結婚後会話
『月刊 釣りの世界』
【イオン】
あたい宛に、『月刊 釣りの世界』届いてなかった?
【マイス】
どうだったかなあ。来てなかったと思うけど。
【イオン】
そっかあ。早く来ないかな。
いつも配達が遅れるんだよね。ぶつぶつ。
【マイス】
本当に釣り好きだなあ……。
『いもづる式釣り竿』
【イオン】
今はトキメキタイの季節。
釣りたいけど……
鶴にはやっぱり良い道具が必要……。
ねえねえ、マイス。
【マイス】
なんだい?
【イオン】
あたい、やっぱりあきらめきれないの!
すごーくほしいものがあるんだ!
【マイス】
むむ、それは……。この前の?
【イオン】
そう!『いもづる式釣り竿』がほしいんだ!
【マイス】
あれ、高いじゃない。
【イオン】
でも、釣れ放題らしいよ!
毎日お腹いっぱい魚食べられるぞ。
それに模様がヒョウ柄なんだって。キュートでしょ?
だから買って買って~!
【マイス】
イオンさんは釣りの天才なんだから、どんな道具でも
たくさん釣れるじゃないか。
【イオン】
まあ、そうなんだけど……。
ぶつぶつ。
【マイス】
僕の永遠の師匠だからね。未だに全然かなわないなあ。
ついさっきも、新鮮な魚を釣ってきたんだっけ?
楽しみだな~。
【イオン】
あはは、マイスったら!
おだてても、ダメだぞ!
えっと、さっき釣ったのは……。
【マイス】
(今日もなんとかかわしたな。でもそのうちまた言われちゃうな)
(がんばって、いつか本当に買ってあげよう。それまでもう少し待っててね)
アニキの部屋そうじ
【イオン】
ねえ、マイス。
【マイス】
なんだい?
【イオン】
あたい、そのうちアニキの部屋そうじに行ってくるわ。
この前顔出したら、すごいんだ!2階がぐっちゃぐちゃ!
あれはもう『まくつ』以外のなにものでもなかったわ。
アニキのやつ、あたいがいなくてもへっちゃらだぜ、そか言ってたけど……。
あれじゃ、お嫁さんも来ないよ!
【マイス】
あははは、わかった。
お兄さん孝行してきなよ。すごく喜ぶよ、きっと。
【イオン】
うん!がしがし片付けてやるさ!
今幸せ?
【イオン】
ねえマイス。
マイスは、今幸せ?
【マイス】
幸せだよ。イオンは?
【イオン】
とーーーーーーっても幸せ!幸せったら幸せよ!
(あ・い・し・て・る♪この気持ち、もっともっと伝えたい……)※声アリ
『平穏な日々』
【イオン】
ふう……。
【マイス】
どうしたの?
【イオン】
これが、『平穏な日々』なんだわ………。
あんたと一緒になる前の、毎日ドキドキしてた頃もよかったけど、
今も悪くないわ。ふふっ。
くつしたに穴
【イオン】
また右だったぞ。
【マイス】
うん?なにが?
【イオン】
くつしたに開いた穴!
マイス、いつも右のくつしたに穴が開くんだよ。
なんでだろうね!?あははっ。
【マイス】
不思議だなあ……。
一緒に釣りに
【イオン】
たまには、一緒に釣りに行きたいな。
考えといてよ。ねっ!
ご機嫌ななめ
【イオン】
うううううーーん。
【マイス】
どうしたの?
【イオン】
今ちょっと、ご機嫌ななめなんだ。ひとりにしておいて。
……………………。
あっ!そうか!お腹がすいてイライラしてるんだ!
おやつをつまんだら治るはず!とっておきの『おさしみ』を食べちゃおう!
らんらんるるる~ん♪
【マイス】
なーんだ。気まぐれだなあ、もう。
というか、おさしみは日持ちしないと思うんだけど……。
ごめんね
【イオン】
ねえねえ……。
この前は、あんなこと言ってごめんね。
【マイス】
いいよ。僕も悪かった。イオンが怒るのも当然だよ。
【イオン】
そっか、ありがとう。
じゃあ、仲直りのキスだよ。
マイス、愛してる♪ちゅっ。
【マイス】
僕も、愛してる。
…………。
ちょっとてれくさいなあ。
【イオン】
あたいたち、ケンカしながらもっと仲良くなるんだ。
そう考えると怖いもんなんてないわ。
これからも、よろしくね。
【マイス】
うん、よろしくね。
買い物リスト
【イオン】
ええと、あれとあれと……。
あれも必要だわ。ぶつぶつ。
あっ!だめっ!話しかけないで!
今、買い物リストを作ってるんだ。
話しかけられたら分かんなくなっちゃう。
ぶつぶつ。
【マイス】
はいはい。
茶ばしら3本
【イオン】
らんらんるるる~ん♪
【マイス】
今日はごきげんだね。
【イオン】
お茶を飲んだら。茶ばしらが3本も立ってたの!
近いうちになにか、いいことがあるはずよ。
たとえば、とっても素敵なつり道具を買ってもらえるとか……。
ちらり。
【マイス】
えっ!?それはちょっと違うような……。
まいったなあ。
『一子相伝』
【イオン】
(さらさらさら……)
【マイス】
どうしたの?たけに真剣に、メモをとってるね。
【イオン】
そう!アニキも知らない、あたいの釣りの『ごくい』を書きしるしてるの。
ひ孫の代まで伝授するのよ!『一子相伝』って言うのかしら。
あははっ。
【マイス】
それは壮大な計画だな……。
赤ちゃん
【マイス】
早く赤ちゃん生まれないかなあ。
【イオン】
………………う…………!
(倒れこむイオン)
【マイス】
え、え!?どうしたの!?まさか……いきなり!?
た、大変だ、早く
マージョリーさんに診てもらわないと!
(マージョリー宅に移動)
【マージョリー】
マイス
(マージョリーに呼ばれ、走るマイス)
【イオン】
マイス、見て見て!赤ちゃんだよ!ほら、こんなに小っちゃい!
【赤ちゃん】
だう~。
【マイス】
わあ、かわいいなあ……。イオンさん、おつかれさま。
【マージョリー】
顔は……、マイスそっくりの男の子だね。
【マイス】
ほんとだ!目のあたりがそっくりかも?いや、鼻もかな?
【イオン】
でしょでしょ?お父さん似だから、あんたがこの子に名前を付けてあげて。
かっこいいのを頼むわよ~。
(名前を決定)
【イオン】
○○○かあ。いい名前だね。今日から君は○○○だよ~♪よろしくね。
【マイス】
ようこそ、○○○(赤ちゃんの名前)。
僕たちのところに来てくれてありがとう。お父さんはうれしいよ。
【イオン】
子育て頑張ろうね、マイス。
【マイス】
そうだね。これからも頑張って働くぞ~!
そして季節は過ぎーー
幸せな時もまた、あっという間に過ぎていった。
2人の間に生まれた新たな命は、町の人にも集落の人にも
こころよく迎え入れられた。
そんな平和な暮らしが続き、気付けば一年が経とうとしていた。
【マイス】
(…………ありがとう)
【イオン】
え?
【マイス】
ううん、何でもないよ♪
赤ちゃんの誕生日
【イオン】
今日は○○○(赤ちゃんの名前)の誕生日だよ!健やかに育ってくれてうれしいわあ。
あっ!トキメキタイ釣ってこようかしら。お祝いだし!
【マイス】
あはは、落ち着いて。タイは僕がなんとかするから……。
最終更新:2010年08月18日 19:02