子役

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子役 - (2019/06/15 (土) 14:53:54) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/20(金) 14:17:02
更新日:2023/11/01 Wed 21:29:10
所要時間:約 6 分で読めます




子役とは主にテレビドラマ、舞台、映画等で子供の役のキャストのことを指す。

子役の他にも「子供タレント」「子役俳優」など呼び方にブレがあるが、とりあえず大体は子役で通る。


●目次

概要

主に舞台やドラマなどが中心であるが、最近はバラエティーで活躍したり、雑誌のモデルになったり、アイドル(ジュニアアイドル)として活躍したりする。

つまり、カワイイは正義ということなのだ。



当然"子役"なので、大人になったらその俳優は子役とは言わない(えなりかずきは例外)。


ニュアンスは色々あるが、幼い子供とか児童が自分と同じくらいの年齢の子供役を演じることを子役と言う。


だから子役とは『子供を演じる少年少女』なのだ。
35歳のオッサンが幼稚園児の役なんてやらないだろう?


なので、20歳過ぎた辺りから肩書きが「元・子役」となり、「俳優」・「女優」となる。


昔の子役は礼儀がなってないこともあり、中尾彬がそのことに対して苦言を呈していたが、最近の子役はベテラン並に礼儀がなっている。

また古くは古谷徹池田秀一中尾隆聖、最近では入野自由喜多村英梨悠木碧のように子役から声優になるパターンもある。

基本的に使い捨て産業であり、成長に加えて、自分と同じポジションの次世代子役が登場するとそっちに移って起用が減り、忘れられてしまうことが多い。
えなりとか、まいんちゃんとか大きくなっても使われ続ける一部例外もあるが。


中には中学高校あたりから学業に専念→そのまま芸能界からドロップアウトというパターンも。

それならまだいいが、有名子役となると忙しさから生活がガタガタになったり、
ひどい場合はやっかみによるいじめや家庭環境の崩壊というケースもあったりした。


忘れた頃に久しぶりにテレビに登場して成長した子役を見ると時間の流れを感じる人は多いかもしれない(特に男の子の子役は中学生辺りで声変わりするので尚更である)。


有名な子役の例

●海外

  • マコーレー・カルキン
"外国の子役"でなら恐らく最も知名度の高い子役。
映画「ホーム・アローン」シリーズで有名になったが、そのギャラ配分を巡って両親が離婚。
嫌気が注したマコーレーは酒に溺れてアルコール依存症になり、麻薬に手を出すという凋落を辿る。
現在は俳優に復帰して頑張っている。


  • ドリュー・バリモア
7歳で出演した映画「E.T.」で注目される。
が、有名子役だったために学校でいじめられて不登校となり、私生活は荒れ、9歳で飲酒・喫煙、
10歳でマリファナ、12歳でコカインに手を染め、14歳の時には自殺未遂騒動を起こす。
15歳の時、仕事を強制した母親から独立することが認められてからは酒・煙草・薬物を一切断ち、
女優として活躍している。


  • ジャッキー・クーガン
1920年代にアメリカで活躍した子役。
当時300~400万ドルほどを稼いだが、それを母親と義父によって全て使い尽くされてしまったため、訴訟を起こした。
これが契機となり、アメリカでは1939年に彼の名前を冠した、子役の収入の一部積立や労働時間規制などを定めた
法律の「クーガン法」が制定された。


  • ゲーリー・コールマン
本名を聞いてもさっぱりわからないという諸兄も多いだろう。
しかし、40代以上ならば彼の演じた役名を告げればその容姿がピンと来るはずである。
1978~1986年にアメリカで放送された「アーノルド坊やは人気者」で主役アーノルドを演じた子役である。
しかし、ドラマでの華々しい活躍とは裏腹に幼少期から病魔に侵され、先天性障害からくる小人症や、2度に渡る腎移植、毎日の人工透析
さらには1回10万ドルともいわれた出演料は両親やコンサルタント弁護士などに吸われ、手元にはわずかな金額しか来なかったという。
その後も様々なトラブルや病に侵され2010年他界。


●昭和時代

  • 江木俊夫
1950年代後半~60年代に活躍した子役。同時期に活躍していたのは池田秀一など。特撮版『マグマ大使』の村上マモル役が有名で、他に名作『天国と地獄』等様々な映画でスターと共演した。
『マグマ大使』後ジャニーさんにスカウトされ、1960年代末期~70年代に初代『ジャニーズ』(矢吹丈の中の人がいた)の後輩グループ『フォーリーブス』の「トシ坊」として活躍。
グループで『小さなスーパーマン ガンバロン』(後輩がレギュラーの一人)初回にゲスト出演したこともあった。
『フォーリーブス』解散後は鳴かず飛ばずから芸能事務所社長になるも、薬絡みで警察に捕まった後事務所を畳み『フォーリーブス』の再結成で芸能界復帰。
メンバーの半分が他界した事でグループ活動が停止した現在も地道に芸能活動を続けている。ちなみにジャニーズ系としての後輩は郷ひろみや川崎麻世、後にビッグコンボイになった井上純一や玉木宏の上司等。

かつてドラマ「子連れ狼」の大五郎役を演じ大人気を博した子役。
早くに芸能界を引退し一時は市会議員になるなど職を転々とするが、
金銭トラブルから知人を殺害した容疑で逮捕。「大五郎殺人」として世間を騒がせた。
無期懲役の判決を受け現在も服役中である。

  • 吉岡秀隆
5歳の頃から芸能活動を始め、11歳で『男はつらいよ』(16年間)・『北の国から』(22年間)と2作もロングスパンのレギュラー出演作品を引き当てた子役。
どちらでも後半では大人になっており、ある意味ではえなりかずきの先駆者とも言える。
両シリーズ終了後も『Dr.コトー診療所』や映画版『三丁目の夕日』等で活躍している。

ご存知笑点の座布団運び。
詳しくは項目参照。

  • 相良健治
1980年代に活躍した子役。
タイガースの掛布雅之選手に似ていることからついた芸名はカケフくん。
ファミコンの主役になるなど、間下このみと子役ツートップと呼ばれ80年代を駆け抜けた人気子役である。
小学校卒業とともに引退。

現在も活躍している元子役、デブタレント枠。
実はあべ静江のファンだった父親の陰謀で子役デビューしたというとんでもないエピソードがある。

女性声優が少年役を演じることが多いなかで珍しい子役声優だった(当時は吹き替え以外の仕事もしていたが)。
その後声優一本に絞って活動を続け現在に至る。

●平成時代

  • えなりかずき
「渡る世間は鬼ばかり」にてラーメン屋幸楽の息子を演じる。ある意味日本一有名な子役。
性格面で不評は目立たず、むしろ全く変わらない外面がびっくり。しかもスキャンダルが無い(2007年に1回だけあったがそれ以外は皆無)。
何気に高難度資格持ちだったりする。
年齢は30代半ばだが、例外的に「子役」として扱われる。

同情するなら金をくれ!! で有名な「家なき子」で一躍有名に。
しかし、その後は爆発物が送り付けられてきたり、井戸田と結婚&離婚をしたり色々世間を騒がせている。
近年では母親がヌード写真集出したりAVデビューしたりと家族の暴走が目につく。

  • 黒田勇樹
ご存知ニーサン
1歳から芸能活動を始め、13歳のときに出演した野島ドラマ「人間・失格」で堂本剛を自殺に追い込んだいじめっ子役を好演。
ジャニーズファンから剃刀レターをもらう。
当時を覚えていて「仮面ライダーディケイド」で見せたあの笑顔に懐かしさを感じた視聴者も多いのではないだろうか。
今は俳優を引退しコールセンター受付をへて引っ越し業者へ就き、ニート生活を経験した末に俳優に復帰。現在は舞台をメインに活躍している。

  • 菅原隆一
映画「釣りバカ日誌」で主人公ハマちゃんの息子鯉太郎を演じたが、現在は中央競馬の騎手になっている。
やはり騎手だった父親に芸能界と競馬界どちらに進むか聞かれて騎手の道を選んだ。

  • 神木隆之介
母親が応募したことをきっかけに2歳の時にCMデビュー。
千と千尋の神隠し』の坊役で声優デビューしており、子役時代に何作も声優として出演した作品を持つ子役声優としての顔も持つ。
現在は売れっ子俳優・声優として活躍している。

  • 志田未来
6歳の時に子役劇団に入団し、ドラマ『永遠の1/2』でドラマ初出演を果たす。
女王の教室』の神田和美役や『14歳の母』の一ノ瀬未希役での活躍を覚えている人も多いのではないだろうか。
現在は売れっ子女優の仲間入り。

ご存知「こども店長」。
月9ドラマ「任侠ヘルパー」などに出演。
最近はドラマよりバラエティで見る機会が多い。弟、憲史郎君もデビューを果たし、兄弟揃って今の子役ブームを牽引する(か?)


  • 芦田愛菜
小学生とは思えない高い演技力で今一番注目の子役。
「トイレの神様」では不慣れな関西弁を猛勉強するなど努力家で、礼儀も非常に正しい。そこがまた人気の秘密。


  • 鈴木福
小学生らしく素直な性格で人気を博している。
「マルモのおきて」や「妖怪人間ベム」でハイレベルな演技を行った。
「コドモ警察」では幼児化した50歳のベテラン刑事を演じている。
仮面ライダー好きで、仮面ライダーピザと云う創作ライダーになりたいと思っている。




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