魔導スラスター
[解説]
聖華暦600年代、第三次聖帝戦争中期に登場した、風と火のルーンを用いた新式の推進装置。
空気を取り込む風のルーンと、取り込んだ空気を熱して膨張させる火のルーンによる爆風式の推進機構。
従来型の風のルーンのみを用いた噴射式推進装置とは比べ物にならない推進力を持つ。
空気を取り込む風のルーンと、取り込んだ空気を熱して膨張させる火のルーンによる爆風式の推進機構。
従来型の風のルーンのみを用いた噴射式推進装置とは比べ物にならない推進力を持つ。
画期的な推進装置として各国軍はこの魔導スラスターを軍用機に装備させた。
しかし、いざ戦場で使ってみると、その直線的すぎる機動は敵に読まれやすく、間合いや思考の駆け引きが重要となる機兵戦においては、まるで使い物にならないシロモノだった。
しかし、いざ戦場で使ってみると、その直線的すぎる機動は敵に読まれやすく、間合いや思考の駆け引きが重要となる機兵戦においては、まるで使い物にならないシロモノだった。
さらに二種類のルーンによる複合機構により魔力消費量が高く、長距離移動しようものなら行軍中に魔力切れを起こす始末。
前線の兵からの猛烈な抗議により魔導スラスターは全面的に廃止され、従来型の噴射式推進装置に取り換えられた。
前線の兵からの猛烈な抗議により魔導スラスターは全面的に廃止され、従来型の噴射式推進装置に取り換えられた。
とんでもない欠陥兵器に終わるかと思われた魔導スラスターだが、魔獣狩りを専門とする冒険者たちの間では評判が高く、硬い鱗や甲羅を持つ魔獣をぶった斬るのにその推進力が役に立つと言う。
そういった背景もあり自由都市同盟では、このジャジャ馬の使い手が相当数いる模様。
そういった背景もあり自由都市同盟では、このジャジャ馬の使い手が相当数いる模様。