▲ダレスのこの行動も、実はプログラムされたことのひとつにすぎない。
アルカディアからセンターへ帰ってくると、なにやら様子がおかしい。どうやら、これまで厳重にガードされていたセンターにも、いよいよ悪魔たちが侵入してきたようだ。センター内ではテンプルナイトと悪魔たちとの激しい攻防が繰り広げられている。さらには自らをメシアと名乗る謎の男の出現……物語は風雲急を告げる。
突如として現れた、自称メシアなる男、ダレスがコロシアムにいるとの情報を得たあなたは、急いでヴァルハラへと向かう。これから想像にもしなかった“悲劇”が起こるとも知らずに――。
舞台であるコロシアムは、以前とまったく同じなので迷うことはないだろう。途中のイベントでは、ダレスのマイクパフォーマンスが入るので、せめてじっくり聞いてやろう。
また1Fでは、初代チャンピオンであるザ・ヒーローの像に、異変が見られる。ゲーム進行に特別関係のあるものではないのだが、念のため確認しておくといいだろう。
LV14 幽鬼グール
LV14 鬼女ハッグ
LV15 ガイアーズジライヤ
LV16 デモノイドフランキー
LV19 妖鬼ハンニャ
LV20 妖獣ヌエ
LV24 堕天使ベテルギウス
LV25 幽鬼マンイーター
計3回戦うことになる。ダレス自体はHPが74とかなり低く、実際たいして強くない。前列に仲魔を何体か配置し、攻撃を分散させるといいだろう。しかし3回目は強制的に瀕死の状態で戦うことになる上に、ベスが離脱するので、油断は禁物である。
ダレスを倒したあと、「ダレスに止めを刺すかどうか」の選択肢が出る。ここでNOを選べばロウに傾く。逆にYESと答えればカオスに傾くが、ベスの説得が入り、さらに止めを刺すかの選択となる。ベスの説得を受けてもYESなら、さらにカオスに傾くが、NOを選んだ場合はロウに傾く。つまり、初めにYES、次にNOと答えれば、ロウとカオスの傾きを相殺することができる。この属性の傾きは結構大きいので、慎重に選ぶこと。
▲救世主の命を身をもって護る…それがベスに与えられた役目…。
ダレスとの激闘のさなか、ベスは自分を犠牲にしてあなたをかばう。そして、息絶えてしまった。ダレスは瀕死の重傷を負いながらも、逃げてしまう…が、今はそれどころではない。
悲しみにくれる中、センター司教はあなたこそが真の救世主だと祝福する。ベスの死には一切触れない……ベスは救世主のパートナーたる存在ではなかったのか!?この胸に渦巻くむなしさはなんだ――。
観客が去り、静けさを取り戻したコロシアムで、ひとり想いにふけるあなたに、見知らぬ少年が近づいてきた。聞けばある男からメモを渡すよう頼まれたという。「君に真実を伝えたい。スラム街にあるガイア神殿の裏まで来てほしい」。
スラム街、ガイア神殿の裏――薄暗い部屋に入ると、そこには老紳士がひとり…目加田がいた。しかし彼の口から出た言葉は、意外なものであった。それは、真実を伝える前にまずは幽閉されているヒロコを救い出してほしいというものである。ヴァルハラ地下通路からヒロコの幽閉されている収容所へと行けるようだ。
――どうやら、ベスの死を悲しんでいる暇はないらしい。