ロックマンエグゼ6 電脳獣グレイガ/電脳獣ファルザー

破壊する牙か。切り裂く翼か。

【作品名】 ロックマンエグゼ6 電脳獣グレイガ/電脳獣ファルザー
【読み方】 ろっくまんえぐぜ6 でんのうじゅうぐれいが/でんのうじゅうふぁるざー
【発売日】 2005年11月23日

【詳細】

『5』の約1年後に発売されたロックマンエグゼシリーズ 第6弾。
長きに渡るエグゼシリーズの完結作品である。

【ストーリー】

ネビュラとの戦いに決着がついてから1ヶ月。

光熱斗たちは以前と変わらない平和な生活を取り戻していた。
しかし、熱斗は父・光祐一朗の仕事の関係で、秋原町から遠く離れた才葉シティに引っ越すことになる。

慣れ親しんだ町と仲間たちとの別れを惜しむ熱斗であったが、熱斗は必ず秋原町に帰ってくると誓い、秋原町を後にした。

だが、このとき熱斗は気付いていなかった。新たな地、才葉シティで新たなる戦いに巻き込まれることに。

この作品ではソウルユニゾンが廃止され、代わりにクロスシステム獣化と呼ばれるシステムが導入された。
クロスシステムはソウルユニゾンとは異なり、時間制限が無いとともに、獣化と組み合わせることで強力な力を手に入れることができる。

また、今作は同じ発売日に2バージョンで販売され、それぞれタイトルにある電脳獣がラスボスとして降臨する。
『1』から続くWWWとの決着、そして光熱斗ロックマンが到達した未来が明かされ、ロックマンエグゼシリーズとしてはこの作品が時間軸の最後に当たる。
尤も、作品としてはまだ新作の発表が続いているのだが。


ラストダンジョンの真実が発覚するとそのデータでは二度と通常の現実世界のBGMが聞けなくなる(クリア後も恒久的に「事件発生!(Incident Occurence!)」で固定される)という、なんとも致命的な仕様がある。

人によっては「たかがBGMが変わらないだけで、致命的だなんて大袈裟な」と思う人も居るかもしれないが、この「事件発生!」というBGMは緊急時に流れるだけあって、プレイヤーにひたすら緊張感を与え続けるため、普段 BGMには全く関心がないプレイヤーですら、何度も耳にする内にだんだん不快感を覚えてしまう。

電脳獣を倒したんだから平和なBGMに戻してくれ」、と嘆いたプレイヤーは多数。*1
これは「開発者が曲を元に戻す指定を入れ忘れた」という凡ミスが原因で、名人も問題視しており「20年間 背負い続けてきた十字架だ」と自虐していた。
ちなみに、正規プレイで通常BGMのままクリア後を遊ぶ方法もあるのだが、一部チップが手に入らない等デメリットの方が大きく推奨されない。

このため、移植版である『アドバンスドコレクション』でも最優先で修正する項目になっていたそうだ。
基本的に『アドコレ』では、ストーリーモードに関してはGBA版から極力修正は避ける姿勢を取っており、
プリズムコンボABD戦法といった開発者想定外のバランスブレイカー要素すら修正しない*2とのことなので、如何にこの問題を重く見ているかが分かる。

『6』のBGMは録音ミスなのか、『5』以前より音質が悪いことも追い打ちをかけている。

実は全体的にグラフィックが書き直されている*3のだが、エグゼシリーズが本作で完結してしまった為、結果的に本作1度だけの採用となっている。

【関連項目】


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最終更新:2023年06月30日 07:59

*1 実は「4」も同様の仕様になっているのだが、周回制という都合上、問題視されることはなかった。

*2 流石に対戦では修正されるが

*3 ロックマンのけぞりモーションがわかりやすい