タルタロス(Tartarus)
タルタロス(Tartarus)とは、
ギリシア神話に登場する底なしの
奈落(ならく)で、
冥界の支配者
ハデスが極悪な重罪人を落とす場所です。(→
魔物の牢獄)
天地生成の際にカオス(混沌)から生じた地下のもっとも奥底にあたる部分の擬人化ともされています。
タルタロスの概要
タルタロスは
ギリシア神話において、反抗者や罪人が罰を受ける恐怖の象徴として描かれています。
- 奈落の神であり、奈落そのもの
- タルタロスは「奈落」を司る神であると同時に、奈落そのものを指します
- 原初の神々の一柱
- カオスから生まれた原初の神の一人で、ガイア(大地)やエロース(性愛)と兄弟関係にあります
- 冥界よりもさらに深い場所
- タルタロスは冥界のさらに下に位置し、その深さは天から地までの距離と同じほどと言われています
- 牢獄としての役割
- 恐ろしい空間
- 霧が立ち込め、神々ですら忌み嫌う暗く澱んだ空間であり、ポセイドンによって青銅の門と壁で閉ざされています
- 罰を受ける者たち
- シーシュポスやタンタロスなど、神々を欺いたり怒りを買った者たちが永遠に苦しむ罰を受けています
- 怪物テュポーンの父
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最終更新:2025年01月14日 07:33