チロル

「あなたたち、早く開けなさいよ!男でしょ?」

【名前】 チロル
【読み方】 ちろる
【分類】 登場人物
【所有ナビ】 サーカスマン
【登場作品】 『6』
【アニメ版CV】 神田 理江
【海外名】 Yuika

【詳細】

道化師のような化粧をした、我儘な女性。
退屈凌ぎのためにWWWに入ったらしい。

最初は、サーカスマンを使ってセントラルエリアにいるナビの生命力を吸収していた。
その後、バレルの命令でロックマンを強奪した後は麻波剛キャプテン・クロヒゲ六方悟入道露晴と共にWWWを脱退。
ケイン市長の協力を取り付け独自に電脳獣を狙って行動するも、結局は失敗する。
最終的に六方、入道と共に万博会場にあるWWW本部に密かに潜入しようとしたが、追いかけてきた熱斗にサーカスマンをデリートされた挙句、逮捕権限を持つ伊集院炎山が現れたためパビリオンから飛び降りて逃走。
…したのだが、高所から飛び降りた際にうまく着地が出来ず頭をぶつけ、気絶しているところをオフィシャルに逮捕された。

上記のセリフはWWWの電脳獣を手に入れるため、六方と入道に最後の扉を開けさせている際に放たれた言葉である。
このセリフや最終盤の更なる裏切り行為からもわかるとおり、チロルは自分が女であることを存分に利用して六方と入道を手玉に取っているようである。六方はともかく入道は命令されるのが嫌いなはずなのだが、これといった衝突もなくなし崩しに言う事を聞かせているあたり大したものである。
なお該当シーンに限らず我儘&自分本位な性格が強調された描写が非常に多い。
WWWを離反した際の新しい組織名の提案も『チロル・ラブリーズ』であった。

チロルの犯行動機と持ちナビで察しが付いた人もいるだろうが、彼女とサーカスマンは『1』の大人なお姉さんサーカスマンより簡素なピエロのセルフパロディとも言える存在となっている。


なお、「子供1人で大人3人に勝てるとでも思ってるわけ?」となぜか誰も取らなかった手段(現実世界での熱斗へのダイレクトアタック)に対して突っ込んでいる*1
チロルたちに限らずネビュラゴスペルもこうしていれば、熱斗とロックマンを容易に排除できていた可能性が高く、それに気づかせるような(というか薄々察していた暗黙の了解に切り込むような)この台詞には空いた口が塞がらなかったプレイヤーも多いだろう。
もっとも熱斗達の敵は大体がネットバトルに自信がある傾向にあると思われるので、皆なるべくそれで決着をつけたかったという風に考えられなくも無いが…。
メタ的に言うなら、小学生の主人公相手に腕力や武器を活かしたダイレクトアタックを連発されると話が成り立たなくなるので、ある種のタブーである。

ちなみに、何故か熱斗と同じ小学生の炎山に対しては直接攻撃しようとはせず、泣き落としを使う。
とはいえ、その時は炎山だけでなくメイル・やいと・デカオ・コジロー・明日太、更にコピーロイドを使って実体化したブルース、ガッツマン、ロール、グライドも居たため、さすがに多勢に無勢と判断したのだろう*2


アニメ版

『BEAST』

異世界ビヨンダードの悪人として登場する。
クロヒゲと共に電脳獣グレイガに与し水源を独占するなどの悪事を働いていたが、指示役だったゾアノダークマンが散ったことでグレイガ軍から離反。
本人曰く長い物に巻かれる主義らしく、今度はビヨンダードのDr.ワイリーの手下になって、彼の目的のためシンクロナイザーであるトリルを誘拐した。
しかしクロヒゲとトランプで遊んでいた所をカーネルに発見され、やむなく降伏することに。その後どさくさに紛れて逃走を企てるも、飛行船で飛んでいる最中ダーク・キリサキの仕掛けた爆弾により墜落してしまう。

『BEAST+』

あの後、熱斗達の世界に迷い込んでいたことが判明。
ちなみにクロヒゲのナレーション劇「時空航海日誌」の中で彼女は「同志チロル」と呼ばれている。
経緯は不明だが、新たにバブルマンと同盟を結んでいる。しかし、コピーロイドを用いた様々な悪事はどれも熱斗に防がれて失敗に終わる。
次の当てもなくクロヒゲと途方に暮れていた時、こちらの世界のワイリーに出会い協力を求めるものの、彼は空き缶拾いをするばかりで手を貸す様子は全く見せない。
そこでワイリーのアジトで運良く盗み出したシンクロチップでクロヒゲと共にクロスフュージョンをしようとする。しかし、実はこれは試作段階の「逆シンクロチップ」であり、クロスフュージョン状態で電脳世界に閉じ込められてしまった。

救出後はクロヒゲと水族館で働くことになった様子。
…彼女はプールサイドの掃除をしていたが、あの服装は水族館で仕事をするのに問題無いのだろうか。
なおワイリーは2人がいつか元の世界に戻れるよう尽力することを宣言している。

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最終更新:2025年08月13日 02:59

*1 入道は「あんまりにもネットバトルが強いから、すっかり忘れていたけどよ。お前、小学生だったんだよな」と語っている

*2 またアニメ版の描写ではあるが、炎山は大人のチンピラを素手で瞬殺出来るほどの格闘センスを持っている。オフィシャルとして様々な訓練を積んだゲーム版の彼も、現実の大人を1人で取り押さえられるぐらいのポテンシャルはあるのかもしれない