スライム
[解説]
アメーバ状の単細胞生物によく似た下等魔族。サイズが最小でサッカーボールくらい。
プルプルとしたゼリーのような身体の中にピンポン玉くらいの赤い核があり、動きは遅くて鈍い。
雌雄の区別は無く、分裂する事で増殖する。
プルプルとしたゼリーのような身体の中にピンポン玉くらいの赤い核があり、動きは遅くて鈍い。
雌雄の区別は無く、分裂する事で増殖する。
元々は魔界の川や沼などの水辺で自然発生した生物で、今よりも魔界がずっと広かった頃にあちこちの川で繁殖した。
人間が魔界の領土を奪い返したあとも自然発生したスライムは繁殖し続けており、現在では水辺がある場所なら魔界以外でもスライムが自生している。
ぶっちゃけ、都市の下水道とかにもいる。
人間が魔界の領土を奪い返したあとも自然発生したスライムは繁殖し続けており、現在では水辺がある場所なら魔界以外でもスライムが自生している。
ぶっちゃけ、都市の下水道とかにもいる。
この生物は動きがゆっくりである為、弱そうで大した事無さそうに見える。
しかし、それは本当に見た目だけだ。
しかし、それは本当に見た目だけだ。
スライムは斬撃、打撃がまるで効かず、その上で炎で燃えない為、火にはすこぶる強い。
その上、スライムは非常に貪欲な食欲を持つ生物で、動物植物の区別なく、腐っていようが骨だけだろうがお構い無しに捕食して養分とする。
その上、スライムは非常に貪欲な食欲を持つ生物で、動物植物の区別なく、腐っていようが骨だけだろうがお構い無しに捕食して養分とする。
その際には体内で強酸性の溶解液を分泌する。この溶解液は鉄などの金属も数分で溶かすほど強力である。
さらに、スライムは捕食すればするほど取り込んだ養分だけ大きく育つ。
過去に最大で小型輸送艇に匹敵するほどに育ったスライムの記録もある。
過去に最大で小型輸送艇に匹敵するほどに育ったスライムの記録もある。
ここまで言えば、この生物がいかに危険かわかるだろう。
だが、弱点はちゃんとある。
だが、弱点はちゃんとある。
まず、体内の赤い核が傷つくと、体組織が崩壊して死に至る。その為、スライムは赤い核を狙うのが定石となる。
斬撃や打撃では核に攻撃が届かない為、効果が無いのだが、刺突ならば容易に貫ける。
斬撃や打撃では核に攻撃が届かない為、効果が無いのだが、刺突ならば容易に貫ける。
次に、スライムは熱に弱い。
上記では火に強いと書いてあるのに矛盾するのでは、と思うかもしれないが、厳密には熱によって水分が蒸発して失われる事によって、体組織を維持出来なくなるのだ。
したがって、気温が高く乾燥した場所ではスライムは生きていけない。
上記では火に強いと書いてあるのに矛盾するのでは、と思うかもしれないが、厳密には熱によって水分が蒸発して失われる事によって、体組織を維持出来なくなるのだ。
したがって、気温が高く乾燥した場所ではスライムは生きていけない。
最後に、塩である。
塩分で水分を奪われる事によりスライムは死んでしまう。
ちなみにスライムを殺すのに必要な量の塩はスライムの体積のおよそ4分の1である。
塩分で水分を奪われる事によりスライムは死んでしまう。
ちなみにスライムを殺すのに必要な量の塩はスライムの体積のおよそ4分の1である。