魔操機巧 - 聖華世界 @ wiki

魔操機巧

[解説]

魔操演者が精霊魔法を用いて操る絡繰人形の総称。
個体差はあるが、基本的なサイズは概ね人間と同じくらいとなる。
液体エーテルタンクを内蔵しており、それをエネルギーとして活動する。
精霊魔法によってあらかじめ書き込んだ行動を自律して行わせる事も可能。

魔操機巧が作られたのは聖華暦600年代後半とされ、自由都市同盟のとある人形士が『自由に動き回る自動人形』を作り出そうと開発をしたものだ、と云われている。

しかし、これの実態はリバースエンジニアリングによって魔導工学に置き換えられた機械兵士そのものである。
精霊魔法によって操作する魔導工学製機械兵士、それこそが魔操機巧の正体なのだ。

同盟の魔導器関連企業各社で魔操機巧は製造開発がされており、現状は演者による操作を必要とするものばかりであるが、各企業において競うように完全自律型の魔操機巧の開発が進められている。

戦闘用魔操機巧

基本的に一般に出回っている魔操機巧には武装は施されてはおらず、代わりに大道芸に必要なギミックを内蔵している。

かえって戦闘用の魔操機巧にはその体内に武器を内臓しており、中には強力な攻撃魔法を簡易術式として組み込んだものまで存在する。
そのカスタマイズは千差万別で、どんな武器が飛び出すかは見た目で判断する事はほぼ不可能だろう。

これは主に裏家業(荒事絡み)を営む魔操演者が用いるのだが、稀に魔導士や錬金術師が身辺警護の為に使っている場合もある。