春のダンジョン:羽ばたく花の丘
【
ペルシャ】
わーっ!
マイスくん!お花のじゅうたんだよっ!すごいねーっ!
【マイス】
あれ!?ペルシャってここに来るの初めてだった?
【ペルシャ】
ううん、よく来てるよ?
【マイス】
そ、そう……。なぜか初めてみたいな反応だったけど・
【ペルシャ】
えー!?マイスくん、疲れてるんだよっ!早くお風呂に入らないとっ!
【マイス】
え!?あ、いや、えーと……。じゃ、じゃあ、ちょっと休んでいこうか。
【ペルシャ】
うん、わかったっ!
【マイス】
綺麗な景色だね。
【ペルシャ】
うんっ!それにいい香りだよっ!
ちょっとだけ入浴剤用に貰っていっちゃおーっ!
ペルシャはお風呂が好きだね・入浴剤って花で作るの?・その花の根には毒が
▼ペルシャはお風呂が好きだね
【ペルシャ】
うんっ!大好きだよっ!
でもでも、今はおんなじくらい大事なものがたくさんあるんだー。
【マイス】
へえ、そうなんだ。なんなの?
【ペルシャ】
えへへー。秘密だよーっ♪
▼入浴剤って花で作るの?
【ペルシャ】
一番多いのはやっぱりお花かなー。
でも、色々なものから作ってるよっ!
木の実とか、果物とか。
【マイス】
果物……?
【ペルシャ】
あと、イカとか。
【マイス】
イカ!?
▼その花の根には毒が
【ペルシャ】
知ってるよー。ビリビリ痺れていい刺激になるよねっ!
【マイス】
ど、毒風呂……?
【ペルシャ】
よしっと!
これだけあればお風呂の匂い付けには十分かなー。
あっ!そういえば、マイスくんはどんなお風呂が好き?
普通のお風呂・ペルシャの用意したお風呂・女湯
▼普通のお風呂
【ペルシャ】
じゃあイカだねー。
【マイス】
それ標準!?
▼ペルシャの用意したお風呂
【ペルシャ】
そ、そっかーっ!
マイスくん、あたしの用意したお風呂がお気に入りなんだねっ!
それじゃあ、マイスくんのために、今度イカどもを釣ってくるよっ!
【マイス】
それは遠慮します。
▼女湯
【ペルシャ】
ダメです。
【マイス】
…………はい、すみません。
【ペルシャ】
じゃあじゃあ、マイスくんが大好きになってくれるお風呂をいつか用意するねっ!
そうしたら、その、毎日入りに来てくれるかなあ?
もちろんだよ・お風呂がなくても……・一緒に入ろうよ
▼もちろんだよ
【ペルシャ】
じゃあじゃあ、頑張るからねっ!
【マイス】
うん。
【ペルシャ】
えへへー♪
▼お風呂がなくても……
【マイス】
会いに行くよ、ペルシャに。
【ペルシャ】
そ、そっかー……。
お風呂屋さんとしては複雑だけど、やっぱりうれしい、かなー……。
てへへ……。
▼一緒に入ろうよ
【ペルシャ】
ダメ。
【マイス】
…………うん。ごめんなさい。
【ペルシャ】
じゃあ、そろそろ行こっかっ!
もしくはお風呂にレッツゴーっ!
夏のダンジョン:星降る砂原
【ペルシャ】
うわーっ!砂だらけだね、マイスくん!
【マイス】
まあ、砂漠だからね。
【ペルシャ】
そっかー。砂漠はカラカラだもんねー。
お風呂に入ったらいいのに。
【マイス】
……ペルシャって、この砂漠に負けないくらいスケールが大きいよね。
【ペルシャ】
よし!砂漠さんにお風呂の素晴らしさを伝授していこーっ!
いいよね、マイスくん?
【マイス】
はは……。
【ペルシャ】
さて、砂漠さんっ!
…………。ねえ、マイスくん。何を質問しよっか?
砂漠さんの気持ちは分からない・みなさんお風呂に入りませんか?・好きなものは?
▼砂漠さんの気持ちは分からない
【ペルシャ】
そっかー。
マイスくんは裁く方じゃなくて裁かれる方なんだねー。
【マイス】
そのさばくじゃなくて。
▼みなさんお風呂に入りませんか?
【ペルシャ】
こんなにいっぱい入れないよ。
【マイス】
うん。そうだよね。
【ペルシャ】
マイスくん、もうちょっと考えないとー。
【マイス】
あれ!?僕が悪い流れ!?
▼好きなものは?
【ペルシャ】
果物ですっ!
【マイス】
いや、ペルシャのじゃなくて。
【ペルシャ】
マイスくんのことも好きだよっ!
【マイス】
え!?あ……、ありがとう。
【ペルシャ】
やっぱり砂漠さんにお風呂に入ってもらう作戦は難しいねー。
でもでも、ここがいつかすべてお風呂になればっ!
【マイス】
壮大な計画だね……。
【ペルシャ】
そうしたら、一人でお風呂屋さんは無理かなー。
ねーねー、マイスくん。お風呂屋さんになる気はなーい?
この大きさは無理だよ・ペルシャと一緒なら・
しののめさんと一緒なら
▼この大きさは無理だよ
【ペルシャ】
じゃあ、もうちょっと小さければ考えてもいい?
【マイス】
もうだいぶ小さければ。
【ペルシャ】
じゃあ、なるのはいいんだねっ!
【マイス】
え?
【ペルシャ】
そっかー♪
▼ペルシャと一緒なら
【ペルシャ】
えーっ!?一緒にやってくれるのーっ!?
【マイス】
それもいいかなあって。
【ペルシャ】
やったー!そうなったらいいなーって思ってたんだーっ!
えへへー♪
そしたら、もっともーっとマイスくんと一緒だもんねっ!
▼しののめさんと一緒なら
【ペルシャ】
お、おかみさんはダメだよーっ!
【マイス】
どうして?
【ペルシャ】
えっと……。
マイスくんが誰かと一緒ならイヤで、おかみさんが取られちゃうのもイヤで……。
とにかく、ダメなものはダメなのっ!
【ペルシャ】
でもでも、マイスくんに手伝ってもらっても、大きなお風呂は無理かなー。
どうしよっか?
さくやとしののめさんを呼ぶ・子供に手伝ってもらう・廃業する
▼さくやとしののめさんを呼ぶ
【ペルシャ】
さくちゃんとおかみさん、手伝ってくれるかなー?
【マイス】
きっとね。家族なんだから。
【ペルシャ】
そっかー……。
じゃあじゃあ、マイスくんも家族だねっ!
【マイス】
え……?
【ペルシャ】
これからもよろしくお願いします♪
【マイス】
あ……うん。
▼子供に手伝ってもらう
【ペルシャ】
子供って、誰の?
【マイス】
僕とペルシャの。
【ペルシャ】
…………。
【マイス】
ペルシャ?
【ペルシャ】
ぷしゅー。
【マイス】
ペルシャ!?
▼廃業する
【ペルシャ】
ええっ!?お風呂、なくなっちゃうの!?
【マイス】
無理やり大きくしちゃって、もしお客さんが来なかったら、
維持費だけですぐに大赤字だと思うよ。
【ペルシャ】
じゃあ、今のままでいいですっ!
【マイス】
よろしい。
【ペルシャ】
お風呂の話してたから、お風呂に入りたくなっちゃった!
よーいっ!そろそろ帰ろっかっ!
秋のダンジョン:虹登る滝
【ペルシャ】
わーいっ!滝だ滝だーっ!
【マイス】
ペルシャは滝が好きなの?
【ペルシャ】
うんっ!
【マイス】
じゃあ、ちょっとここで休んでいこうか?
【ペルシャ】
やったーっ!大さんせーっ!
【ペルシャ】
ねえねえマイスくん!
ここには晴れの日のお昼頃に、よく虹がかかるんだよっ!
虹ってキレイだよねー。お魚さんも、虹を見たらきっと大喜びだよーっ!
虹ってなんだと思う?・魚のこと好きだよね・虹を餌に釣れると……
▼虹ってなんだと思う?
【ペルシャ】
小さな水滴に光が当たって出来る、自然現象だよ。
水滴にぶつかって分解された光を見てるから、いろんな色に見えるの。
つまり、太陽を背にしたときしか見えないから、ここだとお昼過ぎから見えるのです。
【マイス】
そ、そうなんだ。よく知ってるね……。
【ペルシャ】
そうかな?普通のことだと思うけどなー。
【マイス】
あはは……。
▼魚のこと好きだよね
【ペルシャ】
うんっ!
お魚さんたちはね、わたしが海で一人だったときも、
いっぱい遊んでくれたんだー。
だからね、大切なお友達なのっ!
【マイス】
そっか……。
▼虹を餌に釣れると……
【ペルシャ】
お魚さんは食べ物じゃありませんっ!
【マイス】
ご、ごめんなさい。
【マイス】
ところで、その……。ペルシャは海がキライだから陸に上がってきたの?
【ペルシャ】
うーん……。
マイスくんは、どこか別のところに行ってみたいとか、思ったことなーい?
あるよ・ないなあ・行ってきます
▼あるよ
【ペルシャ】
きっとそれと一緒だよ。
キライじゃなかったけど、そこが居場所じゃない気がしたの。
それでね、こうやって出てきたら、さくちゃんとおかみさんに会えたんだ。
マイスくんにもね。
【マイス】
……うん。
▼ないなあ
【ペルシャ】
そっかー。
じゃあマイスくんには分からないかもねー。
でもでも、今は海に戻らないよ!
今はね、マイスくんの傍に居たいと思ってるから♪
【マイス】
あ……、ありがとう。
▼行ってきます
【ペルシャ】
え!?じゃ、じゃああたしも……。
で、でもお風呂とさくちゃんとおかみさんが……。
ど、どうしよう!?
【マイス】
冗談だから……。
【ペルシャ】
でもでも、本当はよく分からないんだー。
【マイス】
え?
【ペルシャ】
あたし、これでいいのかなあ?
ずっとここにいても、いいのかなあ……。
いいと思う・ダメかもしれない・代わろうか?
▼いいと思う
【ペルシャ】
そうかなあ。さくちゃんやおかみさんに迷惑じゃないかなあ?
【マイス】
うん。二人の気持ちは分からないけど……。
僕はペルシャにいて欲しいと思ってるよ。
これからも、ずっと。
【ペルシャ】
マイスくん……。ありがとう。
▼ダメかもしれない
【ペルシャ】
そうだよね。
あたし、さくちゃんやおかみさんに何もしてあげられないもん……。
【マイス】
いや、そうじゃなくて、
入浴剤にイカとかを入れるのが問題になりそうだなあと……。
【ペルシャ】
…………。
【マイス】
ペルシャ……。
▼代わろうか?
【ペルシャ】
えーっ!?マイスくんって人魚になれるの!?
【マイス】
いや、そうじゃなくて……。
【ペルシャ】
じゃああたしがマイスくんに変身できるんだっ!
どうしようっ!?
【マイス】
どうしようもないと思うよ。
【ペルシャ】
そっかー。残念でしたっ!
【ペルシャ】
じゃあ、そろそろ行こっか。
冬のダンジョン:氷原に咲く花
【ペルシャ】
うわーっ!きれーいっ!やっぱり氷の花はすごいねーっ!
【マイス】
そうだね。こんなに寒いところでキレイに咲いてるなんて……。
【ペルシャ】
お風呂のお湯も凍っちゃったのにねー。
【マイス】
え?
【ペルシャ】
あんまり寒そうだったから、つい。
でも、今日はマイスくんと一緒だからちょっとあったかいよ!
このあったかいのを、お花さんにも分けてあげたいのですっ!
【マイス】
…………。
じゃあ、もうちょっとここで話していこうか。
【ペルシャ】
うんっ!
【マイス】
うう、それにしても寒いね……。
【ペルシャ】
そうだねー。イカでも食べたいねっ!
【マイス】
そ、そうかな……?
【ペルシャ】
マイスくんは何か好きなものとかないのー?
野菜・果物・イカ
▼野菜
【ペルシャ】
そうなんだー。
…………。
【マイス】
それだけ?
▼果物
【ペルシャ】
あっ!あたしも果物好きなんだよっ!お揃いだねっ!
【マイス】
うん、そうだね。
【ペルシャ】
争奪戦争だねっ!
【マイス】
え!?
▼イカ
【ペルシャ】
食べる方?それともお風呂に浮かべる方?
【マイス】
浮かぶの!?
ペルシャの好きなものは?・ペルシャのキライなものは?・僕のこと好き?
▼ペルシャの好きなものは?
【ペルシャ】
お風呂っ!
【マイス】
うん。他には?
【ペルシャ】
えーっと、果物、さくちゃん、おかみさん……。
あとは、マイスくんかな♪
▼ペルシャのキライなものは?
【ペルシャ】
イカ!
【マイス】
どれくらいキライなの?
【ペルシャ】
存在が許せません。
【マイス】
な、なるほど……。
じゃあ、次は好きな食べ物を。
【ペルシャ】
イカ。
【マイス】
……あれ?
▼僕のこと好き?
【ペルシャ】
うん、好きだよっ!
【マイス】
どれくらい?
【ペルシャ】
うーん、取り敢えず果物以上かなっ!
【マイス】
……どれくらい?
【ペルシャ】
でもでも、あたしはこの町のみんなが大好きなんだーっ!
マイスくんはどう?
好きだよ・うーん……・女の子なら誰でも
▼好きだよ
【ペルシャ】
そうだよねっ!みんなに幸せになるといいなー。
そのために、もっといいお風呂にするんだーっ!
【マイス】
じゃあ、ペルシャも幸せにならないとね。
【ペルシャ】
え?
【マイス】
だって、『町のみんなを幸せにする』んでしょ?
【ペルシャ】
あ……。……うん、そうだねっ!
▼うーん……
【ペルシャ】
マイスくんはあんまり好きじゃないんだね……。
【マイス】
えっと……。
【ペルシャ】
じゃあ、マイスくんも幸せになれるように、あたしももっともっと頑張るね!
だから、キライにならないでね!
【マイス】
ペルシャ……。
▼女の子なら誰でも
【ペルシャ】
誰とでも仲良くなれるのは、いいことだよねっ!
…………。
でも、なんでかちょっとムカムカするのはなんでだろー?
【ペルシャ】
それじゃあ、そろそろ行こっか!
結婚後デート
【ペルシャ】
うーん!気持ちいいねっー!ねっ!マイスくん!
【マイス】
うん、そうだね。せっかくだからちょっと休んでいこうか。
【ペルシャ】
わーいっ!やったーっ!
なんだか、こうやってデートしてると、プロポーズのときのこと思い出すねー。
【マイス】
そうだね。あの時は緊張したなー。
【ペルシャ】
あたしはビックリしたよっ!
【マイス】
あはは。
【ペルシャ】
でも……ねえ、マイスくん。ホントのホントに、あたしで良かったのかな?
もちろん・僕じゃイヤだった?・誰でもよかったから
▼もちろん
【ペルシャ】
え?なんで??
【マイス】
ペルシャが好きだからかな。
【ペルシャ】
…………。
あたしも、マイスくんのこと大好きだよっ♪
▼僕じゃイヤだった?
【ペルシャ】
そんなことないよっ!マイスくんのこと、大好きだもんっ!
【マイス】
え?
【ペルシャ】
大好きだよっ!
【マイス】
もう一回。
【ペルシャ】
だ……。
…………大好き、だよ。
【マイス】
うん。
▼誰でもよかったから
【ペルシャ】
そうなんだー。そうなんだ……。
【マイス】
じょ、冗談だから……。
【ペルシャ】
あたしねー、ホントは色々不安だったんだー。
【マイス】
うん……。
【ペルシャ】
前にも言ったけどね、あたしたちって、なんだか住むところが全然違う気がして。
だからね、海に帰るべきなのかなって、思うこともあったんだよ。
【マイス】
え!?
【ペルシャ】
でもでも、あたし、マイスくんと一緒だって、一緒に居たいって思ったの。
……ダメかなあ?
これからもよろしくね・さようなら
▼これからもよろしくね
【ペルシャ】
それじゃあ……!
【マイス】
うん。
【ペルシャ】
じゃあじゃあ、一緒に居ても迷惑じゃないんだねっ!?
【マイス】
もちろん。僕はペルシャが好きでプロポーズしたんだから。
【ペルシャ】
……うんっ!
それじゃあ、これからもよろしくお願いしますっ!
【マイス】
こちらこそ、よろしくお願いします。
▼さようなら
【ペルシャ】
え……?
【マイス】
なんて、言うと思った?ペルシャは僕のお嫁さんなんだから、僕のそばに居てくれないと、困るよ。
【ペルシャ】
マイスくん……。
……うんっ!
【マイス】
それに、ペルシャが海に帰ったなんて聞いたら、さくやとしののめさんにどんな目に遭わされるか……。
【ペルシャ】
えー?さくちゃんもおかみさんも、すっごく優しいよー?
【マイス】
うん。だから怖いんだけどね。
【ペルシャ】
さーっ!それじゃあ新しいお風呂の入浴剤を考えよっかなー。
【マイス】
ペルシャは本当にお風呂が好きだね。
【ペルシャ】
うんっ!あたしはお風呂じゃないけど、お風呂はあたしがいれるものだからっ!
あっ!ねーねー、マイスくん。今日のお風呂はなんにしようか!?
チャームブルー・チーズフォンデユ・イカ
▼チャームブルー
【ペルシャ】
マイスくんは落ち着きたい気分なのかな?
【マイス】
うーん、どうだろう。
【ペルシャ】
それなら、腕によりをかけて用意しておくねっ!
▼チーズフォンデユ
【ペルシャ】
うーん……。全部チーズでいいかなあ?
【マイス】
やる気なの!?
▼イカ
【ペルシャ】
それなら、今日のお湯からもういいダシが出てると思うよ。
【マイス】
……つまり?
【ペルシャ】
ごちそうさまでした。
【マイス】
煮た上に食べたの!?
【ペルシャ】
じゃあ、帰ろうっか!
【マイス】
海、にじゃないよね?
【ペルシャ】
……うんっ!二人の家に!
最終更新:2011年02月11日 20:28