『カ』式機動揚陸艇(ブリンカドール)


[解説]
自由都市同盟で開発され用いられているこの機動揚陸艇は、とにかく安価に建造する事を最優先して設計されている。無論、戦場に於いて使い捨てにするためだ。最小クラスの機動揚陸艇としては極めてまっとうな造りになっており、全長20mの艇体に3機の機装兵を詰め込み、敵中に突進する事だけを考えてある。
艇の中央には、標準型の機装兵であればかろうじて3機詰め込むことができる搭載スペースが設けられているが、これはあくまで戦線に機体を運ぶ目的の物である。この艇は整備や修理をするための能力は持っておらず、艦隊に随伴する際には他の艦艇に搭載機兵の整備などを依頼する必要がある。
艇の中央には、標準型の機装兵であればかろうじて3機詰め込むことができる搭載スペースが設けられているが、これはあくまで戦線に機体を運ぶ目的の物である。この艇は整備や修理をするための能力は持っておらず、艦隊に随伴する際には他の艦艇に搭載機兵の整備などを依頼する必要がある。
一応火器は申し訳程度に、小口径の二連魔導機関砲を1基装備してはいるが、ほとんど役には立たない。そのため、使わずに外してしまう艇もあれば、製造段階から火器を積まないモデルも存在している。艇の操縦は、3機搭載された機装兵の、先頭の機体の操手が兼ねる事になっている。
艇の両側面に付いている構造物は、陸上戦艦や陸上輸送艦など他の大型艦艇に運んでもらう際の、ドッキング用ラッチである。これで大型艦艇に艇を固定し、長距離を運んでもらうのだ。
艇の両側面に付いている構造物は、陸上戦艦や陸上輸送艦など他の大型艦艇に運んでもらう際の、ドッキング用ラッチである。これで大型艦艇に艇を固定し、長距離を運んでもらうのだ。
艇の名称は、『カ・1044』などと言う様に『カ』の次に製造通し番号が振られる事になっている。しかしニックネームとして、『ブリンカドール』とも呼ばれる事がある。『ブリンカドール』は豆のさやに寄生する虫で、機動揚陸艇に無理矢理詰め込まれた機兵を揶揄して言っているのだ。