【名前】 |
コピーロイド |
【読み方】 |
こぴーろいど |
【登場作品】 |
『6』 |
【詳細】
『6』の時間軸で開発された「現実世界に
ネットナビを呼び出す」特殊なロボット。
このロボットにネットナビをインストールすることにより、ロボットの外見がそのナビに変化し、現実世界にナビを呼び出すことが可能となった。
水中で活動するナビ等もいるため、ボディは人間が活動出来ない様な特殊な環境にも耐える様式となっており、インストールされたナビの戦闘力や能力も再現することが出来る。
もちろん、悪用されることを考慮してフルにナビの戦闘力を発揮出来ない様にはなっているものの、
ブルースのように力を抑えられても高い戦闘力を発揮するナビがいるため、注意が必要である。
外部からの充電式で、まだ試作段階であるため、活動時間はそれほど長くない。
ただ、
ある人物だけは明らかにそれなり長い時間行動している場面もあり、このコピーロイドだけは恐らく長時間の活動が出来る特別機の可能性も否めない。
何せ、「(軽い)電気ショックで気絶させられた」と言及される場面もあるのだが、そのコピーロイドが過電流等で故障・破損した様子は見られず、その後も普通に動き続けていたからである。
本作以前でも『3』の「
パルストランスミッションシステム」で
ロックマンと熱斗が同じ世界で対面する場面があったが、今作は結構色んな場面で対面している。
あちらが現実世界の住人が
電脳世界に行けるのに対し、こちらは電脳世界の住人が現実世界に来れるという一種のセルフオマージュになっている。
『6』のエンディング直前に熱斗がみんなにロックマンを紹介するときにも使用したが、正式に物語が完結したため、コピーロイドロックマンの出番はここだけである。
ただ、コピーロイド自体が某漫画の道具そっくりなため、続投していた場合デザイン変更になっていたかも知れない…。
アニメ版
『BEAST』
第3話「コピーロイド」で早々に登場。
名人の元カノである研究者「真琴」が、ナビの実体化の新たな可能性として「コピーロイド」の研究を続けていたのだが、必要なデータが不足しており研究が思うように進んでいなかった。
そんな中、並行世界
ビヨンダードからやってきたファルザー軍のゾアノ
パンクが、匿名で真琴に不足しているデータを提供し、真琴は見事コピーロイドを完成させる。
そうして喜んでいるのも束の間、ゾアノパンクが真琴の前に現れ、「お前の研究に協力してやった見返りとして、自分達ファルザー軍がこちらの世界に侵攻するために必要なコピーロイドを製造し続けろ」と脅迫してきた。
この話でゾアノパンクはコピーロイドもろとも破壊されるのだが、コピーロイド製造に必要なデータは既にファルザー軍内部で共有され、こちらの世界各地でファルザー軍が「コピーロイド製造工場」を建設しコピーロイドの量産に移っていた。
この情報はグレイガ軍にも知れ渡り、翌話である第4話「鬼火を呼ぶ霧笛」にてゾアノ
フレイムマンがファルザー軍のコピーロイド製造工場を襲撃するため、畝傍を蘇らせて基地の一つを破壊する。
ゾアノフレイムマン本人はロックマンに
デリートされるのだが、彼が破壊した工場からグレイガ軍はコピーロイドを入手し、グレイガ軍もファルザー軍と同じようにこちらの世界でコピーロイド製造工場を作り量産体制に入った。
第9話「氷の心」などで見られるように、こちらの世界では両軍が敵対する勢力のコピーロイド製造工場を破壊して戦力を削ぐため、現実世界にも影響を及ぼすようになる。
こうして真琴の研究は
ゾアノロイドの戦争兵器として利用されてしまうようになったのだが、真琴はコピーロイドのエネルギー変換プログラムが効率重視のためにエネルギーが一か所に集中するという弱点を見つけ出し、「ハイパーマグネトロン」と呼ばれる装置でコピーロイドとその中にいるナビを破壊する戦法を見出す。
しかし、その戦法もそう長くは通用せず、熱斗達がビヨンダードに飛ばされてしまった後にゾアノロイドの侵攻が激化し始め、第20話「ディメンショナルエリア研究所」時点ではコピーロイドが改良され弱点を克服しており、ハイパーマグネトロンでは破壊できなくなったために、『Stream』終盤のアステロイド大量襲撃時と同様にプログレスチップゲートを持つネット警察や
クロスフュージョン可能なメンバーが現地で戦うことになった。
実は、ビヨンダードでも
光正博士がコピーロイドを製作している。
このコピーロイドは特別製で、「物質を電子データに変換し瞬間移動が可能」という特殊能力が備わっており、アイリスが所持している。
第20話「ディメンショナルエリア研究所」で、ゾアノ
ヤマトマン率いるゾアノ兵の攻撃から熱斗をかばった際にアイリスが気絶し、この時コピーロイドも機能停止したことで、彼女の正体が人間ではなくネットナビである事が露見した。
『BEAST+』
獣化因子戦争が終わっても、ゾアノロイド達がこちらの世界に作ったコピーロイド製造工場は傷跡のように未だ残っていた。
バブルマンがビヨンダードから飛ばされてきた
キャプテン・クロヒゲと
チロルを利用し、「デコニウム」と呼ばれる希少金属を集めさせて、
シェードマンの意志を受け継いで
ダークロイドの世界を作るべく、工場を利用してコピーロイドを作り上げた。
…のだが、材料不足のためコピーロイドのサイズはミニミニサイズで、実体化したナビは体も性能もミニミニ。おまけに声は高め。
しかしそれでもバブルマン達の努力で普通サイズのコピーロイド2体を作り上げ、
ダイブマンと
サーカスマンを用いて現実世界を襲撃していった。
…のだが、これまたスクラップの寄せ集めで作り上げたため、戦いの衝撃には耐えきれず自滅。
一応、
巨大コピーロイドを作り上げたが……
その後、資金集めのためにミニミニのコピーロイドを売るという手法に出るバブルマン。
自らもミニミニコピーロイドに入り込み、現実世界でミニミニコピーロイドを
入道露晴に売り出すのだが、そちらもうまくいかず。その回のサブタイトルにも「ミニミニタイフーン」と、しっかりミニミニ付き。
ダークロイドの世界を作り上げる道のりは険しい。
最終更新:2024年07月02日 11:30