Ξガンダム

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Ξガンダム - (2020/06/14 (日) 23:34:54) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/12/03(木) 02:09:40
更新日:2024/04/09 Tue 15:25:30
所要時間:約 6 分で読めます




時には、言葉で人を殺すことができるということは、覚えておいて欲しいな


Ξガンダムは「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」で搭乗したガンダム・タイプのモビルスーツ。同作の主役機体である。

緒元

型式番号:RX-105
所属:反地球連邦政府組織(マフティー)
建造:アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態:試作機
頭頂高:26.0m
本体重量:32.0t
全備重量:80.0t
ジェネレーター出力:3,980kw
スラスター推進力:160,000kg
センサー有効半径:30,000m
推進機関:ミノフスキークラフト
装甲材質:ガンダリウム合金

《武装》

バルカン砲×2
ビームサーベル×2
ビームライフル
メガ粒子砲×2
ファンネルミサイル
ミサイルランチャー
大型ミサイル

主な搭乗者



機体解説

秘密結社「マフティー・ナビーユ・エリン」がアナハイム社に極秘裏で発注した最新鋭モビルスーツ。

かつてのニュータイプ戦士アムロ・レイが最後に使用した機体、νガンダムを引き継ぐという意味を込めてギリシャ文字 「ν(ニュー)」 の次の 「Ξ(クスィー)」 がつけられた。

ミノフスキー・クラフト搭載のモビルスーツは他にオデュッセウスガンダムがいるが、別工場で同時期に開発された。

ビーム・バリアーが搭載されており、ミサイルやビームなどに防御が行える。
高速飛行時は、進行方向に波形を変えたビームを放射することによって、大気の干渉を減散させる。
これにより、機体全体が発光するかのような様相を呈し、マッハ2以上の速度で飛行が可能。

小説では変形形態が設定されていないが、「GジェネレーションF」などのゲーム作品ではフライトフォームと呼ばれるウイングを展開した状態で飛行することが多い。

武装面においても充実しており、ビームライフルは旧来の倍以上の初速を誇っている。また小説には登場してないが肩部には大出力のメガ粒子砲二基を搭載する。
機体各所には多数のミサイルランチャーが設置されており、爆撃能力も有している。こちらも小説に登場していないが、腰背部にはオプションの大型ミサイルポッドを追加可能。
シールドも標準装備。

頭部サイコミュブロックを搭載しており、パイロットの脳波を拡大する。また、サイコミュ兵器の一種であるファンネルミサイルも搭載している。

極めて高性能な機体であり、劇中で恐らく技量が一番高いハサウェイの力も加えて、秘密結社マフティーの主戦力であり切り札となっていた。

【ミノフスキークラフト】(ミノフスキーエンジン)

このΞガンダムに搭載されているミノフスキークラフトは、ミノフスキー粒子の電気を格子状に整列させる特性による反発力を利用し、
擬似的に反重力にさせ物体を浮遊させる技術で、主に大型戦艦や航空機的な形状ではないMAに搭載されている。

当初は、ミノフスキー粒子発生装置が大型だったため、艦船やMAに限られていたが、
小型化に成功するとMSにも運用することが可能になり、Ξガンダムやペーネロペーに採用された。
それでも当時の技術力では大型装置である事には変わりないため、搭載されたΞ、ペーネロペーのどちらも30m級のMSになってしまった。

《劇中の活躍》

アナハイムでΞガンダムが完成後、カーゴ・ピサに格納された状態で月面から地球へと移送される。
搭乗者であるマフティーがインドネシア・ハルマヘラ島沖にて空中受領。直後に追撃してきたレーン・エイムの乗るペーネロペーと交戦、撃墜しこれを退けた。

その後、エアーズロック攻防戦やアデレート空港襲撃など多大な成果を挙げた。

宇宙世紀0105年4月26日、マフティーはオーストラリア・アデレートにて行われる連邦中央閣僚会議の粉砕を宣言、法案の破棄を要求し会場を襲撃。
その際、Ξガンダムは因縁のレーン・エイムの駆るペーネロペーと再び激突した。互いの兵装を駆使した熾烈な戦いを展開する。
Ξガンダムが優勢になるものの、地上に設置されたビーム・バリアーに機体が包まれ機能停止。Ξガンダムもビーム・バリアーが作動して、マフティーは死を免れるが、全身火傷と打撲で入院。機体はアデレート空港に置かれ、連邦軍により機体の製造元を調査される事となった。

そして会議は続行され、法案は可決された。
ここから閣僚が地球をリゾート地にしているF91の時代へと続いていくことになるのであった。

《余談》

大まかに分けて小説、GジェネレーションF、GFFと3パターンのデザインがある。
小説とGジェネレーションFのデザインは大幅に異なるが、GジェネレーションFとGFFの違いは微々たるものである

Ξガンダムの背面の線画は、GジェネレーションFの際に描き起こされた。

《ゲームでの活躍》

ゲーム「SDガンダム G GENERATION F」で参戦し、以後はシリーズ常連となったこともあり、広く知られるようになっていった。

ユニバースよりペーネロペーと共に登場。パイロットは当然マフティー。
機体が大きいのでやや使いづらいがファンネルミサイルが鬼畜。


空・宇宙適性共にAで移動力は破格の9と高性能(ワールド以降は8に下がった)。
ただ、第3射撃がバルカンでありメガ粒子砲を持つペーネロペーに比べると火力で劣る。バルカン自体は低燃費でミリ殺しや削りができるため存在意義がないわけではないが。
ジェネシスではメガ粒子砲に加えて一斉射撃が追加され、ペーネロペーとの差はほぼなくなった。


  • ガンダムVSシリーズ
「EXVSFB」より参戦。また、それに合わせてEXVS無印家庭版でもDLCとして登場。
コストは3000。他の機体とのサイズ差が半端ではない。
武装はビームライフル、メガ粒子砲、ファンネルミサイルに加え、時限強化のミノフスキークラフト展開を持つ。MB以降はメッサー呼出も追加。
機体サイズという弱点はあるものの、高コスト機に必要な武装と要素を一通り揃えているため、3000入門としても有用。


アクシズの脅威Vから参戦。旧作で言うキュベレイポジション。
ペーネロペーの開発と、敵性を除く全ての技術をカンストさせて出現する。

連邦系最強のモビルスーツであり、運動性は全ての機体の頂点に立つ脅威の82。
サイコミュ搭載なのでNTの能力を最大限引き出せる。おまけにミノフスキー粒子散布も可能。
大気圏内では飛行形態に変形可能。一部の武装が使えないが移動力、散布範囲がさらに向上する。
NTとして高い能力のカミーユやアムロを乗せると殆ど被弾せず、片っ端から落としてくれる。

ただいくつか問題を抱えており、開発に時間が掛かり過ぎるので完成する頃には殆ど決着間際で活躍が難しい。
実際に使うには敵勢力を殲滅せずにひたすら「生殺し」しつつ開発を進めるしか無い。
細かい所だが、原作と違って設定ミスなのかファンネルミサイルが大気圏内で使えないという欠点も。
さらに終盤は宇宙での決戦が多く、飛行形態が無用になりがち。いっそマフティー編でもあれば…


V』において初参戦。
MSでは貴重な空S(ただし宇宙SのMSも多い中で宇宙Aなのが少し惜しい)であり、カスタムボーナスも含めれば変形なしMSでは驚異の移動力9となる。
(同作では移動力の基本値がそれまでの6から5に引き下げられており、その中で9というのは圧倒的アドバンテージと言える)
また、中盤になると必殺技として移動後射撃攻撃である高機動攻撃、撃墜数条件とレーン・エイムとのイベント条件を満たすことによりマップ兵器版のミサイルポッドが解禁される。



《立体化》

立体化には恵まれておらず、一般に手に入れやすいものではGFFしかない。
せめてHGUCでの展開を期待したい。
がそのライバル機の方が先にHGUC化されることに。UCを含めればグスタフ・カールにも先を越されている。
まあ、発売されても高額になること間違いないが…。

2013年にROBOT魂 <SIDE MS>にて受注生産されることとなった。
またBB戦士でも一般販売されている。ファンネル・ミサイルとスタンド、メッサーにギャルセゾンのオマケ付きである。

2016年には食玩「ユニバーサルユニット」で本機がラインナップ。
フライトモードへの変形が可能だが、膝やスカート裏などがシールで再現されていて剥がれやすい。

ニコニコ動画にMGでこの機体を作る動画がある。
見ればこの機体の大きさが分かるだろう。
また、OPのつもりで作った手書き動画が存在する。時間がある時に比較してみてはいかがだろうか。



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