霊剣クァルゼ
[解説]
五行の機兵の1体、『北の騎士・玄武のレンヴァート』が、かつて装備していた霊剣。操手用と機装兵用の2振り存在し、どちらも同じ名前と能力を持っている。形状は、人類には読めない呪紋が刻まれた刀身を持つブロード・ソードである。
この剣を持った人物あるいは装備した機装兵の操手が、念を込めてエーテルを流しこの霊剣を振るうと、眼前の空間が斬り裂かれる。その空間の裂け目に飛び込む事で、霊験の持ち手あるいは装備した機装兵は空間を飛び越えて、転移移動するのだ。
転移距離は、剣に流したエーテル量で決まるが、最低限の微弱なエーテルを流した場合であっても100mは転移する。この転移は、あくまで霊剣の持ち手あるいは装備した機体の操手の感覚的な物で制御されるため、少々あいまいである。そのため、出現した場所が何がしかの物質で満ちていた場合など、『いしのなかにいる』的な事故が起きる可能性も低くは無い。
この剣を持った人物あるいは装備した機装兵の操手が、念を込めてエーテルを流しこの霊剣を振るうと、眼前の空間が斬り裂かれる。その空間の裂け目に飛び込む事で、霊験の持ち手あるいは装備した機装兵は空間を飛び越えて、転移移動するのだ。
転移距離は、剣に流したエーテル量で決まるが、最低限の微弱なエーテルを流した場合であっても100mは転移する。この転移は、あくまで霊剣の持ち手あるいは装備した機体の操手の感覚的な物で制御されるため、少々あいまいである。そのため、出現した場所が何がしかの物質で満ちていた場合など、『いしのなかにいる』的な事故が起きる可能性も低くは無い。
なおこの剣は切れ味も良く、通常武器無効の敵に対しても効果がある。しかも頑丈であり、万が一に折れたりしても、その破損の程度により数日から十数日かかるが再生するのだ。
ちなみにクラナ・カランク事変によって『央の魔法士・麒麟のマギウスロンダ』『南の戦士・朱雀のザンヴァート』『北の騎士・玄武のレンヴァート』の3機は、この世界より消失している。だがレンヴァートはこの世界から去る直前、装備品を放棄し放置して行ったため、この霊剣はこの世界に残されたのである。