セクヴァス
インクヴァスと対を成す魔獣であり、大きく膨らんだ腹部、豊満な両乳房を持ち、一見すると妊婦を思わせる女性系の人に近い姿に見えるが、乳房を覆う両腕は身体と一体化しており、両足は膝より下が同化し尾のように靡いている。
両眼も瞳がなく、視力と四肢の機能を失っているが、常に翼を羽ばたかせて浮遊しており、インクヴァスほど鈍重ではない。
群れを成す事なく、当てもなくエリアを徘徊している。
両眼も瞳がなく、視力と四肢の機能を失っているが、常に翼を羽ばたかせて浮遊しており、インクヴァスほど鈍重ではない。
群れを成す事なく、当てもなくエリアを徘徊している。
インクヴァスが雌の天敵ならば、セクヴァスは雄の天敵である。
セクヴァスの声には雄を心理的に誘惑する作用を持ち、声に導かれてきたものを交配対象とみなす。
あらゆる雄の男性器に適合できるよう口状に発達した女性器を下腹部から伸縮させ、交配した雄は精気を全て吸いつくされ死に至り、セクヴァスは僅か数分の内に子を身籠り産み落とし、成体へと成長する。
その後、出産に消費したエネルギーを賄うかのように、雄の遺体を食い荒らし再び当てもなく徘徊する。
セクヴァスは交配した雄の種に関わらず、自身の遺伝子を100%子に遺伝させる性質を持つ。
そのため、セクヴァスからはセクヴァスの子しか産まれない。
セクヴァスの声には雄を心理的に誘惑する作用を持ち、声に導かれてきたものを交配対象とみなす。
あらゆる雄の男性器に適合できるよう口状に発達した女性器を下腹部から伸縮させ、交配した雄は精気を全て吸いつくされ死に至り、セクヴァスは僅か数分の内に子を身籠り産み落とし、成体へと成長する。
その後、出産に消費したエネルギーを賄うかのように、雄の遺体を食い荒らし再び当てもなく徘徊する。
セクヴァスは交配した雄の種に関わらず、自身の遺伝子を100%子に遺伝させる性質を持つ。
そのため、セクヴァスからはセクヴァスの子しか産まれない。
弱点もまた、インクヴァスと同様であり、女性冒険者にとっては一切の脅威にならず、また男性であっても強靭な精神力を持つ者ならば、自力で術を解くことが出来る場合もある。
余談だが、インクヴァスとセクヴァスはその性質上、互いが互いの天敵となっている。
両種にとって互いの催眠効果は効果覿面であり、インクヴァスはセクヴァスの声に誘われ、セクヴァスはインクヴァスの声に身動きを封じられてしまう。
両種が交配すればインクヴァスはセクヴァスに精気を吸いつくされ死に、セクヴァスはインクヴァスの生殖細胞に精気を吸いつくされて死に至る。
そして産まれてくる子はと言うと、両種とも100%同じ遺伝子しか残せないという性質が衝突するせいか、100%の確率で流産となる。
両種にとって互いの催眠効果は効果覿面であり、インクヴァスはセクヴァスの声に誘われ、セクヴァスはインクヴァスの声に身動きを封じられてしまう。
両種が交配すればインクヴァスはセクヴァスに精気を吸いつくされ死に、セクヴァスはインクヴァスの生殖細胞に精気を吸いつくされて死に至る。
そして産まれてくる子はと言うと、両種とも100%同じ遺伝子しか残せないという性質が衝突するせいか、100%の確率で流産となる。
この事から、強力な生殖能力から繁殖力も高そうに思えるが、実際には両種とも交配相手を必ず殺害してしまう上に同姓の子しか生まれないという性質も相まって、個体数は決して多くない。
それだけに対策を怠る者も少なくはない。凄惨な最期を迎えたくなければ万全を期して調査に望もう。
それだけに対策を怠る者も少なくはない。凄惨な最期を迎えたくなければ万全を期して調査に望もう。
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