ミミクリー・ジェリー
[解説]
スライムの突然変異種の1つ。サイズは基本的に、だいたい人間1人分の質量を持っている。
プルプルとしたゼリーの様な身体はスライムと同様だが、身体の中の何処にも核が無く、倒す際に明確な弱点が無い。
普通のスライムは刺突武器で核を壊せば倒せるのだが、この生物はそれ以外の方法を取らねば倒せない。
プルプルとしたゼリーの様な身体はスライムと同様だが、身体の中の何処にも核が無く、倒す際に明確な弱点が無い。
普通のスライムは刺突武器で核を壊せば倒せるのだが、この生物はそれ以外の方法を取らねば倒せない。
分裂で増殖するのも同じだが、何故かサイズはせいぜい人間1人分になる様に分裂している。
たとえば重量80kgぐらいまでは一般の人間でもある数字なので、そこまでは成長する。
しかし100kgぐらいになると、これも普通の人間でもあり得る数字なのだが、いきなり50kgと50kgの個体に分裂するのである。
たとえば重量80kgぐらいまでは一般の人間でもある数字なので、そこまでは成長する。
しかし100kgぐらいになると、これも普通の人間でもあり得る数字なのだが、いきなり50kgと50kgの個体に分裂するのである。
たとえば翼竜の姿を写し取れば、翼で大空を飛翔し、炎の吐息を投げかける事ができる。
アラクネの姿を写し取れば、金属ワイヤー並の頑丈さとしなやかな伸縮性を持つ糸を体内から分泌し、麻痺性の神経毒を使える様になる。
ただ1つ、身体のサイズは人間1人分程度なのであるが……。
アラクネの姿を写し取れば、金属ワイヤー並の頑丈さとしなやかな伸縮性を持つ糸を体内から分泌し、麻痺性の神経毒を使える様になる。
ただ1つ、身体のサイズは人間1人分程度なのであるが……。
そのためこの生物の擬態を見破るのは、本来大型の生物に擬態していた場合は、非常に簡単である。
妙に小型の本来巨大な生物を見たら、ミミクリー・ジェリーだと思えば良い。
ただし特殊能力は複製元と同じであるため、決して油断はできないのだが。
妙に小型の本来巨大な生物を見たら、ミミクリー・ジェリーだと思えば良い。
ただし特殊能力は複製元と同じであるため、決して油断はできないのだが。
ちなみにその生物を殺した場合、半死半生の状態のミミクリー・ジェリーに戻ってその場にドロリと広がる。
この状態でとどめを刺すのは、難しくない。
その上で焚火でも焚いてやれば済む。
この状態でとどめを刺すのは、難しくない。
その上で焚火でも焚いてやれば済む。
そしてもう1つ、重要な事がある。
この生物は、知的生命体を写し取った場合、その知性までもコピーしてしまうのだ。
どの様な魔法的現象が働くのかは不明だが、記憶や知識までも複製するのが確認されている。
この生物は、知的生命体を写し取った場合、その知性までもコピーしてしまうのだ。
どの様な魔法的現象が働くのかは不明だが、記憶や知識までも複製するのが確認されている。
こうして知性を獲得したミミクリー・ジェリーの個体は、大方の場合そこから全力で逃走する。
その様な個体が恐れるのは、殺されてしまって元に戻り、知性を失う事である。
逃げ出した人間型ミミクリー・ジェリーの集団が、森の中でこっそり集落を作って暮らしているという都市伝説は、かなり昔から存在しているのだが……。
その様な個体が恐れるのは、殺されてしまって元に戻り、知性を失う事である。
逃げ出した人間型ミミクリー・ジェリーの集団が、森の中でこっそり集落を作って暮らしているという都市伝説は、かなり昔から存在しているのだが……。