ローヌ川(le Rhône)は、スイスのアルプス山脈に発し、フランス南東部を流れて地中海に注ぐ河川。全長812 km、うちスイス領は290 km (
レマン湖通過分が72 km)。古代ローマ時代の呼称はロダヌス(Rhodanus)。
流域
アルプス山脈から発し、
レマン湖に流入したあと、再び流れ出てフランス領内に入る。東から西へと流れた後、
リヨンでソーヌ川と合流して南下し、ヴァランス付近でイゼール川、
アヴィニョン付近でデュランス川、ボーケール付近でガルドン川(ガール川)などと合流する。河口付近は肥沃な湿地帯カマルグを形成しており、中世以来、農耕・牧畜などが営まれてきた。なお、カマルグは現在では米作地帯として知られるが、これは20世紀以降のことである。
ノストラダムス関連
プロヴァンス地方に生まれただけでなく、
リヨンの出版業者たちとの結びつきもあった
ノストラダムスにとっては、ローヌ川は親しみのわく大河であったろうと考えられる。その分、『予言集』での登場箇所も多い。
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最終更新:2016年04月15日 23:08