「全ては、誤解だったのだ。」
SPHIAの事件の真相に気づいた悟の言葉です。
SPHIAで事件が起きたとき、
こころと悟は命を狙われていると判断し、
その犯人を犬伏景子だと思い込んだ。
それは、状況を考えれば無理もないことでした。
殺人鬼だから、
こんなことをするのは他にいないから、
犬伏の仕業に違いない。
そう思い込んだ。
犬伏に出来ないことは入れ替わった人格さえも疑った。
だが、全ては誤解であり、
多くの重大事件は、見えない場所にいた双子の胎児の人格の仕業であった――
――このゲームそのものも『同じ』です。
多くの謎が『表面上のことで思い込んでしまう』ように仕向けられている。
そのため、このゲームは未完成だ。不完全だ。完全版を出せ。
と思っている方も多いでしょう。
そうではないのです。
それも『誤解』なのです。
Remember11は、2004年に発売された時点で『完成』しています。
しかし、あまりにも謎の難易度が高すぎて、
誰もそれに気づけない。理解できない。
監督自ら「理不尽なほど難解な謎」と言ってしまうほどの謎が、
両手の指でも足りないほどあり、それらが複雑に絡み合っている。
絡み合った謎を一つ一つ順番に解きほぐしていかないと
このゲームの真相は見えてこない。
それゆえに長い間、誰も真相を見つけ出すことが出来なかったゲームです。
ですので、ここからの考察を初めてご覧になる方は、
番号順に読み進めていただくことを強くおすすめ致します。
順番を飛ばして気になる謎を先に見たりすると、
なぜそうなるのか理解できない上、驚きが半減するからです。
どうかお願い致します。