センター

センター

 センターとは、TOKYOミレニアムを統治する中央管理機構である。203X年、大規模な地殻変動により東京近郊は水没、残ったのは一握りの人間と、メシア教が建設したカテドラルだけであった。カテドラルの外は環境破壊による荒野と、悪魔の跋扈する無法地帯でしかなく、とても人間が自由に住める環境ではなくなっていた。そこでわずかに生き残った人間は、宗教の垣根を越えて共同体社会の成立をなしえたが、そう長くは続かなかった。

 荒れすさむ日々が続く中、人々は水・食糧を求め、メシア教に集まり始めた。大資本を背景とするメシア教の食糧配給は確実に信者を増やし、カテドラルにおける影響力は日に日に増していった。一方、ガイア教は日を追うごとに信者が減っていく。過酷な生活の中、メシア教に転向した者が続出したのである。それでもなお自らの信仰に生きる者もいたが、カテドラルでの発言権の弱体化は止めることができず、それどころか次第に異端者として差別・迫害されていくようになってしまう。建前は共同体社会であるとはいえ、水・食糧といったものはメシア教徒優先で配給されていくことから、ガイア教徒たちはろくに食事を取ることもままならない日々が続き、結果、暴動を起こしてしまう。

 暴動を起こしたとはいえ、すでに勢力としてはメシア教に大きく水をあけられていたガイア教徒は、テンプルナイトにより瞬く間に鎮圧されてしまう。またこのとき鎮圧されたのはガイア教徒だけではない。少数ではあったが日本古来の神々を信仰する人々までもが鎮圧の対象となった。こうしてメシア教は他宗教をカテドラルより追放、支配権を完全に掌握するに至った。

 205X年、メシア教は自らの理想国家実現のため、都市国家計画「ミレニアム」を発表、大資本を利用しカテドラルを改築、新たに「センター」と名付け、千年王国実現への一歩を踏み出した。以後、都市整備と人造生物の開発で安定した生活圏を確保することに成功し、またミレニアムの秩序を守るべく市民階級制度を導入、徹底した管理社会の成立に成功した。
 そして20XX年。異教徒を排除し、市民を徹底した監視下に置き、ゆるぎない磐石の地位をかためたセンターは、念願である千年王国実現のため、これまで極秘裏に進行していたあるプロジェクトを本格的に始動させる。そのプロジェクトの名は――。

エリアガイド

  • ■センター管制塔
  • TOKYOミレニアムの心臓部。住めるのは第一級市民のみ。あまりにも高くそびえる塔は、神の世界へと近づきたいとする欲求の顕われか。

  • ■アルカディア通路
  • センターとアルカディアをつなぐ通路。アルカディアは千年王国のモデルエリアでもある重要な場所でもあるため、出入りが許されるのはセンター市民といえど極少数に限られている。

  • ■ホーリータウン通路
  • センターとホーリータウンをつなぐ通路。現在ホーリータウンでは魔王キングフロストと邪龍バジリスクが暴れまわっており、センター市民は誰一人住んでいない。

  • ■ファクトリー通路
  • センターとファクトリーをつなぐ通路。ファクトリーは生活用品の生産を一手に担う、巨大な工業地区である。

  • ■ヴァルハラ通路
  • センターとヴァルハラをつなぐ通路。ヴァルハラでは治安の悪化や市民のモラル低下に加え、反センターの意識も高まっているため、昨今は治安維持部隊であるテンプルナイトたちの監視の目も特に厳しいようだ。

出現悪魔 ~ギメル会見後

LV14 幽鬼グール
LV14 鬼女ハッグ
LV15 ガイアーズジライヤ
LV16 デモノイドフランキー
LV19 妖鬼ハンニャ
LV20 妖獣ヌエ
LV24 堕天使ベテルギウス
LV25 幽鬼マンイーター

 初めのうちはセンターに悪魔が出現することはないため、快適に移動ができる。しかしアルカディアにてギメルと会ったあとは、センターに悪魔が侵入してくる。
 注意すべき悪魔は幽鬼マンイーター。毒引っかき・セクシーダンス・麻痺噛みつき・エナジードレインと、いやらしい特殊攻撃を連発してくる上に、銃攻撃・特技無効という防御相性を持つ。またアンデッド系のくせに破魔や火炎に特別弱いわけでもないので、とにかく戦いづらい。運悪く出会ってしまったら逃げた方がいいだろう。自分のレベルが低いうちは戦いを挑まないように。一番いいのはエストマを使って出現を封じてしまうことだ。エストマ使いである聖獣ユニコーンは造っているだろうか。


最終更新:2019年02月16日 15:49
添付ファイル