結婚後会話
幸せにするからね
【マイス】
はい、よろしくお願い――
って逆です!それ僕のセリフ!
【ダリア】
あら、そうだった?あはは~♪
【マイス】
…………。
ダリアさん。
【ダリア】
ん?どうした助手くん。
【マイス】
幸せにします。必ず。
【ダリア】
……。
頼んだぞ~?マイスくん♪
あ、マイスくんで思い出した。
【マイス】
え?何をですか?
【ダリア】
何って決まってるじゃない。アレよ、アレ。
【マイス】
あ、アレ?アレって……?
【ダリア】
結婚したんだから、『あなた』とかスウィートに呼んだ方がいいでしょ?
【マイス】
す、スウィートって……。
【ダリア】
色々考えてあげたわよ!さあ、好きなのを選びなさい!
今まで通り・あなた・マイスさん・ゴールドモコモコ
▼今まで通り
【マイス】
今まで通りに呼んでもらえますか?その方が良いです。
【ダリア】
あら、そう?わかったわ。
▼あなた
【ダリア】
だよねえ。それ良いよねえ。
▼マイスさん
【ダリア】
あら、意外な物選んだわね。
わかったわ。
▼ゴールドモコモコ
【ダリア】
お、いいの選んだわねえ!良いでしょそれ、芸術的で!
【マイス】
ですね!これ、良いですね!
【ダリア】
じゃあ、レインボ~太郎って呼ぶね♪
【マイス】
なぜ!?そんな選択肢はありませんでしたけど!?
【ダリア】
わかってるって。○○って呼ぶね、助手くん!
【マイス】
あはは……、『助手くん』はそのままなんですね。
ついにシアレンスの樹がわたしのものに
【ダリア】
ふっふっふ……。ついにシアレンスの樹がわたしのものになったのね……。
【マイス】
う~ん……。間違ってはいないかもしれないけど……、ダメですよ?
【ダリア】
なッ!わたしの心を読んだな!もしかしてマイスくんはエスパー!?
【マイス】
そうです。
【ダリア】
なんて事……。芸術家にエスパー……。これはイケる……。
【マイス】
あれ……?本気で信じてる上に悪い方向へ進んでるぞ?
結婚おめでとう!
【ダリア】
結婚おめでとう!マイスくん!
な、な、なんでやねーん・何言ってるんですか?
▼な、な、なんでやねーん
【ダリア】
マイスくんはいいオモチャね♪
【マイス】
僕で遊ばないで下さい……。
▼何言ってるんですか?
【ダリア】
ちょっと。上、上を選んでっ。
マイスくんのモコモコの毛
【ダリア】
マイスくんのモコモコの毛って結構な価値があるんじゃない?
【マイス】
ややややめて下さいよ……。
【ダリア】
ふっふっふ……。おとなしくした方が身のためよ。
【マイス】
あ!虹色の樹が回転しながら空を飛んでいる!
【ダリア】
え、どこ?どこどこ?
芸術のたびに出るわ!
【ダリア】
決めた!わたし、芸術の旅に出るわ!世界にわたしの魅力を伝えるのよ!
お気をつけて・ま、待ってください!・僕も行きます
▼お気をつけて
【ダリア】
ちょっと。引き止めてよ。
▼ま、待ってください!
【ダリア】
冗談よ♪マイスくんを置いて行けるわけないじゃん。
▼僕も行きます
【ダリア】
えっ!マイスくんもついて来てくれるの?過酷な旅になるわよ……。
荒れ狂う環境……、襲い来る宇宙人……、あまたの怪獣までもが立ちはだかるわ。
【マイス】
どこに行く気ですか。
人間に比べたら
【ダリア】
人間に比べたらエルフも楽じゃないわね。
【マイス】
そうなんですか?
【ダリア】
そうよ。だって空も飛べないし、火も吐けないし……。
しっぽもキバも無いのよ!
【マイス】
さて、どこからツッコもうか……。
結婚しても
【ダリア】
結婚してもマイスくんは変わらないね。
【マイス】
ダリアさんも変わらないじゃないですか。
【ダリア】
うん、変わらない。だからマイスくんもずっと変わらないでね。
【マイス】
……はい。
【ダリア】
でも変身したら変わっちゃうね。
【マイス】
……はい。
型を取っておこうかしら
【ダリア】
マイスくんの型を取っておこうかしら。
【マイス】
またそんな事を……。
【ダリア】
あら、本気よ?これがあれば寂しくないじゃない。
【マイス】
ダリアさん……。
【ダリア】
(ふっふっふ……あと一押しかしら……)
子供はやっぱり芸術家に
【ダリア】
子供はやっぱり芸術家に育てないとね!
そうですね・それはちょっと
▼そうですね
【ダリア】
わたしの全てを叩き込むわ!
▼それはちょっと
【ダリア】
あれ?それともモデルがいい?いっそ助手?
妹いるんだけどさ
【ダリア】
わたし、妹いるんだけどさ、音楽家やってるのよ。
【マイス】
妹がいたんですか!?
【ダリア】
うん。で、歌も音楽もうまくてさ。よく聴いてたなあ。
【マイス】
へ~……。ダリアさんは歌ったりしないんですか?
【ダリア】
…………うん。
【マイス】
(あれ?思わぬ弱点発見?)
歌は聴くもの
【マイス】
そういえばこの間、歌の話をしましたけど。
【ダリア】
……ええ。
【マイス】
どうしてダリアさんは歌を歌わないんですか?
【ダリア】
うますぎるからよ。
【マイス】
本当ですか?
【ダリア】
……恥ずかしいからよ。
【マイス】
だっ、ダリアさん……!?そのセリフはダリアさんほど似合わない人はいませんよ!?
【ダリア】
何よ!いいじゃない!歌は聴くものよ、聴くもの!わたしは聴くほうが好きなの!
【マイス】
あはは♪ダリアさん、変な弱点持ってますね?
【ダリア】
じゃ、弱点なんてないっ!わたしは無敵だって!触れただけで敵を倒せるんだからっ!
歌はどうなのよ
【ダリア】
マイスくんは歌はどうなのよ。
自信がありますよ・普通だと思います・……
▼自信がありますよ
【ダリア】
そうなんだ。じゃあ、今度聴かせてよ。わたし、聴くのは好きだから。
▼普通だと思います
【ダリア】
そっか。ふ~ん。
▼……
【ダリア】
あら~?なぜ黙るのかしら?この、この!
【マイス】
い、痛いです。ご、ゴメンナサイ。
たまにはデートくらい
【ダリア】
結婚してもたまにはデートくらいしてよ?
そろそろアトリエを
【ダリア】
そろそろアトリエを大きくしようかしら。もう作品でいっぱいだし。
【マイス】
いいんじゃないですか?でも、あまり奇抜な形にはしないで下さいね……。
【ダリア】
奇抜?どこが?芸術と言いなさい!
【マイス】
ですよね。言ってもムダですよね。
シアレンスの樹の香り
【ダリア】
シアレンスの樹の香りって落ち着くわね。
【マイス】
そうですね。
【ダリア】
彫りたくなるわね。
【マイス】
そうでもないですね。
空にラクガキ
【ダリア】
あ~……、空にラクガキしたい……。
【マイス】
……。
【ダリア】
マイスくんだってしたいでしょ?あんなに広いキャンバスがあるんだよ?
【マイス】
ダリアさんってたまに純粋な芸術家になりますね。
【ダリア】
どういう意味かな?わたしは常時、純粋で繊細で神秘的な芸術家だけど?
【マイス】
そ、そうですね……。
わたしと結婚しなかったら
【ダリア】
マイスくんはわたしと結婚しなかったら誰と結婚してたの?
【マイス】
え、え!?そんなのわかりませんよ!
【ダリア】
シアちゃん?
ショコラちゃん!?ガジガジ!!?
【マイス】
何故ガジさんが選択肢に……。
【ダリア】
じゃあマイスくんはモコモコと結婚してたわね。間違いないわ。
【マイス】
断定された!?
誰にしようかしら?
【マイス】
ダリアさんは僕と結婚しなかったら誰と結婚してたんですか?
【ダリア】
そうね、誰にしようかしら?
【マイス】
すごい上から目線ですね。
銀のモコモコ
【ダリア】
銀のモコモコとかいないのかしら?
【マイス】
さ、さあ……?
【ダリア】
何か、5匹くらい集めたら金のモコモコと交換してくれそうじゃない?
【マイス】
何を言っているのかわかりません。
たまには森の作品たちも
【ダリア】
たまには森の作品たちも磨きに行かなくちゃ。
【マイス】
ちゃんと整備してるんですね。
【ダリア】
まあね、だからちょっと磨いてきてよマイスくん。
【マイス】
僕が!?
愛・し・て・る
【ダリア】
愛・し・て・る。愛してる、愛してる~♪(声付き)
【マイス】
ダッ、ダ、ダリアさん!?
【ダリア】
なに?
【マイス】
なにって……。
【ダリア】
マイスくんは?
【マイス】
えっ?
【ダリア】
マイスくんは~?
もちろん・……
▼もちろん
【マイス】
愛してる♪
【ダリア】
ちょっと、恥ずかしいじゃない!やめてよ!
【マイス】
い……言わせたくせに…………。
▼……
【ダリア】
恥を捨てるんだ、助手くん!
【マイス】
何か説得力がある……。
芸術的なヤキモチ
【ダリア】
「……マイスくん。
何かやましい事してないよね?」
【マイス】
「え……?
何の事ですか?」
【ダリア】
「べ、別に……。
別にねッ!」
「……芸術的なヤキモチなんて、
焼いてないもん!」
【マイス】
「え、芸術的……!?
えええっ!?」
妊娠
【ダリア】
「あのさ、マイスくん。
大事な話があるんだけど。」
【マイス】
「どうしたんですか?」
【ダリア】
「なんと……。」
「赤ちゃんが出来ました〜♪」
【マイス】
「ほ、本当に!?」
「やったね、ダリアさん!
僕、嬉しいですよ!」
【ダリア】
「うん。わたしも。」
「マイスくんは男の子と女の子、
どっちが欲しい?」
▼男の子
【ダリア】
「男の子ね。分かったわ。
任せなさい。」
【マイス】
「ええっ!?
どうにか出来るんですか!?」
【ダリア】
「芸術家に不可能はない!」
【マイス】
「本当ですか……?」
【ダリア】
「きっと芸術的にかわいい子供だよ!
楽しみだなあ。」
▼女の子
【ダリア】
「女の子ね。分かったわ。
任せなさい。」
【マイス】
「ええっ!?
任せなさいって!?」
【ダリア】
「芸術家に不可能はない!」
【マイス】
「本当ですか……?」
【ダリア】
「きっと芸術的にかわいい子供だよ!
楽しみだなあ。」
▼どちらでもいい
【ダリア】
「そうね。
せっかく産まれて来てくれるんだもの。
どちらでも嬉しいわね。」
【ダリア】
「きっと芸術的にかわいい子供だよ!
楽しみだなあ。」
妊娠後日にち経過
【ダリア】
「『れいんぼん』……。
『びゅーてぃん』……。
『ふぁんたすてぃっくん』……。」
【マイス】
「なんの呪文ですか?」
【ダリア】
「へ? 子供の名前よ。
どれがいいかなあ。」
【マイス】
「僕が考えておきますから、
ダリアさんは絶対安静でお願いします。」
出産近い
【ダリア】
「蹴った蹴った!
今、お腹の子供が蹴ったよ!」
【マイス】
「本当ですか!?
早く産まれないかなあ。」
出産
【マイス】
「早く赤ちゃん産まれないかなあ。」
【マイス】
「え、え!? どうしたの!?
まさか……いきなり!?」
「た、大変だ、早く
マージョリーさんに
診てもらわないと!」
@魔法病院
【マージョリー】
「マイス。」
【ダリア】
「マイスくん、無事に
赤ちゃんが産まれたよ!
ほら、お父さんですよ〜。」
【マイス】
「良く頑張ったね、ダリアさん!
すごく嬉しいですよ!」
@男の子の場合
【ダリア】
「見て、マイスくんそっくりの
男の子だよ。」
@女の子の場合
【ダリア】
「見て、マイスくんそっくりの
女の子だよ。」
@分岐終了
【赤ちゃん】
「だう〜。」
【マイス】
「本当だ!
かわいいなあ。」
【ダリア】
「マイスくん、
この子に芸術的な名前を付けてあげて。」
@子供の名前入力(ここではリーフとする)
【ダリア】
「リーフね。
いい名前だわ♪ 合格!」
【マイス】
「はは……ありがとうございます。」
【ダリア】
「新しい家族も増えたし、
ますます頑張らないとね!」
【マイス】
「はい!」
そして季節は過ぎ──
幸せな時もまた、
あっという間に過ぎていった。
2人の間に生まれた新たな命は、
町の人にも集落の人にも
こころよく迎え入れられた。
そんな平和な暮らしが続き、
気付けば1年が経とうとしていた。
【マイス】
(…………ありがとう)
【ダリア】
「え?」
【マイス】
「ううん、何でもないよ♪」
子供の誕生日1
【ダリア】
「今日はリーフの誕生日だよ!
お祝い、お祝い!
ついでにシアレンスの樹を紅白に!」
【マイス】
「ダメですって。」
子供の誕生日2
【ダリア】
「リーフも大きくなったわね。
マイスくんの背なんて
あっという間かも?」
最終更新:2025年07月28日 18:09