※注意
ここから先はRemember11の考察の集大成と言っていいお話です。
検索サイトよりこのページに直接こられた方は、考察メニューの『はじめに』から順にお読みください。
犬伏の正体に気づいて、トゥルーエンドにも
『裏の側面』があることに気づきました。
その前に一つ・・
ここからは先は、トゥルーエンドの裏側の話
影であり、闇であり、負の話と言っていいと思います。
はっきりいって気分のいい話ではない。
言葉を選ばないなら胸糞が悪い話と言ってもいい。
Remember11というゲームの印象を覆すかもしれない話。
知らないほうが良かったと思う人も出るかもしれない話。
その考えに行き着いた私が、どうしても受け入れられずに、
自分の考察が間違っていることを願って
何度も自身の考察のアラを探し、それでもどうにもできず
これしかないのか・・と、諦めざるを得なかった話です。
何を大げさなと思われるかもしれません。
私自身こんな話を考察の前にするべきかどうか迷いました。
ですが、覚悟を持って読んでいただくべきお話だと思うのです。
そういう話であることをご承知の上で読み進めていただきたいのです。
・・では、その裏側とは何か。
その入り口は、ボイスレコーダーと日付です。
ココロ編のラストシーン、トゥルーエンドは、
終始ボイスレコーダーが使われていました。
なぜVRが使われていたのか
それはあれが2012年7月20日の話だったことがわかっていれば、
比較的簡単に解くことが出来ます。
我々プレイヤーの視点は、2011年1月11日から2012年1月未明までの、
こころとオレ悟という主人公2人の意識と共にありました。
本来2012年7月の話を見ることはできないのです。
なのにその話を聞くことが出来たということは、
VRが2012年7月から2012年1月に転移装置で持ち込まれて、
それを2012年1月未明のエピローグ後のこころが見ていた。ということになります。
では、なぜVRが未来から我々の視点が届く現在に持ち込まれたのか。
こころとゆにに聞かせるため。だと思われます。
エピローグの後どうなるかを考えて見てください。
廃人になったオレ悟を見て、こころとゆにはどう思うのか。
こころは半狂乱になるのではないでしょうか?
好意を持っていた相手が廃人になった。という衝撃もあるでしょうが、
おそらくもう一つの恐怖に襲われる。
『次は自分もこうなるのではないか。』という恐怖です。
黛と話をしていただけなのに廃人になった悟を見たこころに浮かぶのは、
人格転移によって起きた副作用の可能性でしょう。
悟の次は自分もこうなるという恐怖で彼女の精神は崩壊寸前になるのではないでしょうか。
ゆにも混乱の極致でしょう。
悟の協力者であったゆにですが、彼とそして榎本は
ユウキドウ計画のこと、セルフや沙也香のことは知らないはずです。
知っていれば悟が記憶を失っていることに憤ったりしないでしょう。
ゆにの目からすると協力者が突然廃人になったことになり、
彼もまた、人格転移の副作用を疑うことになるのではないでしょうか。
必死になって助けたこころが廃人になってしまうのではないか。
という不安に襲われるはずです。
そんな2人に、こころは7月まで無事に生き延びている。
ということを教える精神安定剤があのVRだったのです。
・・ここまでは何の問題もない話。
問題は日付、2012年7月20日という日付なのです。
『2011年7月4日』の新聞を読んでいたので、
あのシーンは一見2011年に思えますが、実際は2012年です。
新聞を読むのもこころが無事生き延びたことを知らせることも、
7月である必要性がない。
2月でも5月でも10月でも構わないはずです。
なぜ2012年7月20日だったのか?
本当は他に何かその日付である必要性があったのではないか?
その疑問が、トゥルーエンドの裏側の入り口です。
・・必要性は、ある。否定しようもない大きな理由が、ある。
それは、10.真理で考察した、エピローグ後のこころ達の未来のように、
沙也香と悟の未来を考えることで見えてきます。
過去から沙也香を救い出し、犬伏景子の中に沙也香の人格が戻った。として、
彼女は、平穏な日常を送れるでしょうか?
無理でしょう。
彼女は、12人を殺した多重人格殺人鬼として、日本中に顔が知られているはずです。
仮に生き延びたこころが街を出歩いたとして、
気づかれることはまずないはずです。
新聞に顔写真が出た程度ですし、彼女はすでに死んだことになっている。
記憶力のいい人間が写真を覚えていても、他人の空似だろうと気にもしないでしょう。
沙也香は違う。
新聞、雑誌、テレビ、ネット、
あらゆるメディアでその顔が何度も繰り返し公開されたはずですし、
こころと違って生きていることが周知されている。
もし彼女が街を出歩こうものなら、高い確率で誰かが気づき大騒ぎになるでしょう。
こころは1年という時間を失い、自身の生存を明かすことが出来なくなった。
沙也香は11年という時間を失い、殺人鬼の汚名を背負わされ、人前に姿を現すことすら許されない。
沙也香は、こころとは比較にならないほどの『籠女』なのです。
では、悟はどうか。
一見彼だけが何にも縛られず自由なように思えますが、逆です。
彼が一番厳重な籠に閉じ込められることになるはずです。
その理由は、全てが終わった後、
悟が転移装置をどうするかを考えることで見えてきます。
悟は『転移装置を壊す』はずです。
転移装置は沙也香を救う奇跡の道具であると同時に、
その作り上げた奇跡を一瞬でなかったことにしかねない道具だから。
悟以外の人間が装置を使い、安易に過去を変えてしまえば、
積み上げた全てが台無しになりかねない。そういう危険をはらんでいるのです。
だから、悟は転移装置を作るために利用したライプリヒから、
装置やそれに関する機材、データや資料を壊せる限り壊して姿を消すと考えられる。
そんな悟をライプリヒという組織はどうするか?
地の果てまでも追うでしょう。
転移装置が組織にとって
『世界を支配できる装置』だから。
タイムマシーンとしても重要でしょうが、
組織にとって本当に重要なのは、もう一つの側面
『人格転移装置』としてだと思います。
ゲーム中では気づきにくいことですが、
老いや病に苦しむ人間からすればあの装置はどう見えるでしょうか?
一瞬で健康な体と入れ替わり、臓器移植のような副作用は一切ない。
胎児であろうと、性別を変えようと、問題がない。
転移装置は、入れ替わりになる相手の人格のことを考えなければ、
望む身体が手に入る夢の装置なのです。
老いや病で命の危険を感じている有力者は、
一回の転移に財産の大半を吐き出すでしょうし、
ライプリヒへの助力を惜しまなくなるでしょう。
転移装置の魅力に惑わされずライプリヒに逆らう者は、
強制的に人格を入れ替えることすら可能。
結果、世界の有力企業はおろか、国家でさえもライプリヒに逆らえなくなる。
転移装置は、誇張抜きに世界を支配できる装置なのです。
では、そんな装置を勝手に持ち出し、一切合切破壊して逃げるであろう悟をライプリヒはどうするか。
最低でも億単位の懸賞金をかけ、ありとあらゆる手段でその痕跡を追うでしょう。
自宅や大学や駅や港といった公共交通機関、彼が立ち寄りそうな場所には厳重な監視が付き、
そこに姿を現そうものならあっという間に捕獲されるのではないでしょうか?
悟こそが生き延びたメンバーの中で一番の『籠女』なのです。
これがVRがあの日付だった理由――
悟と沙也香は、かごめ歌そのものなのです。
かごめかごめ (籠女籠女)
籠の中の鳥はいついつ出やる (籠の中の悟と沙也香はいつ自由になる)
では、『籠の中から出やる』ために、悟は何をしたのか?
3つの疑問から悟が行った恐ろしい行為が見えてきます。
1つ目の疑問
何故、2012年7月20日だったのか。
1か月後でも2か月後でも1年後でもなく、
何故『半年後』だったのか
2つ目の疑問
何故、カーリーは2012年のSPHIAにいたのか。
精神科医を装っていたから?患者だったから?それは表向きの理由です。
2012年のSPHIAは悟の計画の為の大切な舞台です。
そのキャストは厳選されている。
ドラマCDのカーリーの話からもわかりますが、元々いたスタッフは追い出されています。
カーリー「理由はわからないけど、先日の定期連絡船に乗って、職員のほとんどが島を離れてしまった。」
カーリーなら、ライプリヒに属しておらず、悟と犬伏の面倒を見させるのにも都合がいい?
そんなはずはないでしょう。
悟からすれば、カーリーは沙也香の身体を殺そうとする超危険人物です。
悟が用意した舞台に、沙也香の命を狙う存在がいることは、どう考えてもおかしいのです。
3つ目の疑問・・
なぜ、エピローグに双子の赤ん坊がいたのか。
救われた黄泉木とカーリー夫妻の元にいずこからか届けられた双子。
それは『粋な計らい』というやつに見えたはずです。
苦労した夫婦に届けられた幸せ『ご褒美』に思えたはずです。
考えて見ればあの場に赤ん坊がいることは不自然だったのに、
疑問を持った人は少なかったのではないでしょうか?
・・そこにも、もっと『別の理由』があったとしたら・・?
・・・・・・・・・お気づきでしょうか・・?
沙也香と自分が『籠女』になることを予見していた俺悟は、
全てを見越して準備していた。
俺悟は、沙也香と2人で自由に生きるために、『籠の中から出やる』ために
『相手の人格を考慮しなければ望む身体が手に入る、世界を支配できる装置』を
『自分達の為に使った』
2012年7月20日だった理由は、『夜明けの晩に鶴と亀を滑らせる』ため
2012年7月20日の『北海道妃羽郡茂枝木村穂樽日鉱山廃坑跡』と
『2012年1月20日』の『SPHIA』を転移装置で入れ替えるため
カーリーが選ばれた理由は、
2012年1月20日のSPHIAに『双子の赤ん坊』を届けさせるため
2012年7月20日の穂樽日のあの真っ白い施設で、
沙也香と俺悟は転移装置を使い、誰にも知られずに、
2012年1月20日のSPHIAの双子と入れ替わった・・。
『鶴と亀は滑った』
俺悟と沙也香は、黄泉木とカーリーの子供として、人生をやり直す。
それが俺悟の本当の目的。
悟にとっての最終レベルは、沙也香を救い出すことではなく、その先があった。
彼は復讐計画を実行しながら、その最終レベル到達の為の準備も同時に行っていたのです。
・最終レベル
それが行われたとき――
仮初めの世界――『Imaginary』は失われ……
世界の掛橋――『Symbolic』を経て……
真理の世界――『Real』は姿を現す。
『第3の眼』の開眼とともに――――。
俺悟にとって、この言葉の意味はこうだったのでしょう。
仮初の世界――『沙也香のいない世界』は失われる
世界の掛橋――『転移装置』を経て
真理の世界――『沙也香のいる真の世界』で新しい人生を生きる。
『第3の眼』の開眼――『第三地点』穂樽日の『真の使い方』によって。
だから、犬伏とオレ悟の人格転移は、双子の胎児の人格を経由していたのです。
あれは、その最終的な着地点を見越した実験でもあった。
赤ん坊と入れ替わっても問題ないか、という確認を兼ねていたのです。
だから、全てを知っていた犬伏悟は、かごめ歌についてあんな話をしたのです。
穂鳥「かごめ歌の『かごめ』っていうのはね……?」
穂鳥「お腹の大きな女性のことをあらわしてるの」
穂鳥「身『籠』もった『女』と書いて『籠女』……」
穂鳥「つまり、妊婦のこと……」
穂鳥「その次の歌詞……『籠の中の鳥は、いついつ出やる』」
穂鳥「これはね? お腹の中にいる赤ん坊が、いつ生まれてくるかっていう意味なんだ」
穂鳥「さらに『夜明けのバン』……」
穂鳥「『バン』っていうのは『日』へんの『晩』のことじゃなくて……『女』へんの『娩』……」
穂鳥「分娩の『娩』の字のことを示してるの」
悟「じゃあその次の……『鶴と亀が滑った』っていうのは……?」
穂鳥「鶴と亀はおめでたいものの象徴でしょ?」
穂鳥「それが滑ったってことは……」
穂鳥「あとは、言わなくてもわかるよね?」
だから、エピローグの崖の上の犬伏悟は、赤ん坊を手に笑い、
かごめ歌を歌っていた。
あれは、全ての成功を確信した悟の、祝いの歌であり、悪魔の歌。
『籠の中の鳥が飛び立つ歌』であり『母親が子供を失う歌』
あのシーンの『うしろのしょうめんだーれ』とは、2つの意味を持っていた。
犬伏のうしろのしょうめんは、『優希堂悟』
赤ん坊のうしろのしょうめんは、『優希堂沙也香』
犬伏悟は、赤ん坊に「お前は沙也香になるのだ」と笑っていたのです。
本当にそこまでするのか?と思われた方もいるでしょう。
私自身がそうでした。
オレ悟は間違いなく善良なお人好し。そんな彼が本当にそこまでしたのか。
・・した。のだと思います・・。
オレ悟になくて、俺悟と犬伏悟にあるものがあるから。
沙也香の記憶。
そして、沙也香の為なら何を犠牲にしてもかまわないという『ego』が俺悟と犬伏悟にはあるのでしょう。
実は、それを裏付ける情報が、PSP版に密かに追加されていました。
PSP版には年表だけが追加されていたかのように情報が公開されていましたが、
TIPSの登場人物パーソナルデータの悟の情報にだけ、追加されている文章があったのです。
真の彼は独特の価値観を有しており、
限られた周囲の人間には献身的に優しく接するが、
それ以外の者には身も凍るほどの冷酷さを見せる。
その理由を悟は『本当に大切な誰かを大事にするため』と考えている。
何かを得るためには、何かを失わなければならないのだから。
この情報を見つけたとき、私はこの考察が間違いであることを願うのを諦めた。
もうこれ以外にないのだと。諦めざるを得なかったのです。
夜明けの晩に、鶴と亀が滑り、カーリーは我が子を失う・・。
潤一を殺したセルフ(悟)に、双子の赤ん坊の人格まで奪われる。
潤一を殺し、双子の赤ん坊の人格まで奪った相手を、
そうだと知らずに愛情を注いで育てることになる。
これが、あのこころのラストシーンの裏の側面です・・。
では、俺悟と沙也香と入れ替わりに2012年7月の穂樽日に転移した双子はどうなるのか?
もう、あまり考えたくもないのですが・・・彼らに未来は・・・ない。
もし、犬伏の姿と黒髪の悟を目撃されて、まるで赤ん坊のようだった。
などと言われてしまえば、入れ替わったことに気づく者が現れるかもしれない。
その可能性を限りなくゼロに近づけるために穂樽日の施設があった。
あの、誰も入れず、誰も出られないような施設は、そのために作られたのでしょう。
入れ替わった双子は・・誰にも見られない内に処理されるはずです。
そして、それは残ったもう一人も同じだと思われます。
金髪の榎本。
彼も全てを終えた悟から見れば危険人物になってしまう。
悟がいなくなった後、転移装置を完成させてしまう可能性が最も高いのは榎本でしょう。
計画のことを知らなかったとはいえ、カーリーのことも知ってしまっている。
ライプリヒに接触されれば、入れ替わりがバレるかもしれない。
一刻も早く口を塞がないといけないと考えるはずです。
もっとも、入れ替わった後の悟は無力な赤ん坊。
直接危害を加えることは不可能ですので、
穂樽日におびき出した榎本を、時限爆弾で双子と転移装置もろとも吹き飛ばすくらいの
準備をしていたのではないでしょうか。
そして、その遠隔殺人という不確実な対処を確実にするために介入するのが犬伏悟、
いえ、金髪悟ではないかと思うのです。
廃人となった悟の人格と過去の沙也香の人格を入れ替え救い出した後は、
犬伏悟と沙也香の人格が入れ替わる。
沙也香を救い出し元の身体に戻すということは、
犬伏悟の人格は金髪の榎本の身体に戻っているはずです。
全ての事情を知るたった一人の人物である金髪悟は、
俺悟に全てを明かし協力を申し出るでしょう。
バッドエンドでは、オレ悟は同じ姿をした金髪榎本に刺殺されてしまいますが、
皮肉なことにその逆のことが起こると思われます。
妹のために12人殺してきた元犬伏悟は、
榎本と双子を殺すことを躊躇しないでしょう・・。
そうして3人を殺した後、金髪悟はどうするか。
俺悟の身代わりになって死ぬ、という可能性も考えましたが、
おそらくは最も合理性の高い行動に出る。
榎本になりすましてライプリヒに戻り、
転移装置の研究を続けるふりをしながら、
装置が完成しないようにコントロールするのではないかと思います。
彼はきっと生涯沙也香と会うことなく、沙也香の為にその人生を費やす。
彼の犯した罪に釣り合うものではないでしょうが、それが彼が背負う業なのではないでしょうか。
(生き残ったメンバーで黛だけが孤立してしまいますが、
弁護士を続けられなくなった彼女を金髪悟は養うのかもしれません。)
カーリーと黄泉木に知られれば、確実に発狂するであろう真実ですが、
バレてしまえばここまでの苦労が全て水の泡になるので、
赤子悟は全力でそれを隠し、嘘の嫌いないい子を演じ続けるでしょう。
赤子沙也香は多重人格のままのはずですので、やや不安は残りますが、
犬伏の多重人格と沙也香の多重人格は別物なので、カーリーが気づくことはないはずです。
悟は、虐待を疑われる沙也香が殺した実の両親とは違う、
心底愛情を注いでくれる両親の元で赤ん坊からやり直すことで、
沙也香の多重人格が治療されることを期待していたのかもしれません。
カーリーと黄泉木はきっと、このおぞましいと言っていい真相を知らないまま
一生を終える。
おそらくは幸せな家庭になるでしょう。
だから、この受け入れがたいモヤモヤした気持ちになるのは、
真相を知った我々プレイヤーだけなのです。
中澤氏が言ったこの言葉は、おそらくこの真相をこそ指していたのでしょう。
これは登場人物は救われるけど、見ている人間は救われない物語なんです。
・・これが『もう一つの終わり』です。
『infinity loopの外にある結末』
『真理の世界のリストに載らない終わり』
『謎を解いたプレイヤーが名を呼ぶ終わり』
『ハッピーではない終わり』
悟にとっての『これ以上を望めない結末』
これが――
『ココロ編トゥルーエンド』の裏、うしろのしょうめん
『サトル編トゥルーエンド』です。
このゲームは、トゥルーエンドも2つ用意されていたのです。
ここまで解いて、はじめて全てのクリアリストを埋めたことになるのでしょう。
Remember11 -the age of infinity- は、
ココロ編という前編の終わり、折り返し地点に、
それと知られないようにトゥルーエンドを置き、
理不尽なほど難解な大量の謎を解いて初めて、
サトル編という『後編の正面』に、終わりがあったことに気づくゲーム。
名もなき終わりの2つの名を呼ぶゲーム。
非常識極まる、かごめ歌のようなゲームだったのです。