ガンダム試作3号機

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ガンダム試作3号機」を以下のとおり復元します。
#image(images.gif,title=コウ・ウラキです。3号機で出ます)

&font(24,b,i,#0b5394){「ガトーーーッ!!」}

-形式番号:RX-78GP03
-全長:140.0m(本体73.0m)
-全高:38.5m
-総重量:453.1t(本体重量:226.4t)
-ジェネレーター出力:38,900kw
-スラスター総出力:377.650kg×6
-装甲材質:ルナ・チタニウム
&i(){(HGUC ガンダム試作3号機デンドロビウム パッケージより引用・改変)}

『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY>機動戦士ガンダム]]』に登場するMS(モビルスーツ)。
一年戦争終結後に連邦軍再建計画の一環として発動された「[[ガンダム]]開発計画」の基に、
アナハイムと共同で極秘開発されたガンダムタイプの1機。パイロットはコウ・ウラキ(CV:[[堀川りょう>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:堀川りょう|]])。
コードネームは、&b(){「デンドロビウム」}。ラン科セッコク属に分類される植物の総称から取られている。

換装システムによる汎用性を追求した1号機、戦術核兵器による殲滅能力を追求した[[2号機>ガンダム試作2号機]]に対し、
3号機は単機で戦況を変え得る「最強の機動兵器」を目指した機体とされる。

操縦管制用のMS「ガンダム・ステイメン」(雄しべ)だけでも当時最高峰の性能を有しているが、
これにアームドベース「オーキス」(塊茎)が合体する事で「デンドロビウム」として完成する。
オーキスは大推力スラスターとIフィールド発生装置、大型ビーム砲、武器コンテナを接続したもので、全長はステイメンの7倍に相当する。
この時代ではまだまだ珍しい全天周囲モニターや機体制御用の特別なOSを採用するなど、内部的にも1・2号機と比べて実験的な機構が多数見られる。

一見、ガンダムが巨大[[モビルアーマー>ビグ・ザム]](MA)のオマケとして付属しているように見えるが、あくまで分類上はMSとされる。
これは[[数年後>Ζガンダム]]に可変MAが開発されるまで連邦軍の兵器区分にMAが存在しなかったのもあるが、
本体はステイメンであり、オーキスはその武装に過ぎないという点も理由として大きい(同様の例として[[Gアーマー>ガンダム]]が存在する)。
しかし異形の姿である事は変わりなく、劇中の整備員からも「これがモビルスーツだって言うのかい!?」と驚かれていた。
そのサイズから出撃ごとの補給や整備を通常のMS用設備で行う事ができず、宇宙空間での船外活動が必須とあれば無理もない反応であろう。
運用コストは実に通常のモビルスーツの100倍にも上るという資料も。

余談だが花としてのデンドロビウムの花言葉は「わがままな美人」。
圧倒的な戦闘能力の代償に、整備性や運用性が極めて劣悪という問題を抱える本機の特徴を端的に皮肉っている…のかもしれない。

#region(兵装一覧)
-メガビーム砲
オーキスの右側面に装備された全長90mのビーム砲。戦艦を一撃で撃沈可能な威力を持つ。
また、長い砲身を槍の如く敵MSに突き刺して接射するという形で使用した事もあり、
これは本機がその見た目に反し、一般のMSに何ら劣らない運動性能を発揮できる事の証左でもある。

-大型ビーム・サーベル
オーキス下部のクローアーム内に搭載された格闘兵装。ステイメンの全高よりも遥かに長いビームの刀身を形成する。
また、クローアーム自体もMSを握り潰すほどのパワーを持っている。

-Iフィールド・ジェネレーター
オーキス左側面に搭載された装備。機体全周にビーム兵器を弾き返すバリアを展開する。
かなり強力な装備だが、実弾火器や格闘攻撃までは防げないため、ノイエ・ジールの有線クローアームで破壊されてしまった。

-マイクロミサイル
オーキス上部の武器コンテナから発射される三角柱型のミサイル。
内部には108発もの小型誘導ミサイルが搭載されており、発動地点付近に猛烈な[[弾幕]]を形成する。
コンテナ内には他にも、大型収束ミサイルや後方迎撃ミサイルなどのミサイル兵器群が搭載されている。

-爆導索
武器コンテナ内に搭載されたワイヤー状の爆薬。
本来は機雷や障害物を除去するためのものだが、敵に絡み付けて拘束した後に爆発させる武器としても転用できる。
劇中ではムサイ巡洋艦を破壊したが、使用時には減速しながら目標周囲を旋回しなければならないなど、運用性には多少難がある。

-ビームライフル、フォールディングバズーカ、フォールディングシールド
武器コンテナ内に搭載されたステイメン用の武装。
ステイメンの前腕部には「フォールディングアーム」と呼ばれる変形伸縮機構が搭載されているため、
オーキスから分離せずとも武器コンテナから取り出し、使用する事が可能。

#endregion

劇中では[[後期主人公機>Ζガンダム]]として扱われており、
コロニー落としを目論むジオン残党軍「デラーズ・フリート」を阻止するため、アルビオン隊が半ば強奪する形で受領した。
連邦軍上層部の政治的判断により孤立した状況の戦闘になるが、皮肉にも「単機による敵陣突撃」というコンセプト通りの戦況で活躍。
コウの宿敵であるアナベル・ガトー少佐が駆るMAノイエ・ジールと激戦を繰り広げるも、コロニー落としの阻止には失敗してしまう。
その後、ジオン残党殲滅のため(まだ宙域に残っていた味方を巻き込む事を承知の上で)放たれたソーラ・システムでオーキスは大破した。
ステイメンは健在だったものの、一連の事件の影響でガンダム開発計画が凍結されたため、その後の行方は不明。

&b(){盛りに盛った武装の数々に埋もれるように人型ロボット(ガンダム)がくっついている}という見た目のインパクトから、
後発の創作に与えた影響は大きく、似たようなコンセプトのロボット(あるいはヒト)は「デンドロビウム」呼ばわりされる事がままある。
MUGEN入りしているものとしては、[[フリーダムガンダム]]のミーティアユニット、[[ガンダムエクシア]]のGNアームズなどが有名。
&s(){それどころかオーキスそのものと合体する[[巨乳幼女>ホーリー=マール]]もいるとか}
&s(){MUGENではやらないが『マンガバース』ではかの[[アイアンマン]]までもが赤と金のオーキスと合体している。}
尤も、デンドロビウム自体がモデルグラフィックスにおける企画作品『ガンダムセンチネル』における「ディープストライカー」という機体を基にした代物である。
当時の情報量を重視したモデルグラフィックスの方向性の極致ともいうべき機体で、あまりの巨大さと複雑さは当時のモデラー達を大いに慄かせた。

また、その巨大さから&b(){ガンプラの大きさも比例して巨大になり、必然的にパッケージの時点で途轍もない大きさになる}。
パーツも複雑で数が多いため、製作技術も必要になる上に完成した暁には&b(){1/144ですら1m超え}のため、一般家庭はまず置き場が無い。
しかし、逆にそれが魅力になっているのか、ファンの間では「いずれ組んでみたい高難易度ガンプラ」の代表格となっている。

SDガンダム外伝では、中世ファンタジー世界に合わせて&b(){「デンドロ」}と&b(){「ビウム」}という二頭の馬で牽引する「装甲馬車オーキス」として登場。

#region(ゲーム作品での活躍)
『vs.』シリーズでは7作目の『ガンダムVS.ガンダム』から参戦。
コストは2000で基本はステイメン状態で戦い、状況に応じてデンドロビウムのパーツを「召喚」して戦うという特異な機体。
バズーカを2連射するメイン射撃(フォールディングバズーカ)、デンドロビウムのミサイルコンテナからミサイルを放つサブ・特殊射撃による、
中距離からの射撃戦を得意とする射撃向け機体で、前衛を務める相方の後ろでこれらの弾を断続的に送り込む戦法が持ち味。
射撃機体の常で接近戦は苦手なものの、爆導索を伝ってレバーを入れた方向に移動する特殊格闘のおかげで距離を取る事は得意なため、
ある程度の逃走・自衛も可能であり、2000コスト射撃寄り機体としては『VSガンダム』『NEXT』共にそこそこの地位を築いていた。

デンドロビウム形態は、『VSガンダム』ではGクロスオーバー(戦場の広範囲を攻撃する、所謂[[超必殺技]])で登場。
戦場を横切り、ヒットすると大ダメージと共に相手を天高く打ち上げる。
続編『NEXT』の家庭用版ではデンドロビウムもBOSSとして参戦し、家庭用追加のボスラッシュルートの大トリを務めた。

『EXTREME VS.』シリーズからはコストが2500に上昇。
『VSガンダム』の「デンドロビウムの武装を召喚して戦う射撃機体」という基本はそのままに、
「メガビーム砲から照射ビームを放つ特殊射撃」「大型マニピュレーターのサーベルで叩き斬る後格闘」など、
さらにデンドロビウムの武装も使えるようになった。
また、『VSガンダム』では不安の残る性能だった格闘も強化され、全体的に「攻撃時間こそ長いものの、初段性能は高い」という調整がなされている。
バーストアタック(覚醒技)は、原作でシーマのガーベラ・テトラを撃破したシーンのアレンジ[[再現技>原作再現]]「零距離メガ・ビーム砲」。
サーベルで相手を打ち上げた後デンドロビウムを装着し、相手をメガビーム砲で突き刺した後に、技名通りゼロ距離からメガビーム砲を叩き込む。

『VSガンダム』同様に豊富な射撃武器を使った射撃戦は得意なものの、『マキシブースト』までは
「耐久力が低い」「爆導索を加味しても自衛能力が低い」などの欠点が大きく、あまり評価は高くなかった。
しかし、シリーズ4作目『マキシブーストON』では全体的に強化された上に、新技のチャージショット「ビームライフル」を得た事で評価は一変。
このビームライフル、[[サザビー]]のチャージショット「ビーム・ショットライフル」同様に動きながら撃つ事ができ、
各種行動をキャンセルして出すと事前に取っていた行動の硬直が上書きされ、直前の行動の慣性を引き継ぎながら落下する。
これにより
「各種行動にCSを仕込む事で相手に先んじて着地して安全を確保する」
「爆導索による後退をCSキャンセルし、射線を正面に作りつつ大きく距離を離す」
などの強力な自衛行動が可能となり、自衛面の弱点が大きく解消。
-これまでのシリーズから引き継いだ、メイン・両サブの弾幕による面制圧
-それらの射撃でブーストを削った後の敵の硬直を刺すのに十分な性能を持つメガビーム砲
-爆導索と各種CSの組み合わせで得た自衛・逃走能力
-攻撃時間以外は、援護機としては優秀な各種格闘
という後衛低コストに必要な要素を殆ど持った強機体へと躍進。
全盛期は多くのプレイヤーに「2500機体はG-セルフと[[ΖΖガンダム]]とこいつだけでいい」と言わしめ、
一度は弱体化されるもののキャラパワーは大きく揺らぐ事なく、『ON』稼働終了まで強機体としてゲームの一線を走り続けた。

…やっぱりというか、次回作『EXVS2』では他の2500コスト帯の強キャラと揃ってかなりの弱体化を喰らい、
一線から退くどころか&b(){2500コストの最底辺争いができる}レベルに強みを奪われてしまった。
後に、他の『ON』時代の強機体共々&s(){釈放}強化を受けて弱機体の地位こそ脱したものの、
その頃の2500コスト帯には全盛期の3号機並み、あるいはそれ以上のヤバい奴らがゴロゴロしていたため、強機体の地位を取り戻すには至らなかった。

『マキシブースト』からはBOSS版のデンドロビウムも復活。当初はIフィールドでビーム無効という強烈な防御力を誇るが、
一定ダメージを与えるとIフィールドジェネレーターが破壊されてIフィールドが張れなくなり、
さらにダメージを与えるとコンテナの片方が吹き飛んでミサイルが弱体化するという、ダメージを受けると弱体化していく珍しい特性がある。
#endregion

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**MUGENにおけるガンダム試作3号機
『Gジェネレーション』シリーズの画像を使ったSTG氏製作のデンドロビウムが存在する。
所謂巨大キャラで常時アーマー。原作のIフィールド再現で一定ライフ以上時は飛び道具無効。
かなりの巨体だが、画面の内外を飛び回るため相手の攻撃を食らうタイミングは意外に少ない。
[[AI]]もデフォルトで搭載されており、ランクは狂中位~最上位。
&nicovideo(sm34407545)

また、これ以外にも『ガンダム・ザ・バトルマスター』のガンダムを改変したと思われる海外製のステイメンも存在する。

***出場大会
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#co(){
''削除済み''

''更新停止中''
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}
//***出演ストーリー

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:堀川りょう|,ロボット,ガンダム,メカ,銃使い,剣使い,デカキャラ,白色

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