トゥーナのことだけどナ
ちょっと来てくれるカ?
【ガジ】
お、来たナ。
じゃ、行こうカ。
【ガジ】
うーん、そうだナ。
ソル・テラーノ砂漠 泳ぐ砂原でいいカ。
【マイス】
はあ……。
移動中に話しかける
【ガジ】
そうだナ……。
ソル・テラーノ砂漠 泳ぐ砂原でいいカ。
さ、行くゾ。
泳ぐ砂原でイベント
【ガジ】
よし。
ここら辺でいいかナ。
なあ、マイス。
【マイス】
え?
あ、はい。
【ガジ】
石は静かだけど、
頑固なヤツばっかなんダ。
【マイス】
……はあ。
【ガジ】
こんな冷たい体で、震えながら、
いつか温かいところで話しかけられるのを
待っているんだヨ。
そういう生き方しか、
できないんだろうナ。
【マイス】
……………。
【ガジ】
けど、どんなに頑固でも、
じっくり話せば分かってくれるんダ。
かまどの火を挟んでナ、
何度も、何度もこの槌でぶつかって、
ようやく、少しずつナ。
【マイス】
……ガジさん?
【ガジ】
時が経てば、石だって形を変えル。
かまどとハンマーとでぶつかりつづければ、
ちょっとだけそれが早くなル。
無理に力を入れすぎるのも
ダメなんだけどナ。
この右目はその教訓ダ。
でも……。
こいつらは、人よりずっとかたくなだけど、
変われないわけじゃないんダ。
【マイス】
…………。
【ガジ】
よし、これだけあれば十分ダ!
そろそろ戻ろうカ、マイス。
【マイス】
あ、はい。
ガジ屋前へ移動
【ガジ】
今日は付き合ってくれてありがとうナ。
ほら、これは礼ダ。
【マイス】
ありがとうございます。
またいつでも呼んでください。
【ガジ】
もちろんダ。
でも、こんどは店の手伝いに来てくれヨ。
【マイス】
はあ。
でも……。
【ガジ】
トゥーナのヤツ、
ここのところボーっとしててナ。
【マイス】
……?
【ガジ】
たまーに手を休めたと思うと
窓の外ばっかり眺めてるんダ。
だれを待ってるんだかナ。
【マイス】
え……?
【ガジ】
それじゃ、またナ。
依頼を達成しました!
宝箱の中身は金1個、銀2個
頼みがあるんダ
その……なんダ。
ちょっと相談したいことがあるんだけド……。
く、詳しいことは会ったときにナ。
【ガジ】
ああ、マイス。
その……手紙は見てくれたのカ?
【マイス】
はい。
それで、僕への頼みって何なんですか?
【ガジ】
いや、えーとナ……。
【マイス】
?
【ガジ】
その……
実はだナ……。
実ハ……。
【ガジ】
お、オレ、
エリザさんのことが好きなんダ……!
【マイス】
知ってます。
【ガジ】
え!?
【マイス】
見てれば分かりますよ。
エリザさんの前だと、
まともに口もきけなくなってしまいますから。
【ガジ】
そうカ……。
【ガジ】
……実は、今日マイスに
相談したかったのは、そのことなんだよネ。
【マイス】
え?
【ガジ】
オレ、エリザさんに
気持ちを伝えたいんだけどサ……。
【ガジ】
彼女の前だと緊張して、
うまく言葉が出てこないんダ。
【ガジ】
それで、どうすればいいか、
マイスにも知恵を借りようと思ったんだヨ……。
【マイス】
うーん、そうですね……。
【マイス】
とりあえず、何かプレゼントするとか。
【ガジ】
それだと、
プレゼント交換だと勘違いされるんダ。
そのたびに新しい服が増えるんだよネ……。
【マイス】
あ、もう試してたんですね……。
【マイス】
じゃあ……
デートに誘ってみるとか・婚約指輪をプレゼントすれば・僕じゃあダメですか
▼デートに誘ってみるとか
【ガジ】
それもやってみたんだけどネ……。
【ガジ】
デートしてたつもりが、
気が付いたらピエロになってたんダ。
【ガジ】
本物のネ。
【ガジ】
なんで!?
【ガジ】
緊張しておかしな動きをしてたみたいでナ。
似合う服をとあつらってくれたのが、
ピエロの衣装だったんダ……。
【マイス】
て、手ごわいですね……。
【マイス】
あ。じゃあ、婚約指輪なんて
プレゼントしてみたらどうですか?
▼婚約指輪をプレゼントすれば
(すぐに婚約指輪についての会話に)
▼僕じゃあダメですか
【ガジ】
マイスはもう結婚してるじゃないカ。
【マイス】
そうでした。
って、そういう問題ですか!?
【ガジ】
いやいや、冗談だヨ。
【マイス】
あ。じゃあ、婚約指輪なんて
プレゼントしてみたらどうですか?
【ガジ】
こ、婚約指輪?
つ、付き合ってもいないのにカ!?
【マイス】
それぐらいしないと、
エリザさんには伝わりませんよ。
【ガジ】
そ、それはそうかもしれないけどナ……。
【マイス】
気持ちを伝えられないまま、
他の人にエリザさんを取られちゃっても
いいんですか?
【ガジ】
う……。
そ、それハ……。
【ガジ】
…………。
【ガジ】
……よし、やろウ!
【マイス】
ガジさんならそう言うと思ってました!
僕もできる限り協力しますよ。
【ガジ】
うん、ありがとうナ!
【ガジ】
じゃあ、早速で悪いんだけど、
ダイヤモンドを採ってきてくれるかナ?
【ガジ】
いま、いい指輪のイメージが浮かんでサ。
すぐにでも形に起こさないと、
忘れちゃいそうなんだヨ。
【マイス】
分かりました。
ダイヤモンドですね?
【ガジ】
ああ、よろしくナ。
ダイヤモンドを渡す
【ガジ】
これで準備は整ったナ。
【マイス】
はい。
【ガジ】
それじゃあ、今日はもう店じまいダ。
すぐに作り始めるとするかナ。
【マイス】
僕はここで待ってます。
乗りかかった船ですから、
最後までつき合わせてください。
【ガジ】
そうカ……。
【ガジ】
じゃあ、オレの一世一代の大仕事、
しっかり目に焼き付けておいてくれナ!
【マイス】
はい!
時間経過
【ガジ】
できた……。
【マイス】
すごい……。
【マイス】
斬新なデザインに目を奪われるけど、
よく見ると、隅々まで細かい装飾が
散りばめられている……!
【マイス】
独創性を押しだしながらも、
その根底にあるのは、作り手ではなく、
はめる人間を表現しようという心構え!
【マイス】
これこそまさに、
エリザさんのために作られた指輪っ!!
【ガジ】
マイス、
キャラ変わってるヨ。
【マイス】
っは!
すみません。
あまりの衝撃に我を忘れてしまいました。
それじゃあ、
早くこの指輪をエリザさんに。
【ガジ】
あア……。
【マイス】
どうしたんですか?
【ガジ】
いや……その、
いざとなると足がすくんでナ。
【ガジ】
やっぱり、その……。
……怖いじゃないカ。
【マイス】
…………。
石は時間とともに
形を変えていくんですよね。
【ガジ】
……?
【マイス】
同じように、
人だっていつまでも同じ形で
いるわけじゃないんです。
……ガジさんが教えてくれたことですよ?
【ガジ】
……そうだったナ。
ありがとう、マイス。
おかげで勇気が出てきたヨ。
これはほんの気持ちダ。
じゃあ、行ってくるナ。
【マイス】
はい。頑張って。
ガジ、出ていく
【マイス】
ガジさん、婚約指輪落としてる!
【マイス】
すぐに届けてあげないと……!
[[ドンチャコス]]邸でイベント
【ガジ】
エリザさっさサ……!
そ、そそそ、そノ……!
【エリザ】
どうしたんですか、ガジさん?
【マイス】
ガジさん!
【エリザ】
あら、マイスさん。
ごきげんよう。
【マイス】
あ、どうも……。
【マイス】
(ガジさん、これ)
【ガジ】
お、おオ!
すっかり忘れてタ!
【マイス】
(しっかりして下さい!
ガジさんなら大丈夫ですよ!)
【ガジ】
あア……。
よ、よシ!
【マイス】
それじゃ、僕はこれで。
【エリザ】
あら。
せっかくなら一緒にお茶でも
飲んでいかれたらいいのに。
【マイス】
いえ、今日はちょっと急いでますので。
それじゃあ。
マイスが出ていこうとすると、[[カリン]]が入ってくる
【マイス】
か、カリン!?
【カリン】
しっ。
静かに。
【ガジ】
あ、あああ、あノ……!
お、おお、おれ……オレ……!
【エリザ】
オ・レは嫌いじゃないですよ。
好きでもないですけど。
【ガジ】
お、オレもでス……!
【ガジ】
じゃなくテ!
【カリン】
始まったわよ……。
(いいところに出くわしちゃった)
【マイス】
だ、ダメだってこんなの……。
【カリン】
とかいいつつ、
バッチリ話を聞いてるみたいだけど。
【マイス】
いや、それは人のさがというか……。
【ガジ】
お、オレ……。
【エリザ】
はい。
【ガジ】
オレと……
【ガジ】
…………。
【エリザ】
ガジさん?
【ガジ】
こ、これヲ……!
ガジ、走り去る
【マイス】
う、うわ……!
【カリン】
ちょっと、こっちに来たら……!
(見つかっちゃうって……!)
【マイス】
…………!
【マイス】
あ、あれ?
【カリン】
行っちゃった……。
【マイス】
み、見えてなかったみたいだね。
【カリン】
そうね。
(恋は盲目って本当なんだ……)
【マイス】
そ、それで、エリザさんは……!
【カリン】
…………。
(のぞきはダメって言ったの、誰だっけ?)
【エリザ】
この指輪は……。
【エリザ】
…………。
【エリザ】
……私のための婚約指輪、ですね。
【カリン】
通じた!?
(うそ!?)
【マイス】
奇跡だ……。
【エリザ】
でも、どうしましょう……。
【マイス】
……え?
【カリン】
エリザ……。
(もしかして、他に好きな人が……)
【エリザ】
困ったわ。この指輪から、
どうやってガジさんの服を
作ればいいのかしら……。
【マイス】
は……?
【カリン】
…………。
……なるほど。
【マイス】
え?
ど、どういうこと?
【カリン】
エリザの中では、
ガジさんからのプレゼント、イコール、
ガジの服の材料って公式が
できあがってるみたいね。
【マイス】
つ、つまり、
あの婚約指輪も……?
【カリン】
ガジさんに返ってくるんじゃない?
(たぶん、入魂の一着とともに)
【マイス】
……それはまた。
【カリン】
なぐさめの言葉くらい、
用意しておいたほうが良いかもね。
【マイス】
……考えておくよ。
依頼を達成しました!
エリザに話しかける
【エリザ】
まさか、ガジさんから指輪を
渡されるなんて……。
【エリザ】
さすがはガジさん。難しい注文ですね。
これは今までにない
傑作ができそうな予感がします……!
ガジに話しかける
【ガジ】
とりあえず、エリザさんに指輪は渡せたヨ。
【ガジ】
あとは通じたかどうかだナ……。
【マイス】
…………。
あの、ガジさん--
【ガジ】
いや、
石との意思疎通はできるんだけどネ。
【ガジ】
いしなだけニ。
【マイス】
……ダメだ、浮かれてる。
最終更新:2010年08月25日 21:13