#image(syaraku.jpg,title=ヒュールルンルン ヒュールルンルン) **&size(30){&italic(){「三つ目族の力を侮るなよ!」}} 週刊少年マガジンで連載された[[手塚治虫>サンダーマスク]]の漫画『三つ目がとおる』の主人公。 アニメ版での声は[[藤田淑子>マミヤ]](24hTV版)、[[伊倉一恵>戦国卍丸]](テレ東版)。 *原作設定 額に眼球のような感覚器官を持つ[[三つ目族>天津飯]][[の末裔>鬼太郎]]の男子中学生。 三つ目族というのは通常の人間を遥かに越える優れた頭脳、様々な超能力を持ち、 額の目を塞がれると知能が幼稚園児並みになってしまうという弱点を持った先住民族である。 如何なる経緯によるものか既に絶滅寸前であり、完全な三つ目族としては写楽が最後の一人。 一応、彼の叔父であるゴブリン伯爵も三つ目族なのだが、三つ目は既に失われてしまっている。 (ただ塞がれてしまっているわけではないので、知能はそのまま残っているようだが……) 一度絆創膏が剥がされて三つ目が表に出てしまうと、プライドが高く傲慢な性格の写楽へと人格が変貌。 三つ目族の超科学と超能力による世界征服を目論む……その性格に見合った思想を持った危険人物となってしまう。 尤もその世界征服も[[毎回予想外のアクシデントが起きて失敗する>ギルガメッシュ]]のだが……。 その為、普段は大きな×印型をした粘着力の強い特製絆創膏で三番目の目を塞がれ、無邪気な幼児のような状態で生活している。 尤も三つ目写楽も完全な極悪人というわけではなく、母親に対しての愛情・恋しさを持った少年であるという描写も多い。 写楽の母親は、病気にかかっていた幼い写楽を医者に託した後、雷に打たれて死んでしまったのだが、 母親の着ていた服を大事にしていたり、和登さんに母親の面影や愛情を求めたり、 懲りずに何度も騒ぎを起こすのも子供が悪戯をするようなもの、という風に受け取れなくも無い。 普段は絆創膏を剥がされそうになったり貼られそうになると激しく拒否するが、 時には自分から剥がそうとしたり、逆に貼られたがったりする描写があったりもする。 この事から三つ目の写楽も、絆創膏の写楽も、お互いの存在を感じていることが見て取れる。 三つ目の写楽の方が絆創膏の写楽より多少背が高く、三つ目の時には学ランをマントのように羽織り、 アニメでは学ランの色も、青から黒へと変化する演出で、人格の切り替えを描写している。 写楽も当然、三つ目人としての能力を全て持っている。 超能力を操り、その優秀な頭脳を駆使してガラクタから[[魔法のような機械を作ったり>ドラえもん]]、 難解な古代文字をすぐに解読出来たり、様々な作戦を組み立てるほか、 画像でも手にしている槍、三つ目族の遺産である&bold(){赤いコンドル}を従えている。 呪文を唱えて呼び出すことで移動手段に使ったり、強力な熱線を発射する兵器として運用したり、 或いは写楽が作った機械や、様々な三つ目の古代遺産のスイッチにも使われる。 最もこれはアニメオリジナル色が強く、原作漫画では槍をワープで呼び寄せる事は無く、 博物館等たまたま近くにあった物を、物理的に呼び寄せると言う方法を使ったくらいであるが。 **&size(23){&italic(){「アブドル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベルエス・ホリマク}} **&size(23){&italic(){ 我とともに来たり 我とともに滅ぶべし!」}} 世界中の古代遺産を飛び回り、その隠された謎を解明していくオカルトチックなストーリーは、 その解釈が既存の学説ではなく&bold(){独自の解釈}であったことに加えて、 当時オカルトブーム真っ盛りであった為、爆発的な人気を獲得することに成功。 『ブラックジャック』共々、人気の低迷していた手塚治虫を救った立役者的な存在なのである。 その能力と作中での描写から&bold(){悪の鉄腕アトム}と称されることもあったりするが、 ヒロインであるところの和登千代子を助ける為に活躍したり、遺跡を悪用しようとする悪い奴を倒したり 何だかんだ言ってヒーローらしい活躍もしているので、主人公としても相応しいキャラクターである。 まあスターシステムで他の作品に登場する際は、悪役になる事が多いのだけど。 #region(特に……) アトムゲーと見せかけた海底超特急マリンエクスプレスゲーもしくはスーパー手塚大戦である 『ASTROBOY 鉄腕アトム アトムハートの秘密』では、人間とロボットとの対立を煽り最終戦争を起こして 世界を破滅させ、その後支配しようとする[[全ての元凶>ラスボス]]として登場。 悪逆非道を地で行く性格と行動で、原作の可愛げなど微塵も無い悪役ぶりを見せている。 何度倒されてもムー大陸に眠る本体が無事なら復活し、魂だけで時空を超えるという超能力で最後の最後までアトムを苦しめた。 最終決戦で敗れた後も本体は無事であったため、ムー大陸にて再起を図るが、偶然そこに居合わせた和登さんによって…… #endregion **和登千代子 『三つ目がとおる』のヒロインで、写楽のクラスメイトの女子中学生。通称「和登さん」。 運動神経抜群で、剣道や古武道を習っており、正義感も強く面倒見も良い為、色んな事に首を突っ込む。 その性格から苛められている写楽を助けることもしばしばで、それ故に三つ目の写楽の引き起こす事件にも巻き込まれていく。 しかし何度も写楽に助けられてるうちに、次第に絆創膏の写楽、三つ目の写楽に恋愛感情を抱いていくように……。 ちなみにお寺の娘さんなのだが、[[住職>タクアン和尚]]であるお父さんからは男女交際を禁じられてたりするので、前途は多難。 どっちの写楽も、性格はちょっとアレだし。 &nicovideo(sm4757218) 余談だが、和登さんは恐らく[[ボ>武内優香]][[ク>キサラ・ウェストフィールド]][[っ>チャムチャム]][[娘>豊田可莉奈]][[キ>タオ]][[ャ>メイ]][[ラ>城門光]][[の>ドロシー・オルブライト]][[始>アルル・ナジャ]][[祖>蒼星石]][[で>月宮あゆ]][[あ>古手梨花]][[る>キノ]]と言われている。&link_anchor(*1){*1} 流石は手塚先生。エロスにも定評がある漫画の神である。 なお、写楽と和登さんは同学年にも関わらず、親子と言っても問題ない位に身長差がある。 まあ漫画だから多少の誇張はあるのだろうけれど、写楽がチビで、和登さんがスレンダーな美少女だからだろう。 スターシステムで他作品に登場した際は実際に親子や姉弟という設定になったこともあった。学生なのに。&link_anchor(*2){*2} ちなみに二人の名前は名探偵シャーロックホームズとその相棒ワトソンをもじったもの。 **……しかし[[どっかで後年聞きそうな設定>武藤遊戯]]ですな。 ***ファラオがとおる! &nicovideo(sm1655494) &nicovideo(sm1055568) 連載開始当初の『遊☆戯☆王』は怪奇物の雰囲気が強く、明らかに『三つ目がとおる』を意識してた節がある。 ただ誤解なきように言っておくと、決して安易な設定のパクりなどでは無く、 気弱の少年から人格が変わり、悪漢を様々なゲームで仕置きしていく……というストーリーは『遊☆戯☆王』独自のものであった。 対する写楽自身は上記の通り、世界征服を目論む悪党でお世辞にも正義の味方だとは言い難い。 後年になってカードゲーム路線に転向したものの、作者含め、初期の頃の雰囲気に愛着がある読者も多い。 #endregion まあとにかく、様々な[[作品>中二病]]や[[キャラ造形>飛影(幽☆遊☆白書)]]の元祖的存在といわれている。流石は手塚先生。 &nicovideo(sm3955916) &nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/nm4919577) あと、別に[[ふたりはプリキュア]]ってわけじゃあない。作曲者が同じなのだ。 &italic(){(以上wikipediaより転載&加筆)} ---- &color(red){&aname(*1,option=nolink){*1}} 正確には『リボンの騎士』のサファイアの方が早いが、彼女は&bold(){“私”}を使う事も多い。 というかそもそも彼女の場合、男と女の心が入れ替わっているだけで、女の子の時はボクと言わない。 なので基本的に全編通して「ボク」を使う千代子の方が、元祖ボクッ子に相応しいだろう。 &color(red){&aname(*2,option=nolink){*2}} 例を挙げると、アニメ『アストロボーイ・鉄腕アトム』では親子としても登場しており、 漫画『ブラックジャック』を原作とした同名アニメでは姉弟という設定で登場している。 ---- **MUGENでの写楽保介 maruhen氏によって製作された、3Dレンダリングの写楽が存在する。 イントロでは和登さんとの掛け合いがある他、 前述の赤いコンドルを振るっての接近戦が主体となる。 また3ゲージ技として、赤いコンドルを用いて[[レムリアの秘密兵器>アル・アジフ]]ソドムを起動。 画面全体に硫黄の炎を降り注がせるという大技を搭載している。 またそこそこ強い[[AI]]も搭載されており、Ver1.00ながらも十二分に実戦に耐えうるキャラクターである。 &nicovideo(sm9773343) かなり完成度が高く、また原作への愛が篭っているので、今後の更新に期待したい。 ***出場大会 [[オールスターゲージ増々トーナメント]] //***出演ストーリー