【巨人のドシン】

このページでは【ニンテンドー ゲームキューブ】のゲーム、 巨人のドシン に加え、【64DD】 巨人のドシン1 巨人のドシン解放戦線チビッコチッコ大集合 を解説する。

概要

巨人のドシン


他言語

Doshin the Giant (英語)

ハード

【ニンテンドー ゲームキューブ】

メディア

8cm光ディスク

ジャンル

南国アクション

発売元

任天堂

開発元

パーラム

プロデューサー

宮本茂
三木研次
山内溥(エグゼクティブプロデューサー)

ディレクター

パーラム(飯田和敏)

プレイ人数

1人

発売日

2002/03/14 (日本)

値段

6,800円(税別)

使用ブロック数

40~

同梱物

メモリーカード59

【ニンテンドー ゲームキューブ】向けに発売したゲームソフト。
黄色い巨人の【ドシン】?を操作して「バルド島」の地形を変動させ、そこに現れる島民達と関わっていく。
ドシンは【ジャイン】?へと変身して破壊活動をすることも可能。
一応のエンディングも存在するが、基本的には自由気ままに操作して箱庭世界を好きなように遊んで感じ取るという、飯田和敏が得意とする芸術的で自由度の高い作風となっている。

本作は元々は【64DD】で配信された『巨人のドシン1』をGC向けに移植したものである。(下記に記載)

巨人のドシン1

巨人のドシン1

ハード

【64DD】

メディア

64DDディスク

ジャンル

アゲ・サ・ゲーム南国風

発売元

任天堂

開発元

パーラム

ディレクター

パーラム(飯田和敏)

プレイ人数

1人

発売日

1999/12/11 (日本)

値段

無料(ランドネット会員向けに配布)

大元となった64DD向けの作品。
64DDの目玉タイトルの1本として各雑誌や発表会で長らく公開されており、他の64DD作品とは異なり実際にランドネット会員向けに配布された。
基本的な内容はGC版と同じだが一部の単語やグラフィックが異なる。
地形を「アゲ・サゲ」する操作をウリのゲームとしている。

ストーリー

~ソドルからのメッセージ~

ここはバルド島。地図にも記されていない、
熱帯に浮かぶ島じゃ。この島にはいつのころ
からか語り出された、ある噂があるんじゃ。

そう、巨人が現れるという噂じゃ。

それは、朝、水平線のかなたから現れ、夕日
とともに消えてしまう不思議な巨人じゃ…。
そしてまた次の日、朝日とともに現れるんじゃ。

不思議なところはそれだけではないんじゃ。
島の住民たちの、愛や憎しみの気持ちを吸い
込んで、大きく大きくなっていくんじゃ。

それこそ雲に頭がついてしまうぐらいじゃ。
まあ、次の朝がくれば、巨人は生まれ変わる。
大きさは小さくなって現れるんじゃがの。

どうじゃ、よかったら、巨人になったバルド
島に現れてはみないかの?

地面をつかんで山を作ったり、島民に手を貸
して大きくなったり、歩き回って景色を楽し
んでみたり、思いのままに遊ぶといい。

ワシは朝、太陽とともに水平線のかなたから
巨人が現れるのを待っておるぞ。

ゲームシステム

  • 主な流れ
    ゲームを始めると巨人を操作してバルド島とその周辺海域を好きなように歩き回れる。
    巨人は地形を上げたり下げたりできるので、それを使って島や山を作り出したり、木を移してエネルギーを与えたりして、島民達をコントロールしていく。
    島民達は集まると勝手に集落を築き上げ、更に大きなモニュメントを作り出すこともある。
    たまに災害などのハプニングが起こったりするので、それを食い止める事もできる。
    また、巨人はいつでも悪い心のヘイト巨人(ジャシン)に変身可能で、建物や地形を破壊する事もできる。
    島民たちに好まれたり嫌われたりして感情を稼ぎ、どんどん巨人を大きくして好きなように遊び、夕日が沈むと1プレイが終了。巨人の行動が評価される。
  • 島民の色と文化
    島民たちは帽子や服で4色に分かれており、それぞれ異なる文明を持つ。
    文明によって建てる建物やモニュメントが変わる。
    異なる文化の島民達を巨人の手で交流させる事で新たな変化をもたらす事もできる。
  • モニュメント
    島民達の集落が発展すると作られる建造物。作られる毎にセーブされる。
    全てのモニュメントを作り、超巨大な「バベルの塔」を建造する事が本作のゲーム的な目的にもなっている。
  • 欲求アイコン
    島民達が出すアイコン。上げ下げや木のエネルギーなど、アイコンで示されたものを与えると喜ばれる。この欲求を叶えるかどうかはプレイヤー次第である。
  • 災害
    バルド島には災害が発生する事がある。現場に向かって守るか放っておくかはプレイヤー次第。
    ラブ巨人(ドシン)の上げ下げや、ヘイト巨人(ジャシン)の衝撃波を駆使すればほとんどの災害は止められるが、地震だけはどうすることも出来ない。
  • ボックス
    バルド島にたまに出現する箱。開けると様々なものが出てくる。
  • ゲームオーバー
    何をしてもいい本作だが一応ゲームオーバーの概念もあり、海の端に落ちると世界の果てに消えてゲームオーバー扱いとなってしまう。
  • カンザシ
    GC版で追加された要素。巨人のスタート地点となっており、これを動かす事で次世代の巨人のスタート地点を変えられる。

キャラクター

  • 【ジャシン】?
    ドシンのもう一つの姿。周囲を破壊し尽くす。64DD版では「ヘイト巨人」と呼ばれている。

関連作品

巨人のドシン解放戦線チビッコチッコ大作戦

巨人のドシン解放戦線チビッコチッコ大作戦

ハード

【64DD】

メディア

64DDディスク

ジャンル

シューティングゲーム

発売元

任天堂

開発元

パーラム

ディレクター

パーラム(飯田和敏)

プレイ人数

1人

発売日

2000/05/17 (日本)

値段

3,333円

64DD版『巨人のドシン1』のファンディスク。『巨人のドシン1』がなければ遊ぶことが出来ない。
ランドネット会員向けにオンライン限定で通信販売が行われた。
ゲーム性やストーリーは大きく異なり、チビッコの夢の中で開催されている博覧会で真っ黒いシルエットのチビッコを操作し、コンパニオンの指示に従って『巨人のドシン1』のディスクを入れ、その指示を達成する事で話が進む。
この設計は「アゲ・サゲ」に対する「ダシ・イレ」がコンセプトとなっている。
囚われの巨人に「チッコ」を当てて大きくして脱出させるのが目的で、ハートマークが満タンになるとチビッコが「おねしょ」をして夢から覚めてゲームオーバーとなる。

リンク

余談

  • 「巨人のドシン」は、開発を担当した有限会社パーラムの商標登録となっている。

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最終更新:2023年07月29日 22:45