作業手順 > 下絵表示(ポリ板)

下絵表示


Xismoには下絵を表示する機能はありません図面ノードがありますが(注1)、
ポリ板に下絵のテクスチャを貼り付けたものでも代用できます。

注1:図面ノードが下絵機能に相当する(xismo◇210追加機能)。

使用している下絵の画像は、ニコ生で配布されたものです。

下絵は正面と横向きの2枚、512×512の縦横同じサイズのものを使用しています。
(縦横のサイズが違う下絵を使用する場合、ポリ板の縦横比率を合わせる必要があります。)

説明が長くなったので動画作りました
YouTubeの大きな画像で見たほうが解り易いと思います。5分ほどの長さがあります。

 

下絵のシェーダを準備する


1.下絵を読み込む
テクスチャウィンドウに切替→ファイル→開く、下絵を選択(複数選択可)しOK
実行前 実行後
テクスチャウィンドウにテクスチャが追加される。(正面と横) 

2.シェーダの作成
(1)正面用のシェーダを設定
①正面用のシェーダを作成:メニュー→作成→シェーダノード
②シェーダノード名を正面用に変更する:シェーダのプロパティの名前欄に名称を入力する
シェーダ作成 作成後 ノード名変更

②正面用のシェーダに正面用の下絵テクスチャを割り当てる
 シェーダのプロパティのテクスチャ→正面の下絵を選択
実行前 実行後

(2)横用のシェーダを設定
 正面用手順と同様に横用のシェーダを作成する
①横用のシェーダを作成し、シェーダ名称を横用に変更する

②横用のシェーダに横用の下絵テクスチャを割り当てる。
シェーダウィンドウで横用のシェーダを選択すると、横用のシェーダのプロパティに切り替わる


ポリゴンに下絵を貼り付け向きを整える

正面用

1.正面用のポリ板を作成
(1)平面のポリゴンを作成する
平面のプリミアティブを作成し、ポリゴン化する。
平面のプリミアティブを作成する:メニュー→作成→プリミタティブ→平面
ポリゴン化する:メニュー→ノード処理→ポリゴン化(ノードウィンドウのフリーズアイコンでもポリゴン化可能)
平面プリミアティブ作成 ポリゴン化 平面ポリゴン作成
下絵を表示したいXismo上のサイズがわかる場合、プリミアティブ作成時にプロパティで幅・奥行のサイズを変更する。

(2)ポリゴンに正面のシェーダを割り当てる
①正面用シェーダをカレントシェーダにする:正面用シェーダをクリック
②ポリゴンを選択状態にする:ポリゴンをクリック
③材質割当:メニュー→選択部処理→材質割り当て(Shift+M)
材質割当 正面用の下絵を貼り付ける
2.ポリゴンの向きと位置を調整する
(1)ポリゴンを正面に向ける
ユニバーサルツールに切替、ハンドル表示をONにし作業する。
①ポリゴンをクリックし選択状態にする
②下側の辺をShift押しクリックし、操作中心(ハンドル)を下側の辺に変更する
③X軸を-90度回転する。(Shift押ししながら操作すると15度づつ回転する。←方向にドラッグするとマイナス回転する)
回転量は画面左下のステータスバーに表示される。
①ポリゴンの選択/②下側の辺にハンドルを移動 ③X軸90回転 正面を向く
Shift押しクリックで選択を追加する、また追加された要素が操作の中心に変更される。
ハンドルの回転(○マーク)をShift押しで操作すると15度づつ回転する。←方向に動かすとマイナス、→方向に動かすとプラスに変化する。
下側の辺を操作中心に変更しない場合、上に上げる操作が必要になる。

(2)奥に移動する
Z軸の移動をプラス方向に行い、モデルを作成するスペースを空ける。
奥に移動 結果

横用

1.横用のポリ板を作成
正面用と同様にポリ板を作成
(1)平面のポリゴンを作成する
平面のプリミアティブを作成し、ポリゴン化する。
平面のプリミアティブを作成する:メニュー→作成→プリミタティブ→平面
ポリゴン化する:メニュー→ノード処理→ポリゴン化(ノードウィンドウのフリーズアイコンでもポリゴン化可能)
新しく追加した平面のポリゴンを横用のポリゴンにする。

(2)横用の材質を割り当てる
①横用シェーダをカレントシェーダにする:横用シェーダをクリック
②ポリゴンを選択状態にする:横用のポリゴンをクリック
③材質割当:メニュー→選択部処理→材質割り当て(Shift+M)
材質割当 横用の下絵を貼り付ける

2.ポリゴンの向きと位置を調整する
ユニバーサルツールを、ハンドル表示ONで作業する。
(1)ポリゴンを横に向ける
①ポリゴンをクリックし、選択状態にする
②Y軸を-90度回転(Shift押しで15度づつ回転)
(Shift押ししながら操作すると15度づつ回転する)
回転量は画面左下のステータスバーに表示される。
横を向ける 結果
ハンドルの回転(○マーク)をShift押しで操作すると15度づつ回転する。←方向に動かすとマイナス、→方向に動かすとプラスに変化する。

(2)ポリゴンを立てる
①下側の辺をShift押しクリックし、操作中心(ハンドル)を下側の辺に変更する。
②Z軸を+90度回転(Shift押しで15度づつ回転)
①下側の辺を操作中心としてZ軸+90度回転
下側の辺を操作中心に変更しない場合、上に上げる操作が必要になる。

(3)奥に移動する
X軸の移動をマイナス方向に行い、モデルを作成するスペースを空ける。
正面に向ける 結果

下絵用のメッシュノードをマージする

1.ノードをマージする
(1)正面用と横用のメッシュノードを一つにまとめる
ノードウィンドウで横用メッシュノードをドラッグし、Ctrl押ししながら正面用メッシュノードに重ねドロップする。メッシュノードがマージされる。
マージ マージ後

2.メッシュノードのノード名を下絵用に変更する。

3.ロックをかける
下絵が変更されないようにロックをかける
①何も無い部分をクリックし、選択の解除をおこなう
 (選択された状態の場合、コピーなどの対象となってしまうため、選択を解除しておく)
②下絵が変更されないように、メッシュノードのプロパティのロックをチェックし、ロックをかける。
実行前 実行後

下絵の表示確認

正面 右面
正面の中央がX軸のセンターにくる状態であること

サイズの調整

ローカル座標ツールに切替、メッシュ変形ONで操作する。
縦横の比率を変えないため、ハンドルの中央(◇マーク)をShift押し操作すると全方向への拡縮の操作を行う。
拡縮 結果
一度の操作で下絵の中央をたもったまま拡縮が行える。ロックがされていない状態で行うこと

ユニバーサルツールまたは、拡縮ツールで行う場合、拡宿後、下絵の中央を合わせる操作を行うこと
下絵のサイズが解る場合、プリミアティブ作成時にプロパティのサイズを調整する。

補足

数値入力で回転する方法

ユニバーサルツールでは数値入力で操作はできないが「移動」「拡縮」「回転」の各ツールは数値入力(座標ウィンドウ)が使える
回転ツールに切替、座標ウィンドウを表示(メニュー→ウィンドウ→座標ウィンドウにチェック)
正面用
下側の辺をShift押しクリックし、操作中心(ハンドル)を下側の辺に変更する
座標ウィンドウの回転X-90を入力し、OKで反映する。
正面に向ける 結果
横用
①座標ウィンドウの回転Y-90を入力し、OKで反映する。
②下側の辺をShift押しクリックし、操作中心(ハンドル)を下側の辺に変更する
 座標ウィンドウの回転Z+90を入力し、OKで反映する。
横に向ける 立てる 結果
下側の辺を操作中心に変更しない場合、上に上げる操作が必要になる。
座標ウィンドウのOKを押す際に、操作中心の位置を確認すること

立方体を使う

立方体プリミアティブをポリゴン化し、下絵のシェーダを図の位置にそれぞれ割り当てる。
不要なポリゴンの削除と、面の頂点が結合されているため分離する作業が必要
ポリゴンの削除:不要なポリゴンを選択し、メニュー→選択部処理→削除(BackSpace)
頂点を分離:正面と横の頂点を選択し、メニュー→選択部処理→頂点を分離する(Shift+D)

下絵を透過する

モデルのポリゴンが下絵の前にある場合、下絵が隠れてしまう。モデルに半透明のシェーダを適用することで、モデルと重ねて下絵を表示させることができる。
  • シェーダの透過度は拡散色のAにより決まる。0が透明、255が不透明、1~254が半透明。0(透明)の場合、頂点と辺のみ表示される。
  • シェーダの色(RBG/HSV)を変えた場合、A(透過度)もリセットされ255(不透明)に変わる。
  • 下絵はモデル用のメッシュノードより前に並べること。


編集履歴
+ ...
2019.02.25:新規作成
2019.04.28:下絵の透過について追記
2019.06.17:図面ノードの機能追加にともない一部表現の修正


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最終更新:2019年06月18日 00:48