学園制度の下、世界各国で既存の学園が再編、統合などされ新たに生まれた学園及び学園都市、学園特区経済圏。
しかし、ある存在が現れたことでそれを追い求め、学園間での衝突、抗争がたびたび発生していた。それだけでなく、失踪者怪物化事件という恐ろしい事件が起き始め多くの犠牲者と新たな加害者が生まれていた。
そもそも7年前から起き始めた世界規模の怪事件、現象は、多くの命を奪い大地を荒廃させ、人類が住める場所も狭めていた。
生き残った人たちは安全な土地を探し求め、そこで新たな生活を送ることに。各地で大企業が学園を作り、残された子供たちを保護しながら復興をしていた。
しかし学園制度を管理する機関というのが存在していなかった。そもそも復興に全力で、それ以外のことは進んでいない。
この事態を鑑みた六龍学園理事長、刈谷宗次郎とその娘である刈谷亜里沙は、この事態を抑えるためには学園制度を利用して立ち上がった学園全体を管理及び交流の懸け橋とし、互いの良い所を合わせて事態に一丸となって対応する必要があると考えていた。
しかし第3者機関を立ち上げるにしても、騒動の渦中にいる存在、人形使いの青年たちが自由に活動している限り彼らを巡って争奪戦が終わることはない。
また、彼らが特に失踪者怪物化事件に強く関心をもって介入していることもわかってきた。
そんな中亜里沙は事件に巻き込まれ、青年たちと出会い情報交換を行うことで彼らの目的を知り、彼らこそが今起きている、そして6年前から起き始めた事件を解決できるカギだと確信し、「学園交流統括管理機関・シャペティア」の代表に据えることで騒動を鎮静化、そして事件の真相を突き止め脅威を排除できるとひそかに計画を進め、彼らを説得したのち各学園に通達したのであった。
響輝たちの活躍で人形使いの青年の1人で代表のハーネイトの考えを改めさせることに成功し、発表の準備をしていた矢先に六龍学園が血の魔人に襲われ、それに対応したハーネイトが戦闘後倒れ、屋敷で療養中に話を聞いて駆けつけた学園の生徒たちが争い、それを収めるために亜里沙が新組織の発表とハーネイトが代表になることを伝えて事態を収拾することになる。
そのあとは極秘龍災捜査実働部隊となるPANDRAも立ち上がりハーネイトはそこの指揮も行うことになる。
世界龍封印機関とシャペティアが共同でPANDRAを運営しているという形になり、それぞれの影響を受けている。
世界龍封印機関:龍が起こす災厄、龍が操り事件を起こす存在の調査と討伐、世界龍封印の管理者
シャペティア:学園制度の下に生まれた学園都市間の交流、協力体制を管理、統括し技術の向上、情報共有システムの構築などを目指す
PANDRA:シャペティア及び世界龍封印機関の直下組織にもなり、現地民を主体とした龍素蓄積者を軸に様々な事件の対応にあたり捜査する企業学園捜査部
フランス語で統括する、かぶせるという意味のchapeauterから組織名はきているとか。これは亜里沙が考えたという。
表向きは学園間の交流のための場所、技術共有、連携、そして憩いの場としての組織。しかし裏の顔は、事件を起こしてきた存在、霊龍及びそれに操られて事件を起こす存在への対処を行うための機関。
それが、世界龍封印機関とも連携しているPhantom dragon Accident Nullify Delve Reverie Administrator(霊龍が起こす事件を無力化し、徹底的に調べる龍夢の管理者)こと「PANDRA(パンドラ)」であった。
人形使いを代表とし、各地で起きる事件に介入し、学園の間を超え事態の収拾のために動きつつ調査をする。その活動は、次第に事件の真相を知らない人たちにも認識され、世界中で霊形戦機が普及することとなっていく。
血魔人事件、白き機械天使事件、P事件、世界龍事変と様々な戦いが繰り広げられ、戦劇として力を持つ者たちは舞台で戦い、駆けていく。