lectoyre

　lectoyreはLectoure（レクトゥール（未作成））の誤記もしくは表記の揺れ。
　ロジェ・プレヴォ、ピーター・ラメジャラー、マリニー・ローズ、リチャード・シーバースなどはこの立場である(*1)。アナトール・ル・ペルチエもテクスト編では単に Lectoure とだけ注記していた(*2)。

　ジャン＝ポール・クレベールは1568年版で小文字であることなどから lectoir として、「読書室」と読める可能性に触れている(*3)。

　チャールズ・ウォードの指摘以来、信奉者の間には、ル・トルセー（Le Torcey）のアナグラムとする説を支持する者たちがいる(*4)。

登場箇所

• 詩百篇第8巻43番

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*1 Prévost [1999] p.98, Lemesurier [2003b], Rose [2002c]

*2 Le Pelletier [1867b] p.171

*3 Clébert [2003]

*4 Ward [1891] p.340