#image(beholder.jpg,title=「このロリコンどもめ!」とか言いませんから) TRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(D&D)に登場するモンスター。 球体に巨大な一つ目と口がついており、さらに先端に小さな眼のついた多数の触手を頭頂部につけた異形をしている。 巨大な球体に一つ目、頭頂部に触手、とバックベアードと共通点も多いが全くの別物であるので注意。 (一部ゲームのバックベアードではビホルダーを意識したような能力をつけられる時もあるが、これは後述の事情もあると思われる) 「behold」は「見つめる、注視する」という意味の英語。[[メガオプティックブラスト>サイクロップス]]の掛け声と言えば分かりやすいだろうか。 主な能力は以下の通り。 -巨大な[[一つ目から発せられる>サイクロップス]]魔法無効化光線 全ての魔法が打ち消され、魔法の水はただの水に、魔法の武器はただの武器になる。 D&Dでは強化・補助の魔法の有無で戦闘の難易度が劇的に変化する為、この能力は非常に厄介。 -触手の眼から各種凶悪な光線を発する 石化、分解、即死など。 分解を受けると復活も出来ない。 このように凶悪な能力を持っている上に「この世に自分以上に優れた存在などいない」と本気で考えている傲慢さ、 様々な悪事を実行できる高い知性などから、D&Dの悪役代表と言った扱いを受けている。 そうした性質からよく事件の犯人・黒幕として抜擢される事も多くキャンペーンシナリオのラスボスを務める事もあるほど。 ただし、能力自体はあくまで「視線」によるものなので、視界外にさえ出れば無効化することも出来る。 スーパーファミコンソフト化の際『D&D アイ・オブ・ザ・ビホルダー』とタイトルに入っていたりと、 下手をすれば[[ドラゴン>シン(ダンジョンズ&ドラゴンズ)]]以上に『D&D』を象徴するモンスターといっても過言ではない。 #region(鈴木土下座ェ門) かつての販売元であったTSR社は権利関係で厳しい姿勢をとっていた中、特段このビホルダーについては日本の販売元・新和が厳しく反応していたとのこと。 そのためジャンプの漫画『BASTARD!!』においてビホルダーが登場した際、上述の権利関係からクレームを受けることに。 コミックスでは見た目と名前を変えての登場となり、その際担当の鈴木氏が土下座して謝った事からこの名がついたとされる。 また似たような話として、『FINAL FANTASY』の1作目に登場したビホルダーが、移植版において「イビルアイ」と名前と姿を変えられた事もある。 (参考:[[FF1ビホルダー問題>>http://ifs.nog.cc/xb_lim.at.infoseek.co.jp/ff1/index.html]]) #endregion ---- **ゲームにおけるビホルダー 1996年にCAPCOMが開発したベルトスクロールアクションゲーム『[[ダンジョンズ&ドラゴンズ>ドレイヴン]] [[シャドーオーバーミスタラ>エルフ]]』にもボスモンスターとして登場する。 原作通りの魔法無効化や被攻撃中に割り込む反撃などで、対処法を知らないプレイヤーの数々を全滅させた。 反撃は「4ヒット以上のコンボ」なので、攻撃のヒット数を抑えることで対処可能。 その性質上、どうしても地味でチマチマした戦いを強いられるため、プレイヤーの精神的にもなかなか辛いものがある。 ---- **MUGENにおけるビホルダー procyon氏が制作したビホルダーが存在する。 原作通りの攻撃を行い、相手を睡眠状態にする泡を出したり、自動反撃を行う他、アンチマジックレイで投げ以外の超必殺技を無効化したりする。 適当に技を出す程度の簡易的なAIも標準で搭載されているが、睡眠攻撃など結構凶悪な性能なので、簡易的ながら結構な強さとなっている。 アンチマジックレイは原作通り背後からの攻撃には無力なのだが、シングル戦の場合そこを突くのは難しいだろう。 また、タッグ戦ならタッグ戦で''後ろの方に居座られるだけでキャラによっては詰む''。 ***出場大会 #list_by_tagsearch([大会],[ビホルダー],sort=hiduke,100) ***その他 [[単発!良キャラ発掘絵巻]](part69)