忌まわしい過去
245 名前:1/3[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 12:54:26 ID:???
吟遊詩人シナリオ『忌まわしい過去』(対応レベル1~2)
PC一行は旅の途中、美しい女性から仕事を持ち掛けられる。
女性はアリサと名乗る。彼女の話は以下のようになる。
私は街から離れた田舎の村で平和に暮らしていた。
しかし最近、私を狙う何者が存在することが明らかになった。
村人に迷惑をかけるわけにはいかないので私は村を出た。
元々私は村の人間ではなく、幼い頃ファリス司祭によって村に預けられた。
私にそれ以前の記憶はない・・・。
アリサの望みは自分を狙う者の正体と、自分が狙われる理由を明らかにすることだった。
そのために旅を続けないといけないので、しばらく護衛してほしいとアリサは言う。
彼女の旅には二つのヒントがあった。
一つは彼女を村に預けたファリス司祭の神殿。これは所在地も分かっている。
もう一つは、襲撃者が彼女に言った「ラサールの憎しみは忘れん!」という言葉だった。
ラサールの虐殺(知名度10)
10年前にこの国の辺境の村ラサールで起こった大虐殺事件。
ラサール村は長年に渡り暗黒司祭の一族に支配されていた。
それを知ったファリス神殿が討伐しようとするが、密告に怒った暗黒司祭によって百人以上の村人が殺害された。
暗黒司祭の一族は皆殺しにされたが、生き残った村人もバラバラに散り村は滅んだ。
判定に失敗しても、街で一日かけて情報収集をすればそのあたりの事情はすぐに分かる。
またアリサを村に預けたという神殿はラサールの事件に関わった神殿であることも判明する。
ラサールに行っても仕方がないので、アリサはそのファリス神殿に向かおうと言う。
(アリサは理性と行動力と誠実さと深い慈悲を秘めた女性として描写する)
道中、金で雇われたゴロツキが彼女の命を狙うが、捕まえても役に立つ情報は持っていない。
246 名前:2/3[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 12:55:46 ID:???
事件の真相
アリサは実はラサールの暗黒司祭一族の末の娘だった。
彼女は幼いながらに非常に残虐で、多くの村人を遊び半分で拷問していた。
ファリス神殿の攻撃で暗黒司祭が続々と討ち死にしていく中、彼女だけは生け捕りにされた。
彼女の処遇について議論されたが、最終的に「正義の矢」という祭器で記憶を失わせ、新たな人生を歩ませることに決まった。
この「正義の矢」の効果は前と同じだから説明省略。
世間的には処刑したということにして、アリサは遠くの村に預けられた。
その事実は固く伏せられていたが、最近になってラサールの生存者が知ってしまった。
彼にとってアリサは憎い仇だった。
幼いアリサは彼の目の前で笑いながら、彼の妻子を残虐に「解体」していったのだ。
このような悪魔がのうのうと生きているとは許せない。
独善的なファリスに代わり自分が裁きを下さねばならない。
彼はアリサに地獄の苦痛を味わわせて殺すと誓った。
復讐者の男(ファイター4)はファリス神殿到着前に決着をつけようとする。
手下を雇いアリサを集中的に狙うが、形勢不利となったら仲間を見捨てて逃げていく。
生け捕りにされ復讐が不可能になった場合は狂ったようにアリサの過去を弾劾する。
ファリス神殿に着いても、司祭は基本的にアリサの過去を話したがらない。
ただし復讐者が生存している場合は彼女を神殿で保護しようと申し出る。
もしもPCがうまく説得すれば真相を話させてもよい。
いずれかのケースであれ、アリサは自分の過去を知ると激しいショックを受ける。
彼女はPCから離れてしばらく一人で思い悩むが、自分なりに結論を出す。
この時点で彼女は目標を達成するのでPCに依頼の終了を宣言する。
経験点
アリサが真実を知った。→1000点
アリサが真実を知らないままファリス神殿に保護させた。→800点
アリサが殺害された。→500点
247 名前:3/3[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 12:56:49 ID:???
エピローグ
アリサは真実を知った場合、復讐者に自らの命を差し出すことを選ぶ。
もし復讐者が死んでいる場合でも、謝罪のために死を選ぶ。
ただしPCには「私が今更死を選んでどうなるというのです」と語り、心配させないように気遣う。
「森で身元不明の女性の死体が見つかった。獣に食い散らかされて顔も判別できない」
「ファリス神殿からアリサが姿を消した」
PCにはこういった噂を聞かせるに留めておく。
永遠を求めて
273 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 23:26:12 ID:???
シナリオ「永遠を求めて」3~4レベル用
PCが通りかかる村々で、最近美少女・美幼女限定の奇妙な眠り病が流行っている事を知ります。
PCにプリーストなどがいると、村人から治療を頼まれます。
診てみると、眠り病の正体は精霊魔法のスリープでした。
解除して少女達に前後の事情を聞いてみると、玩具の行商人にお菓子や玩具(よくできた木彫りの人形)をもらった事を覚えています。
行商人は、最近ここらあたりの村を回っている細目でエラの張った男です。
PCや村人から官憲にも情報が伝わり、領主などからPCに正式にスリープ解除および、犯人の追跡・逮捕の依頼が来ます。
聞き込みの結果、犯人はとある町に向かった事がわかります。
街で情報を調べた所、官憲で同じ人相のルイスと言う通り名の凶悪殺人犯がいる事がわかります。
ルイスという男は、何年もの間、美少女や美幼女の剥製を作っていた暗黒司祭です。
PCは人相書きを見せてもらえます。
盗賊ギルドのでは、最近街で行方不明事件が多発している事、それらしき男の目撃情報がある事がわかります。
市でごった返す街の広場で、PCの一人が向こうの方にルイスらしき男を発見します。
男はなぜか、広場の中央にある少女像を見て涙を流しています。
PCが近づくより先に、一人の男がルイスに声をかけ、途端にルイスは逃げ出します。
PCは人込みの中を通り、ルイスは元々人込みの外れから外へ逃げるので追いつけません。
PCが事情を聞くと、声をかけた男はナボコフと名乗り次のような事を語ります。
・広場の中央の少女像の製作者らしき男がいたので声をかけたら、逃げ出した。
・少女像は15年前に作られたもので、製作者はチャールズ・ドジスンという彫刻家だ。
・少女像のモデルは、チャールズの娘のアリスである。
・ところが製作直後、少女は事故死してしまった。
・それが原因で、チャールズは奥さんのロリーナさんとうまくいかなくなり離婚した。
274 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 23:28:19 ID:???
また、チャールズはかわったペンダントを落としていきます。
ペンダントは、ピロシャという神の聖印です。
「ピロシャ」知名度10
・ピロシャとは邪神の一柱で、永遠不変を求める神である。
・その信者は何か大切な者を失った者がなる事が多い。
・特殊呪文は、外見年齢の不変(6Lv)、18R通常武器無効(5Lv)、対象の時間停止(10Lv)
その後、ギルドからは町の外に男が向った事がわかります。
レンジャーで追跡すれば、痕跡がわかります。
途中、動物の剥製が襲ってきます。
剥製は動物のスケルトンを綿と毛皮で覆ったもので、敏捷度を1減らして、防御力を1増やして下さい。
ルイス=チャールズのアジトは、半分地面に埋もれた“枯れた”遺跡です。
中にはスリープをかけられた着飾った少女達がアンティークドールのコレクションの様に大量に置かれています。
遺跡にも、護衛として剥製を被った動物のスケルトンがいます。
・チャールズ・ドジスン(ルイス)
ダークプリースト(ピロシャ)6Lv、シャーマン4Lv、シーフ3Lv
ショートソードには、リビングドールが塗られています。
チャールズは失った娘の代わりの少女を求め、それを永遠を失わない為に事件を起こしたのです。
シャーマン技能が未熟だった頃は攫った少女達を剥製にし、スリープを習得してからは眠らせ、コレクションしてきました。
すでに狂気に陥っているので説得は不能ですので、倒して下さい。
また、コレクションがあるのでチャールズは逃げたりもしません。
死ぬ直前、チャールズは「アリス」と呟いて事切れます。
経験点は1000点or500×6=3000点です。
歪んだ愛
335 名前:1/2[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 06:03:16 ID:???
吟遊詩人シナリオ『歪んだ愛』(対応レベル1~2)
ある村を通りかかると、何やら騒然としている。
村人に話を聞くとマーファ神殿で殺人事件が起こったらしい。
神殿を預かる女司祭および村長はPCに事件の調査を依頼する。
状況
今朝、マーファ神殿(村唯一の神殿)で療養中だった村人が殺害されているのが発見された。
胸にダガーが刺されて、おそらく即死だったと思われる。
目撃者はいないが状況等から容疑者は三人にしぼられている。
容疑者1:若い薬草師の兄妹(兄ヒーラー3、妹ヒーラー1)
第一発見者。兄は女司祭に恋心を抱いており、しばしば彼女を手伝っている。
歳の離れた妹は兄が女司祭に熱を上げる姿を面白くないと思っている。
容疑者2:中年の浮浪者(シーフ1)
数年前から村に住み着いている下品な男。女司祭に言い寄っている。
容疑者3:殺された男と仲の悪かった農民(ファーマー3)
土地をめぐり被害者と衝突していた。
被害者:普通の農民(ファーマー3)
ちょっとした病気にかかり神殿で療養中だった。
依頼者:女司祭(プリースト1・ヒーラー1)
村唯一の聖職者。若く美しいが仕事一筋で浮いた話は全くない。
神聖魔法は軽々しく使うものではないという信念の持ち主で、薬草による治療しか行っていない。
非常に責任感が強く、預かっていた病人を死なせたことで心を痛めている。
336 名前:2/2[sage] 投稿日:2006/09/07(木) 06:05:08 ID:???
詳しく調べると以下の事実が判明する。
・一撃で胸を刺され即死したはずなのにベッドにもがき苦しんだ形跡がある。
・予想犯行時刻のアリバイがないのは薬草師の兄妹だけ。
・被害者の血から微量の毒物が検出される(これは女司祭に確認させても明らかになる)。
捜査がある程度進行した時点で、薬草師の兄が「私がやった」と自供してくる。
治療中の男が女司祭に優しくされているのが妬ましかった。毒を飲ませても死なないので刺し殺した。
妹には口裏を合わせるよう指示した・・・と。妹も涙ながらにそれを認める。
女司祭はこれを聞いて「なんと愚かな!」と薬草師を非難する。
この後、PCに「薬草師を街まで護送する(追加報酬あり)」か「村人に任せる」かを選択させる。
どちらを選んだ場合でも、村から離れようとしたときに薬草師の妹が泣きついてくる。
被害者の本来の死因は女司祭の薬草の配合ミスだった。
被害者は刺される以前に致死量の毒を受けており、どちらにしても助からなかった。
それに気づいた兄が女司祭の失敗を隠蔽するため男を刺したのだ。
「お兄ちゃんは悪くないわ!悪いのはあの女よ!お兄ちゃんを助けて!」
ただし妹は女司祭には絶対にこの事実を知らせないようにと懇願する。
事実を知ったら女司祭は激しく傷つくだろう。そして兄は絶対に自分を許してくれなくなる。
だから誰にも言わず、兄だけを助けてほしいと妹は泣き崩れる。
当然ながら兄を問い詰めても上の事実は否定する。
もしこのまま彼が殺人犯として処刑されれば、事実は永遠に闇に葬られる。
女司祭に確認させれば自分の過ちに気付き、薬草師に泣いて謝罪する。事実も包み隠さず村人に公表する。
ミスで人を殺した女司祭は完全に村人の信用を失ってしまう。本人も生きる気力を無くす。
正確な事実を報告すれば領主の計らいでどちらも軽い罪で済むが、
薬草師は勝手な行動を取った妹とPCを激しく罵倒する(この場合は妹もPCを非難する)。
結末をどう持って行くかはPLに丸投げ。
個人的には女司祭が事実を知れば自殺するのが自然だと思うなあ。
正義の矢・完結編(仮題)
410 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2006/09/09(土) 01:44:26 ID:???
とりあえず正義の矢で最終レベル対応まで続けるのかと尾もッ得たので正直失望した。
つー訳で勝手に高レベルPC向けシナリオプロット投下。
「過去、正義の矢によって矯正された人間ばかりが次々と不審な死を遂げていることが判明した。
矯正されてからの彼らは主に最寄のファリス神殿に関連した仕事に従事しており、
被害者を知る神殿関係者達は皆『(被害者は)善良な人間であり人に恨みをかうとは思えない』と答える。
実はこれらの殺人はファリス神殿の一部神官と正義の矢によって矯正された人間がかって行なった
非道の被害者関係者による犯行であった。
『罪を忘却して償いをしない者達を許す訳にはいかない』
この犯行に関わった神官達は『正義の矢は対象者が自分オ犯した罪を悔い改め、
償いを行ってから使われるべき神器であり、過去の正義の矢の使われ方はファリスの意に反する』
この事実を知ったファリス神殿では上層部の教義解釈論争によって動きがとれない。
かって正義の矢に関わったことがあるPC達はあるファリス高司祭から機能不全に陥った神殿に代わり
秘密裏に正義の矢の回収の依頼を受けるのだが・・・」
復讐の姉妹
609 名前:1/2[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 17:42:03 ID:???
吟遊詩人シナリオ『復讐の姉妹』(対応レベル3~4)※正義の矢シナリオ
PCはある街で冒険者の姉妹に助力を依頼される。
姉(22歳):冷酷かつ直情的な性格の美女。シーフ3
妹(17歳):物静かな美少女。しかし復讐心は姉を上回る。プリースト(ファリス)3
彼女らはかつて遠くの街で家族と暮らしていた。
しかし10年前のある日、旅人を装って家に泊まった男により家族は全員殺害された。
かろうじて助かった二人は数年後に冒険者となり、復讐のために力を磨いてきた。
(GMは二人がとにかく復讐に人生を賭けている点を強調して演出する)
二人は冒険者として活動しながら男の情報も集めてきた。
男の名はボリス。裏世界では有名な凶悪殺人犯だった。現在40歳で、推定シーフ6レベル。
このボリスの居場所を突き止めたので逃げられないうちに倒したいと姉妹は語る。
姉は本来二人だけで復讐を果たすつもりだったが、冷静な妹の判断で他人の力を借りることにした。
ボリスは現在、人里離れた森の中に潜伏しているらしかった。
最寄りの村まで来ると、姉妹は一気にボリスの根城を探して襲撃しようと訴える。
しかし急激に天候が悪化し、あと数日は森に入れそうにない状況となる。
姉妹は苛立ちつつも村で待機しようとするが、姉が我慢できずに単身飛び出してしまう。
PCがこれに気づくのは夜が明けてから。
翌朝、妹の願いで悪天候の中、姉を捜索することになる。しかし姉を発見することはできない。
森の中心部は広場になっていて粗末な小屋が建っている。
PCが小屋に近づこうとすると扉がバタンと開き、邪悪な笑みを浮かべたボリスが完全武装で出てくる。
ボリスは姉のダガーを妹に投げ、「あいつと同じように可愛がってやるぜ」と挑発する。
姉が返り討ちにあったことを理解した妹は激昂してボリスに向かっていく。風雨の中、戦闘開始。
610 名前:2/2[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 17:43:42 ID:???
■結末A
ボリスを倒すと、妹はすぐに姉を探す。
姉は小屋の中で気を失っているが傷は浅く、間もなく目を覚ます。
なお小屋の中には殺されたばかりの幼い少女(10歳前後)の死体も転がっている。
姉によるとボリスに誘拐された少女で、ついさっき戯れに殺されてしまったという。
姉妹は感慨に浸りながらボリス(生きてれば)にとどめを刺す。悲願を果たした二人は子供のように泣きじゃくる、
二人はPCに感謝し多額の謝礼を渡してくれる。この場合の経験点は700点~1000点(GM裁量)。
■結末B
もし戦闘中に「小屋に近寄って中を覗き込む」などの行動を明確に宣言した場合は、別の結末になる。
小屋の中では、姉が飛び出そうとする少女を押さえつけ口を塞いでいる。
姉はそれを見られたことに気づくと少女を解放する。
自由になった少女は小屋を飛び出し、「お父さんを殺さないで!」と一同に懇願する。
少女は語る・・・多くの悪行を重ねてきたボリスだったが、数年前ファリス神殿に捕らえられた。
神殿は例の祭器「正義の矢」でボリスの邪悪さと記憶を消し去り、第二の人生を歩ませようとした。
その際かつての罪も隠さず説明し、正しく生きるようにと命じて解き放った。
記憶は無いながらも己の罪を悔いたボリスは、この森に隠棲し身寄りのない少女を育てながら暮らしてきた。
そして今日、姉が小屋にやって来た。
ボリスに襲いかかった姉はあっさりと組み伏せられるが、ボリスと娘からこの話を聞いて衝撃を受ける。
自分たちが人生の目標としてきた相手が善人になっている。この怨念の行き場は?
姉はある提案をする。「復讐を糧として生きてきた妹のため『殺人鬼ボリス』として妹たちに殺されろ」と。
娘は止めたが、ボリスは苦渋の決断でその提案を受け入れた。
姉の予想通り、自分を探して妹たちがやって来た。姉は小屋の中から戦況を見守っていた。
ボリスに気づかれる恐れがあるうちは少女を生かしておくが、その心配がなくなると殺して口を封じる。
自分は気を失ったふりをして倒れておく・・・という筋書きだった。(これをPCが知ることはできない)
この結末の場合、姉は気まずそうにする。妹も復讐できないことに気づき呆然となる。
復讐は果たされないので報酬は激減する。経験点は700点~1000点(GM裁量)。
最終更新:2011年02月21日 19:42