ジョシャミー・ギブス
概要
ジャック・スパロウの長年の友人である船乗りの男性。利害によって敵味方の変動が激しい海賊の世界においてジャックの信頼を得ている味数少ない仲間。無類の酒好き。
海賊の掟や登場人物の事情に詳しく、視聴者への解説役を務めることも多い。知識の多さゆえに掟に縛られたり、「船に女を乗せると縁起が悪い」などの迷信を信じすぎるところもある。
エピソード
ジャックとウィルは乗組員を船に残して死の島に上陸し、「いざという時は海賊の掟に従え(=いつまでも戻ってこなかったら俺のことは置いていけ)」と告げる。しばらくすると、ウィルが一人で総督の娘
エリザベス・スワンを救出して戻ってくる。そしてジャックを置いて船へと戻り、さっさと死の島を脱出してしまう。やがて、海賊たちのブラックパール号がインターセプター号に追いつくと、バルボッサは乗組員たちを捕らえ、ジャックとエリザベスは
ラムランナー島に取り残されてしまう。
海賊たちは呪いを解くためにウィルを連れて死の島に上陸した。そこへラムランナー島から脱出したジャックとエリザベスを乗せたドーントレス号が到着し、ジャックは島へ上陸し、エリザベスはギブスらを解放した。彼女はジャックとウィルを救うために戦おうと主張するが、ギブスらは海賊の掟だと言って迎えに行くことを拒否。エリザベスは「海賊の掟なんて心得のようなものでしょ?」と言い残し、一人で島へと向かった。
海賊の呪いが解かれてバルボッサが倒されると、ジャックは海賊行為の罪で処刑されることとなった。ウィルとエリザベスの主張によってジャックは一度だけ逃してもらえることになった。海に飛び込んだジャックの前にギブスらの乗ったブラックパール号が訪れる。ジャックが「掟に従うんじゃなかったのか」と尋ねると、ギブスは「あれはただの心得だ」と笑って答えるのであった。
ブラックパール号は船長のジャックやギブスら乗組員を乗せて航海を続けていた。
13年前、ジャックは深海の精霊
デイヴィ・ジョーンズに沈んだブラックパール号を引き揚げてその船長にしてもらう代わりに、13年経ったら彼の
フライング・ダッチマン号の乗組員として100年間働かなければならないという血の契約を交わしていた。13年が経ち、ジョーンズのもとで働く気の更々無いジャックは、
デッドマンズ・チェストに入った
デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れれば彼の弱みを握れると考えていた。宝箱と鍵を探すジャックの前にかつての友人で今はジョーンズのもとで働かされているビル・ターナーが現れ、契約の期限が迫っていると忠告する。
海にいるとジョーンズに見つかってしまうことを危惧したジャックは
イスラ・デ・ペレゴストスに上陸する。
ペレゴストス族*はジャックを人の姿をした神として崇め、乗組員を捕獲し、その中の一部は既に犠牲になっていた。神のふりをして脱出の機会をうかがうジャックのもとに、エリザベスを救うために彼の
北を指さないコンパスを求めてウィルが訪れるが、ジャックはウィルを生贄にしようとする。やがて、ペレゴストス族がジャックの肉体から神を解放するために丸焼きにしようとすると、ジャックとウィルは乗組員たちや、刑務所から脱走してきた
ピンテルと
ラゲッティとブラックパール号に飛び乗り、島を脱出した。
ジャックはコンパスと引き換えに、ウィルにデッドマンズ・チェストの鍵探しを手伝わせる。ジャックらはブードゥー教の呪術師
ティア・ダルマのもとを訪れ、ジョーンズのことを訊く。彼女はジャックに砂入り瓶を渡し、フライング・ダッチマン号の場所を教える。
ウィルはフライング・ダッチマン号でジョーンズと対峙する。まだ死とは縁遠そうなウィルの訪問に驚くジョーンズだが、すぐそばにジャックがいることに気付くと、ツケの清算をするように迫る。ジョーンズは「お前一人の代わりに、三日以内に100人の乗組員を集めてくれば見逃してやる」とウィルを人質に取る。ジャックはトルトゥーガに向かい、海に出たい飲んだくれ達をスカウトする。そこへ地位も職も失ったノリントン元提督や、ウィルを案じて脱獄してきたエリザベスが合流する。ジャックとギブスはエリザベスの話から、ウィルにジャックのコンパスを要求したのが
東インド貿易会社*の
カトラー・ベケット卿であることを知り、彼は海を支配するためにコンパスを使ってジョーンズの心臓を手に入れようとしていることを悟る。
ジャックのコンパスに導かれて
十字架島に上陸し、ジャック、ウィル、エリザベスはデイヴィ・ジョーンズの心臓を入手。ノリントンをおとりにしてその場を立ち去る。デイヴィ・ジョーンズは海の魔物クラーケンを召喚してブラックパール号を襲撃する。ジョーンズの心臓を使って反撃しようとするジャックだが、心臓は既に持ち去られた後だった。ブラックパール号を諦めたジャックはクラーケンを怯ませた隙に、ギブスら乗組員にボートに乗るように命じた。エリザベスによると、ジャックは船と共に残ると言ったらしく、クラーケンに呑み込まれてしまう。
ティア・ダルマのもとへ戻ったギブスたちに、彼女は「ジャックを連れ戻す覚悟はあるか」と訊ねる。全員があると答えると、彼らの前に死んだはずのバルボッサが現れ、「俺の船はどうなったんだ?」と訊ねるのであった。
乗組員たちが島に立ち寄り水を補給している間、ブラックパール号に残ったギブスはベケットと手を組むサオ・フェンの部下と交戦した。その後、ジャックとジョーンズの最終決戦では、彼に協力してフライング・ダッチマン号の船員と対決した。
戦いに勝利した後、ギブスはジャックと共にトルトゥーガに戻った。
生命の泉のありかの地図を持つジャックとギブスは、生命の泉を目指す
ジョージ2世*に捕らえられ、ジョージ2世が泉を探すためにバルボッサを船長として雇ったことに驚く。ジャックはギブスを置いて一人脱走に成功する。取り残されたギブスは地図を暗記していたため、バルボッサに仲間に引き入れられる。
黒ひげたちが生命の泉に辿り着くと、スペイン軍とバルボッサ率いる英国軍が乱入。バルボッサは黒ひげを毒の剣で刺し、黒ひげは娘の
アンジェリカの寿命を奪って生き長らえようとするが、ジャックの機転で逆に彼女に寿命を吸い取られ白骨化して絶命する。
ギブスは黒ひげがこれまでに襲ってボトルシップ化した数々の船を回収していた。ジャックとギブスはその中の一つであるブラックパール号を元のサイズに戻すために旅立った。
ジャック・スパロウと仲間たちは船もなく強盗にも失敗し、落ちこぼれな生活を送っていた。仲間たちはとうとうジャックを見放して解散するが、かつての仲間ウィルの息子
ヘンリー・ターナーの依頼で処刑寸前のジャックと天文学者の
カリーナ・スミスを救出する作戦に参加する。
カリーナは父が残した地図の謎を解くため、ヘンリーは父を呪いから解放するため、
ポセイドンの槍を求めて手を組むことに。ジャックもなぜか彼らと手を組むことを選び船員たちとともに
ダイイング・ガル号というボロの海賊船で出航した。
ポセイドンの槍のありかは星にあると推測するカリーナだが事態はなかなか進展せず海賊たちは痺れを切らし始める。そこへジャックに復讐するため海の亡霊
アルマンド・サラザール率いる
サイレント・メアリー号が現れる。ジャックから亡霊の話を聞いていなかった船員たちは大慌て。
亡霊の目当てがジャック、ヘンリー、カリーナであることを知ると、船員たちは彼らをボートに乗せてダイイング・ガル号から離れさせた。ジャックたちはバルボッサ一味と合流し、ブラックパール号を復元させてともにポセイドンの槍を探すことに。
カリーナが星を頼りに舵を握る中、ブラックパール号とサイレント・メアリー号の戦いが勃発。ヘンリーは人質に取られてしまった。
ジャックたちは旅の終着点に辿り着くと、海が真っ二つに割れ、その底にポセイドンの槍が姿を現した。ジャック、カリーナ、バルボッサが海へと降りていき海の呪いを解くことに成功。船員たちは錨を降ろしてジャックたちの救出に尽力する。ジャック、カリーナ、ヘンリーは海上へ戻ったが、バルボッサはカリーナを守るために犠牲となった。
ウィル、エリザベス、ヘンリーの感動的な再会を斜に構えて見届けたジャックと仲間たちはバルボッサの手下たちを仲間に加えてブラックパール号で次なる航海へと旅立った。
ゲーム
2022年6月8日に開始したクローズドβ版から登場した、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のレーサーが装備できるレアリティ「エピック」のクルー。名称は「ジョシャミー・ギブス」。
エリザベス・スワンの専用クルーであり、全ステータスと専用スキル「ジェイドペンダント」の性能を向上させる。さらに、スタートスキル「ハック」を持った状態でレースをスタートできる。
登場作品
2000年代
2010年代
2020年代
実写キャスト
声
最終更新:2024年09月08日 17:07