「計画を潰され、追いつめられた霊龍たちはここにきて攻勢に打って出る。今を逃せば欠片を集めきれず計画が破綻すると、各世界龍の分霊があらゆる世界に恐怖をもたらす」
血徒の大多数を龍から解放したのもつかの間、各世界に大小さまざまな幻霊龍が出現し混乱と恐怖に陥れる。しかも龍の出現増加に伴い各地で異常現象が発生する。
人が、建物が、街が光になって徐々に消えていく。それだけでなく突然建物が前触れなく崩壊したり車や機械が故障、爆発と血の魔人事件が起きる前に起きていた怪事件が再び猛威を振るう。だが恐ろしいのはそれだけでない
それは世界と世界の境界が無くなりつつある、異界化現象であった。龍たちが異界亀裂を強引に突き破る影響で世界同士の境界があいまいになっていく。しかしそれにはもう一つ、恐ろしい存在の影があった。
それは龍に操られた、かつてヴィダールと共に龍を封印した一族ことコズモズ。ヴィダールと同じく龍素エネルギー生命体である彼らの生み出した装置を幻霊龍は利用し、一気に龍のカケラを集めようと活動と戦闘が激化していくのであった。
更なる力を求めハーネイトたちは激闘の中でより龍の力を知り、現霊の先にある物を手に入れる。かつては志を共にし生みの親である世界龍を封印したヴィダールとコズモズ。しかし龍徒と化し猛威を振るうかつての友をドラギスを含めたヴィダール及び、龍の力を持つ人間たちは止められるか?
怪事件の再来
血徒の大半を龍の支配から解放したのもつかの間、今度はあの龍たちが現れ各地で怪現象、怪事件を起こしていく。対応に追われる中ハーネイトたちは龍の目論見とヴィダールの関係について知る手掛かりを得た。
急増する霊龍の個体数
もう1つの龍を封印せし一族・コズモズ
ドラギスは今のままでは状態が好転しないと、コズモズという存在を倒すほかないという。しかしその時、フューゲルとDカイザーが訪れる。実は彼らもコズモズの一族であり協力して仲間を解放すると心強い助っ人が現れる。
龍憑生物の出現
今まで幽霊龍たちは生物に憑りついても分解してしまい依代にできなかったが血の魔人たちを利用した憑霊の経験からどうすれば依代を長時間維持できるか工夫し、出力を抑えることで長時間外界で存在を維持できるようになったがそれでも対象生物の肉体がどんどん龍の一部のパーツになり変化していく。このような生物が現れ脅威になるのであった。
VS龍徒コズモズ
傷の癒えぬ地球と深刻な龍気汚染
龍たちの活動は、星を、大地、街を汚染する。龍気こと龍素の結晶は龍の力を持たない人たちには危険極まりない物であり触れれば分解されてしまう。そこで龍の妨害をかわしつつ結晶を分解し街を解放することになる。
龍たちの目論見と陽動作戦
しかしそれは龍の掌で踊らされているに過ぎなかった。その間に龍たちは準備を整え、ついに親である世界龍の封印を司る世界柱への攻撃を敢行しようとしていた。
迫る破滅の時・幻霊龍大量出現