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レヴェネイター 謎多き魔法探偵と霊量士の活動録@ ウィキ

用語集

最終更新:2025年08月11日 20:25

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用語集




あ行



異蝕(いしょく ディメルト)

 異境界間とそれ以外の空間の境界線が不明瞭になっている状態。最悪異境界間に入り込み龍に喰われる、または龍が出てきやすくなる非常に危険な状態。大体予兆として時歪門が発生しているがなくても起きることもある。

 これが起きている地域は、異界化現象が起きているといっていい。今まで生息していなかった生物の出現や環境の急激かつ通常起こりえない変化などが起きている場合はこれを考慮しないといけない。


異界空間

 大世界という、無数の小世界を内包した世界。その中で別の小世界との隙間、狭間である場所のことを指す。異境界航行空間というのが正式名称。この空間は、誰も占拠してはいけないルールがあり、それを破ったものにはヴィダールによる制裁が下される。見た目は青い電子空間のようなものとなっている。自然発生している異界亀裂を使用すれば、あらゆる場所に容易に移動できると言われている。

異界亀裂


 異界空間内につながる亀裂のことを指す。自然現象的に起こる場合も少なくないが、意図的に亀裂を形成することもできるため前者を異界亀裂(ディメンジョンクラック)、後者を異変亀裂(イレギュラークラック)と呼ぶこともある。ただしこれは小規模(最大で5m×5m以下)の呼び方であり、時歪門(ディメンションホールゲート)は数キロに及ぶサイズになる。

 世界龍の欠片こと幻霊龍は強引に世界と世界の間をぶち破って移動することができるが、その爪痕も異界亀裂となる。また、サイズによっては先述した門になることもある。

 血徒も龍の力を使って移動している?

異界化現象


 特定のエリアが異境界間、または別世界で上書きされかかっている状態。非常に危険だがトリガーになるものを破壊、除去すれば治せる。世界のバグともいえる。放置はそのエリアの生命の絶滅を意味する。

VS(ヴァリアントストラグル)


 地球ではやっている龍災の前から人気があるカードゲーム。初期ライフ10000Pをすべて削るか山札が0になるか、それか敵の7つあるエナジーコアを破壊してからの直接攻撃。(特殊勝利カードもある)エナジーコアは自ら消費するカードがありその代わりに効果が絶大。コアがゼロになるとEPが10自動回復しない状態になる。

 攻撃を受ける場合、基本的にライフかコアかどちらかを受ける側が決めることができるがそれができないカードもある。ただしその場合基本的に片方しかできない制約が課されている。

 モンストール(ノーマル・アクセラ・フューゼラ・ドライヴ) スペル(ノーマル・オーラ・クイック・エリアル・イクイップメント)・トリック(リフレクター)を駆使して戦う。

 ライフは10000で公式戦では三本戦で2本とった方が勝ち、一回ごとに勝ったプレイヤーはライフを引き継ぐことになる。コアはその際元に戻る。

 山札は40~80枚。同じカードは基本最大4枚まで。初期手札は5枚、先行もドローできるが攻撃はできない。一部カードの発動に制限がかかる代わりリードローの枚数を増やすスペルがある。

 またEPがあり、初期で10、ターンごとに基本10回復するがこれを増やすカードもある。カードにはコストが書かれておりその中で動ける。10以上のカードを使うならブーストのカードか1ターン待つ必要がある。EPの最大値は30だが特定のカードはこの上限を+10することができる。またこれは重複するのでこれを利用し一気にためて、必殺攻撃を連打する戦法・チャージバーストがある。

 セブンエナジースターコアは7つでシールドのようなもの。直接攻撃の時にライフで受けるかコアで受けるか。コアを破壊された場合1リードローできる。

 モンストールは特定の組み合わせを2体以上消費して出すフューゼラ、アクセラ、ドライヴがありこれが勝負のカギを握る。フューゼラは合体モンストロール、アクセラは共鳴モンストール、ドライヴは進化モンストール。条件を満たした際エクストリームゾーンから出せる。

 スペルはオーラが永続魔法、クイックが相手ターンにも割り込める魔法、イクイップメントが装備カードで装備してバトルに勝つごとに装備がなじみ強化されるシステム。

 トリックはノーマルとリフレクター、使い切りである。

今強い切り札は魔導龍騎士・アルゼクスと古の龍・ヴァルガノード ともに攻撃力4000でレアカード。出すコストが10でほかに供物となるカードが必要なのだが制圧・破壊力は確かにすごい。

 それと第10弾の新カード、神機将ロボロスや蛇龍ゴルゴダス、精霊王ファルティアス、侵略者ヴィルトゥオーズなどが人気であり主力にしたデッキがいくつも発案され大会で活躍している。

 またスペルではオールデストルクシオンという高コストを支払って発動できるリセットカード、トリックカードだと相手の攻撃に反応しデッキに送還させるバックテレポートなどが割と高値だという。

 鬼札戦はひそかにこのカードゲームを集めている?ハーネイトも文化を学ぶためにこのカードを買っており、のちに世界龍封印機関内でもブレイクすることになる。ハーネイトはウォーリアー系をイクイップメントで強化するデッキとエンジェリア、デビルニオンの2種族混合デッキが得意。

 鬼札だけでなく響輝と彩音、帝奈、時枝などもこのゲームをよく知っており響輝はドラゴニアデッキ、彩音はエンジェリアデッキ、帝奈はビーストデッキ、時枝がテクノギアデッキを使う。

 ウォーリアー:戦士族系統 デッキの傾向としては強化してぶん殴る系統
 ドラゴニア:ドラゴン族系統 デッキの傾向としては大型モンストールでの制圧
 エンジェリア:天使系統  デッキの傾向としては回復と防御、妨害 
 デビルニオン;悪魔系統  デッキの傾向としては破壊、妨害
 テクノギア:機械系統   デッキの傾向としては攻撃特化
 ビースト:獣系統     デッキの傾向としてはパワフルでタフ、粘り強く戦う
 ファントゥーカー:霊系統 デッキの傾向としては妨害、デッキ破壊、防御
 エレメンティア:精霊系統 デッキの傾向としてはドロー、回復、攻撃など
 イントルード:宇宙人系統 デッキの傾向としては侵略、破壊、妨害など
 ゴッドギアス:神系統   デッキの傾向としてはドロー、全体除去など
 などの種族系統があり、他にもあるという。

 またハーネイトはこのカード会社と提携し、自身の今までの経験や魔法などについてもカード化し力にしたリカードにしたりしている?

 物語中盤でVSを販売しているメーカー、エスタニオスが逢見坂一族の手により買収されてしまうがこれはハーネイトのためらしい。多大な投資をしエスタニオスは霊形戦機の鍛錬用のフィールドなども製作するようになる。



ヴィダール(ヴィディアール)


 大世界を創造したとされる、超エネルギー生命体の1種族であり、自らを生み出した龍たちを封印した存在。通称「封龍の一族」「Vの一族」

 霊量子、龍素というエネルギーでできており、36柱以上の存在は軽く小世界の一つを消滅させるほどの力を持つ。

 ハーネイトはこのヴィダールにより生み出された神造兵器群の第4世代である。

 天使のような見た目をしており、人間が天使を見たというのは実はこのヴィダールの柱たちの誰かを見たというのが正しい。対となるコズモズは悪魔のような姿で、白き龍から生まれたヴィダールと、黒き龍から生まれたコズモズは他の4体の龍が生み出した生命体との戦いに勝利し勝ち残った。

 しかしこれではすべては生みの親の思うまま、お互い消えてしまうかもしれないと考えた2種族は結束して生みの親に牙をむき、死闘の末6体の龍の力を砕き、封印することに成功した。

 だがわずかに残った力が復活のための力を求め霊龍として活動している。これを討伐するために生き残ったヴィダールは対流兵器の開発に勤しんでいた。その一方で同胞だったコズモズが龍に憑りつかれ、第一次世界龍危機が起きようとするもドラギスによりこれが解決しコズモズたちはドラギスの手により封印処置がなされた。

 この処置はコズモズ側にとって驚きであり、よく思わないコズモズたちを龍は利用しドラギスを倒すため画策する。


 その間にヴィダールは回収した龍の力を元に巨大な神造霊龍ことPという存在を作り7番目の世界龍として他の龍を制御しようとしたが失敗。封印するもその力を求め幻霊龍たちがヴィダールに襲い掛かる。これが第2次世界龍危機である。

 これらの大勢力を撃退したヴィダールだったが、集めた龍の宝玉を利用するか否かで内紛が起き龍の力を使った対龍兵器を作るソラ、ドラギスサイドとそれ以外のヴィダールが仲たがいをしてしまう。一方で龍たちはかなり勢力を減らしてしまう。

 ソラは龍を制御、支配するための霊物兵器を作っていた。それは神霊機と異なるコンセプトであり微生界人と呼ばれる微生物の概念霊体であった。

 当初は龍に感染させ支配する予定だったが龍宝玉の制御や調整などがこの段階ではうまくできず、計画は途中で変更される。その中で明確な肉体の有無が龍に対する抵抗力に影響すると分かりそのノウハウは第3世代の対流兵器に受け継がれる。(ソラは仲たがいした仲間の残したデータから、龍の干渉を受けにくくなる霊殻こと霊装具を開発しそれを元に霊形戦機・神威零式を作り上げている。)

 一方で微生界人に対しては霧散した龍のカケラが各世界に存在する生命体の増加に伴い濃縮し、龍の復活を早めることになることから生命体の数を調節する存在にするためリミッターをかけ敢えて不完全な状態にし病気などを起こす存在にしてしまったという。

 このままでは濃縮が完了する前に絶命する生命体が多くなると見た龍達は微生界人などに襲い掛かったり憑りついたりしてきた。その中でドラギスによりU=ONEになったヴァリオーラを見て自分たちもそれを目指す集団を龍たちは見つけた。それが血徒(ブラディエイター)である。

 U=ONEの力により完全な存在になった微生界人が増えれば、人を初めとした生物の総数は増えそれに伴いカケラの濃縮も加速する。

 しかしPの力を開放でき、それを取り込ませれば彼らはそれに至ることができると龍たちは判断する。力を消耗した今の自分たちではどうにも施せない以上そうするしかないと、龍たちは隠された世界龍の果て、Pを手に入れることでU=ONEになれると血徒と接触しつつ洗脳、得意の感情増幅を駆使しながら彼ら血徒をPを探させるための手駒にする。龍たちにとってPは、自分たちの強化にも、結果的にカケラ集めなどの加速にもつながる重要な存在。またソラに対しての復讐を込めた意味もあった。

 他の微生界人からすれば今まで捕食してきた龍たちが血徒に憑りついていることに恐怖を覚え、脅され計画に参加するように言われ拒否すると喰われるという恐ろしいことが起きている。

 Pとその鍵を手に入れようと、それを管理していた一族に襲い掛かる龍に半ば憑りつかれていた血徒だが暴走し鍵を持つ一族を滅ぼしてしまう。だがPは神霊機を使うことで開けることができると言われそれを多く持つ存在との接触及び奪取のため、血海を使い血閣塔を作る計画を立てた。


 ソラ以外のヴィダールは神霊機、霊量戦機に関する研究を特化して進めながらあらゆる場所を周り龍退治をしてきた。しかし格上の存在に対して非常に干渉されやすい神霊機は後に大問題を引き起こす。また、血徒に憑りついた龍の罠に引っかかったりコズモズの策略に嵌ったりと残念なところがある。

 そんな中ハルザークというヴィダールが彼らに接触し、ある場所に向かうように言う。それが地球であった。

 龍夢(りゅうむ)の管理者として、若きヴィダールの戦士たちはこれから世界の存在証明を護り、龍が夢から目覚めることで起きる世界の上書きを防ぐ終わりなき任務に就くことになるのであった。

エスタニオス・クリエイト社


 1970年代ごろに発足したプラモデル、カードゲーム、玩具などを製造、販売する会社。資本金は5000万、従業員数は2000名を超えている。

 ヴァリアントストラグルというカードゲームを発売し、一時期落ちていた売り上げをV字回復させることに成功するがその矢先、龍災で施設の一部が破壊、従業員も多くが龍災により命を落としてしまう。

 それでも社長の織媛衣奈は他学園の学生などと提携したり、デザイナーなどとして採用したりなどあらゆる手段を使い維持してきたという。三極学園の学生の数名と契約しているという。

 呪われたカード事件で売り上げが落ちていたところを逢見坂グループにより買収され、存続の危機は免れる。そのあとはハーネイトたちに協力し、プラモデルやジオラマ政策などの技術を生かした霊形戦機のバトルジオラマフィールドの製作、アーマーフレームの開発支援、ヴァリアントストラグルを通じてのカードの研究などを行い貢献していくことになる。

 コロシアムや宇宙基地などを再現したフィールドベースは、とても丈夫で龍素を吸収する材質でできておりこの中で霊形戦機を動かすことで操作訓練、戦闘訓練などを今までより容易にすることができハーネイトもある程度鍛錬を各自自主練にできることから重宝しているという。

 霊形戦機はサイズをある程度変更でき、小さくすることで操作精度を増しつつ龍素密度を上げ堅牢になる傾向にある。巨大化する場合と違い誰でも運用しやすくなるため練習ではプラモデルなどのサイズとして運用し鍛錬できる時間を増やすことで実践でも操作などに迷いが出ないようにしやすくなった。

 この場合、霊形戦機の最低起動サイズ、全高10センチ×全幅10センチのサイズで霊形戦機を各自動かし、様々なシチュエーションを想定した戦闘訓練を行う。またこのフィールドをカスタムしVSのバトルステージも作り業績は大きく回復したという。

 後にDDDとしてハーネイトの力をごく一部宿した機能限定型の龍素運用プラットホームデバイスで本来コアホルダーでない人でも霊形戦機を運用できるようになりのちに競技化などしてさらに発展することになった。



オベリス



 かつてヴィダールが管理していた、情報集積分析結晶体。六角柱形をしており、手で触れるなどをすれば龍の力を持つ者はそれを解読できる。

 しかし今は砕け散り、あらゆる小世界や異境界間などに散らばっている。

 そう、元は1つの情報集積記録結晶体・オーヴェルクリストレコードというものであった。

 結晶の素材は女神ソラが見つけたとされるオベリスク、もといウイロイドと呼ばれる生命体だといわれ、名前の由来も実はそちらの影響を受けているようである。

 これはごく微小の存在ながらデータを蓄積することができ、これを利用し超巨大な結晶体を完成させオベリスクからオーヴェリス、それがオベリスとなったという。このノウハウを元に霊形を解析しつつ龍素が結晶化した成分であるともわかり魔人たちの素体の材料などに利用されることになる。

 まずなぜ今オベリスは粉々になっているのか。それはソラはオベリスと共鳴し、この先起こる未来について解読していたがある恐ろしい光景とそれを防ぐための方法を知った後砕け散った件について今のままでは破滅の予言を覆すためのリソースが足りず、それ以上刻むことができず未来の存在、世界の存在証明を証明できないという事実にエラーを起こし暴走、それが崩壊につながったと分析している。

 オベリスはヴィダールの活動の全てが刻まれており、また未来を刻む力もある。ソラがオベリス探索を指示した理由、それはもう一度ヴィダールを1つにしたい、それと全て集めて再構築できれば、未来は破滅の予言、結末を乗り越えることができると信じているから。

 正確には、オベリスがあれば龍災予言を行うことができ、事前にどういうスケジュールで龍が暴れるかを予測可能になり必要な部隊の派遣が容易になることが分かったから。これが再度完全構築された後は、ひたすらこのオベリスから出される計画書を元に作戦を行うことになる。特にD7R制龍戦を筆頭に、重要な龍葬作戦はこの情報があって初めて他世界の人たちとの連携が可能になる。

 オベリスが壊れたことでヴィダール内部でも不和が起き、その結果記憶混乱からヴィダールの一部が離反してしまう。

 それを集めるために、ハーネイトと伯爵はソラに命じられ、ドラギスを探すのと並行して探していた。だが血徒もそれを狙っており、それの奪い合いが起きている。

 その中には、旧支配者である龍との戦いの記録、世界柱、ヴィダールを初めとした龍素生命体などの情報、霊量戦機やP、龍玉を利用した対龍兵器などの情報、霊装具などの設計図など様々で重要なものが詰まっているという。

 これを集めずして、来るべき世界龍との戦いには勝てない。全ての情報を集め、世界龍の分霊に対抗する究極の力を手に入れないといけない。途方もない旅になるはずだったが、魔人たちの多くがこれを持っていることがわかり意外と早く決着がついた様子である。

CDD補佐AIシステム:オリギーナ/オリギス


 CDDの内部に搭載されている高度な人工知能プログラム。戦闘補助だけでなく立案、戦略の構築、更には雑談機能まで色々併せ持つとされる。

 ハーネイトがとある遺跡で霊形戦機の資料を見つけた際にそこにあった装置の中に眠っていた彼女も見つけ、彼がドラギスの後継者であるとすぐに理解し自分を連れていくように伝え同行させてもらうことになる。

 基本は詠唱読み上げの時以外は音声を出さないが本当はとてもおしゃべり。オリギスは男性型のAIであり少し荒っぽい所もあるが基本はクール。ハーネイトが2台以上CDDをいつも装備しているのは彼らAIの家であるそれを管理するためだとか。

 といってもこのAI,実はヴィダール第三世代対龍兵器、神造人の中でも龍の力を埋め込まれ龍人になってしまったウルグサス、セフィラ兄妹でありある遺跡に向かっていることをしり2人は先回りし、AIとなってハーネイトと共に旅をすることになる。

 いざとなれば霊形戦機を使い自分たちをそれに反映させ戦うこともできる。ヴィダールの神柱2人が常にハーネイトたちのサポートをしていると思えば心強いのだが、ハーネイト曰く小うるさい点があり少し辟易しているとか。

か行


学園(学園制度)


 この世界においてカギとなる、場所によっては小さな国ともいえる小学部から大学部まで備えた教育施設。学園と周辺にある学園都市を場合によっては学園特区と呼ぶ。

 学園制度という一定の条件を満たした教育機関のことを基本的には指し、龍事件こと怪事件が起きる前から存在している学園、存続していたが事件の影響で人員不足、施設の破壊などにより廃園になり統廃合した学園、新設された学園の主に4種類が存在し、規模によって大・中・小の3種類がある。

 また学べる内容が特化している学園も少なくなく、特殊な学園もいくつが存在する。

 怪事件により特に大人たちの数が減っていく中、残った大人たちは親を失い身寄りのない子供たちを護り勉強を行えるようにするため各地で学園都市が形成されている。これにより多くの親を失った子供たちは寮で暮らし生活することができている。

 有名な会社の社長などが学園を多方面から支援しているケースが多く、中には理事長以下は教員が不足しすぎて一部の生徒がある程度権限を持ったり、他学生を教えているというところもある。教員がいて授業を受けられる学園は現在はかなり貴重であると言われている。

 短期間で大人、高齢者を中心とする労働人材を多く失った国ではこういう形で職業訓練校も兼ねつつ次の災害に備えるため活動している研究機関は少なくなく、国も条件を満たした場合免許を取得できる年齢をかなり下げたり、資格の取得支援などに力を入れつつ崩壊しつつあるインフラ整備、破壊された施設などの復旧なども合わせ対応できる人材の育成が始まったばかりであるという。


 また学園でもそれぞれハーネイトのファンクラブが存在している。だがスタンスの違いで喧嘩になることもありハーネイトに心酔している学園もあれば彼から龍の力を感じ取り警戒する学園もある。

 警察なども機能不全となっており治安が悪化しているこの時代、学園に所属する先生や学生が自警団を結成し活動することもありファンクランの中にはもともと自警団だったのもあるという。

 各学園ごとに龍災を調べている勢力があり、ハーネイトたちこそ龍災を解決するカギであり今起きている新たな事件に対抗できる存在だと認識し、彼を手に入れようと各自躍起になっているという。


学園名 学園規模 学生数 教員数 学部の系統 ファンクラン FCレゾンデートル 人形使いについての方針
私立六龍(むりゅう)学園 大 2210 総合学園 龍星研究会 龍災と人形使いの関係について 慎重派で他ファンクランとは違うスタンス、独占禁止協定を守っている
都立三極(みきめ)芸術学園 大 1390 芸術系 人形使いの分析と支援 容認派かつ支援などをしたい、独占禁止協定は表向きは守っている
国立天桜(てんおう)学園 大 1102 防衛、軍事、政治など 人形使いの監視及び調査 慎重派だが活動内容は称賛しており見習うべきであり恩人でもある。独占禁止協定は正直面倒
私立ベルティアスポーツ学園 大 920 スポーツ・経営学 人形使いの確保、管理、利用 逢見坂グループが彼らに助けられており活動を支援したい側。独占禁止協定を破り力を独占しようとしている
システィヴィア聖学園 中 512 宗教、医療、文学等 人形使いの活動と龍災の因果関係を調べる
国立数智識研究学園 中 640 最先端情報技術 人形使いの行動を元に災害対策 そこそこ慎重派だが救済活動は称賛、自分たちも同じ力が欲しいと秘かに接触?
ヴァリティアント研究学園 中 1021 歴史研究・商業・第一次産業系 人形使いの活動を記録しこれからにそなえる 中立だが彼らのファンは多くあこがれている人が多い
テクノロギアス・サイエンススクール 中 453 エンジニア、工学系 龍災対策と人形使いの活動の調査 少し慎重派だが彼らの力は必要だとより良い使い方を模索
県立益良雄学園 小 464 土木、建設など 人形使いのような漢になる 人形使いこそ誰かのために力をささげる男のあるべき姿だといい崇拝している
オカルティス・ウトピア学園 小 250 超能力研究 同じ力を持ちそれ以上にすごい彼らを調べ自分たちの力を制御 自分たちの能力の秘密を知り、助けてくれたことから救世主と崇めている
私立干乃裏(せのり)学園 小 334 普通科 人形使いの神秘を調べその力を理解し怪物を倒し復讐 人形使いが災いを招いたと勘違いし憎んでいるみたいだが……
葛葉陰陽学園 小 112 陰陽、占星術など 龍災と人形使いの関係、龍を倒す彼の力と式神との関係性を調べより良い技術を編み出す
国立黒鉄公通学園 中 683 交通、整備、インフラなど 人形使いによる影響の調査とインフラ防衛のため

大規模学園

私立六龍(ろくりゅう)学園


 龍事件の前から存在している学園だが龍事件の際に代表が行方不明になり、提携している三極学園の理事長からの要望で自動車会社の社長である宗次郎が引き継ぎ代表となっている。

 シャペティアからの委託として、総合的な研究や情報収集など様々な業務を担当している。情報部の学生がそこそこ多い理由がそこにある。天桜学園と一部重なるが情報戦特化だとか。

 宗次郎は龍が見える子供たちなどを優先的に迎え入れ調べるために改革を行い、短期間でさらに学園を発展させた。


 元からファンクランが龍災について調べており、その中で人形使いと龍の関係について調べるようになったため人形使いの青年がやる人助けの活動は歓迎しているが同時に注意を払い警戒している。しかし中には心酔している者がおり対立しているため一枚岩ではない。

 また龍星研究会以外でも龍が見えることを明かさずに別のチームを組んで行動している団体がいくつか確認されている。

 それと宗次郎は龍災について調べており、事件で命を落とした妻の写真を肌身放さず持っている。しかし娘からは母のことをどこかないがしろにしていたのではと思われ少し仲が良くない。それでも同じ事件を追うためならば結束する。

 ハーネイトが学園で静養中に出張から戻ってきて、彼と対面し噂の存在と出会えたことに感激し、世界龍封印機関という組織に属するこの世界の住民を中心とした秘密組織の創設を提案する。柔軟な考えと多大な支援、それに被害者でもある響輝たちの思いを改めて知りハーネイトは幹部とテレビ会議を行い、各世界における世界龍封印機関の支部こと直下組織の設立を目指す。


都立三極芸術学園


 東京にある学園都市の中にある大きな学園。事件前から存在している。シャペティアからの委託内容は広報、宣伝、祭事などの実行を任されている。様々な芸術系の学部があり、中には企業とすでに契約している学生もいる。エスタニオス・クリエイト社をはじめとした数社が出資して再編されている。

 アイドルなどが通う学園であり芸術関連の学術研究などが主だがほかの学部も存在する。

 ハーネイトを研究したい人たちが多く、またその力をもっと効率よく利用できればと考えている



国立天桜学園


 東京にある大きな学園。公務員や防衛などに携わる進路をとる学生が多い。このためシャペティアに影響力をそこそこ持っている。もちろん委託内容は警察、軍事、警備系、政治系、諜報系など。シャペティアの重要ポジションにつく学生もいる。

 ハーネイトの活動には好意的だが、あまりに常軌を逸した力は警戒している。

 理事長の宇田方は宗次郎とは古くからの付き合いがあり、新組織の設立に協力することになる。また孫娘の病を治してくれたハーネイトを迎え入れたいと画策している。六龍学園とも連携しており、ハーネイトを引き込んだ件については感謝しており、失踪者の救出をしてくれたため新生シャペティアの立ち上げにも協力している。

 軍事系の工業、財閥などが中心となって運営している。

 スサノオ、アマテラス、ツクヨミという三貴子の名前を冠した学内組織がある。

中規模学園

私立ベルティアスポーツ学園


:女学院でありハーネイトに対しすさまじい情熱を抱いている者が多いが、一部冷静に彼らの行動を調べている者もいる。数十の学園が統合し、それを大富豪である逢見坂グループが経営している。

 委託内容はスポーツ系のイベントの主催、栄養学や運動に関する研究などを任されている。 

国立須智織研究学園

:最新の研究設備が揃っている大きな学園。ハーネイトたちについて色々警戒しているがその働きについては賞賛している。医学系に強いがそれ以外も研究している。大企業であるコズミ工業とイーテック産業など数社が合同で学園の経営に携わっており、シャペティアにもかかわっている。

 委託内容は演算、数学、分析、医療系を主としている。医療系に関して天桜学園とは協力しているが、それ以外はライバル関係な面が目立つ。といってもハーネイトが現れてからは彼を支えるため他学園と共同で活動している。

テクノロジアス・サイエンススクール

:変人が多く集まる優秀な科学研究学園。ハーネイトの持つ装置や装備、彼の能力を調べるべく活動。機械、工学系に強く様々な電子的インフラ、発電などをシャペティアより任されている。ハーネイトの技術が何よりも気になるが、彼の精神的不安定さをどう支えるかも考えている。

 委託内容は先進的研究、電機、インフラ整備など多種多様。他学園と被るところもあるが技術面の誇りを強く抱いている。早期からハーネイトを狙っていたが、彼の持つ技術の変態さに辟易している。エスタニオス・クリエイト社とも関係があるといい、水面下で協力している。

小規模学園

県立益良雄学園


 長野のほうにあるもともと男子校だったが、龍災による影響で共学になった歴史のある、複数の学園が統合した学園。全員が古風な感じであり荒くれ者も多いが、ハーネイトとヴァンの両方を崇拝している。それは彼らこそあるべき人の姿であるという理由らしい。2人に師事し男を磨く、そのために共闘参戦することになるがまあむさくるしいところではある。

 実は厳鉄はここの中等部出身であり両親が事件で亡くなったこと、宗次郎からのスカウトで移ったという。

 委託内容は土木、道路整備や自動車など、様々な学園都市の大事な部分を任されている学園でもある。ここは中小企業数十社が合同で次世代の技術者、後継者の育成のため出資している。ほとんどの企業代表がハーネイトを推している。

 ファンクランがもう宗教じみているレベル。

ヴァリティアント研究学園


 遺跡発掘、保存、地質調査、資料管理、第一次産業など様々な勉強ができる実学系の学園。学部も多く人数も実質中規模レベル。優秀な人員が多く、アルマンド商会の影響力もありシャペティアからよく依頼が舞い込んでくる。

 第一次産業を重視していることからシャペティアから直接の支援を受けることもある。アルマンド商会が一番の出資者だがそれ以外にも数百の企業、団体が支えている。




学園統括管理機構・シャペティア(SHAPETIA)


 

 学園制度を運用、管理する各学園に介入権をもつ超法規的機関であり、交換留学生制度及び各学園間の教育連携強化も目的としている組織。

 学園大都市・シャペティアの行政機関でもあり、日本に拠点がある。理由は、世界各地で人が住めなくなっており日本周辺は比較的影響が少なかったからという。(異界化現象、融合が起き始めており怪物や血海、異常気象、環境などにより生存できる場所が減ってきている。龍の活動に起因するといわれている)

 なので日本周辺に人工島がいくつかでき、そこに海外の学園がキャンパスとしてある形。

 ある程度の業務を各学園に委託、代行しているというが実態は不明な点が多い。また、各学園から選抜された学生たちが主導で運営しているという。それを隠しているか公表するかは担当する部門によって違うという。情報部は特に隠蔽している。龍が見える人材について、混乱を防ぐためだとか。


 学園制度により学園都市を持つ学園すべてを管理している機関として7年前に起きた世界災厄以降に設立されている。政府機能が各国機能しておらず、実質的にこのシャペティアと賛同した企業が生き残った人たちを管理しているといっていい。

(裏の顔は、龍が見える人たちの総数を把握、管理していく組織。代表は龍に洗脳され、集めてから龍に差し出そうとしていたが未然に防がれ裏の部分はハーネイト探偵事務所に委託代行し、龍が見える人の保護と龍葬者育成、学園全体で起きている事件を含めた様々な事件の捜査と解決するPANDRAという組織を立ち上げる)

 学園生徒会とも呼ばれているが、基本的に学園間のトラブルに対応したり催し物を開き学園間で競争させるなども行っており多種多様な業務を行っている。

 しかし物語が始まる半年以上前に代表や幹部が失踪し、その前後で同様の被害に巻き込まれる人が急増していく。機能不全に陥った組織に代わり様々な地域で活動し人助けや事件解決をしていく白い人形使いの青年たちが現れ、それが新たな騒動を起こすことになる。人形使いを引き入れた学園が最強だとか。彼らの技術、力はどの学園も注目していた。

 それにより抗争が学園間で起き始めてしまう。そんな中エージェントとして極秘に活動していたシャペティア幹部で、情報部に在籍する亜里沙は、他数名と話をし人形使いと接触し、彼を新たな代表に据えるか失踪中の代表を探してもらおうと考えていた。でないと騒動を収めきれないと考えたからであり、渦中にいる人形使いの青年たちを引き入れれば争う原因がなくなると考えていた。

 亜里沙は表向きは六龍学園に通いファンクラン「龍星研究会」に所属しているが、これは見える人たちの実態、数を把握するためでもあった。周りにはもちろん隠しているが、正直響輝と彩音のことを羨ましがっていた。人形使いの青年の話を聞いてからは特にそうだった。しかも弟子入りしたいという話を聞いて、その手があったかと動揺する始末。

 亜里沙は探している中で霊龍につかまり人形使いの青年たちに救出された。シャペティアは裏の顔として龍が見える人たちを各学園から極秘でスカウトして働いてもらおうとしていた。ほとんどの人が見えないが、確実に事件の元凶である霊龍を彼らは知っており倒せる力があると把握した亜里沙は彼らに対し、まだ地理的に疎いことや来て日が浅いことを見抜いて彼らがある事件の犯人を追っており、情報提供を行う代わりにある人物の捜索依頼をだすのであった。情報屋としてふるまう亜里沙だが六龍学園のファンクランを欠席し始め、間城が指摘し響輝たちに調べるように指示を出した。

 そのあと誘拐された代表が見つかり、幹部たちや行方不明になっていた人たちも保護したハーネイトに対しシャペティアの代表になってほしいというが断られてしまう。

 だが事件の規模は拡大し続け、巨大紅儡の出現やブラッドエリクスという危険な薬品が出回っていることなどを含め、響輝たちの説得と宇澤の機転でう技が代表に戻り、実質的に活動するシャペティアの直下新組織PANDRAの責任管理者としてハーネイトに業務を委託、代行してもらうことになった。
(この時六龍学園で各学園の関係者が集まり会議をしていたが、事件により人形使いの青年たちに会い行方不明者怪物化事件に関して共同で捜査する形になり、ファンクランはPANDRAの各学園の支店として存続することになった。見えない人たちも守るためにみんな戦う)

 もともとPANDRAに該当するポストは考えられていたが、龍について詳しい人が見つからずとん挫していた。宇澤ことアリシアもU=ONEで完全に呪いが解かれるまで記憶操作で霊龍に関する記憶は封印されていたに等しかった。改めて7年前の世界災厄、龍災の調査と解決、対応のためハーネイト探偵事務所を吸収合併に近い形で運用することになる。


 そのあと学生たちの提案で、学園ごとに学べる内容が大きく異なっている状況だが、他学園の授業も習いたいという要望にこたえつつ、裏ではパンドラの活動拠点として怪事件の捜査を行う超法規的捜査機関を抱え、学園間の連携を深めていく存在になっていく。

 亜里沙は当初、六龍学園の先生としてハーネイトを迎えようとしていたが天桜学園、三極学園などと協議し第3者機関の元で彼らに働いてもらう方が中立性があっていいのではということになりその方針で進めることになる。

 そうして、ある事件をきっかけにハーネイトが世界龍封印機関の4代目葬長となったタイミングと合わせ、パンドラの設立に関する拠点の構築という形で、各学園の生徒、先生、関係者などが共同で作戦を進めていくための組織としても運用していくことになる。

 世界龍封印機関と提携し、独立龍災対策調査組織となって巨大になったPANDRAの管理を行っている。


フランス語で統括する、かぶせるという意味のchapeauterから組織名が名付けられた。


色龍変幻(カラードシフト)


 戦形変化・龍装鎧衣使用中に、その場で属性を変え別形態になること。難しい技だが使いこなせば強力無比。また、色を足して強化というのもこれになる。

龍素活化(カラードアウト)


 霊量戦機や術者などが龍素との響命で50%を超えだすと発生する現象。正式にはドラグメンツカラード・シフトアウト。龍の力が体からあふれ出し始めた状態で、これをコントロールできて初めて戦劇の舞台で活躍できるといっていい。

 先天的に龍のかけらを宿す者の方がつよいが、後天的でも修行次第で未知の可能性がある。

幻天八素



 元素の周期表には載っていない、8つの元素のことを指す。これらは特定の別世界にて産出されるが扱いが難しい。

 ハーネイトの持つ愛刀、藍染叢雲はこの幻天八素で作られている。

アドモンニウム

金と銀の特性、それにタングステン。最強の金属と称されており、ハーネイトの持つ武具はほぼこれでできている

バイディモン

毒のあるアンチモンににた性質。アドモンニウムと一定比率で配合すると特性が変わる。

ウォルニウム

ネオジムに近い性質を持つが、融点がタングステンとあまり変わらない程

ガルナニウム

 ガリウムや亜鉛などと似ているが、比重は遥かに重い

ハニウム

 薄い白褐色の金属片の姿を見せる金属性元素。すぐに被膜を作り、それは一定以上に加熱した合金にも連動する

ディライニウム

 赤褐色の金属元素。これの合金は非常にさびにくく強固。しかし加工が結構きつい

レタニウム

 ストロンチウムなどと似ているようで、放射性がない。合金にすれば粘りのある金属ができるが、管理が甘いと発火するかも

ニザハロム

 クロムと似ているが、毒性はなく放射線を鉛以上に防ぐ。金より少し硬いくらいの展性

響命率(きょうめいりつ)



 龍の因子、もしくはその欠片を持つ者は感情の昂ぶりと同時にそれが響鳴しはじめ、それに比例し能力も上がっていく。

 命と心が震え響命し、力が狂鳴していく。行動を起こすごとに徐々にこの値が上昇し、また減ることもある。

 端的に言えば、戦っていく中で力がさらに増幅されるようなものである。この響鳴率が一定値を超えるごとに、特に因子持ちは肉体の形状にすら変化が生じる。これが戦形変化(フォームアウト)の原因。

 ただし高すぎると力の制御がおぼつかなくなり暴走状態になる。特に因子を複数持つ者はこれに留意して戦闘しないといけない。

 この影響は現霊を使う際にも影響し、霊形戦機とリンクしている龍のカケラにも影響する


クォータル



 異界空間内の1エリア、その領域の単位のこと。5㎞四方が1クォータルと言われているが、あまりに広大すぎるためエリアの管理コード、つまりエリア名はA~X-○○○○○○○○○とつけられている。未だ探索や調査が進んでいない場所も数多く、そこが龍の巣となっている。ちなみに世界柱の周辺は今のところ調査が大分進んでいるとか。



グリッド



 Aミッションにて3m×3mのエリアを1つとして、汚染域などの表示の際に使用される単位。



霊装具(クォルツギア/ドラグギアーマー)


 主に神霊機に装備できる武具、防具などを指す。と言っても実は現霊を初めとした霊量子でできた存在や、龍の力を持つ者なども装備できる。UAの技術を組み込み、更に強化した兵装を装備できるようになった神霊機は、現霊に匹敵する火力を持つほどになる。

 元々龍のカケラでなく因子を宿す存在は基本現霊を宿せない。(生まれつき持っているか、生まれてすぐ埋め込まれた、あるいは成長して取り込んだかの違いで現霊使いになれるかどうかが決まる+因子持ちは霊量戦機として生み出された者がほとんどでその影響で現霊を持てない)そんな存在でも神霊機を使役し戦闘に参加させることができる。これにより戦力を増強できるようになった。

 龍の力を持つ者の多くが大分幻霊龍の犠牲になっており、戦力面で不安だったがこの力を得て世界龍封印機関は攻勢に出ることができるようになった。

 アーマーフレームは、このクォルツギアをベースにセット装備にし安定性と運用面を向上させた一体化システム。

霊量術(クォルツソルセルリード)


 霊量子(クォルツ)を直接攻撃や補助などに使う霊戯術。霊量術には100以上もの術が存在し、能力者同士で開発し共有、強化もできる。

 霊量士(クォルタード)はこの技術を極めており、かなり高い戦闘力を有している。それもそのはず、龍の因子を埋め込まれた存在は殆ど霊量士になり現霊を基本持てない。その代わりの力である。

 この技術と大魔法を融合させ、CPF(クォルツ・パラノーマルフェノメノン)が誕生した。


決衣/極衣(けつい/ごくい)

 現霊を術者自身に纏わせる現霊纏衣の呼び方の1つ。決意の力を極意に変えることで術者本人の戦闘力を大幅に引き上げる。さらに極め、極意を修めたものが極衣を手に入れられる。



現霊術(げんれいじゅつ/レヴェネイトリックス)


 現霊士が行使する、霊量子運用術及び現霊運用術の総称。

 憑依背装 具現霊を自身の後方に召還し、霊量子エネルギーで攻撃を行うスタイル。現霊の戦戯は基本この状態で繰り出す。

 憑依霊装 武器や道具などに具現霊を同調させ強力な霊量子攻撃を行うスタイル。UAと併用すれば消費が増える外力もかなり増加する。

 真現霊(レヴェネイト・オリジン) 極限まで心通わせた具現霊と、世界龍の力が共鳴した時新たな力を得る。元の形態と使い分けて運用できるため戦術の幅が広がる。ただし人間が持てる龍因子は基本1つのみ。しかし研究で、6龍の制御ができるようになると6種類の因子を宿した状態でも問題ない。

 現霊纏衣(レヴェネイト・パワードクロス) 具現霊自体を霊量子で出来た鎧にし、術者が身に纏う技術。本人の力と現霊の力を分を合わせた力は強烈無比。実質霊量士、現霊士の戦形変化ともいえる。上述した決衣、極衣はこれでもある。極衣は真現霊を纏った状態と言えばいい。

コズモズ



 かつて龍を封印した一族であるヴィダールと共に、世界龍の封印に携わった旧支配者より産まれしエネルギー生命体。黒龍により生み出されたコズモズは、全員大柄の巨人のような姿をしている。平均身長が2m50越えからも分かる通り、中々の異形の姿。

 ヴィダールと共闘し今の新世界を作り上げたのだが、ヴィダールの裏切りで彼らは封印されて彼方に追放されてしまう。だがそれから解かれた数名のコズモズが血徒と接触し、Pについて間違った知識をわざと教え騒動を起こす。それはソラの親であるジブリール、龍葬皇ドラギスに対する復讐。

 だがある時コズモズの副リーダーであるバルガモがハーネイトと接触。交戦するも彼の姿勢に共感を覚え、コズモズがPについてそそのかしたせいで世界龍が復活しかねないという問題を知り復讐を止めるように仲間に進言するのであった。

 また、コズモズは龍に操られ復活の手伝いをさせられていた。数多くの、生命体が溢れる世界にて彼らは霊玉の粉をばらまきそれを生物内で濃縮させカケラを作る作業をしているという。その中で一番成功した地球にてその欠片の収穫作業が始まったのであった。だがコズモズと龍を監視していたヴィダールが目をつけ、阻止しようと介入してくる。これを逆手に取り、本命の神霊機を手に入れるため龍たちは血徒の力で血海を生み出し異界空間内に建造物などを引きずり込みつつカケラとエネルギーを集めながら、アクセスするための塔を作らせていた。コズモズはそれを裏で主導していた。

 取り合えず、かつて龍を封印したコズモズが龍にその体を利用され、世界龍復活のために様々な方面に影響を与えていたと覚えておけばいい。



個有領界(こゆうりょうかい)


 龍の力を蓄積した者の中でも、一部の存在にしか発現しない領域展開、固有結界などと同じような範囲内を自身の思いの力で心象改変させる力。

 ハーネイトやヴァン、エヴィラなどをはじめ数十人この力を持っている。



さ行


決戦戯(シュペルヴアトゥーク)/頂越決戦戯(トランサンデ・シュペルヴアトゥーク)/終劇決戦戯(フィナーレア・シュペルヴアトゥーク)


 現霊や霊形戦機などの技の中でも切り札に該当する技のこと。フランス語で特別な切り札を意味する。頂越決戦戯と終劇決戦戯は、それぞれUAの各武器の切り札、それ以外の各キャラの奥の手にして一撃必殺級の攻撃。CPFはこれには該当しない。

神造兵器


 ヴィダールの創造神とされる、女神ソラが生み出した新たな手下とも呼べる存在のことを指す。と言ってもその正体は、ヴィダール及びコズモズを乱した旧世界の支配者、その手先であり幻霊である幻霊龍を支配、破壊するための存在。

 第1世代から第4世代が存在し、そのどれもがヴィダール36柱と同等、あるいは同格以上の力を秘めているという。世界龍の因子を使用し、龍気こと霊量子を攻撃、防御手段として使う設計である。その影響か同族以外からの攻撃を無効、吸収できるという。

 しかし第1、第2世代とそれ以降では世界龍に対してどう干渉し影響させるかの違いが明白である。

 第2世代までは、世界龍自体に干渉したり幻霊龍に取り付き支配、運用するタイプが基本、それ以降は龍の撃破、討伐などに重きを置いた設計。

 この兵器群、世代ごとに特徴と役割があると言う。

第1世代:P



 今のところ、すべてが謎に包まれた神造兵器。ハーネイトら女神代行は、行方不明になったこの兵器が封印されている石碑を探している。もし解放されると、取り返しのつかない事態に陥るとされる。

 実は世界龍を制御するためのガチな生物・霊体兵器であり、当初世界龍を支配しようとしたソラは世界龍を封じる楔にこれを侵蝕させ、龍自体をPの力で制御しようとしたのだが全くいう事を聞かず、封印されたと言う。

 また世界龍の力の約半分の力を奪いこれを作っており、龍たちはこれの解放を狙うために事件を起こしている。最初は龍のカケラ持ちが増えたことで現れ事件を起こすも憑りついてすぐに対象が耐えられず分解されるため、龍の力を回収するための長時間の現界を行うためにどうするべきか考えていたところ血魔人たちに目をつけたという。

第2世代:微生界人



 あらゆる世界の監視や、危険な生物の盗伐、調整などの名目で生み出された、微生物の概念体にして無数の微生物で構築された菌人間。

 物理攻撃無効で同族による攻撃か、霊量子攻撃でないとダメージを与えられないその性能は、ほとんどの生物に対して一方的なものとなっている。

 種類も細菌やウイルス、スピロベータなど豊富で、それぞれ種族によって得意不得意が存在する。

 ある条件を満たすことで、微生界人はU=ONE(アルティメットワン)と呼ばれる、神霊化の域に到達できる。こうなると本来の病原性はほとんど封印され、生物としての域を超えた存在になる。そうなった存在は、2度と病気を引き起こすことがなくなるし、龍因子の運用が安定化し龍葬者になれる。

 これこそが対霊龍プログラムであり、本来この魔人たちは幽霊龍を倒し消滅させるプログラムでありワクチンであったと言われている。

 多くの微生界人はソラをひどく憎んでいる。その中でも自力で増殖が不可能に近いウイルス、リケッチャ系菌界人、もとい微生界人はソラの討伐を画策しているという。その理由は、ソラがPの運用に失敗し、慎重になっていたことから暴走を抑えるために霊量子運用力を封印し、しかも終わりある存在としてリライズしていたから。ハーネイトは無限炉と龍の因子を使いこの封印を解いてU=ONEにできる。

 そもそも霊的存在にかなり近いこの微生界人は龍の影響も受けやすくなっており、それに気づいたソラが力を封印し暴走しないようにしていたが、龍の方が上手であった。

 その後封印され放置された微生界人たちは、集まって独自の世界を作って活動していた。ソラもまた研究をシフトさせたため彼らを忘れており、それが原因で牙を向かれた形である。

 実はこの世代、Pの制御のために元々作られたと言うのだが彼らもまた、世界龍を封じるために生み出されたともいえる。そのため一部の微生界人は龍の因子を宿している。特に血徒17衆は全員因子を体に宿している・

 しかしこの事実を知らないものがほとんどで、知っているのは伯爵とエヴィラ、伯爵の部下であるカラプラーヴォルスとウェルシュ中将、ボツリナウス元帥、ビブリオ大佐などごく少数。

第3世代:古代バガルタ人(神造人)



 第2世代の神造兵器が思ったよりもうまくいかず、焦ったソラは自身の気運を増幅させ、それを分けてから人間体として活動するヴィダールを作り出した。当初はうまくいき、数を増やしては発展するそれをみて安堵していた。

 そんな中、彼らに龍の因子を植え付け龍を討伐する役割を押し付けようとソラは考えるようになった。しかしこの影響で、龍の力に乗っ取られたヴィダールが現れたり、存在自体が崩壊する者もいた。確かに、明確な肉体を持つことで対龍性能というか、精神攻撃などへの抵抗力は予想以上に増強されてはいたため、これをベースにソラは改良することにきめる。

 その中でシルクハイン・スキャルバドゥら12の神造人が、危険な実験を行い続ける上司であるソラをはるか遠くの次元に隔離し封印しようと次元融合装置を暴走させようとした。その結果、超巨大都市とソラ及び周辺の広範囲の地域を巻き込んだ転移現象が発生し、アクシミデロ星にて大消滅と呼ばれる悲劇が発生したのであった。

 それを免れた神造人は、自身らを古代バガルタ人と名乗るようになり、同胞の帰りを待ちながら、一気に文明が衰退した自身の住む星を守ってきたのであった。

 この世代から、世界龍を封じると言うよりは倒して世界を作り替えると言うソラの考えが強くなったような運用思想面が目立つ。世界龍の因子を手に入れたソラは、片っ端から造り出した者に埋め込んでいたようである。

 また、この世代は微生界人もとい血徒によく狙われている。同じ親が生み出した存在で、龍の力も持ち合わせ肉体がある。このため魔法犯罪者や魔法使いなどを筆頭に多くが彼らの血牙にかかり体を乗っ取られている。

 その中でソラは、かつて自身とたもとを分かったほかのヴィダールが研究していた霊量戦機/霊形戦機をベースとした、究極の人形制作を始める。この際に事件が起きたらしい。だがそれは、もう1つの龍を封印せし、現在龍に憑りつかれた龍徒コズモズの仕業であることに気付いていなかった。


第4世代:ハーネイト/伯爵/ハルザーク(龍宝玉運用型・無限炉搭載霊量戦機群)



 多くの犠牲を払い、ソラを遥か別の世界に封印した神造人たちだが、実はこれが成功した原因は、彼女が突然深い眠りについて行動不能になったからであり、単なる偶然だったのであった。

 そのため再び目覚めたソラはもちろん激昂し、すべてを破壊しようとする。だが誰もその大消滅を引き起こした存在がもう1つの龍を不運せし一族、コズモズによるものだとは気づいていなかった。

 大消滅、それはコズモズが龍に乗っ取られており龍の意思でそれを引き起こし、かつてソラの住む宮殿に攻め入りことごとく返り討ちにあった幻霊龍たちは、その力を削るため対龍兵器チームの分断を狙っていた。奇しくもそれは成功し、無数の霊量戦機、微生界人などの情報が超結晶情報集積体・オベリスハルクシアの破壊によりありとあらゆる場所に散らばってしまった。

 そんな中バックアップを用意し霊量戦機に関する基礎情報とそれに関するある程度の改造データ記録を所持していたシルクハインらがある提案を行い、
 それがNEMO計画であり、究極の一を作り出す計画でもあった。ハルザーク、ハーネイト、伯爵がこの計画により生まれている。いわば究極の、龍の力を内包し運用する人形。しかしできたその人形の姿は、赤子であった。


 こうした経緯で生まれたハーネイトは、奇跡的に神界まで訪れたジルバッドやDカイザーらフォーミッド界人に預けられ、兵器ではなく血の通った人として生きるように仕向けられてきたのであった。

 これは、もしそのまま彼が育った場合容易に彼女の器と化し乗っ取られてしまう可能性が高かったため、明確な自我と性格を持たせ共通項を薄めるために下界で育てたという経緯がある。また、一時的にその差をなくすことでソラに唯一正攻法で立ち向かい撃破できうる力をも宿している。

 しかし真の目的は、生まれてすぐに埋め込まれた6界の世界龍の因子全てを共鳴させ、世界龍を倒し新たな世界を生み出すための兵器、女神の器として生み出されたのである。ハルザークや伯爵と違い、ハーネイトが赤子の状態で成長する人形として生み出されたのは、龍のカケラと関係があるようでそれよりも巨大な龍宝玉こと因子を生まれてすぐに内包し、成長と共に体になじませることでより安定した制御を可能にする実験でもあったという。これがのちにカケラ持ちの人が持つ力の源であると分かり、現霊と大きく関わることになる。

 しかし人形であり、しかもカケラを埋め込まれ、それが巨大化し宝玉と化している状態の彼は現霊を扱えない。それもそのはず、彼本人が意思と心、人格を持つ霊量戦機であり現霊の代わりに龍の力そのものを纏う力、他の霊量戦機のパーツを身に着け戦う力、自身を変化変身させて戦う変身術を使用できるモデルとなっている。

 古文書やコズモズの手により散らばったオヴェリスの破片などから研究内容、目的などを解読することができるようでこれを探し全てを集めた時、ハーネイトたちは真の力を得られる。

血雨兵器・ストルレイン



 血徒が開発した、効率よく感染する血の雨を降らす天候変化装置。これを早急に破壊する任務もある。小型化し、ミサイルなどに搭載する輩もいる。

血雨兵器・ブルートゥナ

 ミサイルなどに搭載した、散弾式の汚染兵器。血の魔人たちは研究者なども操り人形にして効率よく汚染をばらまける技術をそれぞれ見つけ利用している。どれも魔薬及び紅儡を分解したときに出る呪血を利用している。精製工場を破壊すればいいらしいが……

 ストルレイン・ブルートゥナ・ブラッドエリクス、この3種の呪血兵器で汚染を広げ、来るべきXデーに備えている。霊形戦機の材料集め、搭乗者となる紅儡集めであるが、実際は龍の思惑に利用されており龍結晶の選別作業のために血の魔人は操られてしまっている。本来やるべきことの真逆のことを洗脳されて夜されている。この間龍たちは活動を潜めており、あぶりだすためにも魔人たちと戦い龍の操り人形を減らすことが求められるため世界龍封印機関の設立が行われ、先だって魔人たちの討伐、U=ONE化を始めたのであった。

ゼペティックス社

 ゼペティックス・ハイマン・ロジャーが代表を務める民間救助会社であり、ハーネイト及び機士国と関係が深い組織でもある。民間救助というだけあって、消火ミサイル各種や輸送用飛行機、汎用可変機動機・フューリオンなどを配備している。


世界龍(オルヴィルス)


 大世界という無数の小世界を包括する世界の土台と化している、旧支配者のこと。無数の世界が存在する前、6界の世界龍は各自生命体を生み出し、どれが一番かを競わせていたと言う。

 その中で生き残った、白龍の生み出したヴィダール、黒龍の生み出したコズモズの2生命体はつぶし合いをしたくないと言う意見の合致から生みの親でもある竜たちを封印しようと考えるようになる。その結果、犠牲者を多く出しながらも世界龍は楔を打たれ、封印され眠りについているのである。

 しかし、世界龍の意思とも呼べる幻龍こと幻霊龍(ミラディアス)が定期的に生み出され、封印するための楔こと世界柱を壊そうとしていた。また、ヴィダールとコズモズにより壊された、龍宝玉の破片こと因子を集めるため持っている人を襲いにやってくる。

  • 白界の世界龍 アスノプロス  光と白を支配する世界霊龍
  • 赤界の世界龍 エリスキノス  炎と赤を支配する世界霊龍
  • 青界の世界龍 ルラキニウス  水と青を支配する世界霊龍
  • 黄界の世界龍 キトリノウス  雷と黄を支配する世界霊龍
  • 緑界の世界龍 プラシニオス  風と緑を支配する世界霊龍
  • 黒界の世界龍 カタマヴロス  闇と黒を支配する世界霊龍

世界龍の欠片:幻霊龍(ミラディアス)



 封印され続けている間も、龍たちは封印を解こうと手先を生み出しては大世界内を荒らしている。それが幻龍。その力は強烈無比であり、世界龍の因子を持たぬ者にはどうやっても勝てない。散らばった龍宝玉の欠片を集めつつ、封印を解除するために必要な霊量子を集めるためあらゆる小世界を度々襲っている。

サイズはSS、S、M、L、LL、特級の6種類があり、2~10m前後がSSで、10~25がS、25~50がM、50~100がL、100m以上200m以下がLL、それ以上は全て特級。最大級になると全長10㎞級とかもざらではないと言う。

 SS~M級手前までは、同じ龍の力を持つかその破片を宿した存在、CDDを付けた存在にしか認識ができないが主に人や機械などを狙い取り付いて、力を吸収し命を奪い壊す。それ以上になると一般の人でも見えるようになるが、このサイズ以降になると小型の幻霊龍を召喚したり街を襲ったり爆撃したり、踏み入えた場所に結界を作り出し、内部にいる者を光に変えたりと滅茶苦茶な事しかしない。

 実は世界龍を封印した際に6体の龍の力の源は砕け散り霧散していた。だが長い時の中で多くの小世界にてそれが体に宿り結晶化し、龍のカケラと呼ばれる物として凝縮されていた。

 それは生物、特に人類の増加と共に凝縮、更に欠片の増加をもたらした。代々カケラを持つ者に子孫ができるとカケラの1部が子孫の体に宿り、またそれが成長し新たな龍のカケラが誕生する。幻霊龍はこれが復活に必要な量になるまでじっと行動を制限し、代わりに操りやすそうな存在を利用して情報を集めつつ暗躍していた。その標的、犠牲になったのが同じ霊量子で作られたまだ精神防御対策が脆弱だった微生界人やコズモズなどである。

 ハルザークやソラなどが、人類を初めとした知的生命体の増加に伴い龍の行動が活発化しているのではないかという分析は、これに起因する。

 なのでハルザークは、知能を持つ生命体の数が減らないと龍自体の封印が次第に困難になり最終的に世界龍危機に陥ると考え、世界龍ごと2度と目覚めないように消滅させようと力を集めていた。




 世界龍の因子

 本来なら、数多くの生命体が因子の欠片を持っているのだが、弱かったり薄れたりし、その力を引き出せる者はまずいない。しかしごくまれに、強い因子を宿している者がいると言う。実はそう言った人が霊量士、現霊士になれる素質を持っていると言う。創金士はこれに、女神ソラの血、権能が混じって共鳴していると言う。

 通常宿している因子は1つか2つであり、2つ持っているのは適合しているか、まだ目覚めていないかのどちらかに該当する。基本的に古代人ことヴィダール神柱ソラが作った第三世代神造兵器こと神造人には1つ以上が埋め込まれており、それで神造人か判別ができる。それ以外では因子の欠片を持つ者が人間に稀におり、それが霊量士になる素質持ちである。それが活性化した時に能力者となる。

 世界龍の因子は別名龍宝玉とも呼ばれる。



戦功武勲システム


 ハーネイトと現霊士たちが話し合って決めた、敵の討伐などでポイントを稼ぎ、それを利用し様々な恩恵を得られる報酬システムのこと。

 龍やそれに操られた存在の討伐、開放、事件阻止などをそれぞれ点数にし個人ごとに記録する。

 ポイントの内容によってはハーネイトへの直接挑戦権、つまり正式な決闘を挑み指揮官、代表の座を交代できるという。7日間の休暇や新装備の開発優先権、多額の報酬、更にはハーネイトとの1日デート権などという妙なものもあり、実は一番人気なのがこのデート権シリーズ。100ポイント消費で1日デートできるので中には連続でこれを使う猛者もいるとか。




た行


時歪門(ディメンジョンディストーションゲート)


 世界と世界を結ぶゲートの一種。DDGと略される。
 基本的に自然発生するいわば大体ブラックホール的な物であるが、魔界の一部の種族はこれを意図的に発生させ、侵略を容易にすることができるという。基本的には災いしかもたらさないが、フォーミッド界の住民は異界から流れ着いた異界物を元に文明を発展させ、新たな技術の土台としていた。まれに、異変亀裂が拡大してこうなることもあり、破壊しないと別世界との融合または吸収により想定外の出来事が起きる可能性がある。

再葬(デフュネライユ)


 血徒に取り付かれ、命を落としその後に肉体などを操作されている死人こと紅儡・血屍を倒し、再度埋葬する作業のために倒すこと。ハーネイトは心から愛していた恩師が血徒に殺され操り人形になっていた。だから再び葬儀をするために、これ以上死者の尊厳を汚さないように心に大きな亀裂が走りながらも彼女を倒し、再度葬儀した。

 なのでこんな思いを誰にもして欲しくないと、ハーネイトは決意を固め対血徒戦線に身を投じるのであった。霊量子の力がないとこの作業はできない。

独占禁止条約



 人形使いのファンクラン同士で約9か月前に結ばれた、人形使いの接触の制限、独占の禁止に関する条約。ファンクラン同士での抗争を止めるため代表たちが集まって取り決めが行われたが実質形骸化している。

 亜里沙はこの条約のことを知ってなお、人形使いと接触し協力している。ましてや龍星研究会は龍の調査メインなうえ人形使いについては慎重になるべきだというスタンスからか他のファンクランとは違い発言権もあったがこのせいでそれがなくなり、騒動のもとになるのが怖いという理由で響輝たちに調査を命じたのだが……。


龍葬者(ドラグスレイヤー)


 世界龍の欠片、幻霊龍を倒せる存在を指す。

世界龍事変(ドラグシデント)


 世界龍及びその欠片こと幻霊龍が引き起こす大規模な事件全般を指す。

 主な事変としては人や機械などに憑依してエネルギーを吸いながら支配し混乱を巻き起こす龍憑(ドラグフォルン)、龍気汚染を引き起こす気染、全てを破壊し分解する事件などが挙げられる。

 また、危険度の高い順に世界龍決戦(ドラグロク)>世界龍危機(ドラグライシス)>世界龍事変(ドラグシデント)と呼ばれている。ドラグロクを起こさないためにハーネイトたちは人知れず戦い続けている。


世界龍封印機関(ドラグシェルン)


 世界龍の活動に介入し阻止することで、新世界の維持に努める新たな機関。霊量子を操れる者が集まり鍛錬や教育を受け、龍葬者になる機関である。正式名称はドラグシェールンだが、シェルンでも一応通じる。またWDSA(Woeld Dragon Seal Agency)とも呼ばれると言うが、もっぱらドラグシェールンと呼ばれる。またの名を六龍機関(りくりゅうきかん)と呼び、在籍する者を対霊執行者(ファントムエクスキューショナー)と呼ぶこともある。それに際し、ファントムバスター、もしくはブレイカーとも呼ばれることもたまにある。

 霊龍も、微生界人こと微生物の幽霊も同じく霊であるため、対霊機関と言っても過言ではない。

 霊量子を扱える存在は霊量士(エネルギーをそのまま利用、あるいは他の悪霊、鬼霊などを操る者)、現霊士(自身の潜在能力と故人の魂を龍因子と共鳴させ守護霊として召喚運用)、創金士(エネルギーを物質化、元素化しあらゆる攻撃や治療、道具作成などを行う)と3種に分けられ、その総称と言える。

 構成員はほとんどが世界龍の力を宿した能力者であるが、事務系など後方職には事情を知る者、知らない一般人も参加している。あらゆる世界をチームを組んで回り、世界龍の欠片であり分霊体の幻霊龍を倒すために日夜活動している。

 福利厚生を初めとし色々手厚いが、これはハーネイトが危険な仕事をさせているからせめてこのくらいはという配慮である。このため離職率はほぼ0である。というか仲間が少ないのでもっと増やしたいとか。しかし能力者が世界龍のカケラを宿している者でないとなれないので数は集まらない。

 基本的に規則はかなり緩い。これはハーネイトの気質から来るものであり副業も本業に差し支えなければやっていいし、御法度なことは少ない。しかしメンバー同士の私闘については厳しく処分する傾向がある。その場合ハーネイトか伯爵に決闘申し込みをすれば問題ないらしい。腕試しのために決闘を申し込むのは技量向上のために許可するが、喧嘩には厳しい。


龍災(ドラグメント・デザストール)


 世界龍の分霊、幻霊龍が起こす災害のこと。通称「龍災」

 これに対処するのも世界龍封印機関の大事な仕事。世界龍が生み出した、自分たちの力を取り戻すための存在、幻霊龍は龍脈や龍の結晶を集めるため事件を起こしている。また龍は自然災害とも関係があり、実のところどこにでも現れるのだが特に龍脈点となる世界は要注意である。

龍災解決・龍憑依事件(龍が憑りつき機械や生物を操り消滅、または変異しつつ龍子を集める事件)F
龍災解決・異界化現象(龍が出入りしやすくするため異境界間と現実世界の境界を薄くする。龍脈に干渉している龍を破壊することでそれを解決できる)A
龍災解決・大量龍撃(SS型~M級の霊龍が大量に現れる事件。制龍戦との違いは龍脈がない場所で起きているかどうか。Fミッションを適用する)
龍災解決・破界門破壊(龍が亀裂を強引に抜け出るとそこがブラックホールになり、場合によっては局所的に虚無空間、異境界間への入り口となる)F
龍災解決・龍気汚染除染(龍による龍気汚染。強烈な龍素の結界が全てを光に還元?)A・Fミッション
龍災解決・巨大霊龍襲撃(巨大霊龍による人類への襲撃。見えるため多くの人たちが異変に気付きやすいが事実上かなり劣勢状態で危険)F
龍災解決・D7F制龍戦(各世界にある龍素霊脈こと龍脈、そこに補給及び部隊を整えるためにやってくる龍たちを撃退し航空優勢を確保する戦い。Fミッションを適用する。他世界の人たちも参戦し、各自の力量を誇示するという点でも重要な大規模戦闘}

 オベリスが修復し運用可能になると、龍の動きも手に取るようにわかるようになる。そのためオベリスが示す予知により次に何が起こるかは大体わかるようになる。それに向けての会議と人員配置、補給、作戦などを立てて各世界の住民、その中でも業務委託を受けている状態の仲間と連携し龍災に対処することになるのが後半戦。


・龍魔本(ドラグリモア)



 現霊を呼び出す際に必要な霊本。現霊の儀の第一段階はこれを作るための材料を集めないといけない。それを集め、霊本に自身の歴史を書き刻み、そうすることで現霊の核を作り出す。それを霊形に埋め込むと現霊写影が起きる。


な行



は行


バイザーカーニア(BK)


 フォーミッド界アクシミデロ星にて、若き魔法使いを集め次世代の魔法を研究する魔法秘密結社。
 ロイ・レイフォード・ヴェネトナシアが首領であり、構成員は1000名以上ともされる。魔法協会に次ぐ規模の大きさで、その影響力はかなり大きい。というのも、ハーネイトはここで先生を少しの間していたのと、彼がロイ首領と深い関係にあるのも理由に挙げられる。

 もとは、詠唱の長い、古い魔法に固執している魔法協会の魔術師たちに反発し、魔法と機械技術の融合や融合魔法など今までになかった魔法の使い道や運用方法などに関して研究する学び舎として作られた経緯がある。

 魔術師の中では一番現代寄りであり、ほかの魔術師、魔法使いよりも社会常識や法を順守する人が多いため、BK出身の魔術師は割と歓迎されることが多い。それもハーネイトの活躍によるものではある。

 第二次DB戦争で、ほぼ壊滅した魔法協会のメンバーを吸収し、実質第一勢力となっているが相変わらず魔法技術・霊量術を研究しつつ多くの人が恩恵を受けられるように技術開発をしているという。

破滅時計(はめつどけい)


 世界龍危機ことドラグロクが始まるまでのカウントを示す時計。龍の活動増加や龍の力の凝縮などで秒針が0に向かって進んでいく。


霊龍事件特別対策組織「P.A.N.D.R.A(パンドラ)」




 世界龍封印機関(ドラグシェールン)の直下組織の1つである、龍の力を宿す人たちを中心として設立された、世界の存在証明を維持するためそれを脅かす霊龍が起こす事件に対処し解決する超法規的組織。

PANDRAと名付けたのは

Phantom dragon Accident Nullify Delve  Reverie Administrator(霊龍が起こす事件を無力化し、徹底的に調べる龍夢の管理者)

 という意味とパンドラの箱からきているという。龍夢という、パンドラの箱。目覚めてはいけないそれを守るための管理者としての自覚を促すためにもそう名付けられた。込められている。

本来のパンドラの綴りはPANDORAなのだが、学生たちが幽霊龍をPHANTOMDRAGONとも呼ぶことを知った際にある学生が略した言葉、ファンドラをハーネイトとヴァンが聞いて、昔読んだある本からパンドラについての話を思い出し、語感が似ていること、龍という解き放たれてはいけないパンドラの箱、それを守るための組織というのがあっていると考え、結果的にそうなったという経緯がある。

 ファンドラ=パンドラ、その意味を理解し、所属する者は運命に抗うため、世界を守るために戦うのであった。


 ハーネイトが龍の力を宿す人たちの総数を調べている中で、力を持つ少年少女たちと出会い思いを知り、交流する中で呪血テロ集団・血徒(ブラッディフィエンダー)の規模の大きさに対抗し、またそれらが龍に操られていることから世界龍封印機関の直下組織及び、学園統括管理機構・シャペティアの極秘組織として、強大な敵に対抗するため正式稼働した世界龍封印機関の実働部隊として発表されることとなった。

 表向きは様々な事件を人形使いの協力を持って解決し世界の平和を維持すること、裏の顔は見えざる脅威である霊龍などを相手に戦い続け、世界の存在証明を守り、龍夢を管理することで今ある世界を維持し続けるための活動をあらゆる場所で行う組織。

 シャペティアの仕事も行いながらのため負担は大きいが、支援者も続々出ており多くの人を巻き込んだ世界を維持し続けるための組織になっていく。



半獣人傭兵部隊ガルマザルク


フォーミッド界・アクシミデロ星の西大陸と南大陸の境にある森林帯を拠点とする異世界転移してきた半魔獣人の傭兵隊。

ハーネイトが保護し、面倒を見ている。様々な獣人が所属しているが連携はかなり高く結束も堅い。





パンドラの箱



 俗にいう開けてはならない災いの箱のことだが、ハーネイトたちはファントムドラゴンの箱、つまり今ある大世界のことをこのパンドラの箱として見立てている。と言っても自分たちがそれを開けるのではなく、内側から開かれるのを防ぐための存在、パンドラの箱の管理者としてヴィダールの命を受け活動している。

紅儡(ブラッドパペドール)


 血の魔人こと血徒たちが、自身の体の一部、つまり微生物と血を混ぜたものを対象の傷口や粘膜などに流し込むことで生み出される依代及び操り人形のこと。パペドールと言っても通じる


 依代及び憑依体が完全適合し、一方的に肉体を操るか、あるいは元の体の持ち主と連携することができる。血の魔人たちは究極の依代を探しており様々な事件を起こすが、それも全ては龍の陰謀によるものであった。

 しかし完全に適合できない場合は、血肉の塊、ゾンビに限りなく近い生物体こと眷属体と呼ばれる感染生物、半適合し凶悪な戦闘力を持つが知能面などがない血鬼体及び血鬼融合体になる。霊形戦鬼もとい霊形戦機はこれらすべてを撃破できるが、龍素の力を使えない、纏えない武器は全部吸収される。
 血徒を初めとした微生界人も実は霊形戦機の1種とされているがこれらは条件を満たすことで数を増やしつつ霊龍に侵食して破壊する力を元々持っていたがソラにより一部機能が封印され、それを龍徒と化したコズモズが目をつけて彼らを指揮して運用していた。

 パペドールはいわば対龍兵器としての名残というか、完全に封印されていなかった機能をつかった制御術により生まれる存在。

 対象との適合率によってどう変化するか変わると言われ、またフレームごとにも差があるという。

名称 適合率 説明
眷属体・血屍 1~50% 適合率の低い対象は、周囲に汚染された血をばらまく先兵と化す。強くないが数が多い
血鬼体・血魔 51~90% 半適合状態の対象は肉体の変異が半分ほど進む怪物となる。血鬼融合体として他固体と融合するととても危険
依代体・血人 91~100% 俗にいう操り人形状態。基本的に肉体も精神も支配するがウイルス、リケッチア界系以外のフレームはお互いに意思疎通し連携もできるケースがある

フレーム(微生物種)
ヴィルスフレーム 他生物なしに眷属こと微生物を増やせないモデル。だが非常に強力な力を持つ
マイコプラズマフレーム ややバランス型だが爆発した時の力は目を見張るものあり
リケッチアフレーム ヴィルスフレームと似てはいるが曲者ぞろいで嫌がらせの天才
ヴァクテリアルフレーム バランスよく、他生物に依存しなくても増やせる最も数の多い存在。ソラ曰く最高傑作である
スピロヘータフレーム 上記に準拠するがやや不安定感のあるフレーム
プロトゾアンフレーム 特殊な増え方をする者も多い大型フレーム

ブルートゥスウェル(血の膨界)

 血海などに侵食された場所、または血の結界こと血界が展開されている状態/血闘術の1つで自身に集めた血を広げて死の領域を形成し、それに巻き込んだものをドロドロに溶かす、分解する技。


微生界人(びせいかいじん)


 ヴィダールの創造の女神、ソラ・ヴィシャナティクスが作り出した第2世代の神造兵器であり、第1世代神造兵器の制御や封印、他生物種族に干渉して数の調節や監視などを主に生み出された存在。存在している各微生界人の種の微生物量が多いほど能力が強くなる傾向であり、微生物を除菌や抗生物質などで減らしてくる人間種を快く思わず、目の敵にしている。

 概念霊体と呼ばれる、霊体アバター部分が概念体というその微生物種の存在概念を象徴する核で、これに無量大数もの微生物を纏わせ微生体という、肉体を形成している。いわば2つ体を持っているようなものである。そうすることで実際に目に見えるほどになるが、肉体を構成する微生物の数が足りないと物理的干渉力がかなり下がる一面がある。

 また、自身を構成している分の微生物は霊量子を帯びた攻撃以外無効にするが、それ以外の離れている微生物なら普通に除菌殺菌抗生物質などで消せる。先述した通り人間を恨むのは微生物の総数自体が減ると微生体の構築が難しいことが主な理由である。

 分霊体だけの状態では霊量子攻撃であっさりと深手を負うほどに防御が下がる。U=ONEになればこれらの課題をすべて帳消しにできるといわれ、はるか昔から研究が進んでいる。微生物の種類によって得意な能力に差がある。特にウイルス系とそれ以外のでは探索能力、増殖能力に差が著しく出てくる。

 ウイルス、マイコプラズマ、リケッチア、細菌など各微生物ごとに世界があり、各自でそれを治めている。これを総称し微生界と呼ぶ。

 各微生界人はかつて女神ソラが開発した、究極兵器の管理を実質任されている。その中でも究極の存在「P」を管理しているサルモネラ家は有名である。伯爵はそれを回収し運用するためのスパイ。

 血徒も含めた微生界人の中には、世界龍の話を知っている者がおり自分たちは、世界龍の一番の好物は負の感情のエネルギーであり、それを生み出しやすい知的生命体の数を調整し目覚めないようにする役割を担わされていると認識している者がそこそこいる。

 これは半分正解ではあるが、ソラはあくまで世界龍の核を微生界人の浸蝕能力にて支配し6龍を統べる存在になろうとしたのが先である。研究の中で龍気(精神)干渉の危険性や好むエネルギーの質などを見つけて考慮したうえで前者の干渉による暴走が怖いと考え、龍因子の力を可能な限り低下させて封印、次の計画のためにその計画を放棄したという。

 だがこのせいで微生界人は大きな制約を受け、存在し続けるためには眷属もとい対応した微生物を増やしまくり身を守らないといけなくなった。

 U=ONEは龍因子を活性化させつつより明確な肉体を与え受肉させることで欠点を解消する力である。血徒ヴァリオーラの噂を聞いた微生界人は試行錯誤してその域に達そうと独自に努力し研究している。その中で血徒は行方不明になったヴァリオーラの話を元にヴィダールの力を手に入れればそうなれると思いPを狙うようになったという。


戦形変化(フォームアウト)


 世界龍の因子を持つ者が霊量子を真に理解し操れる存在になったとき、龍の力を借りて姿形を変化させることができる。それを戦形変化(フォームアウト)と呼ぶ。

 血徒の一部と微生界人の1部も龍因子を持っており、それぞれ紅魔血衣、死菌覇装となるがこれも戦形変化に該当する。狭義の戦形変化は、神造人によるものである。

 1つの共鳴だけならば因子持ちは自在に使える者が多いが、2つ以上を制御し共鳴できる存在はごくわずかである。また、6つの龍の因子を全て宿し、完全共鳴に成功した者は7体目の世界龍こと、龍王になれると言われている。

 この龍の因子は、第三世代の神造兵器に該当する神造人こと、古代バガルタ人の殆どが何かしら1つは宿している。それはこの因子を使った実験をみんなで行っていたからだと言われている。しかしこのせいで寿命が大幅に縮まったり、力に耐え切れず死に至るものがそれなりにいたと言う。

 また、龍の因子の欠片があり、これも100個ほど集めれば一つの因子となり人間でも龍の力を得ることができるが、2つ以上はやはり負担が大きい。

 この計画の答えが、第4世代神造兵器である。この力を全て開放することで、世界龍自体を葬り再度新たな世界を作る。それがソラの目的。

 世界龍の因子を宿している者は、幾つかの固有能力を獲得できる。

 龍鱗鎧(エカイーユ) 6角形の鱗のようなバリアを形成し攻撃を防ぐことができる。ただしエネルギーを消費する。

 龍翼(ドラグレゼル) 世界龍の翼を首元などから生やし飛んだり攻撃、防御などに使う。

 龍波(ブレイザー) 龍の力こと、霊量子の力を集束し放出するブレス攻撃。どこからでも放てる。霊閃も実はこれに該当する。

 龍陣結界(ヴァリアル)      自在に結界を展開し、バトル領域を生み出したり味方を護ることができる(たまに料理などで使う奴がいる)

 超再生       HPとCPが自動回復

 ハーネイト:6つの龍の因子全て
 伯爵   :白、青、黒
 エヴィラ :赤、黒、黄
 ルべオラ :緑、赤
 ぺスティス:赤
 アントラックス:黒
 ミロク:黒、白
 ミレイシア:青、赤
 シャムロック:白、赤
 サイン:緑、白
 オフィーリア:青、緑




血徒(ブラディエイター)



 ヴィダールの創造の女神、ソラ・ヴィシャナティクスが作り出した第2世代の神造兵器の暴走体。

 もっと詳しく説明すると、ウイルス界人の一部(出血熱症状を引き起こす者)が協力し、ある研究を行っている組織及びそれに属する者の総称である。これらは正確には真徒と称される。

 一方でそれ以外の微生界人こと細菌、リケッチャ、アナプラズマなどで出血に関する症状を持つもの、血などでうつる者など血に関わる存在も血徒と呼ばれているが、これらは偽徒とよばれる。

 この違いは、主に龍因子が体の中に生まれつきあるかどうかで違うと言われてもいる。

 存在自体が吸血鬼のように見えるが、まったく別の代物で吸血衝動などはなく、ただ仲間を増やすためだけに血などを使い勢力を拡大する特性がある。また、本来存在と活動の秘匿を重視する傾向にあり、活動も目立つものになりづらいことがあるため発見が遅れやすいという厄介な面を持つ。

 端的に言うと悪霊となった微生物のお化けといえる。完全な神霊化はしていないが自然現象の現霊化に近い存在ともいえるが、微生界人は創造神の手下なのでこれについては正しいとは一概に言えない。ヴィダールから見れば、これらは全員ばぐった神造兵器という見方である。

 ある村では、一夜にして半数の村人が血徒化し、しかもそれにだれ一人気づかず、数日中に村の人間は全員人でなくなったという恐ろしい記録もある。昨日までの友が敵に変わる。それゆえ、行動を鈍らせ被害が拡大しやすい。

 ただしハーネイト、微生界人、霊量士など霊量子を扱える存在ならばすぐには感染せず耐性も非常に強い。それに加え感染者を見分けられるため、対血徒戦線では彼らが大活躍する。

 彼らの目的は、ある禁断究極兵器の解放により力をつけ自身らを生み出した存在を倒すことである。また、その力を利用して今まで感染し増殖できなかった生物種にも取り付いて増殖したり、より凶悪な症状を引き起こせるようにしたり、感染経路を増やそうとする者もいる。麻疹やヴァリオラは症状の強化、CSF(豚熱)や牛疫などはもともとの宿主以外への感染増殖、HIVや出血熱系などは空気感染などができるようになるため、潜在能力を完全に引き出す「P」の解放を狙っている。

 実はこの血徒も含めた微生界人は、世界龍を支配するために生み出された兵器群であるのだが、概念霊体という肉体の構造上霊的干渉を基本受けやすく、龍の力を浴びて暴走などの危険があるとソラが判断し、力を封印した状態で放棄されていた。それらが集まって、別の世界で微生界というエリアを作っている。

 ハーネイトの封印解除と強化で、微生界人はU=ONEとなり、龍を相手に勝てるようになる。しかしこれを血徒はほとんど知らない。

血闘術/血戦技(ブラッドアーツ/ブラッドイヴァリエンス)


 血徒は戦闘微術をより攻撃面に特化させた、血の戦技を使う。血を変形させて気体、液体、固体の3形態にして攻撃する戦技でもある。全て霊量子もとい龍気が混じっているため、並大抵の防御は無効化される。

 一方で血徒はこの戦闘術の影響か、またはウイルス界系微生界人の特性か戦闘微術(ヴァクテリオージュ)を苦手としている。これはU=ONE(アルティメット・ワン)になれば解消される。

 血風 
 血水
 血炎
 血雷
 血鋼 

血衣魔装


 あらかじめ登録しておいた形態に、自身の姿を血や眷属を使い変化させ様々な攻撃形態に変身する技。しかし欠点も多く、あくまで格下相手に使うことが多い。


血衣解放


 自身の眷属と大量の呪血を利用し、押さえこんでいた力、つまり血衣という身を守る服に注ぎ込み元の力を呼び覚ます制御解放術。彼らにとって血衣(ブルームリュストゥーク)とは武器であり防具である。

紅魔血衣


 血衣解放により具現化した血魔を身にまとい鎧とし、究極の攻防兵器にする能力。戦形変化(フォームアウト)の血徒版である。血徒以外がこの域に至ると死菌覇装(フルデッド・アームズ)になる。また、黒血(こっけつ)という力も獲得する。

防警軍


 13もの企業が協力して出資し作られた、国内での怪事件や対侵略者などの対処と対外防衛を主に担うPMG。1年前のブラッドホワイトデー事件の後に作られた組織であり、自衛隊を吸収しているようなものである。

ま行



魔本変身(まほんへんしん/ファイナルマギア)



 ソラが霊量戦機の運用に際し、別の力をそれに注ぎ込むことで形態変化を起こさせる技術を開発していた。そのデータを本として構築していた者を利用した霊量纏衣を軸にした戦形変化の派生形。

 元々霊量戦機は龍の宝玉など龍の力を直接使う設計ではなく、それを使うと崩壊しかねないという。だが魔本の力でその出力を調整するサーバーと見たてて霊量戦機を運用することで適切かつ汎用性のある、状況に応じた戦形変化を行うことが可能になる。龍装鎧衣より出力は基本的にやや落ちるが継続戦闘力はこちらに分がある。

 元々オベリスという情報集積記録体があり、それを応用して作られたと言うがソラは霊形戦機全般の問題に気づき封印していたという。




魔薬


 かつて魔法使い同士の戦争に手開発されていた、敵対勢力の魔法使いを暗殺、抹殺するための薬品。だが、それに類似しつつも効果が異なるものが別世界で出回っている。

 本来の効果は、服用した人が魔粒子の暴走を起こし、それに肉体が耐えられず爆散するというものである。

 血徒は、宿主の数を増やすために、違法薬物に自身の眷属、いわば病原体を混ぜて多くの人間に呑ませようとしている。そうすれば確実にその人間は自身の下僕となるからである。

魔銃士ギルド


 魔女の森に対抗して生まれた、銃と魔法の組み合わせで戦う男たちの組織。
 元々魔粒子の扱いは、女性のほうが向いているため男性の魔術師は長年つらい思いをしてきた。それでも、扱える男性なら変人扱い程度で済むのだが、それ以下の、ただ単純に魔粒子を集めるだけしかできない人たちは不遇である。

 しかし、ある男が銃に魔粒子を込めて、一気に放つ技術を偶然見つけ、そこから銃の開発や技術研究などを行う集団が生まれ、それがいつしか魔銃士ギルドとなった。

 彼らは非常に好戦的で、作り上げた銃を背負い、数々の戦場に乱入しては大暴れし、研究の成果を見せつけていた。しかしこれに、魔女の森が魔法使いの恥だと魔銃士たちを攻撃し、一時期大戦争が起きそうになっていた。これは魔法神秘については秘匿するべきだという魔女の森と魔法協会側の思惑もあったが、魔法は世に広めることで更なる革新をもたらすというBKの登場と影響力のありすぎるハーネイトがBKのNo.2に就いたことで調停が結ばれ、事なきを得たのであった。

 ちなみに、少ないが今では女性の魔銃士も存在し、ハーネイトの下で活躍している。

 魔銃士は精霊の森(ガンエルフ・フォレスタ)にて精霊と契約することで魔粒子制御能力を向上させるという。だがハーネイトは魔銃士の力を持つが精霊は持っていない。


魔女の森


 魔粒子を使った技術、魔術、魔法を日常生活や狩り、町の開拓などに使う魔女の集団を示す名前。BKとどこかで似ているが、好戦的な点と他の魔法使いを若干見下したりより身近な魔法運用をしている所など違いも多い。また、全員女性の魔法使いである。

 彼女らは魔法を戦争ではなく日常生活の向上のためなどに使う穏やかな人が多く、変人としてよく見られる魔術師の中ではいいほうに入る。

 しかし中には、魔法犯罪者として猛威を振るうものもそれなりにおり、その恐ろしさは多くの人に刻まれている。

 それとハーネイトに消えないトラウマを刻みいれたのもこの魔女の森に属する魔女たちであり、正直かなり憎んでいるという。しかしこれは、魔女の森にも流行っていた奇病と血の怪物にどう対抗するか考えた末、その影響を受けない存在を探し調べることでどうにかなるのではないかという考えに基づく者であった。

魔法協会


 フォーミッド界アクシミデロ星に存在する、人的災害「大消滅」後いち早く立ち上げられた魔法使いたちの集う団体。

 主に魔粒子を凝縮し、戦闘に利用することに研究の中心が置かれている。また、魔法犯罪者の取り締まりや大魔法の開発、古代超技術の回収なども行っていた。

 しかし、第2次DG侵略戦争にて魔法協会は、幹部のほとんどを元協会幹部のセファスらに殺害され機能不全に陥り、その運営機能は現在バイザーカーニアに吸収されている。

 ハーネイト曰く、魔法を追求する姿勢は見習うものがあるが、それ以外は無駄が多すぎて参考にするところがあまりないとの評価。

 また、魔法術の秘匿に趣を置いている。これは魔粒子の力が神秘の力であり、一般に知られると価値が落ちるという独特の考えによるものであるが、実際はそんなことをすると研究が遅れる。それに気づいたジルバッドやロイ、ハーネイトたちは他の魔粒子運用法術を使う組織との交流などをヒントに、次第に協会から離反していくことになった。ハーネイトはこれに加え、血の怪物こと血徒の血を浴びても何ともない件で協会から狙われ、それが離反の決定的な理由になっている。


ミューヴァ計画

 歌神計画とも呼ばれる、極秘のプロジェクト。ハーネイトは基本無敵な性能を誇るが、唯一それでも干渉し影響を与えられるのが声による音属性の戦戯。

 そこでハーネイトの龍の力を制御するための支援チームとして、彼のために歌を歌い演奏し、彼自身の本来の力を安定して引き出す計画が立ち上がる。来るべき時に備え、表向きは各地で龍災などに苦しみ人たちを励ます、支えるための演奏歌劇団として、裏の顔としてハーネイトとヴァンを効率よく戦えるようにするための組織として存在することになる。

 世界龍封印機関として、戦劇団(バトルテアトル)としての活動と合わせ選ばれた人たちは別の修行も行うことになる。ハーネイトは彼自身が響き心地よい声に対してあらがうことができないようで、これを利用すると彼を自在に操ることができるらしい。別世界の住民だとウマ娘などをはじめとしていろいろ適正者がいるらしい。


女神代行

 ハーネイトとサルモネラ伯爵が背負っている、ヴィダール神ソラの代行者としての仕事及び肩書を指す。

1 ヴィダールの布教活動
2 散らばった同胞の捜索と確保
3 暴走する神造兵器の鎮圧
4 奪われた神造兵器第一世代の回収
5 封龍の一族、コズモズの討伐(のちに救済に変更される)


や行


融合魔法



 属性を2種以上混ぜた魔法術のこと。星と大地はそれぞれ3種の属性が混ざっているがこれは融合魔法には一応はいるがあまりに変質化しすぎており超越魔法というのに入る。

 融合魔法は主に2種あり、ベースの属性に別の属性をエンチャントすることで起こす魔法(火属性の落雷や風属性の大波など元の属性が起こす状態変化をベースとしている)と、相互に作用を増幅し効果を引き上げるか全く別の作用を生み出す狭義の融合魔法がある。これは火と水による融合魔法「蒸」や水と光による「鏡」などがある。

ら行


霊量子(れいりょうし クォルツ)/龍素(ドラグメンツ、ドラグタム)


 クォルツとも呼ばれる、万能エネルギー、または神の物質と呼ばれる、あらゆる物質の最小単位でもある特殊な量子。ヴィダールやコズモズは、この霊量子で体を構築しており、同じ霊量子による干渉以外では体に傷一つつかないほどに強力である。

 また、世界龍もこのエネルギーで主に肉体を構成しており幻龍はこれを大量に含んでいる。このため本来名称は龍の体の素である龍素(ドラグメンツ)となる。

霊量機関(クォルツ・モーター)



 霊量機関(れいりょうきかん)と書いてクォルツモーターと呼ぶ。霊量子を吸入し、放出することで専用ファンを回し動力を得るというものだが実態は霊量子をエネルギー源として運用し創金変換器で電力などに変えるものでもある。あまりにも吸入と放出のバランスが崩れると再度バランスをとるのに時間がかかるという欠点以外は特に問題はなく、Cデパイサーはこの霊量機関がなければ成り立たなかったほどであるといわれる。

 しかし1つ問題があり、あまりに大きな霊量機関を作り運用すると、その周辺の世界と世界の境界に乱れが生じ、異界空間に繋がるゲートができる可能性がある。

 このため、基本的に運用されるサイズは良くて携帯端末に搭載されるバッテリーに近いサイズが主となる。これがあるからこそ現霊使いは霊量戦機を召喚することができ、重要な技術である。


現霊(レヴェネイト)


 龍のカケラを持つ、終わりある命を持つ者だけが行使することができる自身の今までの経験の全て、無意識の力を有意識に変え現世に映し出す力により生まれる守護霊じみた存在であり、強大な龍の力を持つ存在に対抗できる手段。

 この能力者はこの世界では1990年代以降に誕生しているという記録があるが、これは遥か遥か大昔に霧散した世界龍の霊玉、その欠片が生物濃縮による凝縮、濃縮により霊玉の1部となりそれを宿している人間が誕生したのがこの年代であるから。

 龍のカケラには、今までの体験や記憶などすべてが蓄積されている。それを生まれた時から宿している人だけがこの現霊の力を行使できる。

 元々初期の現霊使いは一から現霊を作り上げ映し出し、それを戦いなどで利用していたが精神力に非常に左右されやすく安定性に大きく欠ける面があった。

 その中でハーネイトとBK(バイザーカーニア)は遺跡調査の中で発見した霊量戦機(クォルターギアス)の人型素体にその欠片の力を共鳴こと響命させ、それに映し出させることにより安定した力の行使が可能になることを突き止めた。

 今では呼び出し方については全て霊量戦機の人型素体、神威正式を基本とした現霊転写術が主流となっている。一から生み出すより媒体があるほうが安定しやすいが、それでもアーマーフレームなしだと不安定であり呼び出しても長時間維持できない。

 なのでより良いアーマーフレームの開発、装備があって初めて真価を発揮する。

 現霊について、龍のカケラでなく宝玉を持つ者についてはこの力を使うことができない。その代わり霊量戦機を直接戦闘に使うことができ、また現霊なしでも本人が強力無比な力を行使することができる。

 もしカケラ持ちが、龍を倒し続けカケラを取り込み続けた場合霊玉となり、現霊はさらなる力を獲得し真現霊(レヴェネイト・オリジン)に至る。

 基本的に現霊は各自固有の戦戯と決戦戯を持っている。これこそが経験と記憶、思い出の力であり、龍に対抗するために必要な感情、想いの力でもある。世界を守りたいという意思、それが強いほど力になり、旧支配者にも傷を入れ倒せる可能性になる。

 だが龍魔本の儀式と現霊写影の儀式は危険が伴う。けれど事件の真相を追うにはこの力なしには戦い抜けない。龍魔本はともかく、現霊は自分自身の今までであり、それを受け止めて理解できないと暴走して術者の命が危険にさらされる。

 ルベオラはエヴィラからこの話は聞いており、先回りして響輝たちに事件に深入りするなら危険な賭けに出てでも力を得ないといけないといい警告したのである。それでも事件の真相を追いたい、オベリスを集め、今まで何があったのかを知りたいため現霊の儀に臨み試練に打ち勝ったのであった。

 龍は一種のエネルギー生命体、精神生命体でもある。現霊こそ、それに干渉できる限られた力。

 現霊持ちは龍を倒す資格を持つ存在であるが、同時に龍から狙われる宿命を背負う。憑依してくるS~M級に基本憑りつかれないという基本性能を持つが、それ以上のサイズの龍が襲いにやってくるという。

現霊写影(レヴェネイトルナージュ)


 霊量戦機(クォルターギアス)こと霊戦機、神霊機に自身の持つ龍のカケラ、霊玉をリンクさせること。これによる響命現象が現霊となる。現に霊映し出す、このことである。

霊量戦機(れいりょうせんき クォルターギアドール)



 対霊龍兵器として、ソラとその仲間たちが開発し途中で欠陥が見つかり計画変更した霊機と呼ばれる存在。これを扱える者を霊機士(クォルタートゥール クォルツ+フランス語のオペレーターことオペラトゥール)と呼び、これを利用し現霊にして運用する者が現霊士(レヴェネイター)になる。

 七界の龍王計画(セブンス・ドラグレクス)のカギを握る、重要なワードでありハーネイトと伯爵も実はこの霊量戦機と大きく関わりがある。

 それは、2人が意思と心、人格を持つ究極にして最後の霊量戦機ということである。


龍素蓄積者(りゅうそちくせきしゃ/コアホルダー)


 龍の力を宿している存在のことを指す。無数に存在する旧支配者の力の粒子は生物に長い年月をかけて蓄積していく。また生物濃縮も起き寿命の長く個体数が多い繁殖力のある生物種ほど龍素をため込みやすくなる。

 世代を重ねるごとに濃度は上昇し、カケラとなるとそれも徐々に世代を重ね次世代の子孫にもカケラが受け継がれていくようになる。

 こうなると霊龍たちにとって回収しがいのある状態となる。人口増加が著しくなった地球では1980年代ごろから龍素蓄積者の増加、濃度上昇が起きていると考えられる。


 男性より女性のほうが蓄積者になりやすいのは寿命の長さと龍素濃縮により受け継がれるカケラが女性の方が大きいからなどいくつか理由がある。男性で能力者が増えているとなると、すでに龍素濃縮が大分進んでいていつ霊龍による大襲撃が起きてもおかしくないという。

 超能力を扱える人の中にはこのコアホルダーと呼ばれる存在が少なくないようである。

 蓄積段階により以下のような現象が対象者に現れやすい。

状態LV 説明 補足
Lv1 今までの髪色と違う色になり、龍が認識、感知できるようになる 龍が見えるようになるが、蓄積度によっては他の見える人から発せられている龍晶に気づけないケースもある
LV2 特異能力こと異能力、龍素を使った術の使用が可能になる 超能力者、異能者は皆このレベルまで蓄積が進んでいる。暴走の危険もありハーネイトは調査している
LV3 体の各部に龍のうろこが出現し最終的に龍人になる危険性がある 巨大な龍とも渡り合えるが、諸刃の剣。しかしCDDがあれば真現霊の力と合わせ6龍の制御も可能

 龍素をカケラとして所持していると龍が見えるようになり、一定のサイズ以下の龍からはよけられる。また鍛え上げると龍を倒せる希少な存在になれる。

 LV2になると場合によっては能力を制御できず命を落とすケースもありうるが、ハーネイトたちならばこれを調整し超能力として運用させることが可能になる。

 LV3になると段々人間の姿から離れていく可能性があり、最終的に龍人になる可能性もある。LV2以上になると戦闘力も向上するが精神力が弱いと暴走し龍化が進む可能性もある。

 LV1でも大分状態にばらつきがあり、他の龍素蓄積者の龍の力を感知できるもの、出来ない者がいる。感知できる時点でLV2に大分近いという。

わ行





A~Z・記号




NEU (ネオ・ユーロピアンユニオン)



 ブラッドホワイトデー事件により、国土の大多数を失ったロシアを相対的にまだ被害が軽いほうであるEUが取り込んで生まれた共同体。
 出現した吸血鬼についての研究はそれなりに進んでいるようだが、少々対応が後手に回っている。それでもほかの共同体などから対策のヒントを活用し、目立った人的被害はあまり起きていない。



U=ONE(アルティメットワン)


 微生界人の中ではもはや伝説、伝承の域にある存在のことを指す。究極の一といわれるその存在は、他生物に取りつかなくとも増殖することができ、不老不死になるという物である。

 かつて血徒たちが研究していたのがこのU=ONEであり、ウイルス界人特有の大問題である、増殖が他生物依存であり、もしも宿主を死に至らしめると自分たちも道連れにしてしまう場合が多い。それを防ぎ、安定して増やせるように研究が進められていた。

 それは、自身らを生み出した存在であるヴィダール神、ソラへの憎しみによるものもあった。なぜ最初から、完全な存在として作ってくれなかったのかという恨みである。そこで、どうにかこの力を手に入れてソラを倒そうとしていた。

 しかしこれは、ソラの早とちりによるものが大きい。概念霊体である微生界人は、幻霊龍の影響を受けやすい弱点がありそれを危惧したソラは計画を凍結し、実質封印状態にしたのであるが彼女がもし彼らに肉体というか自身の力を分けていれば、優秀な対龍兵器になっていただろう。

 だが、長きにわたり眠っていたヴァリオラというウイルス界人が多くの同族を操り、自分の配下において行方不明になったという。エヴィラはその後、ハーネイトと出会い、ある方法で長年の悲願であったU=ONEの領域に至ることができたのであった。

 U=ONEになると以下のような状態になる。

 神霊化及び霊量子を意識的に制御できる
 病原性の消失
 自力複製
 対龍防御
 龍因子の活性化

 の5つが主に上げられ、こうなった微生界人は病気を起こすことがなくなってしまう。いわば、感染症一種類ないしそれ以上の感染症が過去のものとなって根絶してしまう状態になる。伯爵たちはそれを狙っているというが、当のハーネイトは、力を授ける方法があれだけに正直困惑しまくっているという。

 また、今まで微生界人は無意識に神、もとい世界龍の力というか、霊量子を使用していたのだが有意識化し運用することができるようになったため、霊量術やCPFの運用も可能になり戦闘能力が飛躍的に向上、神霊化しヴィダールの神柱と渡り合うくらいにまで強化される。

 また、肉体を得たことで龍に対する波動防御も獲得し龍の精神攻撃に惑わされずに有り余る力で幻霊龍を倒せるようになる。

 だがこのU=ONE、色々曰くつきである。元々はドラギスというヴィダールがこの力に目覚め龍に憑りつかれいた同胞やコズモズたちを助けるために使っていたという。

 しかし連発ができないこの技に困っていたドラギスは、子孫であるソラに接触し無限炉とU=ONEの後継者のための存在を作れと指示を出した。

 U=ONEの力を与えることができる存在、それは真の7番目の龍王に至る力。ドラギスは幻霊龍たちを狩りながらその時を待っていた。一方でソラは、ドラギスの言う7番目の龍王がいる限り世界龍との戦いは終わらない、いっその事倒してしまえとその意図も込めて対龍兵器を生み出したという。

 その結果生まれたハーネイトは、U=ONEの力を連続して与えることができる龍王としての存在になったが、選択し次第で彼が世界を護るため戦い続けるか世界を壊すか、どうなるかは分からない。

 それでも彼は、U=ONEの力の真実を知りドラギスの様に多くの龍により被害を受けた者たちを救済する王として活躍するだろう。病の魔人としての観測という呪い、それを取り除き真の力を引き出させるそれは希望そのものである。

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