約束のこと

【ペルシャ】
あ、マイスくん。お手紙読んでくれた?

【マイス】
うん。

約束ってなんだっけ・どこかに行こうって約束だよね
▼約束ってなんだっけ
【ペルシャ】
あー、ひどいっ!
元気になったらどこかに行こうって約束したのにーっ!

【マイス】
冗談だよ。ちゃんと覚えてるから。
じゃあ、どこに行こうか?


▼どこかに行こうって約束だよね
【ペルシャ】
そうそうっ!
元気になったら、一緒にどこかに行こうって約束っ!

【マイス】
じゃあ、どこに行こうか?


【ペルシャ】
えーっと、それならオッドワード谷 空映す水なんてどうかな?
お風呂も好きだけど、冷たい水もキライじゃないよっ!

【マイス】
あれ!?ペルシャって雨が嫌いじゃなかったっけ?

【ペルシャ】
えーっ!雨はヤダけどキライじゃないよっ!

【マイス】
???

【ペルシャ】
雨になると人魚になっちゃうから、歩くのが大変なの。
でも、人魚だから水は好き。
水って入ると気持ちいーし、眺めてても楽しいし。
もう最強なんじゃないかな!?

【マイス】
そ、そうかもね……。
じゃ、オッドワードの谷 空映す水に行こうか。

【ペルシャ】
うんっ!


依頼中にペルシャに話しかける
【ペルシャ】
早くオッドワード谷 空映す水に行こうよ!
冷たくてキレイな水があるんだからっ!
お魚さんもいっぱいいるんだよーっ!


''オッドワードの谷 空映す水でイベント''
【マイス】
キレイなところだね。

【ペルシャ】
うんっ!
でもでも、ちょっと不思議かも。

【マイス】
何が?

【ペルシャ】
あたしね、海にいた頃は、いつも上ばかり見上げてたの。
みんなは海の中の話をしてたけど、あたしにはキラキラ光ってる
水の上のほうがずっとキレイに見えて、
それなのに、今はこうやって水の底をながめてると、
キレイだなあって思ってるんだよ。

【マイス】
……そっか。

【ペルシャ】
ねえ、マイスくん。
この前、お風呂がなくてもあたしに会いに来てくれるって言ったよね?

【マイス】
うん。

【ペルシャ】
あたし、マイスくんのこと大好きだよ。

【マイス】
え!?

【ペルシャ】
さくちゃんやおかみさんと同じくらい。お風呂と同じくらい。

【マイス】
あ……うん。ありがとう。

【ペルシャ】
でもね、雨は困るけどキライじゃなくて、
お魚さんは友達だし、イカはキライだけどおいしいんだよ。

【マイス】

【ペルシャ】
どっちにもなりきれないよ。中途半端なままだよ。
それでもいいの?

もちろん・どうしてダメだと思うの?
▼もちろん
※下の会話に続く

▼どうしてダメだと思うの?
【ペルシャ】
マイスくんこそ、どうしていいって思えるの?

【マイス】
だって、僕もペルシャと同じだから。

【ペルシャ】
え?

マイス、変身する


交流祭前の場合
【マイス】
…………。
僕は人間とモンスターのハーフなんだ。
だから、人間でもモンスターでもないんだよ。

【ペルシャ】
…………。

【マイス】
やっぱり、こんな姿怖いかな……。

【ペルシャ】
か……。

【マイス】
か?

【ペルシャ】
かわいーっ!


交流祭後の場合
【マイス】
ほら、前に言った通り、僕だってハーフなんだし中途半端は一緒だよ。

【ペルシャ】
……やっぱり。

【マイス】
え?

【ペルシャ】
やっぱりかわいーっ!


【マイス】
え?ええ!?

【ペルシャ】
抱きしめていい!?いいよねっ!いただきまーすっ!


ペルシャ、マイスを抱く


【マイス】
ちょ、ちょっとペルシャ、く、首が……。

【ペルシャ】
きゃーっ!ふかふかだーっ!もこもこだーっ!

【マイス】
し、絞まってる……。絞まってるから……!

【ペルシャ】
きゃーっ!

【マイス】
も……だめ……。


マイス、気絶して人間に戻る


旅館『都』ロビー
【しののめ】
ペルちゃん。何でもかんでも集中すると我を忘れてしまうんは悪いくせです。

【ペルシャ】
はーい……。

【しののめ】
ほんい反省したはりますか?

【マイス】
あ、あの、しののめさん。もういいですから……。

【しののめ】
マイスはんがそう言わはるなら構いまへんけど……。

【ペルシャ】
マイスくん、ありがとーっ!

【マイス】
(それよりペルシャ。さっきの話は他の人には内緒だからね)

【ペルシャ】
うん!かわいかったねーっ!

【マイス】
だから、そうじゃなくて……!

【しののめ】
何のお話ですか?

【マイス】
わあ!

【しののめ】
気になりますなあ。
そもそも、あんなとこで二人きりでなにしたはったんか……。

【マイス】
それは……その……。

【ペルシャ】
マイスくんのアレ、かわいかったんだよーっ!

【マイス】
ペ、ペルシャ!

【しののめ】
かわいい?そらまたどういう意味でしょうなあ。
そうそう、マイスはん。今度たんすにしまってあった日本刀を
研ぎに出そう思てますんよ。

【マイス】
な、なんでいきなりそんな話を!?

【しののめ】
いえ、マイスはんにお願いしようか、ガジはんにお願いしようか迷うてて……。
あ、でも、飾る場所がありまへんなあ。
すんまへん。今の話は忘れたってください。

【マイス】
は、はは……。

【しののめ】
なにはともあれ、マイスはんのおかげでうちの子も元気になりました。
これはそのお礼です。
でも、うちの子になんかあったら……。

【マイス】
は、はい……。

依頼を達成しました!
宝箱の中身はスノークラウン


お話したいなー

【マイス】
ペルシャ、遊びに来たよ。

【ペルシャ】
手紙読んでくれたんだねっ!嬉しいな~。
あっ!じゃあじゃあ、またモコモコになってよー!

【マイス】
え!?

【ペルシャ】
マイスくんの毛って、普通のモコモコよりふかふかしててあったかいよね~。
いいなーっ!ふかふかのうろこなんてないもーん!

【マイス】
どう考えても環境に適してないからね……。

【ペルシャ】
フカヒレとか?

【マイス】
それ語感がやわらかいだけだから。

【ペルシャ】
まあいっや。
それより、この前さくちゃんがね――
ていうことがあったんだけどね――

【さくや】
冷たーっ!なんやねんこれー!!

【ペルシャ】
あーっ!お風呂沸かし忘れてたっ!

【マイス】
ええ!?

【ペルシャ】
ごめーん……。

【さくや】
はあ……びっくりしたわ。
にしても、ペルちゃんらしゅうないなあ。お風呂のこと忘れるやなんて……。

【ペルシャ】
マイスくんと話してたらつい……。

【さくや】
ふーん。

【ペルシャ】
あれー、入浴剤も切れかけてるー。
ねえマイスくん、材料取って来てくれるかなあ?

【マイス】
うん、いいよ。

【ペルシャ】
じゃあ、チャームブルーを持ってきて。待ってるからー。

【マイス】
分かった。じゃあちょっと待っててね。

【さくや】
…………。
なあ、ペルちゃん。

【ペルシャ】
なーに?

【さくや】
ちょっと思ったんやけど、もしかしてペルちゃん、
マイスはんのこと好きなんと違う?

【ペルシャ】
うん、大好きだよ!さくちゃんもだーい好きっ!

【さくや】
あー、そういうのと違ってやな。
えっと、つまり……。


依頼中ペルシャに話しかける
【ペルシャ】
あ……。

【マイス】
ん?どうかした?

【ペルシャ】
あとの祭りっ!

【マイス】
え!?何が!?

【さくや】
あー、気にせんでええよ。ちょっと混乱してるだけやから。


依頼中さくやに話しかける
【さくや】
チャームブルーを持ってきてあげるんやろ?

【マイス】
うん……。でも、ペルシャの様子が
おかしいみたいなんだけど……。

【ペルシャ】
いんがおうほうっ!?

【さくや】
うーん、当たらずとも遠からずやな。

【マイス】


チャームブルーを渡す
【マイス】
はい、チャームブルー。

【ペルシャ】
あ……ありがとうございます!これはお礼ですっ!

【マイス】
なんで敬語なの?

【ペルシャ】
そ……そんなの分かんないよっ!

【マイス】
ええ!?

【ペルシャ】
あ……。
う……。うあ~んっ!

【マイス】
ペルシャ!?

【さくや】
あー、すごい動揺っぷりやな。

【マイス】
ねえ、さくや。ペルシャに何をしたの?

【さくや】
なんにも。むしろウチやなくてマイスはんのせいなんやけど。

【マイス】
え?

【さくや】
いや……まあそのうちなんとかなう思うよ。

【マイス】
うん……。


依頼を達成しました!


伝えたいことがあるの

【ペルシャ】
お、お手紙は読んでくれちゃったのかな!?

【マイス】
うん。それで、伝えたいことってなに?

【ペルシャ】
実は……えっと……。その……あたしね……。

【マイス】

【ペルシャ】
もしかしたら……。その……マイスくんのことが……。
す……。
……すぐには話せないから、また19時ごろに来てください!?

【マイス】
え? いいけど……。


19時前
【ペルシャ】
えっと……その……。

【マイス】
19時ごろに来ればいいんだよね?

【ペルシャ】
うえ!?そ、そうだったね!?

【マイス】


19時後
【ペルシャ】
やあ、来てくれたようだねっ!?

【マイス】
う、うん……。それで、僕に用事があるんだよね?

【ペルシャ】
そうなのですっ!

【マイス】
(また敬語になってるけど……)

【ペルシャ】
えっと…その……。あたしね……マイスくんのことが……。
す……。
……すっごくお風呂掃除したいなっ!?マイスくんも手伝ってね!

【マイス】
え!?

【ペルシャ】
じゃ、じゃあお願いしますっ!

【マイス】
いや、まだ話が――
ふう……やっと終わった。
って、前にも似たようなことがあった気がする……。

【ペルシャ】
も、もしかして終わっちゃったー?

【マイス】
あ、うん。

【ペルシャ】
これなら普通に話せるかも……。

【マイス】
え?

【ペルシャ】
な、なんでもないよー。
えっと……じゃあちょっと待っててねっ!
こっちもあとちょっとで終わるからーっ!

【マイス】
分かったー。

【ペルシャ】
じゃあ、今日はお礼に、マイスくんに一番風呂の権利をあげます。
お風呂に入って待っててーっ!

【マイス】
え? いいの?

【ペルシャ】
うんっ!

【マイス】
じゃあお言葉に甘えて。
あー、気持ちいい……。

【ペルシャ】
終わったーっ!

【マイス】
……っは!

【ペルシャ】
またお待たせしちゃったねー。

【マイス】
ううん。先に休ませてもらってるからー。

【ペルシャ】
あー、ずるーいっ!

【マイス】
いや、ペルシャが入っていいって言ったんじゃない。

【ペルシャ】
そっかー。
じゃ、あたしも入っちゃおーっと。

【マイス】
え……?

【ペルシャ】
ねえマイスくん。こっちに来てもいいよー。

【マイス】
え!?

【ペルシャ】
だって水着だもーん♪

【マイス】
あ……。

【ペルシャ】
は~。やっぱりお風呂は気持ちいいなあ~。
それに、夜は月を見ながらだよ!?もう最強だよねーっ!

【マイス】
最強って……。
でも、良かった。いつものペルシャに戻ったみたいで。

【ペルシャ】
え……?

【マイス】
なんだか最近、ちょっと変だったから。今日だって話があるって言ってたのに、気がつけばお風呂掃除だったしね。
いや、それはいつものことか……。

【ペルシャ】
そんなことないよーっ!

【マイス】
はは……。
それで、結局なんだったの?僕に伝えたいことって……。

【ペルシャ】
それは……。
……覚えてるかなあ。あたしが海の中から出てきたときのお話。

【マイス】
うん。

【ペルシャ】
あたしってね、泡みたいなんだー。
水の中で生まれたのに、居心地が悪くて
ぶくぶく上がってきちゃった。

【マイス】
確かに。つかみどころがないところもそっくりかも。

【ペルシャ】
それにね、水がなくなったら、泡って見えなくなっちゃうもん。

【マイス】
え?

【ペルシャ】
だからね、お風呂にしがみついてたの。さくちゃんがくれた水の中に、いつのまにか、逃げ込んでたの。

【マイス】
…………。

【ペルシャ】
でも、水の上から声がしたんだあ。あのときのさくちゃんとおんなじように。
見上げたら、あのお月さまみたいに、キラキラ光ってたよ。
マイスくんの声がね、呼んでくれてたんだ……。

【マイス】
…………。

【ペルシャ】
水から飛び出した泡でも、あのお月さまみたいになれるかなあ。
なれるといいなあ……。

【マイス】
…………。
キレイだね、お月さま。

【ペルシャ】
うん……。
あ、そうだーっ!
今日のお礼に、マイスくんの背中流してあげるねっ!

【マイス】
え!?いや、こっちは男湯だから……!

【ペルシャ】
すぐに行くから待っててねーっ!

【マイス】
え!? えええええ!?

【ペルシャ】
ふうっ!いいお湯だったねーっ!

【マイス】
う、うん……。

【ペルシャ】
でも、どうしてモコモコになっちゃたのー?

【マイス】
いや、それは……。

【ペルシャ】
いっぱい泡立って、洗うの楽しかったけどねっ!

【マイス】
は……はは……。

【ペルシャ】
ねえ、マイスくん。

【マイス】
なに?

【ペルシャ】
あたし、頑張るね。

【マイス】
……え?

【ペルシャ】
頑張って、このお風呂から見えるお月さまみたいになるよ。
そしたら、また一緒にお風呂に入ろうねっ!

【マイス】
うん……。
って、ええ!?

【ペルシャ】
それじゃーお疲れさまでしたっ!

【マイス】
あ、いや、そうじゃなくて……。
まあ、いつものペルシャに戻ったみたいでよかったかな……。
…………。
良かった……よね?


依頼を達成しました!


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最終更新:2015年06月21日 21:11