シャロン=シュル=ソーヌ (Chalon-sur-Saône) はソーヌ=エ=ロワール県の都市。
概要
ソーヌ川北西岸に発達した河港都市で、古代ローマ時代の名称はカビロヌム (Cabillonum)で、6世紀にブルグンド王国の首都となった。のちブルゴーニュ公領となり、13世紀以降は大市の開催都市として繁栄した。 サントル運河の起点であり、18世紀以降は工業都市として発展した。
ノストラダムス関連
『予言集』では単にシャロン (Chalon) として言及されている。
フランスにはよく似た綴りで同じ発音のシャロン=アン=シャンパーニュ (Châlons-en-Champagne, 旧シャロン=シュル=マルヌ Châlons-sur-Marne) もある。
しかし、『予言集』の登場箇所(正篇に限れば
初版に集中している)の文脈および綴り方(シャンパーニュ地方のシャロンは16世紀に Ch
aslons とか Ch
aalons と綴った) を考慮に入れた場合、正篇の3箇所は全てシャロン=シュル=ソーヌとされている。
補遺篇のほうも、近隣の地名とともに登場しているので、シャロン=アン=シャンパーニュの確率は低いだろう。
そうしたことから、『予言集』にはソーヌ川沿い以外のシャロンは出てこないものと見なして差し支えないと思われる。
登場箇所
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最終更新:2014年08月29日 23:52