ユミル・イドゥアム連合帝国 > 軍事


概要

 当記事では、ユミル・イドゥアム連合帝国の軍事について纏める。平和な時代とはいえ競技用や警備用の艦船は所有し、常に建造を続けている。連合帝国では中央評議会管轄の三軍(陸海宙)の他、皇帝の直接指揮下のもとで運用される近衛騎士団が存在しており、それぞれ全く異なる命令系統を有した。限定防衛に徹する建前上、平和維持軍にも共立同盟軍にも加盟しておらず、キルマリーナメイディルラングなど一部の国から仮想敵国にあたる存在として見なされている。一方で安保体制なる独自の軍事同盟圏を形成しており、友好国の利益に配慮しつつ国際的な影響力の拡大を目指した。

軍事力

 正規の帝国陸軍や帝国海軍はフォフトレネヒトの防衛、および領主軍では対応出来ない国際問題に対応するための部隊である。
そのため人数は他の大国と比例して少数となっている。予備役や各地の領主軍を含めると膨大な数となるが基本的に共同作戦は取りにくい。
 帝国宙軍は領主軍が保有する事は認められておらず、全て正規軍となっているため人員も最大規模となっている。

共通兵器

 帝国の正規軍が共通して使用している兵器。

61式汎用量産ドローン
 共立公暦610年から連合帝国が使用している自国産のドローン。兵器や爆薬を追加搭載した軍用タイプや観測器やカラースプレーを搭載した民間タイプなどがある。機体は徹底的な共通化が図られており、軍用タイプと民間タイプに違いはない。共立公暦950年にはセトルラーム製の小型電子戦闘レーダーを取り付けた軍用タイプも登場した。軍用タイプにはハッキング対策で低威力の自爆機能と手動操縦機能が付いている。両手で持てるほどの大きさでワープ機能はつける事が出来ない。汎用の名の通り軍では集団で自爆特攻や偵察が主な役割、民間では主に気象観測や空中パレードや遠距離小型貨物などに使用されている。共立公暦999年時点で軍用タイプが約500万機、民間タイプは約1200万機が運用されている。

プロジェクト834式浮遊駆逐砲台(834式浮遊戦車)
 全長5m 全幅2.5m。共立公暦834年に運用を開始した。連合帝国のルーリアス重工による量産型兵器。徹底的なコストダウンにより大量導入を可能とし、無人の特攻兵器としての使用を前提としている。通常は全線司令部からの遠隔操作を行い、ハッキングがあった場合は強制シャットダウン後に有線操作への切り替えができる。民間用の重力制御装置によって地上や海上から3mほどの位置を滑走する。帝国陸軍は歩兵やセトルラーム製兵器の補助目的に常時35000台を運用する体制となった。帝国海軍では海上警備用に12000台を配備している。帝国構成国をはじめ、同盟国や友好国、その他の勢力にも格安で大量に輸出している。


帝国陸軍

連合帝国の陸上兵器

 連合帝国の陸軍は、フォフトレネヒトの防衛と、領主軍では対応しきれない国際的な問題への対処を目的とする正規軍である。共立公暦150年までは旧式兵器に依存していたが、セトルラーム共立連邦軍との協力関係の深化により近代化が進み、現在では高性能な装備が導入されている。人員規模は他の大国と比べて中程度だが、予備役や各地の領主軍を含めると膨大な戦力となる。ただし、命令系統の違いにより、共同作戦の実施は困難とされる。帝国陸軍は、多様な兵器体系と独自の運用スタイルを備えている。旧式装備から最新技術まで幅広く揃え、国内諸星の地形や戦略的要請に応じた部隊編成が行われている。特に、領内警備を担う憲兵隊と、揚陸作戦を専門とする揚陸部隊が中核を成す。陸上兵器の一例として、旧式装輪車両を改造した「タイヤ戦車」がある。巨大なタイヤを装備し、荒野や湿地帯での機動力を重視した設計となっている。装甲は薄いが速度と柔軟性に優れ、主に憲兵隊が領内パトロールや緊急展開に使用する。改造が容易なため、部隊ごとに独自の仕様が施されることも多い。ホバー戦車はセトルラームとの技術提携により開発された。重力制御装置を搭載し、地形を問わず高速移動が可能である。武装は中型レーザー砲と対装甲ミサイルの組み合わせで、揚陸作戦や急襲任務に投入される。ただし、整備コストが高く、少数精鋭での運用が基本となる。

  人型機動兵器SA2HM-イドルナートMark3 はセトルラームから輸入されたもので、都市戦や要塞攻略に特化している。高機動性と近接戦闘能力を持ち、操縦技術に依存する面もあるが、憲兵隊の鎮圧任務で活躍している。帝国仕様として、耐寒性の強化や砂漠環境への対応フィルターが追加されている。魔法銃RR-65ラヴァンジェ諸侯連合体から輸入された個人携行火器である。魔法技術を応用し、エネルギー結晶を弾薬として使用する。射程と威力の調整が可能な汎用性の高い武器で、各部隊に広く配備されている。特に歩兵の主力装備として重宝され、ラヴァンジェとの交易関係の象徴ともなっている。改造魔法銃SR65セティアはRR-65を基にセトルラームが帝国向けに改良したものである。エネルギー効率が改善され、汎用性も向上している。特殊部隊や揚陸部隊に優先的に配備されており、セトルラームの技術力と帝国の運用ノウハウが融合した兵器とされる。ロケット砲、対空砲、野戦砲などの旧式火砲群も一通り揃っており、予備役や領主軍の支援に活用されている。特にロケット砲は低コストで大量配備が可能で、局地的な火力支援に適している。現代戦では補助的な役割に留まるが、伝統的な戦術を重視する将校からは根強い支持を受けている。

 列車砲は帝国陸軍を象徴する重火器であり、惑星イドゥニア方面に配備されている。巨大な砲身を備えた鉄道車両によって長距離砲撃を行い、要塞破壊や敵陣殲滅を目的とする。移動には専用の軍用鉄道網が必要だが、その威力は他国の陸軍を圧倒する。運用コストと準備時間の長さが課題とされる。陸軍航空隊は帝国陸軍の独自航空戦力として存在する。装甲戦闘機を中心に編成されており、一部の最新型を除いて、連合帝国独自設計の機体が多数配備されている。地上部隊との連携を重視し、低空での近接支援や偵察任務に特化している。セトルラーム製技術を参考にしつつ、イドゥニアの気候や地形に適した改良が施されている。帝国宙軍から退役した小型駆逐艦は、陸軍が引き取り地上作戦の旗艦として運用している。主に揚陸作戦時の指揮統制や火力支援に使用されており、宙軍との連携強化の象徴ともなっている。艦載兵器の一部は地上用に改修され、特に対空防御能力が強化されている。帝国領イドゥニア各地に点在する軍事要塞の管理も、陸軍の重要な任務である。これらの要塞は戦略的要衝に建設され、旧式火砲と最新鋭の防空システムが混在する形で運用されている。要塞勤務は過酷とされ、兵士からは「帝国の盾」と呼ばれつつも敬遠される傾向にある。

帝国海軍

連合帝国の海上艦

 帝国各領内海域において水上、および水中での防衛を担う。小型装甲艦や哨戒艇を保有する領主海軍とは違い大型輸送艦やミサイル巡洋艦、防空ミサイル駆逐艦を中核とし、各領主軍とは分けて考えられている。
場合によっては国際外交の拠点となる場合もある。
基本的に水上艦と潜水艦の開発と運用に関心を持つが、水上艦を他惑星に移動させる際に使用する大型宙域輸送艦も5隻保有する。惑星イドゥニアを中心に複数の海洋惑星で活動する。イドゥニアではセトルラーム海軍との壮絶な海戦があった為、この時、活躍した旧帝国型シリーズは現代でも男の子達の憧れとなっている。一番有名なのはアールドラニオス級重戦艦だが、人気があるのは一番多くの海戦に参加したジャゴラス級重戦艦で、帝国最大手の玩具メーカー箱庭文明社からも様々な模型が発売されている。

ニツリア級1435型~680型汎用装甲戦闘艦
 主に惑星イドゥニアの領地海軍に使われている。宇宙新暦1435年に設計された、改レシェドルティ級戦艦の設計図を使用して共立公暦680年から建造されてきた。対水生生物用の小型装甲戦闘艦。設計図自体は古いものの、最新の設備を搭載しており、設計および運用費の低コスト化に成功した。適切な速度・生物からの攻撃に耐え得る船体構造を考慮し、この時期に建造された装甲艦が「安上がりで妥当」という判断になった。他国軍との対艦戦闘は想定されておらず、連合帝国海軍には対生物護衛用に5隻が配備されてるのみとなっている。

連合帝国レシェドルティ445型武装取締船
 全長117m、建造はレシェドルティ海軍工廠。惑星イドゥニアにおける領主海軍用に設計され、共立公暦445年から大量配備を続けてきた。
小型武装船。軽装甲で民間用の大出力機関を搭載し、主に密猟や密輸の取締りを行う。連装砲1台と小型対艦ミサイルを装備した。
偵察用に小型ロケットエンジンで飛行する複葉式という、新しいのか古いのかよく分からない技術のドローンを1機搭載し、カタパルトから発射可能である。

帝国宇宙軍

連合帝国の航宙艦

 連合帝国最大の正規軍で皇帝専用艦隊や海軍保有の大型輸送艦以外の宙域軍艦を保有、運用する。陸軍とは揚陸作戦で、海軍とは惑星間の水上艦移動作戦でそれぞれ協力関係を結んでいる。軍事惑星の1つには惑星にある大陸の大半に自動化された艦船建造施設が建てられ、海中には新品の軍艦が出番の時を待って沈められている。トローネは艦隊競技に積極的に参加していて皇帝専用の戦艦や装甲巡洋艦は白い船体に金色の装飾で揃えている。過去の大戦時に使われていた旧式艦も整備され海中に保管されている。共立公暦700年から一世紀をかけて、一部艦隊における大規模な近代化改修が実行された。保有戦力のうち、以下の艦隊についてはセトルラーム製の純正兵装(SKAF700型)を用いる。また、その他の艦隊においても「後帝国製」(ji750型)と呼ばれる准最新機器への換装が進んでいる。

第1中枢艦隊・近代化兵装(SKAF700型)の一覧
多次元量子魚雷 輸送艦、民間からの徴用船には搭載していない。
事象光子魚雷 輸送艦、民間からの徴用船には搭載していない。
マルチロック量子誘導ミサイル 民間からの徴用船には搭載していない。
事象感知レーダー 全艦に搭載した。
多次元スキャナー 一部の重戦艦には搭載していない。
次元シールド 民間からの徴用船には搭載していない。
量子流体装甲 全艦に搭載した。

「後帝国製」(ji750型)
マルチロック従属型スマート弾頭
光子位相散布魚雷
プラズマ位相転写弾

「後帝国製」(ji950型)
封域対空砲

  • 帝国軍艦旗

近衛騎士団

 イドラム1世の時代からある皇帝直属の軍隊。任務は皇帝の身の回りの世話から皇帝の警護、皇帝専用艦の運用、皇帝が所有する施設の警備、皇帝個人に恨みを持つ人物への警戒等様々。司法権限もあり、トローネ皇帝に対する罪の裁判も担う。見た目が美しく、犯罪歴が無く、家柄がよく、帝国では無く皇帝個人に命を預けることを望む人物で構成されていて、トローネの時代からは女性である事も審査基準に含まれた。これは皇帝の入浴の補助や就寝時の寝室内の警備も担当する為である。彼女達の忠誠は皇帝個人に向けられており、皇帝個人の為に生きることを望んだ人物で成り立っている。現代ではトローネを慕う臣民達の憧れの職業だが、入れるのはごく僅か。共立公暦700年から、近衛騎士団指揮下の皇帝専用艦隊がいち早く最新機器(セトルラーム産・SKAF700型)への換装を開始し、以降の時代においても定期的な更新を続けている。ほとんどの艦船がセトルラーム製の艦船兵装を近代化したものの、宮殿母艦ケルフィリアと2隻の客船型輸送艦には多次元量子魚雷、事象光子魚雷を搭載していない。

ルドラトリス安全保障盟約・常設艦隊

 近衛騎士団に続いて、大規模な更新を果たした。SKAF700型(純正セトルラーム産)を基盤に多様な最新機器を用いる。

主な戦略兵器

632年型ヴェーラ垂直ミサイル
 共立公暦630年以降、帝国は失われて久しい大量破壊兵器の再開発に踏み切った。緊急時、限定威力による対地上軍事施設の破壊を想定している。配置は惑星イドゥニアと周辺空域に配置される宙軍艦隊。同632年に量産化した。宙軍艦隊が運用する場合、陸軍からミサイルを借りて運用する事になり、運用時は対艦ミサイルを抜いたスペースにセットする。大気圏内での運用が前提で発射地から垂直に登り成層圏まで達すると平行スラスターが起動し目標の真上まで移動する。目標地点上空に到達すると平行スラスターを切り離し垂直に降下し空気摩擦で燃えながら地表に衝突し同時に起爆する。1時間に10本ほどのペースで生産できるほど簡略化されている。値段も個人が気軽に購入出来るぐらい安く大量配備に向いているが、もちろん個人への販売はしていない。

その他の提携技術

 民間にソフトフリーネットワークを浸透させる一方、軍事分野においてはセトルラーム製の量子ビルド・ネットワークを導入。一部最新火器への刷新を果たし、近代化の遅れを最小限に留めた。
また、主たる跳躍技術もルーゼリック・ワープ航法を採用の上、全主力艦隊に広く適用している。帝国からは主に量産システムを提供しており、不足しがちなセトルラームの生産体制を補った。

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最終更新:2025年08月23日 14:29