳)」}と決め付けられてしまう。 そのような理由もあり、松永久秀と対峙した時には「卿からは矛盾を貰おう」と言われる。何とも的確なコメントである。 (松永は自他共に認める極悪人であり、上記の「礼儀正しい~」に該当するのが彼である。) 『BATTLE HEROES』では暴走っぷりに拍車が掛かっており、お市がツッコミに回るという事態になっている。 [[特撮ヒーロー>仮面ライダー2号]]がモデルだからか、それとも単なる長政の趣味なのか、戦隊物のような傭兵5人組「五本槍」を雇っている。 そのあまりの頑固さと短気さから味方の兵からは「長政様も小魚食べりゃいいのに」などと言われている。 危機に陥った部下達が「長政様、こっちに悪が!!」と正義に固執するその性格を利用して長政を誘導しようとしたりと、 長政に対する態度とお市に対する壊れ物を扱うかのような言動との間に温度差があったりもするが、 しかし、その一方で『英雄外伝』の長政ストーリー序盤における浅井軍は「&b(){長政の良い所をお市に見せる}」 という一点で一致団結し、奮闘するという微笑ましい事になっていた。 お市に厳しく当たってしまうことを本人も気にしているらしく、 [[ザビー]]に「もっと優しくしてあげなさいよ」と言われた時は動揺しつつも「私なりに気を付ける」と答えている。 その後、信長の命令と長政への愛情の間で思い悩み、「自分と一緒にいると不幸になる。だから嫌っても良い」というお市を一喝、 白百合の花を贈って感激されており、何だかんだで相思相愛の夫婦である。 **&color(red){「黙れ、市!貴様がそのような事を気にする必要は……} **&color(red){ 微塵もない!!」} ちなみに長政が敵総大将を勤める唯一のマップ「姉川蹂躙戦」でお市を先に倒すと…。 『英雄外伝』のお市ストーリーを始め、ドラマCDや漫画等のメディア作品でも多くの場合お市と死に別れてしまう。 その為「[[存在自体が死亡フラグ>富竹ジロウ]]」等と言われることも…。 アニメ版でもやはりお市と死に別れてしまうが、最期まで自らの正義と信念を貫いたその生き様に対する評価は高い。 六爪流の[[筆頭>伊達政宗]]と互角以上に戦うなど、誰もが思いもしないほどカッコよく、そして強かった。この戦闘はファン必見ものである。 長政を失った悲しみと絶望から無気力状態となったお市に対し、「思考の停止こそ悪である」という言葉も残している。 しかし原作での彼の[[暴走]]っぷりを知っている原作ファンからは「[[きれいな長政様>ジャイアン]]」と言われたりもしたが、[[何、気にすることは(ry>ウッドロウ・ケルヴィン]] 一応彼の名誉のために付け加えれば、『英雄外伝』で追加された自身のストーリーでは序盤こそやや暴走気味のコメディだが、 中盤以降は自らのこれまでのあり様を見つめなおし真の正義を知る展開が用意されている。このストーリーでの長政の格好よさはファン必見。 ただ、『2』や『BATTLE HEROES』の長政こそ本来の長政である、という意見も少数ながら存在する。 『3』にモブとしてまさかの登場と噂されたが、&b(){黒田長政(黒田官兵衛の息子)}だった。[[チクショウメー!>アドルフ・ヒトラー]] …と思っていたらお市のお楽しみ武器に長政人形として登場。説明文も&b(){思い出せないが、なぜか涙がこぼれる}とやはりお市にとって大切な存在だったようだ。 &s(){&b(){でも、史実では同じ年に死んだはずの同盟相手の朝倉義景が仲間武将として出てるのは内緒}} 原作では序盤で消えてしまう展開が多いため描かれなかっただけで、彼もまだまだ発展途上の武将なのだろう。 #endregion 援軍要請時は地上では[[盾を飛ばして攻撃>キャプテンアメリカ]]。盾の軌道を変えたり、飛ばした盾を停滞させることも可能。 援軍レベルが上がるとヒット数が上昇する。 対空時には上昇しながら刀で斬りつける。発生が早く優秀だがいちいち決めポーズを取るのが玉に瑕。 ホンダムや毛利といった特殊な援軍持ち以外では一番援軍レベルの上昇速度が速い。 しかしお市自身の移動速度が遅かったり、切り返しが貧弱なため、それらの弱点を強化するためにも早めのLv51で呼ぶことが多い。 ---- **MUGENでのお市 MUGENにはおやすみ鯛氏によって製作されたものが一時期ニコろだで公開されていたが、現在は公開されていない模様。 公開されていたものも援軍システムや状態異常付加が再現されておらずβ版となっているが、[[一撃BASARA技>オーモーイーガー]]を含む全ての技が搭載されているので十分に戦える。 [[AI]]は無く、AIパッチの制作をはじめとする一切の改変を禁じられている。 &nicovideo(sm4609198) 他にも海外でお市が公開されている方がいるようだ。作者名不明(「Elecbyte」名義) こちらもβ版で、援軍やAIは搭載していない。[[完成に期待しよう。>wip]] また、[[ナコ月ルル娘]]のレイプレイ発動時などで流れるおどろおどろしい能登[[ボイス]]は、お市のものであったりする。 このため、[[キャラは>アスラ]][[見たことが>エックス]]なくとも[[声だけなら>志々雄真実]][[聞き覚えのある>ウザク]]という人も多いのではないだろうか。 **出場大会 #list_by_tagsearch([大会],[お市],sort=hiduke,100) //''削除済み'' //#list_by_tagsearch([削除済み大会],[お市],sort=hiduke,100) **プレイヤー操作 [[ブリジットと遊撃の旅>ブリジットで世紀末に挑戦]](211より) *&size(20){&color(hotpink){「市、長政様とずっと一緒にいたい…それでもいい?」}} *&size(20){&color(red){「う、うるさい!無駄口を叩くな!あ…当たり前の事を聞くんじゃない!」}}

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