エインズワース級機兵母艦

[解説]
聖華暦800年代初頭に複数建艦された、自由都市同盟の誇る主力機兵母艦。
聖華暦833年までに7隻建造されたこのタイプの艦は、しかしこの年の末~834年初頭に至り勃発したバフォメット事変により2隻が轟沈、2隻が大破して修理不能判定を受け廃艦処分となった。
戦力の激減に慌てた自由都市同盟都市同盟軍は、このタイプの艦の建造を艤装直前で就役間近の1隻で打ち切りとする。
建艦を予定していた残り3隻はキャンセルし、正規機兵母艦ではなく建造の容易な陸上輸送艦改装型の、軽機兵母艦の大量建造に舵を切った。
聖華暦833年までに7隻建造されたこのタイプの艦は、しかしこの年の末~834年初頭に至り勃発したバフォメット事変により2隻が轟沈、2隻が大破して修理不能判定を受け廃艦処分となった。
戦力の激減に慌てた自由都市同盟都市同盟軍は、このタイプの艦の建造を艤装直前で就役間近の1隻で打ち切りとする。
建艦を予定していた残り3隻はキャンセルし、正規機兵母艦ではなく建造の容易な陸上輸送艦改装型の、軽機兵母艦の大量建造に舵を切った。
しかしながら、生き残った一番艦エインズワース、三番艦アーチボルド、七番艦マッキンレイ、新造の八番艦アーロンは、その後も長く生き残る。
数合わせで多数建艦された軽機兵母艦群が、寿命が短かったのとは好対照であった。
数合わせで多数建艦された軽機兵母艦群が、寿命が短かったのとは好対照であった。
このタイプの機兵母艦は、大量の機兵を運用する必要性から、特徴的な三段の発着甲板を採用した。
下層甲板と中層甲板は基本的に通常の機装兵と軽機兵の発着に、上層甲板は重機兵の発着に用いられる。
これは単純に、重機兵は天井が低い中層や下層には格納し辛かったためだ。
この三段の発着甲板と莫大な艦体容量で、40機以上もの機装兵(重機兵・軽機兵含む)を運用できる。
まあ当然の事ながらこの数字は最大の物であり、格納庫いっぱいに格納するだけでなく発着甲板にぎりぎりまで露天係止までした場合の搭載数である。
下層甲板と中層甲板は基本的に通常の機装兵と軽機兵の発着に、上層甲板は重機兵の発着に用いられる。
これは単純に、重機兵は天井が低い中層や下層には格納し辛かったためだ。
この三段の発着甲板と莫大な艦体容量で、40機以上もの機装兵(重機兵・軽機兵含む)を運用できる。
まあ当然の事ながらこの数字は最大の物であり、格納庫いっぱいに格納するだけでなく発着甲板にぎりぎりまで露天係止までした場合の搭載数である。
ちなみにこのタイプの艦で、魔装兵を運用する事も一応は可能だ。
ただし魔装兵は普通、都市同盟軍では後方支援に使われるため、重機兵や軽機兵を含めた機装兵と一緒に運用する事は、特殊な例を除けば極めて少ない。
ただし魔装兵は普通、都市同盟軍では後方支援に使われるため、重機兵や軽機兵を含めた機装兵と一緒に運用する事は、特殊な例を除けば極めて少ない。
そのため、機兵母艦について先進国である自由都市同盟では、魔装兵には専用タイプの母艦をあてがっている。
実際の運用にあたった軍人、そして艦載機たる機兵の乗員からは、軽機兵母艦の評判の悪さもあって、相対的に評価は高かった。
そのため戦力の再建が一段落ついた頃合いを見て、型の古い軽機兵母艦を退役させ、代艦枠で本タイプの新規建艦が計画されている。
実際の運用にあたった軍人、そして艦載機たる機兵の乗員からは、軽機兵母艦の評判の悪さもあって、相対的に評価は高かった。
そのため戦力の再建が一段落ついた頃合いを見て、型の古い軽機兵母艦を退役させ、代艦枠で本タイプの新規建艦が計画されている。
[艦名]
- 一番艦エインズワース(聖華暦500年代初頭の同盟軍人ホレイシオ・エインズワースより:現役艦)
- 二番艦エントウィッスル(聖華暦600年代初頭の同盟議長ジャレッド・エントウィッスルより:廃艦)
- 三番艦アーチボルド(聖華暦600年代末の同盟議長ローレンス・アーチボルドより:現役艦)
- 四番艦ファルコナー(聖華暦500年代中期の同盟軍人オリヴァー・ファルコナーより:戦没艦)
- 五番艦エアルドレッド(聖華暦700年代初頭の同盟議長パーシヴァル・エアルドレッドより:戦没艦)
- 六番艦リネハン(聖華暦500年代初頭の同盟軍人エイブラハム・リネハンより:廃艦)
- 七番艦マッキンレイ(聖華暦800年代初頭の同盟軍人セオドア・マッキンレイより:現役艦)
- 八番艦アーロン(聖華暦600年代初頭の同盟軍人トラヴィス・アーロンより:現役艦)
機兵母艦エインズワース




[解説]
聖華暦801年に就航した、自由都市同盟の主力機兵母艦。一番艦であり、ネームシップである。この時代の艦としては当然の事ながら、ホバー駆動式。いかに速く、いかに大量に機装兵を戦場に運ぶかを考えて設計、建造されており、その2点についてはいかな文句もつけようが無い性能を発揮。
更にこの艦は、それ以前のタイプよりも居住性に気を配っており、ことに艦載機である機装兵操手用の個室は、狭くはあるが最低限落ち着ける様に考えて設計されている。これにより、搭載機装兵の操手は、さして消耗せずに戦場まで到着できるのだ。
そして聖華暦833~834年のバフォメット事変を生き延びたこの艦は、多少の近代化改修を繰り返しつつ主力艦として用いられている。
更にこの艦は、それ以前のタイプよりも居住性に気を配っており、ことに艦載機である機装兵操手用の個室は、狭くはあるが最低限落ち着ける様に考えて設計されている。これにより、搭載機装兵の操手は、さして消耗せずに戦場まで到着できるのだ。
そして聖華暦833~834年のバフォメット事変を生き延びたこの艦は、多少の近代化改修を繰り返しつつ主力艦として用いられている。