世代:究極体
タイプ:聖騎士型デジモン
属性:ワクチン種
必殺技:シャイニングVフォース
アルフォースセイバー
特殊技:テンセグレートシールド
ゲーム『
デジタルモンスター』シリーズに登場する、架空の電子生命体デジタルモンスターの一種。
ブイモンの正規進化ルートの究極体で、極めて希少なジョグレスやユニーク種ではない古代種デジモンの究極体にして、
古代デジタルワールドから伝わる、「
ロイヤルナイツ出現の予言」の中だけに登場する伝説上の聖騎士デジモンとされている。
ロイヤルナイツの中でも最速のスピードを持ち、その動きを追える存在は皆無である。
またクロンデジゾイドの中でも希少な存在で最軽量のレアメタル「ブルークロンデジゾイト」の聖鎧に身を包み、
両腕に装備した「Vブレスレット」から武器である「アルフォースセイバー」や盾である「テンセグレートシールド」を展開させて戦う。
初出はデジモンペンデュラムプログレス・ドラゴンズロアで、
続いて漫画『デジモンアドベンチャーVテイマー01』でエアロブイドラモン・ゼロの進化態&最強形態として登場した。
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「古代種デジモン」解説 |
古代種とはデジタルワールド創世記、つまりデジタルワールドが誕生した初期の世界に生息していたデジモン達の総称である。
彼らは平均的な現代のデジモン以上に強大な力を発揮できていたが、同時にそれは古代種達の身体に大きな負荷をもたらし、
それ故に寿命が短いという弊害を抱えていた
( デジメンタル及びアーマー進化は元々そのリスクを補うために開発されたもの)。
このため、古代種デジモンは成長したとしても完全体、大半はそれより前に天寿を全うする者達ばかりで、
ルーチェモンが起こした聖戦の最中に立ち向かった十体のデジモンが 十闘士と化すまで究極体に進化できたデジモンはおらず、
現代デジタルワールドにおいて「古代種の究極体デジモン」は実在したかどうかも分からない伝説として語られている存在のみであった。
これらの設定はメディアミックス作品で概ね共通事項として扱われているのだが、
前述の『デジモンアドベンチャーVテイマー01』ではその原理が、
デジモンが強い感情を抱いた時に身体のデータを書き換える「オーバーライト」という現象で起きるとされている。
古代種は総じて気性が荒いためそのオーバーライトが現代デジモンの比ではない程に激しく、強大なパワーを発揮できるのもそのためだが、
SSDの書き換え寿命の如く、データを頻繁に激しく書き換えられることはデジモンの寿命を大きく縮め、
古代種デジモンが完全体以上に進化した例が伝説、もしくは無いとされているのもこのせいで究極体に到る前に死ぬからである。
実際に、ゼロは オメガモンとの戦いでオーバーライトにより寿命を縮めかねない新技「ドラゴンインパルス」を発現していた。
だが、怒りや憎しみによるオーバーライトが身体を蝕むのとは逆に、喜びや楽しみなど正の感情、
とりわけ「大切なものを守りたい」という強い慈悲の心のオーバーライトは「アルフォース」と呼ばれて通常のオーバーライトと区別され、
オーバーライトのデータを書き換える性質をデータを「再構成」する原理に昇華し、その恩恵で強力な治癒の力を持つだけでなく、
負荷に耐え得る強靭な身体を求めて進化を促す性質がある。
しかし、気性が荒い古代種に慈悲の心を持つ個体はほぼ皆無であり、アルフォースを発現する者はほとんどいなかったが故に、
究極体に進化できる個体が存在しなかった…という設定で古代種の短命と強大な力を論理的に解説している。
そして、ゼロはテイマーである八神太一や仲間達との交流により例外的に古代種ながら慈悲の心を育んだため、
アルカディモン超究極体の戦いで自滅も辞さない覚悟で皆を守ろうと無理な攻撃を続けたことをきっかけに完全にアルフォースに覚醒し、
アルフォースブイドラモンへの進化に到ったのである。
……が、進化したのは最終盤(単行本で言えば最終巻の最初の方)であり、戦ったのもアルカディモン超究極体と デーモン超究極体のみ。
アルカディモンはデーモンの前座のようなものだった事を考えれば、「前座に1勝、ラスボスに1敗、デジモン大会に失格不戦敗」とあまり戦績は良くない。
更にデーモン超究極体戦でアルフォースブイドラモン超究極体に進化したため、この形態での戦闘描写は非常に少ない。
オーバーライトは同作固有の設定だが、そもそも古代種デジモンの究極体が希少という設定は上記の通り『Vテイマー01』以外でも共通であり、
十闘士となったデジモンも最初から究極体だからルーチェモンと戦った訳ではなく、
ルーチェモンからデジタルワールドを守ろうと立ち向かった、つまり強い正の感情を抱いた末に究極体に進化したなど、
オニスモンなど凶暴な古代種もいなかったわけではないが、オーバーライトやアルフォースに近い設定・出来事は『Vテイマー01』以外でも確認されている。
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アニメ『デジモンセイバーズ』ではロイヤルナイツの一員として人類を滅ぼそうとした。
担当声優は
鶴岡聡
氏。
漫画版『デジモンクロスウォーズ』でもロイヤルナイツの一員として登場。
『Vテイマー01』のゼロと同一個体かのような描写が多い。
『デジモンストーリーサイバースルゥース』でもロイヤルナイツの一員として登場。
担当声優は
日比愛子
女史。
ロイヤルナイツが人間を滅ぼすか否かで二派に分かれていたが、アルフォースブイドラモンは穏健派とされていた。
MUGENにおけるアルフォースブイドラモン
Vomon Love氏による、『
JUS』風
ドットを用いた
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラが公開中。
高い機動力や優秀な突進技を備え、遠距離から一気に距離を詰めて制圧する戦いが得意だが、
「シャイニングVフォース」などの
飛び道具も備えており遠距離戦も苦手ではない。
超必殺技は相手を切りつける「アルフォースセイバー」。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2025年02月01日 15:42