tare は現代語としては「商品の風袋の目方」「(商品、人、生物学的などの)欠陥、瑕疵」などの意味。
マリニー・ローズはイタリア語の語源に遡っているが、「欠陥、欠点」などの意味を挙げているので、現代語の用法と特に違わない。
中期フランス語では「商品の質の低下ないし重さの目減り」(déchet dans le poids ou la qualité d' une marchandise)、「損害」(dégât)、「欠陥」(défaut)、「痛手」(dommage) などの意味だった。
ピエール・ブランダムールもユゲの辞書に基づき「失うこと、減ること」と注記している。
ベルナール・シュヴィニャールも同じである。シュヴィニャールが同時に指摘しているように、
ジャン=エメ・ド・シャヴィニーは multitude (多数、群衆) と置き換えているが、語源的根拠は不明である。
登場箇所
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最終更新:2012年03月21日 23:13