結婚後会話

【マリオン】
さて、どんな実験をしようかしら?

【マリオン】
そういえば、
ハーフと普通の人間との
違いも知っておきたいわね……。

【マイス】
……え?



【マリオン】
……あれ?

【マイス】
どうしたの?

【マリオン】
万能薬を作ろうと思ってたら、
手違いで……。

【マリオン】
毒、マヒ、睡眠、あらゆる状態異常を
引き起こしてしまう薬が完成したわ。

【マイス】
……ある意味万能だけどね。



【マリオン】(笑顔)
ねえ、マイス。
いま幸せだと思ってる?

幸せ・そうでもない

▼幸せ
【マリオン】
そう。私もけっこう
気に入ってるのよね!


▼そうでもない
【マリオン】
そう……。

【マリオン】
じゃあ、この薬を試してみたら?
きっと幸せになれるわよ。

【マイス】
いや、それは……。



【マイス】
そういえば、マージョリーさんから
1人で薬を作ってもいいって
許可はもらってるんだよね?

【マリオン】
当然よ!
結婚する前に太鼓判を押されたわ!

【マリオン】
ただし、
失敗したと思った薬は使わないこと。
……だそうよ。

【マイス】
分かってて使ってたんだね……。



【マリオン】
この薬は……。

【マリオン】
マイス。
ちょっと飲んでみて。

【マイス】
何の薬なの!?



【マリオン】
あの巨大ヘビ、どうしてるかしらね。

【マイス】
ヘビ?

【マリオン】
私を操ったアレよ。
色々実験に使えそうだと思ったんだけど。

【マイス】
ああ……。
いや、ヘビじゃなくて竜だけどね。



【マリオン】
マイス、
しばらくモコモコになっててくれない?

【マイス】
またなにかの実験?

【マリオン】
ううん。

【マリオン】
……ちょっと抱きしめたいだけ。(声つき)

【マイス】
え……!?



【マリオン】
たまには気分転換したいわね。

デートでもする?・病院にでも行ったら?


▼デートでもする?
【マリオン】
悪くないわね!
じゃあ、公園にでも行く?


▼病院にでも行ったら?
【マリオン】
どういう意味!?

【マイス】
いや……。
実家で薬を作ると、また気分が
違うかなあと思って……。



【マリオン】
マイス、
その……いつもありがとう。

【マイス】
え? いきなりどうしたの?
もしかして、熱でもあるんじゃあ……。

【マリオン】
し、失礼ね!
思ってることを口にしただけよ!

【マリオン】
この前、ショコラにも言われたのよ。
たまにはマイスのことを
ねぎらわないとダメだって……。



【マリオン】
ショコラ……。

【マリオン】
ここのところ
注射してあげてないけど、
大丈夫かしら?

【マイス】
うん。
そのおかげで大丈夫だと思うよ。



【マイス】
マリオン。
僕と一緒にいて楽しい?

【マリオン】
え?

【マリオン】
そりゃあ、楽しいこと
ばかりじゃないけど……。

【マリオン】
まあ、悪くないとは思ってるわよ。



【マリオン】
この薬は……。

【マリオン】
……さすがに試す気になれないわね。

【マイス】
何ができたの!?



【マリオン】
おばあちゃん、
一人でちゃんとやってるかしら?

【マリオン】
…………。

【マリオン】
よくよく考えてみると、
ちゃんとしてなかったのは
私のほうね……。



【マリオン】
マイスって
私のことどう思ってたの?

【マイス】
どうって……。

おもしろいなと・かわいいなと・かかわらない方がいいなと


▼おもしろいなと
【マリオン】
なるほどね。

【マリオン】
じゃあ、これからも
おもしろおかしく薬を作っていかないとね。

【マイス】
いや、そこは正確に……。


▼かわいいなと
【マリオン】
ふーん。

【マリオン】
薬に毒される前に、
私の魅力にメロメロだったってわけね!

【マリオン】
…………。

【マイス】
言ってて自分で恥ずかしくなったんだね。


▼かかわらない方がいいなと
【マリオン】
そう……。

【マリオン】
で、何を注射されたいの?

【マイス】
いや……。



【マリオン】
私がマイスと結婚したみたいに、
ショコラもいつか結婚するのよね。

【マイス】
まあ、絶対とは言えないけど……。

【マリオン】
そっか……。

【マリオン】
なんか腹が立つわね。

【マイス】
え?



【マリオン】
子供のころ、
おばあちゃんが教えてくれたのよ。

【マリオン】
誰かと一緒になるって言うのは、
迷惑を掛け合うことだって。

【マイス】
なるほど……。

【マイス】
それで、その手に持ってる
薬は何なの……?



【マリオン】
魔法だけじゃなくて、
医者としての腕も上げていかないとね。

【マイス】
そうだね。
ただ強い薬を作るだけじゃなくて……。

【マリオン】
それが使えるものかどうか、
健康に大きな支障が出ない範囲で、
誰かに試す方法も考えないと。

【マイス】
医者としてどうこうするより前に、
その倫理観をどうにかしないと
ダメだよね……。



【マリオン】
もっと薬の勉強をしないとね!

【マイス】
マリオンって熱心だよね。
それがいいことかどうかは別にして。

【マリオン】
そりゃあね。
私よりも小さいくせに、
私より頑張ってる人間を知ってるもの。

【マリオン】
負けられないわ!

【マイス】
……そうだね。



【マリオン】
マイス。
私たちって家族なのよね?

当たり前だよ・たぶん……・断じて違う


▼当たり前だよ
【マリオン】
そうよね……。

【マリオン】
これからは一緒に、このつながりを
守っていかなきゃね。


▼たぶん……
【マリオン】
…………そう。


▼断じて違う
【マリオン】
あら、マイス。
夢でも見てるのかしら?

【マリオン】
じゃあこれで
目を覚まさせてあげるわ★



【マリオン】
マイス。
これからも……。

【マリオン】
その……。

【マイス】

【マリオン】
私の実験相手になってね!(「だーいすき」のボイスつき)

【マイス】
……まあ、覚悟の上だけどね。



【マリオン】
すごいわね、
シアレンスの花。

【マリオン】
どんな薬ができるかしら……。

【マイス】
え……?



結婚記念日

【マリオン】
問題よ!

【マリオン】
さて、今日は何の日でしょう!


結婚記念日・世界滅亡の日


▼結婚記念日
【マリオン】
よし、合格よ!

【マイス】
忘れるわけないよ。

【マイス】
でも、楽しみにしててくれたんだね。

【マリオン】
ま、まあね……。


▼世界滅亡の日
【マリオン】
……あながち間違いともいえないわね。

【マイス】
いや、冗談だから……。
そのわけの分からないビンは
とりあえずしまって……。



浮気

【マリオン】
マイス。
最近、誰かとよく会ってるんじゃない?

【マイス】
え……!?

【マリオン】あ、別に気にしなくていいわよ。
こっちもいい薬を作っておくから。

【マリオン】
とびっきり、
いい薬]なるようなやつをね!

【マイス】
ご、ごめんなさい……。



放置

【マリオン】
ねえ、マイス。

【マイス】
なに?

【マリオン】
まずはお茶を一杯。

【マイス】
どうも――って、
ずいぶん久しぶりなノリだけど……。
これってアレだよね?

【マリオン】
仕方ないじゃない!

【マリオン】
最近マイスが
あんまりかまってくれないんだもの……。



出産、育児関係

【マリオン】
ねえ、マイス。

【マイス】
なに?

【マリオン】
私、赤ちゃんができたみたい。

【マイス】
え!?
本当に!?

【マイス】(誤字と思われる)
うん。

【マリオン】
ここのところ、特に変な材料も
使ってないのに気持ち悪くなったりして、
変だとは思ってたのよね。

【マイス】
…………。

【マリオン】
あ、そうだ!
ねえ、生まれてくる子、
男の子と女の子、どっちがいい?

男の子・女の子・どちらでもいい

▼男の子
【マリオン】
男の子ね!

【マリオン】
きっとマイスに似て、
丈夫に育ってくれるに違いないわ!

【マイス】
そして僕みたいに、
おかしな薬の実験体に……。

【マイス】
なんてことにはしないから。
安心して生まれてきてね。

【マリオン】
何の話をしてるの?


▼女の子
【マリオン】
女の子ね!

【マリオン】
じゃあ、私に似て、
好奇心旺盛で、
活発な子になるに違いないわ!

【マイス】
そして、だれかれ構わず
迷惑を振りまく親子に……。

【マイス】
……僕が止めないとね。

【マリオン】
何のこと?


▼どちらでもいい
【マリオン】
そうね!

【マリオン】
どっちにしても
新戦力には違いないわ!

【マイス】
……戦力?


▼共通
【マリオン】
とにかく楽しみね!
いったいどんな子が
生まれてくるのかしら。

【マイス】
そうだね。それまではマリオンも
大人しくしてないとね。

【マリオン】
わかってるわよ。

【マリオン】
でも、薬を作るだけなら問題ないわよね。
飲むのは私じゃないし。

【マイス】
…………。



【マリオン】
あ……!
いま、動いたわ!

【マイス】
え!? ほんとに!?
どれどれ……。

【マイス】
……あ、ホントだ。

【マリオン】
ね、元気でしょ?



【マリオン】
ねえ、マイス。
子供の名前は西洋医学からとる?
それとも、魔法関係のものにしようか?

【マイス】
いや……。
とりあえず僕が考えておくよ。
子供の将来も考えて。

【マリオン】
そうね。
未来にも残ってそうな
薬の名前とかにしておかないと。

【マイス】
…………。



出産(女児)

【マイス】
早く赤ちゃん生まれないかなあ。

【マリオン】
………………う…………!
(倒れこむマリオン)

【マイス】
え、え!? どうしたの!?
まさか……いきなり!?

【マイス】
た、大変だ、早くマージョリーさんに
診てもらわないと!
(マージョリー宅に移動)

【マージョリー】
マイス
(マージョリーに呼ばれ、走るマイス)

【マリオン】
マイス!
ほら、見て!

【赤ちゃん】
だう~。

【マイス】
産まれたんだね!

【マリオン】
見なさい!
私に似て元気そうな女の子よ!

【マイス】
うん。
マリオン、よく頑張ったね!

【マリオン】
当たり前よ!
私とあなたの子供のためなんだから。

【マイス】
そっか……。

【マイス】
あ、そうだ。
ええと……。
(この子の名前は……)

(名前を決定)

【マイス】
君もお疲れさまだったね。
○○(女児の名前)。

【マリオン】
え?
それって……。

【マイス】
うん。
この子の名前だよ。

【マリオン】
○○か……。

【マリオン】
ようこそ、○○。
これから一緒に頑張っていきましょう。


そして季節は過ぎーー

幸せな時もまた、
あっという間に過ぎていった。

2人の間に生まれた新たな命は、
町の人にも集落の人にも
こころよく迎え入れられた。

そんな平和な暮らしが続き、
気付けば一年が経とうとしていた。


【マイス】
(…………ありがとう)

【マリオン】
え?

【マイス】
ううん、何でもないよ♪



【マリオン】
今日は○○の誕生日ね!

【マリオン】
私は『子供でも作れる薬』セットを
あげようと思ってるんだけど。

【マイス】
……どこで買ったの、そんなもの。



【マリオン】
ねえ、○○も
大きくなってきたと思わない?

【マイス】
そうだね。

【マリオン】
じゃあ、そろそろ薬にでも
触れさせてみる?

【マイス】
だめ。



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最終更新:2012年03月21日 12:55