レヴェネイター 謎多き魔法探偵と霊量士の活動録
新世界を無き物とする、旧世界の支配者「世界龍(オルヴィルス)」の復活を阻止するため、世界龍封印機関(ドラグシェールン)出撃!
作品のテーマ
封印されし支配者の目覚め、世界龍危機(ドラグロク)を防ぐため旧世界の支配者を封印し続ける世界龍封印機関(ドラグシェールン)という組織に所属する、霊龍封印管理組織・パンドラアドミニストレーター、龍葬者(ドラグスレイヤー)と、支配者のカケラを宿して生まれた存在が、終わりのない未来を護るための戦いを繰り広げる話。
力を持つ者にしか見えない脅威と、知らない場所で世界のために戦う人たちがいると言うのが基本的なテーマ。99%以上の人間が見ること、抗う事が敵わない存在を相手に資格を持つ者たちは、時に周りの無理解に苦労しながらも世界の消失を防ぐために力を磨き、戦劇団(バタイユテアトル)を結成し、様々な世界戦劇、血の戦劇や龍の戦劇、異怪の戦劇などに身を投じつつドラグロクに備えるのであった。
龍素(ドラグメンツ、ドラグタム)とも呼ばれる霊量子と呼ばれるエネルギーを使い、龍の力を持って龍を倒し世界を守る霊形戦機(クォルターギアス)を操る人形もとい霊形使いたちの長編世界戦劇物語。
作品のあらすじ
旧バージョン
時は20XX年。日本を始めとした各国で発生した事件、ブラッドホワイトデー(リメイク版ではブラッドバレンタイン:BB)事件により世界の構図が大きく変わった地球が舞台である。
突如世界各地で発生した、紅い血の海こと血海(けっかい)により多くの街や命が飲み込まれ甚大な被害を出していた。判明しているだけでも20億人以上が行方不明、死亡しているという。
その災厄から運よく逃れた者たちは、まだ無事な土地にて新たに都市を建設し、迫る脅威に怯えながら暮らしていた。
そんな中、街中で偶然ある光り輝く亀裂を見つけた、日本の京都に住む高校生、結月 響輝(ゆいづき ひびき)と如月 彩音(きさらぎ あやね)は、今までなかった亀裂について、最近起きている怪事件と関係があるのではないかと思い興味本位で中に入ってしまう。
それは、そこから漏れる気がある事件の犯人と酷似していたからであった。血海が発生する少し前に見た、ごくわずかな人間しか見ることができない幽霊のような実体のない龍。それが人間や建物、車などに取り付いて事件を起こしたり命を奪っていた。だが見た者の少なさから話を信じてもらうことができず、怪事件として未解決な状態であった。
世界の狭間こと異界空間に引きずり込まれた2人は、ある緑髪の青年と出会う。その男は紅き流星と幽霊龍のことについて質問する。彼が何か情報を持っていると見た2人は出口まで連れて行ってもらった後、落ちていた名刺を頼りに事務所まで足を運ぶ。
霊的なものを感知する素質を認められ、魔法探偵と自称するハーネイトの元で、弟子及び探偵見習として活動することになった二人は、街中で起きていた行方不明事件についてその真相に迫ることになる。
その中で2人は、ある不思議な力に目覚めることとなるのであった。
それは、現霊(レヴェネイト)と呼び、龍のカケラという力を身に宿した終わりある命持つ者が、神気こと龍気(霊量子)を宿した時その力が目覚めると言う。無意識を有意識にし現に霊として映し出すその力は、術者の今までの経験、記憶、想いなどが1つとなり意志を持つ存在となる。その思いの中には愛する者との記憶などもあり、その影響を強く受けやすい。
現霊を運用する者を現霊士(レヴェネイター)と呼び、その力を得た2人は、紅き流星が見える他のクラスメイトや大人たちを助けながら仲間を増やし、その中で昔起きた悲しい怪事件の真相に迫ることになる。
血海に飲まれ行方不明だった人たちが戻ってきたり、血徒化する薬を売る者が現れたりとさらに事態は混迷を深める。血徒という脅威と戦い汚染された都市を浄禍し元の地球を取り戻していく中で血海を生み出した血徒の本当の計画を知る。
それこそが、彼らにとって長く険しい戦いの始まりであるとはだれも思っていなかったのであった。そう、世界の存在証明と未来をかけた、旧世界の支配者「世界龍(オルヴィルス)」との終わりなき戦いはここから始まる。
リメイク版
「無数の小世界を内包する大世界、その礎にされている封印されし旧支配者と、小世界に住む今を生きる存在との存在証明を賭けた戦いを描く世界戦劇語歌(ゲールテアトル)」
突然発電所が機能を喪失し、車や装置が謎の爆発を起こす怪事件が世界各地で起き、建物が突然消滅したり削れたりするなどの災害で数億人もの人命が失われた地球が舞台。
ここ数年の間で世界中に怪事件が多発していた。行方不明者の増加、車や発電所の暴走及び爆発、建物の突然の消滅、崩壊などは多くの人命を奪いその犯人を知る者はごくわずかであった。
事件の影響で大人や高齢者などが特に犠牲になり、労働人口不足などによるインフラや社会の機能不全が起き始めている中、事件事故などで親を失った子供たちを保護するべく生き残った大人たちは様々な学園を設立、再建、統合などをし導こうとしていた。
子供たちも大人たちに交じって資格や技術を身に着け社会の維持のために働かざるを得ない状況になりつつあったがそれでもあきらめずに日常を過ごしていた。もちろん、その現状に不満を抱き抗う者もかなり多い状況であった。
その中で事件を起こしてきた犯人は実体のない幽霊のようなドラゴン。それを認識することができるごくわずかな人たちは龍について調査していた。
しかしなかなか情報が集まらず憔悴していく中、一年程前から龍の力を発する人形とそれを使い龍を倒すある青年の姿を目撃した。
見ることができる人たちは巷でうわさになっている人助けをしている謎の仮面をつけた人形使いと出会い、敵の正体と事件を起こす犯人を知り事件解決のために世界龍封印機関(ドラグシェールン)に所属し事件を追いつつ世界龍危機(ドラグロク)を阻止するため戦いに身を投じる。
その青年こそ幽霊ドラゴンの活動を抑え討伐するためにある女神の代行として活動している若き封龍の一族の最終兵器であった。名前はハーネイト。凄惨な過去を背負いながらも世界の未来を護るために戦う彼とその仲間たちは龍の力を宿す人たちと出会い協力し事件の解決に向け「世界龍封印機関(ドラグシェールン)」としての活動を始動するのであった。
様々な世界戦劇という戦いの舞台に身を投じ、破滅時計のカウントを進めないように戦っていくことになる。オベリスシステムの復旧後は龍災に対応していくことになる。
「P」という存在の解放をめぐる旧支配者と砕けたオベリスの再構築、旧支配者に操られているそれを倒すべき存在の思惑と数々の怪事件の解決を目指す前編(第1から第3)世界戦劇の舞台に上るための修行でもある
1部は龍事件から始まる人形使いの謎、龍を倒すはずの存在であり操られている血の魔人との戦い、Pという禁断の存在を調べるためオベリスを集めつつBB事件で生じた血海を消しながら魔人たちと対峙しつつ、世界龍封印機関として育成と研究もすることになる。
一年前に起きた幽霊龍が起こした事件、それを見た人たちは幻と思っていたが噂になっている人形使いから龍の力を感じるという。それを調べようとした矢先、響輝と彩音は様子のおかしい姉を目撃し後を追う中で謎の空間と女性と遭遇する。紅儡にしてやると言い襲ってきた2人の前に白き人形使いが現れ……
また血の魔人であるルベオラという存在とも出会い、ドラギスの後継者の話をしながら彼こそが事件を解決するカギであり共に事件を追うべきであると諭す。
学園襲撃編を境に話が変わり、世界龍封印機関へ入る人たちのテストや技量試験、技量決闘、新技術の研究と合わせオベリス探索、異境界間探索や龍脈、異界亀裂の調査と合わせ龍や魔人が起こす事件の調査を行いつつ血の魔人たちが行う儀式の正体に迫る。
その中で魔人や龍に対抗する手段、霊形戦機とそれを利用した降霊術こと現霊術を響輝たちは習得し現霊使い、もとい現霊士になる。
その中で起きたBB事件が話のさらなる転機となり血で染まった場所を解放しながら魔人たちを撃退しつつ儀式を行う地まで向かう。そのなかで星に繋がる塔が召喚されてしまい……
2部は異星渡の先にて遭遇した魔人の一部を扇動しているハルザークとの出会い、ドラギスとの邂逅、12神機の追跡と撃破、ハルザークVSハーネイトの勝負。その間にPが解放されてしまう
3部はスフティスにより解き放たれてしまったPと分身体との戦い。各地で発生するPの被害を抑えつつ根源核と言うのを探すため汚染されたエリアを浄禍しつつ深層部まで向かい封印作業を行う。
その後暴走した血魔人たちと戦い、U=ONEを施すのだがハーネイトは重傷を負ってしまう。
Pを回収され、それにより強硬手段に出てきた旧支配者との戦い、世界龍事変及び第3次世界龍戦争を描き世界を支える柱を守り龍の巣を破壊する後編(第4から第7)世界戦劇の開幕と世界消却を阻止するための戦い
4部では龍が本格的に異界空間から侵攻を開始し事件を再び起こし未曽有の大災害を引き起こす。それを解決しつつ異界空間内の調査を再度行う。各地で起きている事件の被害状況や龍の拠点を探るために異界空間内を大冒険しつつ龍に憑りつかれ変質化しかけている生物、人たちの治療または討伐を行うフェイズ。
5部 世界柱防衛遷
狙いが世界柱の破壊であることが分かりそれを防ぐために手分けして防衛戦を行う。
6部・龍巣攻略作戦
龍の巣という拠点の制圧戦を各エリアで行うことになる。各色の龍が拠点とするエリアを解放し、元通りにしないといけない。
7部・D7R制龍戦
龍脈が多い世界にて生じる、龍の結集。ここをたたけば龍の活動を阻止できるということで制圧作戦を開始する。
8部・龍決戦・龍魔人と巨大融合霊龍
融合霊龍とのレイド戦を行い大幅な弱体化を図り世界龍危機、ドラグロクを防ぐための決戦。この8部で一応世界龍事変は収まるが再び龍が現れるのは止められない。出るたびに止めないといけない終わらない戦い。
世界の在り方を決める戦い(ルート分岐でハーネイトが闇落ちし世界を壊す側に回る、龍を倒し世界を終わらせ新たに生み出すか現状維持のまま永遠に龍と戦うか。これがEX1~3 ハーネイトと伯爵が捕まり助けに行く。ソラを倒すがソラの理念を聞き今を生きるか今までの全てを捨てて新たな世界を手に入れるか迷う )
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また、この話は学園物も合わせ組織を一から作っていく話でもある。最初は人形こと霊形戦機しか使えないが、CPFのテスターや現霊の儀を経ることでCPFや現霊術、さらにはASやUAなどを始めとしたさまざまな機能を解放できる。
CPFが属性攻撃を行うチップ、UAが物理攻撃系のチップ、ASがプログラムアドバンスと見立てると面白い、