「負けないっぴゅ!」
【詳細】
元ネタは本家『ロックマン8』に登場する同名のロボット。
水を溜めるタンクというモチーフは同じだが、タンクの位置が腹部から頭部に代わり、でっぷりとしたコミカルな水兵のような見た目だった本家から、マスコットキャラのような愛くるしいデザインへと大きく変化した。
本家からエグゼで数少ない若返ったパターンとしては
トマホークマンもいるのだが、幼少レベルの子供にまでなったのはアクアマンぐらいだろう。
エグゼ
シリーズに登場するナビの中でもかなりの小柄である。
見た目に違わず臆病かつ泣き虫な性格。
頭のタンクには電脳空間を水没させてしまうほどの大量の電脳水を蓄えている。
『4』では
オペレーターの舟子とその弟達が交わした洗濯機を買い替えるやり取りを自分の話だと勘違いしてしまい、自分が捨てられると勘違いして大泣きをし、頭から電脳水を溢れ出させ、周囲の電脳空間を水没させてしまった。
ロックマンの活躍で勘違いが解けた後は、電脳水を吸い取りネットワークを回復させる。
その後
シティバトルトーナメントでロックマンと戦い、彼に
アクアソウルの力をもたらした。
ちなみに、
ブルームーン版の1周目は必ずアクアマンと戦う(=
ナンバーマンとは1周目では戦えない)関係か、
ホークトーナメントの
レーザーマンイベントでも駆けつけてくる。
この際
レーザーマンの策略により
ロックマンのダークソウルに取り憑かれてしまい、「アクアマンDS」となって襲い掛かってくる…という展開なのだが、
2周目以降でアクアマンではなくナンバーマンと戦った後でも、レーザーマンのイベントにはアクアマンが駆けつけてくる。
レッドサン版で駆けつけてくるのは元から友人の
ガッツマンなのでいきなり現れても違和感はないのに対し、こちらは今作が初対面なので
ナンバーマンと戦った周はかなり唐突感漂う登場になる。
逆に
ナンバーマンだったなら、
ガッツマン同様『4』以前からの知り合いなので気にならなかったのだが。
海外名は、『4』では日本と同じ「AquaMan」だったが、アニメや『6』ではなぜか「SpoutMan」に変わっている。
おそらくDCコミックの「アクアマン」の商標に抵触するのを避けるためと思われる。
【戦闘】
電脳世界を水没させてしまうほどの大量の水を使用した数々の攻撃方法を持ち、見た目からは判別できないほど戦闘力は高い。
登場する『4』と『6』では使用技がいくつか異なる。
唯一『4』『6』共通で使用する技。
腕の水鉄砲から2マス前に着弾する水の弾丸を放つ。
着弾すると、
バブルショットの様に奥1マスに誘爆する。『6』では着弾点を
ヒビパネルにする。
『4』で使用。
ロックマンがいる位置を狙って水の
ホウガンを投げつける。
元のホウガンは
穴パネルにするものだが、こちらは着弾点を
ヒビパネルにする。
V2では十字に、V3以降は周囲8マスにも誘爆するようになる。
『4』で使用。
水道管を設置し、一定時間、一定間隔で横2マス分の水を発射させる。
行動が制限されるため、アクアマン本体の攻撃を避けづらくなる。
穴を開けたり置物を設置したりすれば出てこないのでそれで対処するのがいい。
あるいは置物なのを利用して
ライトニング系を使ってみるのもあり。
V1では相手エリア最前列の上下に2つ設置してくるだけだが、V2以降はこちらのエリアの最前列中央に設置してくる場合もあり、最後列まで攻撃が届くので注意。
『6』で使用。
ロックマン側のエリアの中央にワープし、回転しながら頭から放水攻撃を行う。
攻撃の内容的には
パラボール系に近く、正攻法で避けるならアクアマンの周りを攻撃に合わせて回ることになる。
避けるのは面倒なので、攻撃して中断させたり、
エリアスチールを使って範囲外に行ってしまったりすると楽。
『6』で使用。
どこからともなく長いホースを取り出し、
ロックマンのいる縦3マスを目掛けてT字に広がる放水を行う。
1回の放水時間が長く、さらに一定間隔で連続で放水し続けるため攻撃のチャンスでもある。
正面に立つのは危険なので、できれば列をずらして攻撃できるチップで行うとよい。
アニメ版
第2期『AXESS』第16話「カワイイ!悪魔?」で初登場。
臆病で泣き虫な性格は原作と同じ。
人格プログラムが幼い故なのか舟子に命令されていない行動を取ったり、お使いの途中で寄り道をしてしまったりするという面もある。
しかし、
アイスマンや
バブルマンと友情を築くなど原作よりも社交性の高い部分があったり、
独断専行に関しても一応アクアマンなりに舟子のことを思っての行動であった。
ヒグレヤの電気を復旧させる為、一人で発電所に向かったまでは良いものの、セキュリティに包囲されて泣き出し、
発電所の電脳を水没させるという大事件を起こしてしまうこともあった。
この際は
ナンバーソウルを発現したロックマンの分析力により、
エレキソードの刀身を短くしたもので頭頂部の噴射口を塞ぐ+痺れさせることで無傷で保護(?)されている。
その後も
ダークチップによって暴走したナビが起こした事件に巻き込まれ、
ロックマンに助けられた…のは良いのだが、
ロックマンに懐いてくっついて離れなくなり、
ロールにやきもちを焼かせたりもした。
仕方なく
ロックマンは
バーナーマンとの決闘にアクアマンをくっつけたまま向かうことになるが、
ロールまで追いかけてきてしまい、助っ人や彼女連れで決闘に来るという非常識な行動と取られ
バーナーマンを激怒させる事になった。
このアクアマンの「
ロックマンとずっと一緒にいたい」という気持ちが
アクアソウルを発現させ、結果として
ロックマンを救ってはいるのだが、
今度は身を挺して炎から庇ってくれた
ロールに懐いてしまい、くっついて離れなくなるというオチがついている。
水属性で体が小さいナビという共通点がある事から、
アイスマン・
バブルマンとはウマが合うらしく、たまたまネットシティで会っただけで友達になっている。
3人で作った電脳サイダーはネットシティの道行くナビたちに好評なあたり、電脳水の味を良くするような技量もあるのかもしれない(『6』では電脳カフェなるものも登場する)。
しかし、デリカシーがないところもあり、第5期『BEAST+』では、ロールの眼の前でアイスマンのズボンを下ろしてお尻のアザを確認し、アイスマン・ロールともに非常に気まずくなってしまうというシーンもあった。
漫画版
漫画版(鷹岬版)では野良ナビという設定で登場。
バブルマンの事を兄貴分として慕っており、共に行動している。
最終更新:2023年08月25日 08:11