春のダンジョン:羽ばたく花の丘


イオン
う~ん、いい香り。ここはいつ来ても
お花が満開だね!
空気がキレイだから、
遠くまでよく見えるわ~。

マイス
そうですね。
ここでひとやすみしましょうか。

【イオン】
うん!
じゃあお弁当の用意するから
ちょっと待って。

【マイス】
ありがとうございます。

【イオン】
そういえばさぁ、ウチのアニキって
男の子のことになると、
とたんに口やかましくなるんだ。

だから、ついデートのことはヒミツに
しちゃうんだよね。
あんたもなにか言われて苦労してない?

苦労はしてない、どんとこい!・ひどいお兄さんだよね!・そんなお兄さんに興味アリ

▼苦労はしてない、どんとこい!
【マイス】
だいじょうぶです。
そんなにきびしく言われてませんよ。

【イオン】
そう?よかった~。あたいの見てないところで
アニキがあんたをいじめてないか
心配だったんだよ。

【マイス】
あはは……。

【イオン】
気をつけてね。
アニキは釣りの有段者なの。
64の釣り奥義を持っているわ。

【マイス】
はあ……?

【イオン】
前にあたいにちょっかい出した
男の子に、奥義『かまきり乱舞』を
おみまいしてたわ。

【マイス】
それ、本当に魚を釣る
奥義なんですか?


▼ひどいお兄さんだよね!
【マイス】
ぐすんぐすん。
ひどいお兄さんですよ!
あんなことや、こんなことを。

【イオン】
そ、そんなに涙ながらに言わなくても
いいじゃない!
あんた、話を大きくしてるでしょ。

(あ~あ、先が思いやられるわあ)


▼そんなお兄さんに興味アリ
【イオン】
ええええええ!?

アニキに興味持ってくれるのは
うれしいけどさ、どうせなら
あたいに興味持ってよ……。


【イオン】
そういえばさ、アニキがよく
『男たるものどーたらこーたら』とか
言うんだよね。いまどき古いよ~。

ちょっとのケガだと強がって
薬もつけないし……。
男の子ってそういうとこあるのかな?

つい意地をはるのさ!・強がるというより強いのさ!・俺についてこい!

▼つい意地をはるのさ!
【マイス】
そうですね、女の子の前だと
よけいに強がったりするかも
しれません。

【イオン】
そっかあ。そういうもんなのね。
男の子ってかわいいところ
あるのね~。

【マイス】
(あ、好印象みたい……)


▼強がるというより強いのさ!
【イオン】
ふーん。そう。
あたい、強がる人ってちょっとね……。
アニキだけで十分だわ。

【マイス】
そんなあ……。


▼俺についてこい!
【イオン】
あんた話聞いてないでしょ?
悪いけどあたい、そういうの
タイプじゃないから!

どっちかって言うと、
あたいについてきてほしいわ。
だって師匠だし。

【マイス】
で、ですよね。


【イオン】
ねえねえ、
今日のお弁当は魚を中心に
作ったんだけど、どう?

【マイス】
おいしいですよ。
わざわざ、トゲも取って
くれてるんですね。

【イオン】
好評でよかったわ。

……そういえばさ、あんた普段は
なにを食べてるの?

次のデートのお弁当のメニュー、
考えてあげてもいいぞ。
なにをどう料理してほしい?

魚をおさしみに料理・野菜をジュースに料理・カルロスをこてんぱんに料理

▼魚をおさしみに料理
【イオン】
あんた、やっぱりわかってるじゃない!
次も魚料理でキマリね。

あんたも魚料理は好きだし……。
ふたりの相性はバツグンだね!

【マイス】
そ、そうですね。

【イオン】
あらやだ、あたいったら。
相性バツグンだなんて、
気が早いよね……。


▼野菜をジュースに料理
【イオン】
そっか、ジュース好きなんだ。
じゃあ次は野菜を中心にしようかな。

【マイス】
ありがとうございます。
楽しみだなあ。

【イオン】
あらやだ、あたいったら。
次のデートだなんて、
気が早いよね……。


▼カルロスをこてんぱんに料理
【イオン】
ムキーーッ! あんたやっぱり
アニキ嫌いでしょ。
今のは聞き捨てならないわよ!

【マイス】
じょうだんですよ、じょうだん。
すみません。


【イオン】
…………あら、お話してたら
ずいぶん時間が過ぎちゃったわね。
そろそろ帰ろっか!



夏のダンジョン:星降る砂原


【イオン】
砂漠って広いわね~。
歩きつかれちゃった。

【マイス】
そうですね……。
ここでひとやすみしましょうか。

【マイス】
うん!
じゃあお茶の用意するから
ちょっと待って。

【マイス】
ありがとうございます。

【イオン】
ああ、なつかしいな。

あたい、子どものころ、
こっそりここに来たことが
あるんだ。

【マイス】
へえ~。
それはまた、どうしてですか?

【イオン】
あたい、夢があったんだ。
だから……。

流れ星にお願いしたかったの。
ここに来れば、流れ星が見えるって
アニキが言ってたから。

【マイス】
星に願いごとをすると
願いがかなうって言い伝え、
僕も聞いたことがあります。

【イオン】
そっか~。
マイス、
あんたは信じる?

信じます・信じません・考えたこともなかった

▼信じます
【イオン】
そっか、信じるよね!
アニキは『そんなもん迷信だ』って
バッサリなんだよ。

あ~よかった。
仲間が増えてうれしいよ。


▼信じません
【イオン】
つまんないなあ。
あんたも信じてないクチなのね。
ホントだったらうれしくない?


▼考えたこともなかった
【マイス】
どうでしょう……?

【イオン】
ロマンがないなあ!


【イオン】
マイスも
かなえたい夢の1つや2つ、
あるでしょ?

【マイス】
そうですね……。

みんなを笑顔にする・たくさんありすぎて……・ヒミツ

▼みんなを笑顔にする
【イオン】
みんなの笑顔かあ……。
素敵だね。

町の暮らしはもう慣れた?

【マイス】
はい。まだ思い出せないことは沢山あるけど、
楽しいです。

イオンさんやカルロスさんにも
お世話になってます。
ありがとうございます。

【イオン】
あらやだ、あらたまっちゃって。
でも、そう言ってくれると
うれしい。

(ずっとここに……いてほしいな)

【マイス】
あれ?
いまなにか言いました?

【イオン】
い、いや、なんでもないよ!
えへへ。


▼たくさんありすぎて……
【イオン】
そうだよね~。
いくらあっても足りないよね~。
分かるよ、その気持ち。

片思いが実りますようにたくさんたべても太
りませんように日焼けがシミになりませんよ
うにもっと美人になれますように二の腕のぷ
るぷるをなんとかしてうんぬんかんぬん……

……ぜいぜい、やっぱり一度にたくさんは
無理だよね~。

【マイス】
よくばりすぎですよ。


▼ヒミツ
【マイス】
ここは、ヒミツということで。

【イオン】
え~!
教えてくれないの~!?
ケチケチ!

【マイス】
またここに来たときに
言おうかな?
あははっ。

【イオン】
(それって、またデートしようってこと?
あたい、よろこんでいいのかな?)


【マイス】
イオンさんの夢は
なんですか?

【イオン】
そうね……大きなものから
小さなものまであるけど……。
なんだと思う?

世界一の釣り堀屋になる・有名になる・釣りの旅に出る

▼世界一の釣り堀屋になる
【マイス】
世界一の釣り堀屋になる……とか?

【イオン】
あら、あんたやっぱり
わかってるじゃない!

アニキの店を手伝って、
世界のあちこちに支店を出すの!

カルディアの町は川があるし、

アルヴァーナの町は海があるし、

トランルピア村には湖がある!

【マイス】
詳しいですね!
僕にはどこの地名かさっぱり
わかりませんが。

【イオン】
ふっふっふ。
昔、旅行したときに
目をつけておいたの。

【マイス】
さすがは商売人ですね。

【イオン】
まあね、でもお金のためだけじゃないよ。
釣りの素晴らしさを伝えたいの。

そう、あたいは釣りの師匠!
マイスター!

【マイス】
わ、わかりました。
わかったので釣竿しまってください。


▼有名になる
【マイス】
有名になる……とか?

【イオン】
ふむ!
それも悪くないわ。
あながちハズレじゃないよ。

【マイス】
野心家なんですね。
有名になるとしたら、
たとえばどんな風に?

【イオン】
ええと、
釣り雑誌の表紙を飾るとか!

【マイス】
……意外に小規模ですね。

【イオン】
でもさあ、
釣り好きならやっぱり一度は夢見るのよ~。
でっかい魚を持って、ポーズをとるの。

それでね、一緒にお店とか、
湖の写真とか載せてもらうんだよ!
ああ、取材にこないかなあ。

あ、あんたは弟子だから、
ちゃんと載せてあげるよ。
安心してちょうだい。

【マイス】
いつのまにか
取材前提の話になってる……。


▼釣りの旅に出る
【マイス】
釣りの旅に出る……とか?

【イオン】
そうね……。
やっぱりそれが一番かな~。

あたいと、将来の旦那さんと、
子どもたちで釣り場めぐりをするの。
いろんな魚を釣るんだ。

夜はみんなでテントの中で
川の字になって寝るの。
楽しいだろうな……。

【マイス】
素敵ですね。

【イオン】
そう?
ありがとう。

こういう素朴な夢も悪くないよね。
幸せは案外、身近なところに
転がってるかもしれないからさ。


【イオン】
…………あら、お話してたら
ずいぶん時間が過ぎちゃったわね。
そろそろ帰ろっか!



秋のダンジョン:虹登る滝


【イオン】
いつきてもいいところね~。
気分が落ち着くわ。

【マイス】
それじゃあここで
ひとやすみしましょうか。

【イオン】
うん!
お弁当の準備するから
ちょっと待って。

【マイス】
ありがとうございます。

【イオン】
ふわ~、気持ちいい!
滝の水しぶきがこっちまで
飛んでくるよ。

見ごたえありますね・音がすごいですね・一緒に滝に打たれてみませんか

▼見ごたえありますね
【マイス】
見ごたえありますね。
力強さを感じます。

【イオン】
ね~。
自然の力ってすごいよね……。
釣りをしてると、たまに
自分も自然の一部になった
気がするんだ。
あ~、あたいって
自然の中ではちっぽけな
存在だなあ……とか思うよ。

【マイス】
釣りって奥が深いですね。
自分と向き合うようなところも
あるんですね。

【イオン】
そうね……あら?
話がいつのまにか釣りになってる。
いつもこうなのよねえ。


▼音がすごいですね
【イオン】
うん、大声で話さないと
滝の音に消されちゃうね。
ヤッホー!

【マイス】
ヤッホー!

モンスター(?)の叫び声がする

【イオン】
いいいい、今、
なにか聞こえなかった?
聞こえなかったよね!?

【マイス】
でででで、ですね。
聞こえなかったことに
しましょう!

▼一緒に滝に打たれてみませんか
【イオン】
やだよ~。
あんたひとりで修行してちょうだい。
こっちがわで応援してるからね。
はい、有言実行!

【マイス】
すいません、
もう言いませんから……。
きびしいなあ、とほほ。


【イオン】
そういえば……。
あんたとは
師匠と弟子とか言ってるけど……。
なんか、ゴメンね。

【マイス】
えっ?
なにがですか?

【イオン】
釣りに誘ったことだよ。
なんかね、最初にお古の釣竿をあげたとき、
ちょっと強引だったかなって思ったの。

今では感謝してます・もともと釣りは好きだったと思います・たしかにちょっと強引でしたね

▼今では感謝してます
【マイス】
そんなことありませんよ。
最初はちょっとびっくりしたけど、
今では感謝してます。

【イオン】
そっか。
まあ、結果オーライだったんなら
いいんだけどさ。

【マイス】
釣りはもう生活の一部です。
気にしないでください。

▼もともと釣りは好きだったと思います
【イオン】
そうなの?
よかった~。
これからも一緒に釣りしようね。

はい、師匠。

▼たしかにちょっと強引でしたね
【イオン】
あはは……。やっぱり?
そうだよね~。強引だったよね。
思い立ったら突撃しちゃうのよね。

【マイス】
確かに面食らいましたが……。
でも楽しいから平気です。

【イオン】
そう言ってくれると助かるわあ。
これからもよろしくね。


【イオン】
ねえねえ、
ひとり暮らしってどう?
あたい、興味あるんだけどさ。

【マイス】
えっ?そうなんですか?
正直、意外ですね。

【イオン】
あんたとか、ダリアさんが
うらやましいよ~。
アニキと毎日一緒に暮らしていれば
うっとおしいときもあるしね。
実際のところ、どんな感じ?

楽しい、自由だ!・さみしいかも……・早く家庭を持ちたい

▼楽しい、自由だ!
【マイス】
楽しいですよ。僕の場合は
なりゆきで住んでますが。
あの家は大樹の中にあるからか、
とっても落ち着きます。

【イオン】
いいなあ~。あたいも一度は
経験したいんだけど、アニキが
だまっちゃいないんだろうな……。


▼さみしいかも……
【マイス】
ちょっとさみしいですね。
大樹の中は落ち着きますが、
ひとりで住むには広すぎます。
まあでも、
誰かが遊びに来ることもあるし、
つらくはありません。

【イオン】
そっか~。あたいもひとり暮らししたら
ホームシックになっちゃうかなあ?
どっちも一長一短だね。

▼早く家庭を持ちたい
【マイス】
あの家はとても広いから、
たぶん家族むけだと思うんです。
そしたらなんとなく、
家族がほしいなあって。

【イオン】
へ~。
あんた、もうそんなこと
考えてるんだね!
そっか……。
家族かあ。


【マイス】
あははっ。
楽しいと、あっという間に
時間が過ぎますね。
風も冷たくなってきたことだし、
そろそろ帰りましょうか。

【イオン】
うん。
そうしよっか。



冬のダンジョン:氷原に咲く花


【イオン】
う~ん、冷えるなあ!
このあたりにする?

【マイス】
そうですね。
ここでひとやすみしましょうか。

【イオン】
うん!
お茶とおかしの用意するから
ちょっと待って。

【マイス】
ありがとうございます。
あったまるなあ。

【イオン】
神秘的な景色だね。
音が吸い込まれたみたいに静か……。

この絶景を君にささげよう・花よりだんご、早くお茶にしよう!・寝るな、寝ちゃいけない!


▼この絶景を君にささげよう
【イオン】
あら、
詩的なこと言うじゃない?

【マイス】
ここにくるなら、
イオンさんを誘おう……って
ずっと思ってたんです。

【イオン】
えっ……。
そ、そうなんだ。
うれしいな。

▼花よりだんご、早くお茶にしよう!
【イオン】
そりゃ、あたいもどっちかと言えば
色気より食い気だけどさあ……。
ムードってもんがあるじゃないの!

▼寝るな、寝ちゃいけない!
【イオン】
これぐらいの寒さじゃ寝ないわよ!
遭難したわけじゃないんだから、
もう!

【マイス】
(じょうだんが通じなかった……)


【イオン】
ふう、それにしても
寒いわね。お茶持ってきて
よかったわあ。

手は冷えてませんか?・背中にこっそりと手を入れる・僕らの仲も冷えこみそう

▼手は冷えてませんか?
【イオン】
耳も痛いよ~。
あら、あっためてくれるの?
ありがとう!

【マイス】
僕の手も冷たいから……。
ごめん、あんまり
あたたまらないね。

【イオン】
……いいよ。
あたい、うれしい。
気持ちだけでもうれしいよ。

▼背中にこっそりと手を入れる
【イオン】
ひゃあああああああああああああああ!

【マイス】
はっはっはっは

【イオン】
ちょ、ちょっとタイム!
つ、つめたあああああああい!
きゃああああ!

【マイス】
おどろいた?
やっぱり背中はあたたかいね。

【イオン】
あ、あんたいきなり
なにすんのよ!
バカーーーーーー!

マイスを殴るイオン

【マイス】
ご、ごめん……。
でも……今ので体ぽかぽかに
なったでしょ?

【イオン】
んもう!
まったく、子どもみたい……。

▼僕らの仲も冷えこみそう
【イオン】
へ~え。なんて縁起の悪いこと
言うのかしら!
じょうだんでもそんな事
言うもんじゃないわよ!
ムキーーッ!

マイスを殴るイオン

【マイス】
いい……パンチです。
(前よりパワーアップしたかも)


【マイス】
イオンさんって、ほんとに明るくて
元気ですよね。
それに楽しそうだし。

【イオン】
あら?そう見える?
あたいの元気の素は
なんだと思う?

規則正しい生活?・なやみがない?・ヒミツ?


▼規則正しい生活?
【イオン】
そうね。
毎朝決まった時間に起きて、
朝ごはん食べて、店の準備して……。
それで、大好きな釣りの仕事をしてる。
うん。そうかもしれないね!

【マイス】
健康的でいい生活ですね。
僕も気をつけないと。


▼なやみがない?
【イオン】
失礼ね!あたいにだって
なやみの1つや2つあるわよ。
最近とくに困ったことが……。
胸がドキドキ、チクチク
するんだよね。

【マイス】
え?それって病気じゃ?

【イオン】
あ、いや、だいじょうぶだよ。
そういうのとはちょっと違うの。
気にしないで!

【マイス】
イオンさん、
顔が赤いみたいですけど、
無理してませんか?

【イオン】
だ、だいじょうぶだってば!
(にぶいなあ、もう!)

▼ヒミツ?
【マイス】
ヒミツ?

【イオン】
そうね、
ヒミツにしとこうかな~。
ふふっ。

【マイス】
でも、イオンさんのことだから
だいたい想像つきますよ。

【イオン】
え?ウソ!?
ばれてる?
ばれてるの!?
毎日あんたの顔見るのが
楽しみだとか、お話しするのが
楽しみだとか、お店に来るのが
待ち遠しいとか……。

【マイス】
あれ、そうなんですか?
僕はてっきり早寝早起きとか
そっちかと……。

【イオン】
わあ、あたいの自滅?
今のは聞かなかったことにしてーー!

【マイス】
…………。
聞かなかったことにします。


【マイス】
……あはははっ。
お話をしてると、あっというまに
時間が過ぎますね。
イオンさんが体を冷やすと
いけないから、そろそろ
帰りましょうか。

【イオン】
やさしいわね、マイス。
そうね、そろそろ帰ろっか!

結婚後デート


【イオン】
は~、いい景色だね~。
日常の忙しさから解放されるよ。
一緒のお出かけは楽しいね!

【マイス】
喜んでもらえてなによりです。
ここでひとやすみしましょうか。

【イオン】
うん!
じゃあお茶の用意するから
ちょっと待って。

【マイス】
ありがとう。
今日はのんびりお話ししようね。

【イオン】
あっ、あたいせんたくもの
干しっぱなしだったかも?
雨、だいじょうぶかなあ……。

【マイス】
そのときはしょうがないですよ。
今日はデートだし、
気にしない気にしない。

【イオン】
そうね。
……ねえ、マイス。
あたいと結婚してよかった?

もちろん! (一択)

▼もちろん!
【マイス】
もちろんです!
突然、どうしたんですか?

【イオン】
うーん、なんとなく
聞いてみただけ。
…………ふう。
普段からお互い忙しいけど、
いつもおつかれさま。

【マイス】
おつかれさま。
どうしたの?
今日はやさしいですね。

【イオン】
ひっどーい!
それじゃ普段のあたいは
オニみたいだってこと?

【マイス】
いや、そうじゃないけど……。
しんみりしてるなあと思って。

【イオン】
まあね……。だって、
こうやってデートしてると
昔を思い出すじゃない?
あんたと一緒に大物を釣ったり、
アニキにしかられたり、
それに……。
あたいはうまく気持ちを
伝えられなくてさ……。

【マイス】
…………。

【イオン】
あのころのあたいに教えてあげたいな。
あんたの好きだった人は、今となりに
いますよって。

てれるなあ・ん?聞こえなかったもう一度

▼てれるなあ
【マイス】
てれるなあ……イオンさんは
ほんとに直球なんだから。

【イオン】
いいじゃないの。
あたいは思ったことを
そのまま言っちゃう性格なんだからさ。


▼ん?聞こえなかったもう一度
【イオン】
ちょっと!
なんども言わせないでよ。
わざと聞いてるでしょ。いじわる!

【マイス】
すいません、
うれしくてつい……。


【イオン】
あたい、ホントに大変だったんだよ。
片思いってなんでこんなに辛いの……って
毎日泣いてたんだから。

【マイス】
そうだったんだ……。
全然気づかなかった。

【イオン】
でもその恋は実ったの。
あたい、幸せよ。

【マイス】
僕も幸せです。

【イオン】
ふふふっ。よかった。

【イオン】
……そういえばさあ。
アニキのことなんだけど。
アニキにお似合いの人って
誰だと思う?

【マイス】
お似合いの人?

【イオン】
うん。
アニキも誰かいい人
見つからないかな~と思ってさ。
まあ、余計なおせっかいかも
しれないけど。
えへへっ。

【マイス】
う~ん、たとえば……。

シア・ショコラマリオン・カリン・ペルシャソフィアさくや・トゥーナ・クルルファ
ダリア・エリザ・ユエ・めい

▼シア
【マイス】
シアさんとか。

【イオン】
そっか~。
シアはとっても世話好きだから、
アニキがいくらドジしても
やさしく見守ってくれるかも?
な~んて言ったら、あの子怒るかなあ?

【マイス】
まあ、こればかりは
誰にもわからないね。

【イオン】
そうだね。
アニキ、どうなるのかな……。


▼ショコラ
【マイス】
ショコラとか。

【イオン】
そっか~。
ショコラもアニキも
食べることが大好きだから、
相性いいかも!?
それとも逆にはりあっちゃう
かなあ?

【マイス】
まあ、こればかりは
誰にもわからないね。

【イオン】
そうだね。
アニキ、どうなるのかな……。


▼マリオン
【マイス】
マリオンとか。

【イオン】
マリオン!?
ふたりとも暴走したら
止まらないけど、
だいじょうぶかなあ?

【マイス】
暴走するのはイオンさんだって
おなじような――

【イオン】
え?
なにか言った?

【マイス】
いや、なんにも!

【イオン】
アニキ、どうなるのかな……。


▼カリン
【マイス】
カリンとか。

【イオン】
そっか~。
カリンはすっごいマイペースだから、
アニキがいくら暴走しても
振り回されないね!
な~んて言ったら、あの子
怒るかなあ?

【マイス】
まあ、こればかりは
誰にもわからないね。

【イオン】
そうだね。
アニキ、どうなるのかな……。


▼ペルシャ
【マイス】
ペルシャとか。

【イオン】
そっか~。
ペルシャはとってもキレイ好きだから、
アニキ、げんめつされないかなあ。
でも、逆にアニキがキレイ好きに
なるかも?
恋の力は偉大って言うし!

【マイス】
まあ、こればかりは
誰にもわからないね。

【イオン】
そうだね。
アニキ、どうなるのかな……。


▼ソフィア
【マイス】
ソフィアとか。

【イオン】
そっか~。
アニキはちょっとガサツだから、
ソフィアのナイーブなところ、
ちゃんと気がつくかなあ?
それとも、それが逆に
好印象だったりして?

【マイス】
まあ、こればかりは
誰にもわからないね。

【イオン】
そうだね。
アニキ、どうなるのかな……。


▼さくや
【マイス】
さくやとか。

【イオン】
そっか~。
さくやかあ。
さくやはとっても陽気だし、
がんばりやさんだよね。
アニキといいコンビ組めるかも?
な~んて言ったら、あの子困るかな?
アニキ、いい奴なんだけどなあ。

【マイス】
まあ、こればかりは
誰にもわからないね。

【イオン】
そうだね。
アニキ、どうなるのかな……。


トゥーナ
【マイス】
トゥーナとか。

【イオン】
そっか~。
トゥーナはちょっともの静かだけど、
アニキはにぎやかだから
ちょうどよかったりして?
な~んて言ったら、あの子
怒るかな……。
うるさい人は苦手かなあ?

【マイス】
まあ、こればかりは
誰にもわからないね。

【イオン】
そうだね。
アニキ、どうなるのかな……。


クルルファ
【マイス】
クルルファさんとか。

【イオン】
そっか~。
クルルファさんはしっかりしてて、
でもかわいいところもあって。
アニキ、メロメロかも!?

【マイス】
すごい観察眼だね。

【イオン】
うん。交流祭のとき、
たくさんお話したからね~。
素敵な大人の女性って感じかな?

【マイス】
なるほど。

【イオン】
あたい、なんか世話焼きのおばちゃんみたいだね。
えへへ……。


▼ダリア
【マイス】
ダリアさんとか。

【イオン】
おお~。
ダリアさんかあ。
アニキ、ダリアさんの芸術に
ついていけるかなあ?

【マイス】
さあ、こればかりは
誰にもわからないね。

【イオン】
そうだね。
アニキの彫刻が町中にあふれたら
どうしよう……。
それより、アニキそのものが
オブジェにされたりして……。


▼エリザ
【マイス】
エリザさんとか。

【イオン】
そっか~。
エリザさんね!
あ~~。
でも……。

【マイス】
でも?

【イオン】
エリザさん、どうかなあ?
なんとなく、違う気がする。
エリザさん、アニキとは
別のタイプが好みな気がする。
『おんなのかん』だけど。

【マイス】
へえ~。すごいね。
でもまあ、こればかりは
誰にもわからないよね。

【イオン】
うん。
当たるかわかんないしね。
アニキ、どうなるかな……。


▼ユエ
【マイス】
ユエさんとか。

【イオン】
ああ、旅館に来てる
粋な感じの行商人さんだよね?
ユエさんって
ミステリアスだよね。
あこがれちゃうなあ……。

【マイス】
もはやイオンさんの好みで
選んでるよね?
けどまあ、こればかりは
誰にもわからないよ。

【イオン】
そうだね。
アニキ、どうなるのかな……。


▼めい
【マイス】
めいさんとか。

【イオン】
めいさん……。たしか、
旅館のお客さんだったよね?
あの人、かっこいいよね~。
気品があって、りんとしてて。
あこがれちゃうなあ……。

【マイス】
(話がずれてるような……)
まあ、こればかりは
誰にもわからないね。

【イオン】
そうだね。
アニキ、どうなるのかな……。


【イオン】
…………って、お話してたら
ずいぶん時間が過ぎちゃったわね。
ついつい長話しちゃうのは
今も昔も変わらないね。
そろそろ帰ろっか……。

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最終更新:2014年03月14日 01:00