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さとるくん

さとるくん


「さとるくん」とは、都市伝説の1つで2000年代頃からネットや学校の怪談として広まった、いわゆる「呼び出し系」の現代妖怪です。
メリーさん」の電話版に近い性質を持ちますが、より儀式的な手順と厳しいルールがあるのが特徴です。


概要

1. さとるくんを呼び出す方法
さとるくんは、ある特定の儀式を行うことで呼び出すことができると言われています。
  • 用意するもの: 公衆電話、10円玉、自分の携帯電話。
呼び出すための手順
  1. 公衆電話に10円を入れ、自分の携帯電話に電話をかける。
  2. つながったら、受話器に向かって「さとるくん、さとるくん、おいでください」と3回唱える。
  3. 唱えたらすぐに受話器を置き、自分の携帯電話の電源を切る。

2. 忍び寄る「さとるくん」
儀式が成功すると、24時間以内にさとるくんから自分の携帯電話に電話がかかってきます。
電話に出ると、彼は今自分がいる場所を告げます。
「今、駅にいるよ……」
「今、角のコンビニにいるよ……」
「今、君の家の前にいるよ……」
このように、電話がかかってくるたびに、彼は着実にあなたの背後に近づいてきます。そして最後には、「今、君の後ろにいるよ」という運命の電話がかかってくるのです。

3. 絶対に守るべき「3つのルール」
さとるくんが後ろに来た時、あなたは「どんな質問にも1つだけ答えてもらえる」という対価を得られます。しかし、そこには命に関わる厳しいルールが存在します。
  1. 後ろを振り返ってはいけない:さとるくんの姿を見てはいけません (→振り返ってはいけないのタブー見るなのタブー)
  2. 彼に触れてはいけない:物理的な接触は厳禁です
  3. すぐに質問をしなければいけない:後ろにいると告げられた際、モタモタしているとさとるくんの機嫌を損ねます

ルールを破るとどうなる?
もし振り返ったり、質問に詰まったりすると、さとるくんにどこか(あの世や異次元とされる)へ連れ去られてしまうと言われています。
さとるくんの正体とは?
諸説ありますが、一般的には「全知全能の霊」や「子供の幽霊」とされています。
また「さとるくん」という名前は、人の心を読む妖怪「さとり」に由来するという説があります。

最近では公衆電話自体が街から減っているため、さとるくんを呼び出す難易度自体が上がっているという、現代ならではのメタ的な事情も相まって「少し懐かしい都市伝説」になりつつあります。

さとるくんの外見に関する諸説

さとるくんの見た目については、実は「これ」といった決定的なイメージが定まっていません。

その最大の理由は、さとるくんを呼び出した際のルールに「決して後ろを振り返ってはいけない(姿を見てはいけない)」というものがあるからです。姿を見た瞬間に連れ去られてしまうため、「見たことがある生存者がいない」という設定が、より想像を膨らませる要因になっています。

とはいえ、ネット掲示板や創作、イラストなどで共通して語られる「イメージ」にはいくつかのパターンがあります。
1. 「普通の男の子」説
最も一般的なイメージは、「小学校低学年くらいの少年」です。
どこにでもいる子供のような姿をしているからこそ、日常に潜む恐怖が際立ちます。
  • 服装: 黄色のレインコートを着ている、またはランドセルを背負っている姿で描かれることが多いです
  • 雰囲気: どこか寂しげだったり、逆に不気味な笑みを浮かべていたりします
2. 「異形の子供」説
怪談としての恐怖を強調する場合、人間離れした姿で想像されます
  • 顔がない: 目・鼻・口がなく、のっぺらぼうのような顔をしている
  • 肌が青白い: 死人のように血の気がなく、ひんやりとした質感
  • 体が透けている: 幽霊らしく、実体がないようなおぼろげな姿
3. 「全知全能の賢者」のような風格
さとるくんは何でも答えてくれる存在であるため、子供の姿を借りつつも、「中身は大人や神に近い存在」として描かれることもあります。
  • 声だけが非常に落ち着いていたり、子供とは思えない冷徹な眼差しをしていたりするという解釈です
メディアミックスでの描かれ方
近年のホラーゲームや再現ドラマなどでは、視覚的なインパクトを重視して以下のようにアレンジされることがあります。
  • 日本人形のような冷たい質感
  • 影そのものが少年の形をしている
  • 受話器から這い出してきたような、ノイズ混じりの姿

結局のところ、さとるくんは「呼び出した人の想像力が作り出す恐怖の象徴」と言えるかもしれません。


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最終更新:2026年02月08日 10:06