ホーバーグ
聖王国において操手が機兵搭乗時に着用する耐衝撃防護服、有り体に言ってパイロットスーツの事である。
ホーバーグはその内最も面積の多い部分……布地部分にあたる。特に第三世代機までは固綿などが利用されていた部分だが、機体出力の増加と機動力の向上が進み続けた第四世代機からは乾燥したトウモロコシのでんぷんをある一定の割合で水に溶かした物を防水生地の間に詰め込んでいる。
こうして作った液体は、液体の柔らかさを維持しながら強い急激な力には個体のようにふるまうという特性があり、それが対衝撃の機構として採用されている。
操縦槽で座っているとは言え、機動戦となれば機体に文字通り振り回される操手からすれば、とてもありがたい装備であった。
このホーバーグに、耐熱の魔法を付与し、硬革製のハーネスを取り付けて高G機動時の血液の逆流を防ぐ(兼脱出時の防具)様に取り付けたものが、一般的な機兵の搭乗服となっていった。
ホーバーグはその内最も面積の多い部分……布地部分にあたる。特に第三世代機までは固綿などが利用されていた部分だが、機体出力の増加と機動力の向上が進み続けた第四世代機からは乾燥したトウモロコシのでんぷんをある一定の割合で水に溶かした物を防水生地の間に詰め込んでいる。
こうして作った液体は、液体の柔らかさを維持しながら強い急激な力には個体のようにふるまうという特性があり、それが対衝撃の機構として採用されている。
操縦槽で座っているとは言え、機動戦となれば機体に文字通り振り回される操手からすれば、とてもありがたい装備であった。
このホーバーグに、耐熱の魔法を付与し、硬革製のハーネスを取り付けて高G機動時の血液の逆流を防ぐ(兼脱出時の防具)様に取り付けたものが、一般的な機兵の搭乗服となっていった。
アルカディア帝国ではブランダードと呼ばれているが、装備の性質的にほぼ同じものである